3年ぶりにバイクツーリングしてきたので感想を書く

こんにちは。ぼっちバイカーです。

2019年にバイクを降りてからはや3年半。「レンタルバイクならいつでもできるしな」と思っていたのですがコロナやらなんやらでバイクで遊ぶことに対してあまり前向きになれないでいました。

久しぶりにバイクツーリングに誘われ、ちょうどコロナも落ち着いていた時期だったので3年ぶりにバイクに乗ってツーリングしてきました!

久々のバイクツーリング

バイクリターンではないですが、しばらくバイクから離れているとどんな感じになるのか、みたいなのがわかるかもしれません。

3年ぶりにバイクツーリングしてきた話

誘ってくれたのはバイクを降りてからもゲームしたり映画みたりと何かと付き合いが続いている のの君。アメリカに住んでいる友人と一緒にツーリングするとのことで一緒に行くことに。

元々は日帰りの予定でしたが「せっかく久しぶりにツーリングするなら・・・」と泊まりツーリングに変更!3年ぶりと言うことで色々楽しみ半分緊張半分でした。事故怖い!

レンタルバイクで新型KATANAを選んだ

バイクは自分でレンタルすることに。ヘルメットもオンロードツーリング用のものは持っていないのでまとめてレンタルすることに。

レンタルしたバイクは新型KATANA(カタナ)。

スズキのバイクです。と言うのも今回参加するメンバー全員がスズキのバイク乗りだったのでネタになるかなぁーと思ったから。本当はKTMのバイクをレンタルしたかったのだけど近所では見つけられずだったので。

新型KATANA

バイクレンタル代金は二日間で3万円強と正直高いなーと感じた。でもバイクの維持を考えたら3万円ぽっちでは一年間の任意保険代にもならないわけですし、ここからさらにガソリン代や高速料金、ご飯代、お土産代など乗ってくる。改めてオートバイってお金かかると感じました。

3年ぶりにバイクについて真剣に調べたりしましたが便利なサービスも増えていたり、ビーコムのバージョンが上がっていたりとちょっとした浦島太郎状態で楽しかった。

新型カタナについては敢えて下調べを全然せずに臨みました。果たしてどんなバイクなのかな〜

久々のバイク怖すぎた件

和光の「にりんかん」でレンタルしました。にりんかんに訪れること自体が久々でしたがバイク乗りの感じはそんなに変わっていなかった印象。バイクショップ特有の「店員さんの雑さ」みたいなのすら懐かしい感じ。

車両受け取り自体はスムーズで口頭で10分ほど説明を受けたら完了。

バイクの前までやってきて、説明を受けながら店員さんがKATANAのエンジンをかけるところまできました。

店員「このバイクはイグニッションボタンを軽く押せば自動でエンジンがかかるんですよ(ポチ)」

バイク「キュキュキュキュ……………」

僕「・・・」

店員「んー、ダメみたいですねw 普通に長押しすればエンジンかかります」

バイク「キュキュ!ドドドドドドドドドドドド!!」

久々に間近で聴くエンジン音。

「社外マフラーつけてる?!」と感じるほどうるさい。ここ数年間バイクから遠ざかっていた為こんな音を聞く機会がなく、「バイクってうるさい乗り物だな」と思った。正直この時はバイク乗りよりは一般人目線での感想だったことに自分が驚きました。

車両を受け取り、店員さんとお別れ。

そして改めて自分でエンジン始動!

店員さんがエンジンをかけた時はうるさいと思った音も、自分が跨った状態だとむしろ誇らしくなるあたりが不思議だよな。

大型バイク自体は色々乗っていたので取り回し自体問題なかったです。新型カタナは取り回しもしやすい部類だと思います。ただ、僕が不慣れすぎてバイクの重さとかに戸惑いました。

そして、りんかんを脱出。自宅を目指します。

がこのバイク、全然曲がりません。

車線変更や交差点を右折しようとするときにバイクを倒そうと思っても全然傾かず、曲がりたい方向に全然曲がらない。自分の体重移動の下手さを感じつつ、ハンドルを抉って無理やり曲げてなんとか帰宅しました。

大型バイクですがアクセルのレスポンスはそこまでキツくなく、マイルドな印象でした。足つきはオフ車と比べたら全然余裕で”べったり”でした。

この時はとにかく扱いずらくて、難しいバイクをレンタルしてしまったなぁ。と言う不安しかありませんでした。

曲がりづらさは走行モードが原因だった

翌朝、楽しみすぎて早朝に出発!!

走っていて気がつきました。どうやら店員さんが走行モード?トラクションコントロール?の介入が一番強いモードにされていたようです。どおりで曲がりにくいわけだ・・・。

新型カタナのメーター

スポーツモードに設定したら余計な制御が介入されなくなり、ヒラヒラとバイクならではな自由な感じになって一気に楽しくなってきました。

早朝の高速も快適。アクセルを開ければ開けるだけスムーズに加速するので速度違反しないよう気をつけるのが大変でした。高速の制限速度を順守するなら1-3速で十分ですね。

電動バイクのアクティビティ!

集合場所の海老名に到着したら、すぐに出発!ではなく、電動バイクのアクティビティで遊ぶことになっていました。

そこら辺はこの記事で書いています。

海老名のe-TRAIL PARKで電動バイク「SUR-RON(サーロン)」に乗ってきた話

ひと汗どころか全身ガッツリ疲労感を感じつつ、いよいよツーリング開始!!

目的地は伊豆

今回は伊豆が目的地。

バイクに不慣れな僕とアメリカの友人をのの君にサポートしてもらいながら進みます。のの君にビーコムを借りたのでコミュニケーションは超快適だった!!

なお二人のバイクはこれ。

Husqvarna 701 SUPERMOTO、新型カタナ、Harley-Davidson Pan America 1250

3人ともレンタルバイク。のの君はバイク持っているのに、なぜか大型バイクのハーレーをレンタルしてて頭おかしいなって思った()

電動バイクやらバイク用品店で時間を食ってしまったこともありお昼ご飯はスキップして目的地へ!観光もせずにただひたすらの移動w

正直KATANAに全然慣れず、ツーリングはついていくのに必死でした。ただ久々に複数台でバイクで走る楽しさと言うかワクワク感は相変わらず最高。また下道を自分のペースで走る楽しさも相変わらず最高でしたね!

宿はゲストハウス「ホステル 8/32」

そして夕方ごろに宿に到着。お世話になる宿は「ホステル 8/32」というゲストハウスです。

伊豆ゲストハウス 「ホステル 8/32」

のの君の知り合いの方が運営している宿で、とにかく「手作り感」がすごくて感動。8/32は「終わらない夏休み」ってことかな?

正直久々のバイクで疲れたのでもうこのまま寝てしまいたいのですが夜はバーベキューなのでその準備をしなければ!機材は全部手配済みですが食料はこちらで持ち込まないといけません。あとお風呂はシャワーがありますがせっかくなので近くの温泉を利用しつつ、BBQの食材を調達しにいきました。宿からはやや遠いのでできれば事前にスーパーで購入しておくとスムーズっすね。

そして・・・

待ちに待ったBBQ!

アメリカ帰りの友人がアメリカスタイルで焼いてくれて美味しすぎた!

アメリカ仕込みのBBQ最高

BBQは最高すぎました。

夜は3月ということでまだ寒かったのですが星もえぐいくらい見れて最高。疲労感と満腹感と幸福感に包まれながらベッドに沈むように寝てしまいました。

宿のオーナーさんのクセが強い!

ここのオーナーであるイケダさん。関東のオフ車界隈だと割と知っている人も多いかもしれません。

オーナーのイケダさん

彼はバイク乗り。色々なバイクに乗られていますが特に有名なのが「ボロンコ」というバイク。怒りのデスロードばりにヤマハのブロンコを限界まで改造して山を走ったり冬の北海道を走ったりレースに出たりしているようです。ボロボロなのでボロンコ。

そしてオーナーさんと同じくらい存在感があるのがこの方。

ゲストハウスのCEOのネコ

ゲストハウスのCEOはこの御方。最近名前がついたらしい。

動物を飼ったことがない僕ですがこの猫ちゃんは愛嬌が良くて、見ず知らずの客にもすりすりしてくれるくらいにはフレンドリー。

オーナーさんはバイクの知識は旧車から現行車まで対応してるし、カスタム知識もすごい。ツーリングについても日本の色々なところを旅しているようなのでバイクや旅が好きなら話が尽きないはず。バイク以外でもとにかく人生経験が豊かで経験値の幅が広すぎて、それらを一言で言い表すなら「クセが強い!」と言う感じかな。偏屈な感じでは全くなく人見知りの僕もすぐ安心できるくらいには物腰が柔らかい方であることも補足しておきます。

ホステル8/32のクセが強い!

実はゲストハウスというものを初めて利用しました。でも僕が想像していたゲストハウスの「小汚い雑魚寝な感じ」は皆無でした。少なくとも室内は綺麗でちゃんと男女が分かれておりトイレも綺麗。

木の良い香りのベッド

マットレスもふかふか!高級マットレスだったのね。

寝る場所だけじゃないです。このゲストハウスにはこたつがあるリビングも。

実家のような安心感
刺さらないものがないっていうくらい刺さった
僕が初めて買ったスーパーファミコンのタイトルだ!
書籍もたくさんある

ゲームも色々あるので雨で一日宿にいても無限に時間が潰せますわ。

前提知識なしだったので死ぬほど驚いたトイレ

バイク乗りはもちろんですが、家族連れとかでも日程によっては貸切もできるらしいので強くお勧めしたい。一泊3000円/人です(ダイレクトマーケティング)

伊豆ゲストハウス – HOSTEL8/32

二日目はバイクにだいぶ慣れて楽しかった!

翌朝はゆっくり起きるつもりでしたが目が覚めてしまったので漫画を読んだりして充実した時間を過ごしました。

そして朝ごはんと朝風呂できるスポットを紹介してもらい、チェックアウト。「今度は家族づれでお世話になります!」とオーナーさんへ伝えつつ、宿を後にしました。

ゲストハウス、よかった!

しっかり寝てチャージ完了!出発です!

バイクの機嫌も良く天気も最高で気温もちょうどいい。朝の道は混雑しておらずマイペースに走れ楽しかった!

昨日よりも操れている感もあって楽しかった。

海を見ながらお風呂!

こんな場所にやってきました。

舟戸の番屋

ここで海を眺めながらお風呂に入れます。

海を見ながらお風呂。最高では?(被写体の方には許可を得てます)
入口はこんな感じ

海を眺めながら海に入るの、端的に言って最高でした!!お湯の温度がまたちょうど良くて。。。

トイレも何もないのでご注意を!

そして朝ごはんは・・・

下田の金目鯛

金目鯛!

K I N M E D A I !!!!!

実ははてなブログをやっていた頃から「伊豆に行ったら金目鯛を食べた方が良い」と聞いており、いつか食べてみたいと思っていたんです。お値段は高めですが「次に下田へ行ったら絶対に食べる!」と決意していたので迷いはありませんでした。おりゃっと注文。

美味しそうなニューサマーオレンジドリンクも一緒に。。。

この金目鯛が最高で・・・これだけでご飯3杯食べれちゃいます。

正直、僕は魚の煮付けって甘くて酸っぱくて苦手だったのですがこの金目鯛は全然嫌じゃなかったし、最高に舌鼓でした!

ここでアメリカの友人の友達とも合流。お腹を満たしたら最終目的に向けてひたすら走ります!

いよいよ旅も終盤

道中、のの君のパンアメリカとチェンジしたのですがとにかく乗りやすくて快適で最高でした。正直カタナより全然欲しいなって感じました。エアサスで乗車中は足付きが良くなったり、峠などのカーブ中はカーブの先にヘッドライトが照射されたりと未来装備すぎて驚きましたよ。のの君はつまらないと話していたけど、僕はこのくらいマイルドな方が好きなのかも。

大観山展望台で解散

最終目的地はターンパイク。大観山のバイク乗りの聖地みたいな場所。のの君はここで結婚式を挙げたこともあり思い出深いスポットなのです。

僕もはてなブログツーリングした時はターンパイク利用したなぁ〜。あの時は色々初めてで緊張したけど達成感もすごくて楽しかったなぁ〜とか色々懐かしくてちょっと泣きそうになった。

大観山展望台
ヤマハ テネレ700が展示されていた

すでにお昼過ぎくらいでしたが、バイクレンタル時間が気になっていたので食事はせずにこのまま解散することに。

二度と一緒に走ることがないだろうバイクたち
のの君がレンタルしたパン・アメリカ
アメリカ帰りの友人がレンタルした701Supermoto
二日目から合流した友人のGSX何ちゃらR
新型カタナ

各々のペースで帰宅しました。この頃にはカタナの乗り方が少しずつわかってきて相棒感が少しだけ芽生えている気がしました。特に高速道路では大型バイクの快適さはすごいですね。

なんとか返却予定時刻一時間前に到着し返却。

事故ったり傷つけないか心配だったので返却完了した時に感じた「言葉にできない安堵感と達成感」がものすごかった。そして何より、無事に帰宅できたことを実感した瞬間にドッと疲れがやってきました。

ぶっ通しで走ってきたのでお腹も空いており、せっかくなのでにりんかんの近くにある高島平でご飯食べることに。

・・・

なんか場違いな場所に来たぞ

イタリアントラットリア。バイクは返却済みなので安心して飲めます!喉が渇いた体にシャンパンは最高でしたわ!!

新型カタナのインプレッション!

バイク自体久々の僕ですが新型カタナのインプレを書いておきます。

新型KATANAのよかったこと

オリジナルカタナがどのようなバイクなのかは知らない、いわゆるカタナ自体に思い入れは特にない人間のインプレです。

まずこのバイクの特徴的なデザイン。好きです。一見しただけでカタナってわかるのは良いし、乗っているとだんだんと愛着が湧いてくるキャラクター性を感じた。

乗り味について。

まず普通に乗りやすいです。停車時の取り回しも大型にしてはそこそこ良いし、最初は慣れが必要ですが慣れてくると雑なクラッチワークでもダラダラ走れるし、ギアを落としてエンジン回転数上げてキビキビ走るのもできる。大型エンジンの圧倒的なトルクでぐいぐい加速して楽しい。アップライトなバーハンドルなのでツーリングにも向いていますね。マルチファンクションメーターの機能もそこそこあるし、天候や道でモードを使い分ければ楽しめるはず。とにかく慣れてきたら素直で加速力もすごいので満足できます。というか自制心が大変。

オフロードバイクに乗っていたこともあり、強風の中高速で100km/hで走ってもバイクが全然不安じゃないことには驚きました。多分150km/hくらい出しても全然平気なのでは?

SSと比べたら流石にアレですが、重心が高いので操っている感がある楽しいバイクでした。

KATANAの悪かったこと

これだけは言いたい。

「クラッチが重すぎる」

21世紀にもなって160万円する新車の大型バイクのクラッチがワイヤー。。。渋滞区間では特に、クラッチをにぎにぎするのが大変でした。

不慣れな僕が悪いのですが、それでも大型バイクのクラッチワイヤーを弾き続けるのはしんどい。もし僕がこのバイクを買ったらなんとか油圧のブレーキに換装したいと思いました。これだけでツーリング中の疲れは圧倒的に変わるはず。

あとは大型バイクなので仕方がないのですがエンジンの熱がすごい・・・今回は激しい渋滞には巻き込まれなかったですが夏の下道ツーリングだけはしたくないですね。

気になったのはこのくらいですかね。足付きもオフ車に比べて低くて乗りやすいし、取り回しや乗った感じも慣れれば問題ないと思った。二日間ずっと乗ってたけどシートが良いのかお尻の痛さは感じなかった。

あとは、純正なのにマフラーがうるさいなって感じました。閑静な住宅街だったら確実にうるさいやつ。高速走行中に加速する時はなかなかに気持ちが良い音でしたが、静かな場所だとかなり気を遣うと思います。

そのくらいかな。目立った欠点もない優等生なバイクだと感じました。

ただ僕は250ccの方が好きだなって再認識した

大型バイクに乗って感じたのは「バイクの重さとパワーの持て余し感がすごい」ってこと。もっと軽くて手軽で雑に扱える方が僕は好きだなぁって。

やっぱりオフロードバイクが好きだなぁと思った。視線も高いし、雑に扱える方が好き。カタナはレンタルということもありかなり気を使ったし。。。

ちょっとアクセルひねれば即天国に行けるポテンシャルは不要だなって。加速感は確かに楽しいのですが、重さやエンジンの熱さなどなど考えると250ccのバイクの方が好きだと感じました。

まとめ

久々にレンタルバイクして泊まりのツーリングに行ってきました。

本当はもっと一緒に走った人たちとのやりとりとか書きたかったんだけど文字数がおかしくなるのでこのへんで。

感想としては「やはりバイク!バイク乗りたいぜ!」というよりは「無事に帰宅できてよかった・・・疲れた・・・」っていう感情でした。現地で走っている時は楽しいけど、帰りの高速道路の渋滞とか事故の恐怖とか、バイク久々だったこともあり心理的に結構疲労しました。

また気が向いたらバイクレンタルしてツーリングしたいと思います!

こんな感じ。

 

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