【5章】サーロンLightBeeを12インチホイール化する【後編】

こんにちは。ぼっちバイカーです。

サーロンの12インチモタード化もいよいよ佳境。

前回の記事で前後ホイールにタイヤ取付まで完了しました。(僕はお店に任せただけだけど)

【4章】サーロンで履ける12インチ用タイヤを取り付ける【中編】

ということでこの記事ではタイヤを取り付けた12インチホイールをサーロンLight Beeに装着するだけ。それがめちゃめちゃ苦労しました!

サーロンLight Beeに12インチホイールを取り付ける

フロントとリアそれぞれタイヤを取り付けていきます。

まずは比較的簡単だったリアタイヤから取り付けていきましょ。

サーロンのリアタイヤを12インチへ変更する

やること自体はトリッキーなことはなにもない。

  1. アクスルシャフトを外して純正ホイールを外す
  2. 純正ホイールからリアスプロケットとブレーキディスクを外す
  3. 外したパーツを12インチホイールへ取り付け
  4. サーロン本体に12インチホイールを取り付ける

早速やっていきましょ!

1. 純正ホイールを外す

純正ホイール外しは以前の記事で書いているので省略。

【3章】サーロンを12インチホイールでモタード化する【準備編】

純正ホイールを外したら次へ。

2. 純正ホイールからスプロケとブレーキディスク外す

今回は純正ホイールについているリアスプロケットとブレーキディスクをそのまま流用します。

理由は追加でスプロケを購入するのはコストがかかるから。まずは純正パーツ移植でどんな感じなのかを見てみたいから。

サーロンLight Beeの純正ホイール

ホイールを外したら、スプロケとブレーキディスクを外す。スプロケ側からやってみることに。

リアスプロケを外す

スプロケットは5つのボルトで止められています。

このボルトにはロックタイトがしっかりと塗布されているので緩めるのは大変。間違って舐めたりしないよう、押し付けながら丁寧にかつ力を集中させて緩めます。

僕は長男だから緩められたけど次男だったら緩められなかった

本当はちゃんとした工具でやるつもりだったけどWeraのレンチで普通に緩められた。

なんとか外れた。ネジロックカスがすごい
外したボルト

ボルトは金属ブラシでゴシゴシしたら、12インチホイールへ移植します。

12インチホイール、完成をイメージしろ

・・・

まって?想像以上にスプロケがでかくて(ホイールが小さくて)、スタントバイクみたいな風体になっちゃったんですけど!

AxxLさんのサイトより引用

かっこよすぎでは?(錯乱)

リアブレーキディスクを外す

続いてブレーキディスクです。同様にボルトを緩めて外す。

ディスク部分は油分厳禁
ボルトは全部で6本

案外ラクショーだったな!

3. 外した純正パーツを12インチホイールへ取り付け

外したスプロケとブレーキディスクを12インチホイールへ装備しましょ。

ロックタイトを塗布しよう

もともとロックタイトが塗布されていたので、ネジロックし直すためにホムセンで買ってきた。

LOCTITE 243

高強度と中強度で迷ったけど今回は中で。様子をみて緩むようなら高強度に変更するつもり。

純正リアスプロケット取り付け

同じくスプロケ側から見ていきましょ。

一面だけ塗布して・・・(ちょっと多かった)

5本を差し込んで指で回していきます。

まずは指で回せるところまで締める

その後、対角線上に規定トルクで締めていきます。

できた!

リアスプロケットのボルトはM8でトルクは20-30N・m。ヘックスです。

次!

純正リアブレーキディスクを取り付け

ブレーキディスクも同様。

取り付けイメージ

同じく指で締められるところまで6本全部締めます。

これを…
こう!

このボルトは6Mで、トルクは12N・m。こちらはトルクス。

とりあえず無事取り付けできたぞ!

アリエクでかったノーブランドのサーロン用12インチホイールということで不安しか無かったけどひとまずハブのボルトのネジ穴は問題なさそう。やったね。

ベアリング保護用のオイルシール取り付け

12インチホイールを注文したときに一緒についてきたオイルシールをセットします。

オイルシールは後から届いた
グリスを塗布したらベアリングの上にかぶせる
OK!
裏側も保護

グリスを塗布してベアリングを保護してもらうよう祈りながら入れるだけ。

このオイルシールがベアリングに水やゴミが入るのを防いでくれるらしい。頼むぞ!!

4. ホイールをサーロンに取り付け!

いよいよです。

ネットでは100/90-12のタイヤなら問題ないという情報を得ているけど本当なのか。そして僕のサーロンはLight Bee S(L1j)なのでフレームとか実は違う、というオチはないか?

と最後まで不安でした。

ちゃんと取り付けられるのか?

・・・その結果。

・・・・

・・

やったぜ!

えっ、めちゃめちゃかっこいいのでは・・・?

リアスプロケが相対的に大きくなってていかつい!これスクーター用のタイヤなんだぜ?かっこよすぎィィぃ!

・・・

取り付け自体は全く問題なかったです。

タイヤを外して、戻すだけ!

取り付け自体は簡単で一安心。

ブレーキホースは干渉してしまうことがわかった

タイヤが太くなると気になるのが、各部の干渉の有無です。

確認したところブレーキホースはしっかり当たっていました。

ホイールやタイヤにブレーキホースが干渉している
別アングルからも・・・

これで走ったらホースが切れて糸辺に冬。これ対策しないと走れないです。

ホースの長さは余裕があったので、困った時のタイラップ/インシュロック/結束バンドでパウっと解決!!

こう!

分かりづらいかな?

こうなりました

もう少し良い方法がないかなぁとフレームとか調べましたがタイラップでの対応だとここ以外は厳しそう。

ブレーキにはL型のバンジョーというものがあるらしいのでブレーキメンテするときに切り替えたら安心できそう。

こんなの?

タイヤとチェーンの干渉はなかった!

サーロンが太いタイヤを履くと干渉するのはチェーンです。

チェーンとの隙間はこんな感じ

一番狭い部分を測ったら約6.5mm。今回タイヤ幅100でこれなので110履いても+5mm。ギリギリを攻めるならタイヤ幅110もいけるのか?次回履き替えるときはチャレンジしてみるのもありかな。

万が一読者の中で12インチホイール化するような酔狂な方がいたら110タイヤ、ぜひチャレンジしてみてほしい。チェーンに干渉する場合には人柱見舞いとしてこれをプレゼントするから!!

使い方は・・・わかるね?(にっこり)

Light Beeのフロントホイールを12インチ化

フロントホイールも同様にやっていきます。スプロケがついていないのでフロントは簡単だろ!(フラグ)

  1. アクスルシャフトを外して純正ホイールを外す
  2. 純正ホイールからリブレーキディスクを移植
  3. サーロン本体に12インチホイールを取り付ける

なお、オイルシールはフロントには付属していませんでした。純正ホイールもフロントはベアリング丸出しだったのでそういうものなのかも。

1. アクスルシャフトを外してホイールを外す

フロントホイールを外しましょう。

各部ボルトを緩めて・・・
全部はずしてしまいましょ

アクスルシャフトを引き抜けばホイールは簡単に外れます。

ホールは簡単に外れる

とりあえずこのタイミングでタイヤ付きホイールがフォークにどのくらい干渉するかをチェックしてみます。

分かりづらいけどタイヤがフォークガードにしっかり干渉する

フォークガードを外せば当たることはなさそうなのでOK!とします。※でもめちゃめちゃキツキツでこれ本当にはいるのか?って不安になったのは内緒。

2. 純正ホイールからブレーキディスクを移植

気を取り直してブレーキディスクをさっと外していきましょ!

じゃあの。純正ホイールくん。
そこまで強いトルクはかかっていないかな
出来た!

フロントブレーキディスクのボルトはM5でトルクは8-10N・mでしたん。

サーロン本体にフロントホイールを取り付け

いよいよ取り付けです。太さを試した時にめちゃめちゃキツキツだったので緊張。

まずはフロントフォークガードを外します。このままだと干渉するので。

フロントフォークガードを外す
ガード類のボルト

でホイールを取り付けるのですが、、、

え、これブレーキキャリパーが干渉するのでは?

フォークを180度回したりと試行錯誤するもブレーキキャリパーが邪魔でホイールが取り付けられない!ブレーキディスクをキャリパーにはめようとするとタイヤが当たってまっすぐ取り付けられない!知恵の輪状態。

???「だったら・・・」

ブレーキキャリパーが当たるなら、、、
取ってしまえばいいじゃない(キャリパー)

まさかタイヤ取付のためにキャリパーを外さないといけないなんて・・・

でもこれで無事取り付けできそう。サンキューマリー!

フロントホイールのカラーはこれ。ベアリングにピッタリ付く

ホイールを取り付けてブレーキキャリパーをつけ直す。文字で書くと簡単だけど不器用な僕には大変でしたわ。

つ、ついた・・・
どうしても左右のサスの長さが合わなくて一旦プリロードの空気全部抜いた

アクスルシャフトを取り付けまでいけば人まずはOK。

ここから「調整」をしていきます。

ブレーキホースの取り回しをいじる

このままだとホイールにガッツリブレーキホースがあたってしまうことがわかりました。

そこで、

ブレーキホースラインをインシュロックで調整

写真の通りホイールから近いのでギリギリまで曲げてます。これもL型のバンジョーがあれば解決するみたいなのでそのうちチャレンジしてみたい。

仮止めはこんなかんじ

ハンドルを左右に振ったり、サスペンションを力強く押し込んだりしてホースが動かないか、またテンションがかかり過ぎていないかをチェック。

ひとまずはこれでOKか?

次!

フォークガードは削るしか無い

フロントフォークについているプラスチックのガードは、どう頑張ってもタイヤに干渉してしまいます。

ガードに当たってホイールが回転しないレベル

これはもう仕方ないので「削る」の一択。プラのガードなんて数千円で買えるでしょ!

それが嫌な人はガードを外してしまうのもあり。ただガードがないことでインナーチューブに傷がついてしまう可能性も考えてみてほしい。

僕はモタードスタイルにする上でフォークガードはあったほうが格好良いと思うので残すために、タイヤに干渉する部分を削りました。

その結果がこれ。

上から見た時の図

正面から見ても同じで見ずらい?

フォークガードをビローンと左右に引っ張って写真をとってみた。

左のフォークガード
右のフォークガード

プラのガードが多少曲がっている事もあって削る面積は左右で多少違ってました。多少余裕をもたせて削ったほうが安心だなぁと思いつつ、削りすぎると恥ずかしいのでバランス見ながらですな。

タイヤに干渉しないくらい削ったら、完成です!

サーロインLight Bee 12インチホイール化が完成!

ということで12インチホイールが無事に付きました!下調べからここまで長かった!

Sur-ron Light Bee L1j MINI SUPERMOTO

え、かっこよすぎでは?

太いタイヤってだけでも格好良いのにリアスプロケがバカみたいにデカイからなんだかカスタムしたマシンみたい!(これはカスタムしたマシンです)

反対側はこんなかんじ(唐突な夜)
めちゃめちゃ楽しい原付き1種バイクが出来てしまった…

純正である17インチホイールにブロックタイヤを履いたサーロンが完成形だと思ってますが、ミニスーパーモトもめちゃめちゃ似合う。これで街乗りできちゃう。しかも原付き1種!最高に馬鹿なバイクでしょう?

サーロンならナイトランも楽しい!

L1jはもともと街乗りとして運用するつもりでした。バッテリも少ないしパワーもよわなので。ならばいっそ街乗りなので走行性能よりもかっこよさ重視にしたい。おかげでホイール12インチ化は想像以上にかっこよく仕上がった大満足。俄然サーロンへのモチベーションや愛着が高まった!

ただホイール12インチ化したことで弊害も色々出てきたのです。そのあたりを次の記事で紹介するつもりです。

こんな感じ。

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