こんにちは。ぼっちバイカーです。
タイトルの通り、レコードプレイヤーを持っていないのにレコードを買ってしまった話です。
オチを最初に書いておきますが、結局レコードプレイヤーを買ってしまい、結果、現在はレコード沼にずぶずぶと沈んでいます。やったね!
プレイヤーを持っていないのにレコードを買った話
2022年8月9日に僕はFinal Fantasyのオーケストラコンサート「FINAL FANTASY 35th Anniversary Distant Worlds: music from FINAL FANTASY Coral」を聴きに、丸の内にある国際フォーラムに来ていました。
FFオーケストラコンサートきた。外回っとる pic.twitter.com/w4doiSWE4x
— ぼっちバイカー (@botti_bk) August 6, 2022
Final Fantasyのオーケストラコンサートはずっと昔から行きたいと思っていた念願のコンサートでした。
感想を一言で書くと、めちゃくちゃよかったです・・・。
FFの曲が好きならぜひ一度は行ってみてください。一番好きなFF8のOPの曲「Liberi Fatali」をオーケストラでしかもフルコーラスで聴けたこと。感無量でした。
・・・
でで。このオーケストラコンサートが良すぎて、あと感動のあまりに「音源が欲しい!!」となったのです。
そして物販コーナーへ行ったところ、、、、、気づいたらレコードを買っていたのです。え。
買ったレコード「FINAL FANTASY Series 35th Anniversary Orchestral Compilation Vinyl」は2022年8月31日発売予定のアイテムで、会場限定で先行発売されていました。
いや、ちがうんです!
会場で展示してあった天野先生のイラストが最高すぎて、この絵がレコードのジャケットになっていてもう脳みそを通過せずに反射的に購入していたんです。
レコードって大きくすぎてカバンに入らないです。レコードって重いんだなって。
というか、家にレコードプレイヤーないのになんでレコード買ったんだろう。・・・馬鹿なのか?
というかレコードって今でも流通しているの?
そもそもレコードってみなさん知っています?
僕が初めてレコードを意識したのは映画『ショーシャンクの空に』で主人公アンディが看守の目を盗んで監獄でレコードプレイヤーを流したシーンでした。とてもじゃないけど時代が違いすぎて逆に未知の機械って感じ。黒電話と同じくらいのイメージ。
レコードとかいう音楽再生機はとうの昔にCDに仕事を奪われたはず。そしてそのCDですら今や売れ行き低迷で音楽はサブスクの時代に突入しているわけです。そんな現代にあえてレコードを持っている人は「デジタルよりアナログの方が音が良い」と信じているオーディオオタクだけでしょう?って思っていました。
じゃあなんでスクエニはレコードでアルバムを出したの?オーケストラコンサートに来る観客はレコードプレイヤーを持っている人が多いの?
コンサートから帰宅し、気になって調べてみました。
するとここ数年でレコードがまた人気が出てきているとうことがわかりました。しかもレコードを買う層は若者にも増えてきているんだとか。
レコードは曲の重みがあるらしい
なんでも、サブスクやYoutubeで聴ける現代では「曲が軽く感じる」と考える人が多いんだそうです。重い軽いというのはもちろん思い入れの話。
サブスクって聴き放題で便利ですが、その分一曲一曲への想い入れが感じにくいんだそう。その点レコードは音楽を物として所有できる喜びというか、所有感を満たすことができる。CDの方が便利ですがレコードの方がジャケットが大きくて、品があると感じるのは僕だけではないはず。納得です。
例えるならば、サイゼリアでドリンクバーで飲むコーラと、高級レストランで1杯950円するコーラでは味が違うと感じるようなものなのかな。
自分が好きな作品をレコードとして所有する楽しさ
よく聞く話ですが、「レコードはアナログなのでCDなどのデジタルデータではカットされる音域も全て聞こえるからえらい!」という主張。
言いたいことはわかるのですが、今ってそもそも曲をマスタリングするのだってデジタルですし、音源のマスターデータだって多分デジタルで管理している気がすんですよね。
もちろん昔のアナログで作っていた時代のレコードは置いておいて、現代の曲をあえてアナログで聴くメリットなんてほぼないんじゃないかなって。
それでもレコードが流行ってきているのは、音源の良さ、よりも「所有している楽しさ」だと思います。僕もFFコンサートが良かったから買ったわけですし、別にデジタルよりも音源が良いから買おうと思ったわけじゃあないんです。
自分が好きな曲をレコードとして所有していく。なんていうか自分の人生の通過点を集めていくみたいで素敵。
海外でも自分が好きな作品はレコードを買う習慣があるらしく、日本独自の文化ではないようです。いいね。
レコードプレイヤー PS-LX310BT かっちった
かっちった。
Sony PS-LX310BTはレコードプレイヤーの中だとエントリーモデルに毛が生えたくらいのモデル。
何よりもBluetoothに対応している点が刺さりました!!
レコードを聴くぞ!と思ったら、通常は有線でまずアンプに繋ぎ、そこからスピーカーに接続します。でもアンプって高くてエントリーモデルでも5万円くらいしちゃうしスピーカーも買わないといけない・・・ってなるとイニシャルでの出費が大きすぎるなって。
オーディオ沼とはよく言ったもので、家で使うアンプでも100万円を超えるような代物もあるし上を見上げるとキリがない。そもそもそんなにこだわりはないんです。
Bluetoothスピーカなら家にあるので手始めにはちょうど良いし、この商品は有線も対応しているのでレコードのアナログオーディオ沼にハマった時には切り替えられる。もちろん有線ではなくてBluetoothスピーカーをアップデートするのもアリ。
とこの先どうやって付き合っていくかがわからなかったので色々できるPS-LX310BTを選択しました。
比較した商品としては、もう少し安くてBT対応しているオーディオテクニカのこれですね。スペックやデザインやら色々比較してみましたが、無線接続がやや大変らしいという口コミがあったのでSonyを選びました。
レコードプレイヤーを持ってみた感想
ということで、人生で初めてレコードプレイヤーを買ってしまった!
曲が流れるだけで感動したのなんて久しぶりだよ pic.twitter.com/R74lzjwwHB
— ぼっちバイカー (@botti_bk) August 9, 2022
もうね、音が出るだけで感動。でっかい円盤に針を落としてぐるぐる回っているだけなのにこんな素晴らしい音楽が聞こえるなんて不思議すぎる。
回っているのをみてるだけでも面白いし、今までデジタルで聴くのが当たり前だったのでなんだか斬新なんです。CDだってPCのディスクトレイに入れたらPCのiTunes上でインポートするだけだし、音楽を再生しているという実感がない。
レコードは新鮮ですが、すぐに気づきました。
・・・
・・・とにかくめんどくさい。
CDは昔はたまに買っていましたが、CDとは比較にならないくらいめんどくさいです。
具体的には・・・
- 再生がすぐ終わってしまう!
- あれだけ大きなディスクなのにあっという間に終わってしまいます。レコードにもよりますが15分くらいかな。
- 「次の曲」「前の曲」と言ったスキップができない。リピート再生できない!
- 曲の変更はめちゃめちゃ大変です。レコードの針を持ち上げて、次の曲を狙って針を下ろすんです。一応曲の開始位置は深い溝があるのですがそれめがけて落とすのも結構大変です。
- プレイリストとか作れない!
- 当たり前ですが聴く順番やリピート、そして好きなプレイリストを自動再生してくれるようなことはありません。
- レコードの手入れがめんどくさい
- ネットで調べると聴いた後にはクリーニングを!みたいなこと言っている人もいた。無理!
ね?めんどくさいでしょう?
でもね、この面倒臭さがまた良いんですわ。手間かけて音楽を聴くっていう行為全体が体験って感じ。
気分を切り替える時にレコードって良い
上で書いた通り、忙しい時やBGMとしてレコードを聴くのって結構めんどくさいです。
でも在宅勤務で朝仕事を始める時に聴くとかなり良いことに最近気づきました。
僕は切り替えが下手なのですが、仕事を始めるときはまずレコードで何を聴くか選ぶ。そしてレコードをセットして再生開始したら仕事を始める。こうすると初っ端から集中して仕事できることに気づいたんです。
集中し出すとレコードが再生終了しても気づかないのでそのままあとは仕事モードでやっていけます。
まとめ
レコードプレイヤー持っていないのにFFオーケストラコンサートが良すぎてアナログレコードを買ってしまったよって話でした。
結局プレイヤー買ってしまいましたが、買って良かった!
自分が好きな曲を大きなジャケットとして所有できるのって豊かだなって思いました。
ゆっくりジャケットを見ながら音楽を聴いても良いし、仕事始めのきっかけとして使っても良いし、サブスクにはない良さを実感しました。
とはいえ今後は全部アナログ!とはとてもじゃないけど思えないです。
まぁまあ好きな曲とかBGMとして使うときはサブスクだし、その中でも自分が好きだなって思える曲は今後の人生の軌跡、的な意味でレコードを買っていくような付き合いにしたいなって思っています。
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思っていたのだけど・・・
・・・あれ?笑
レコードは仲間を呼ぶからみんなも気をつけて!!!
・・・
レコード文化は古いこともあって色々ネットの情報が偏っているように感じたので、初心者なりに気づいたことなどをいくつかに分けてブログで紹介するつもりです。
こんな感じ。