【4章】サーロンで履ける12インチ用タイヤを取り付ける【中編】

こんにちは。ぼっちバイカーです。

サーロンLight Bee S(L1j)を12インチモタード化する作戦も大詰め。前回の記事で12インチホイールを入手。とりあえず仮取り付けしたところシンデレラフィットでした。

12インチホイール、小さい!

ホイールの選び方や探し方については前回の記事をチェック。

【3章】サーロンを12インチホイールでモタード化する【準備編】

この記事では12インチタイヤの選び方と取り付けについて書きます。

サーロンLight Beeに12インチタイヤを履かせる

僕が購入したホイールは前後とも「リム幅2.15の12インチホイール」です。なのでホイールが対応しているタイヤは「リム幅2.15に対応している12インチタイヤ全て」です。

12インチタイヤを選ぼう!

と調べる前にもう少しだけ条件を絞る必要があります。

なぜなら「ホイールにタイヤが付いたとしてもタイヤ付きのホイールがバイクに取り付けられるのか」は別問題だから。

例えば、規定よりも太いタイヤやタイヤの山が高すぎるタイヤだとバイクのスイングアームなどに当たってしまいお話にならない。

タイヤはどれを選べば…?

だからバイク用品店のタイヤコーナーでは車種を伝えれば店員さんが対応するタイヤを選んでくれるのです。

・・・じゃあサーロンは?

サーロンにも取り付けできる12インチタイヤはどれ?

まず結論。海外のフォーラムやRedditで事例を見る限り以下のようです。

  • フロント
    • ポン付け:90/90-12
    • フロントフォークを削るまたは外す:100/90-12
  • リア:100/90-12
100/90-12とは「タイヤ横幅100mm、扁平率(丸さ)が90%、12インチホイール対応」という意味です。
僕はタイヤ初心者なので上記数字を信じて同じサイズで選ぶことにしました。
といいつつ、スケベ心だして「タイヤ幅110も入らないかなぁ。太いほど偉いに違いない!」と思い、にりんかんでタイヤの高さも調べたりしてみました。
左100/90-12、右110/90-12

当たり前ですが右のほうがタイヤ幅が10mm太くなる。太いほうがかっこいいけど入るのか不安…。

さらにタイヤ幅が同じでも扁平率が違うと太さが目に見えて違うのでもう大変。色々迷ったけど今回は先人の知恵よろしく、100/90-12で行くことに。

100/90-12のタイヤからどれにするのか

タイヤサイズが決まったらどれを履くのか決めましょ。

各タイヤメーカーのカタログをにらめっこして選ぶのも良いですが、バイク用品ECサイト「Webike!」ならサイズ指定することでメーカー横断して対応タイヤが出てくるので便利です。

Webike!では21種類ヒット

欲しいタイヤは決まった?

タイヤ取付け、自分でやるかショップ任せか

僕は以前オフロードバイクに乗っている頃は自分でタイヤ交換をしていました。なのでタイヤ交換はできる、できるのですが色々な方から「オフロードバイクのタイヤ交換はラクショーだね。オンロードタイヤは本当硬いんだよ〜」と聞いていたので正直怖い。ビートブレイカー持っていないし、モタードのリムなので自分でやって傷だらけにするのはちょっと悲しい。

ということでタイヤ交換は今回はショップにお願いすることにしました。

にりんかんでタイヤを選んでみた

馴染みのバイク屋さんが無いのでタイヤ交換の工賃がわかりやすいバイク用品店「にりんかん」でお願いすることにちょうどタイヤセールやっていたので安く済ませられるかなぁと。

にりんかんの品揃えすごい!

色々なタイヤ現物を見ながら好みのタイヤを選べます。とはいえ、タイヤ初心者なのでどれを選べば良いのか全くわからず・・・。

なんとなく見た目が格好良いタイヤでよい?適当に選び、店員さんに相談。

僕「すみません。12インチスポークホイールにタイヤ取り付けをお願いしたいのですが」

店「わかりましたー!車種はなんですか?スクーターですよね?適合調べますよ!」

僕「いえ、ホイールの持ち込みでお願いしたいのですが…」

店「・・・なるほど。タイヤは決まっています?」

僕「はい、これが良いのです。」

店「わかりました。ではチューブも選ばないとですね。12インチのタイヤって普通チューブレスなのでチューブあったかな?」

僕「!」

店「あ、L型バルブしかない…このサイズなら入るかな…?うーん」

僕「(頼む・・・!)」

店「うん。このチューブなら入りますねーではこちらへ!」

僕「お、ではホイール持ってきますね!…これです。」

店「え、スポーク!?だとするとリムバンドも必要ですね。」

僕「お願いします!」

ホイールの回転方向を伝えて作業をお願い!

料金は意外と工賃が高くて、1.7万円くらい。タイヤが1万円くらいでチューブ、リムバンド、工賃で7000円くらい。意外と高いなって思った。

あ、これホイール一個分のお値段。

というのもこれでタイヤがサーロンに対応していなかった場合悲劇なのでまずは1つタイヤつけてもらって確認してみようかなって。

料金を支払い「本日の夕方には完了すると思うのでまた来てください」とのこと。ホクホクして帰宅しました。

しかし・・・

タイヤ交換はキャンセル…

電話がかかってきました。

店「タイヤ交換作業を行ったのですがどうもバルブ穴が精度がおかしいのか、L字バルブが緩くてどうしようもない状態なんです」

僕「なんと!緩いということはチューブがずれると引きちぎれてしまうやつですね?」

店「ですね。L字バルブ自体もスポークにギリギリ干渉するかどうかって感じでして、しかも12インチのチューブってL字バルブしか無いんです。日本メーカーと海外メーカーも調べて見ましたが出ていないんですよ」

僕「なるほど仕方ないですね。キャンセルでお願いします」

ということで作業はキャンセル。泣く泣くホイールを受け取る為に、にりんかんへ。たぶん無理やり作業出来た思うけどやっぱり大手なのでグレーゾーン対応は責任問題で対応出来ないんだろうな。しゃあなし!

それよりもホイールのバルブ穴の精度?も気になるしチューブのバルブ問題も気になる。

・・・これ、もしかしてやってしまったやつか?!

二輪専用タイヤ屋さんにお願いしたら一瞬で解決した

困ったので僕が住んでいる板橋区にあるバイク専門のタイヤ屋さん「テクニタップ」さんに相談してみました。

2000年代のWebサイトにワクワク!

お店に入ると、夫婦で経営されているのかな?相談しやすそうな雰囲気。

プロのタイヤショップ

ホイールをみてもらい相談。特に問題ないとのことで「100/90-12から好きなタイヤ選んでください」とのこと。本当か?

にりんかんで作業キャンセル食らったことは伏せて「ところで12インチのチューブってL型バルブしかないんですよね?スポークに干渉するの嫌なのですが…」と伝えてみた。

店「え?12インチ用のストレートタイプ、ありますよ?」

僕「え?海外のやつですか?」

店「え?ダンロップですけど…」

僕「むぅ。」

ということでこのあたりを何も調べずに返答してくれる感じがもう安心。さすがタイヤ専門店だぜ。

なおダンロップのチューブの型番は聞けませんでしたが、「サイズは100/80-12または300-12」とのこと。つまり、これですな。

これで今後パンクした時も安心!

リアタイヤはIRC MOBICITY (SCT-001)で決まり!

タイヤどうしようは決まっていなかったのです。そこにきてお店の安心感。「街乗りで使えるコスパ高いタイヤを適当に見繕ってくんさい(実際はもっと丁寧にお願いした)」と伝えたところIRCのMOBICITY(モビシティ)が良いのでは?とのことでそれでお願いしました。

IRC MOBICITY SCT-001

フロント・リア兼用のコミューター御用達タイヤ。

そして気になるお値段。なんとタイヤ・チューブ・リムバンド代と工賃合わせて9000円でお釣りが出るくらい。安い!!!ホイール持ち込みだったので工賃はたったの1500円でした。

そして翌日…

何も問題なくタイヤが組み上がったと連絡が。

やったぜ!!
IRC MOBICITY SCT-001 100/90-12
チューブは勿論ストレートバルブタイプ

タイヤは想像以上に太くて大満足。これは取り付けが楽しみだ…。

フロントタイヤはDUNLOP TT93FGP PRO

タイヤの出来も良かったしホイールにも傷は一切なし。作業も早いし工賃も安い。フロントホイールもテクニタップさんにお願いすることに。

ただフロントタイヤは目立つので少し欲を出して「なるべくレーシーな見た目のタイヤでお願いしたいのですが…」と相談。

その結果、こんなタイヤになりました。

DUNLOP TT93GP PRO(ソフトコンパウンド)

どうせ原付一種なのでへーきへーき(震え声)

作業をお願いして翌日に作業完了連絡が。

ダンロップ TT93GP PROがきた

かっこいい・・・

デデン!!

かっこよすぎでは?

サイズは90/90-12と迷いましたが「太いほうが偉い!」の精神に則り100/90-12のタイヤを選びました。フロントフォークガードは削らないとだめですがかっこよさの犠牲になってもらいます。

取り付けについては次回の後編で紹介。

サーロンLight Beeへの12インチホイールの取り付けは結構苦戦するポイントもあったので大量の画像を使う予定です。

とりあえず12インチタイヤはタイヤ屋さんにお願いしたら行ける

今回のまとめ。

アリエクの12インチホイールでもちゃんとタイヤ取付できました。

チューブも12インチ用のストレートバルブタイプあったよ

にりんかんさんは大手なのでやっぱりイレギュラーは嫌がられるし、そういうことなんだと思います。

とりあえずバイクタイヤ屋さんに行けば問題なくタイヤ取付け出来ました。アリエクの8万円12インチタイヤへのタイヤ取付けの実績解除です!

読者の皆様で万が一にも12インチホイール化したい方が居て、タイヤ取付けでごねられた場合にはこの記事見せて取り付けできることを伝えてあげてほしい。

次回の記事ではいよいよバイクへホイールの取り付けについて書きます。果たして100/90-12のタイヤは問題なく取り付けできたのか?!乞うご期待!!

こんな感じ。

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