Husqvarna(ハスクバーナ)というメーカーをご存知でしょうか。
元はスウェーデンのバイクメーカーでしたが、BMWが買収するも5年ほどでまたもや売却され、フサベルと合併したのちにKTMに買収され、現在はKTM傘下となっているバイクブランドです。
公道ではあまり見かけませんが、オフロードバイク関連のレースでは見ない事はありません。レースでの実績もありますし、カラーリングやデザインを見れば一目でハスクバーナとわかります。
なお、昔モタードに一瞬ハマりそうになっていたころに欲しかったバイクはこれでした。というかハスクバーナというメーカーをこのバイクで知りました。今はラインナップから落ちたのかな?
Husqvarna NUDA900
唯一扱っているオンロードモデルが上記だけでほとんどがカリッカリのオフロードレーサーを作っているメーカーがハスクバーナ、というのが当時の印象でした。
そんなハスクバーナに昨年2015年12月に新たに701のラインナップが販売開始されました。
701 SUPERMOTO / 701 ENDURO
大型排気量のモタードとデュアルパーパスのオフ車というラインナップ。
あれ、これどこかで見たことあるな…。
690 SMC R /690 ENDUEO R
これこれ!
実はこのハスクバーナの701シリーズはKTMの690シリーズをベースとしてLC4エンジンやシャーシが使われているモデル。KTMの690シリーズをベースにハスクバーナが使ってバイクを作ったらこうなったよ!という感じですね。
※名前は701になっている理由はあるのでしょうか…。701だからって701ccではないので要注意ですね。
701 ENDUROに1日自由に乗れることになった
題名の通り1日自由に701 ENDUROを試乗させて頂くことになりました。試乗というよりはレンタルですね。
きっかけは、ハスクバーナ社からの1通のメールでした…。
「是非ぼっちさんに690EnduroRとの違いをレポしてほしい」とのこと。
ついにオファー頂けるほどこのブログも有名になったのです!!!!!
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申し訳ありません!大嘘です。
本当は ハスクバーナ東名横浜 さんのページでたまたま1日試乗モニターを募集しているのを見つけ、普通に応募したら当選しただけでした…。
僕みたいな初心者がレポなんて出来るのかわかりませんが、ここ2ヶ月で690 ENDURO Rについてはかなりわかってきているので微妙な違い等には気付けると思います。
舗装路はもちろん林道も走る予定ですので検討している方は是非チェックして頂けるとよろしいかと。
林道でこけたらやっぱり弁償なのかな…。(ボソッ)
Husqvarna 701 ENDURO 動画
こんな感じのプロモーションムービーがあります
Husqvarna 701 ENDURO – The Perfect Combination
早朝にぼっちで山の中を走って写真を一枚パシャリする動画。こんなシュチエーションやってみたいですね。
スペックで見る690と701の違い
試乗するなら違いくらいは押さえておかないと!
以下は690も701も同じ。
- 最低地上高(無負荷):280mm
- ホイールベース:1,504±15mm
- シート高:910mm
- フレーム:クロームモリブデン鋼トレリスフレーム (パウダーコート)
- ギア比: 36:79 / 15:45
スペック以外のスペシャル機能もほぼ一緒。ABSやスリッパークラッチ等、690にあって701に無い機能はないようです。
見た目
まずはこれです。一目でハスクバーナのバイクとわかるデザインやカラー。個人的にはシートまで色がついているのがかっこいいですね。
KTMが武骨な「白黒+アクセントで赤オレンジ」だとすると、ハスクバーナは上品な「青白+アクセントでビビッドイエロー」。これは完全に好みです。
燃料タンク容量
690の方が若干タンクが小さいです
- 690: 12 l
- 701: 13.5 l
1.5lの差ですね。燃費を22km/lとしたなら1回の給油で33km程遠くへ行けます。
ブレーキ
両方ともbrembo(ブレンボ)社のブレーキを使用していますが、ブレーキキャリパーが若干異なります。
- 690
- Front: 300 mm disc; Brembo Disc with 2-piston radial fixed caliper
- Rear: 240 mm disc; Brembo single-piston floating caliper
- 701
- Front: 300 mm disc; Brembo 4-piston radial fixed caliper
- Rear: 240 mm disc; Brembo single-piston floating caliper
軽く調べたところピストン数は多い方が高級で高性能。
サスペンション
サスペンションは見た目がかなり違っていますね。個人的には黒よりシルバーの方が武骨で好み。見た目だけでなくモノが違います。
- 690
- WP 4860 D48/26 MA; 9.84 in. (250 mm) travel
- WP 4618 with Pro Lever linkage; 9.84 in. (250 mm) travel
- 701
- WP upside down O 48 mm 4CS closed cartridge(Suspension Travel – 275 mm)
- WP Monoshock with Pro-Lever linkage(Suspension Travel – 275 mm)
WP 4860 についてはOEM製品なのか情報があまり出ていませんでした。WP 4CS について調べると、WP(ホワイトパワー)のラインナップにあり上位のモデルであることがわかります。素人なので詳細はわかりませんが、701はサスストロークが25mm分長いのがもっともわかりやすい点でしょうか。
WP 4CS について更に調べていると、KTMのこれまたオフロードモデルの上位機種である”KTM EXC SIXDAYS”(150万円)に標準搭載されているサスであることが判明。良いサスであることは間違いありませんね
価格
これは誰でも簡単に比較できますね
- 690: 1,190,000円(税込)
- 701: 1,230,000円(税込かどうか不明)
4万円程ハスクバーナの方がお高いですね。ただ、上記の比較(ブレンボのキャリパーやサスの違い)を考えたら4万円はむしろ安いとも言えます。
車重
690は139kgですが、701は記載がありませんでした。
燃料タンクが1.5l大きいのでその分のガソリンが増えるだけで140.5kgです。重さはオフロードバイクでは大切ですので気になりますね!
その他
メーター周りやライト関連そしてフェンダーも違っていますね。これも”見た目”として結構気になります。
事前情報からわかること
調べた感じはこのくらいでしょうか。実際に見てみたり乗ってみないとわからない事が多いですし、微々たる差だと思います。これらの違いを僕は体感できるのだろうか。
ちょっと気が向いたので690と701のパーツリストを見比べてみたところ…。
GIF動画です
エンジンの部分を見てみたところほぼパーツは同じ!というか部品番号まで一緒です!さすがKTM傘下。
一応画像も
701
690
パーツ33番のネジが違うだけ…。
見た目は違いますが中身は間違いなく同じものを使用しているようなので701用のパーツは流用出来るなぁとか考えちゃいます。
今週末に試乗してきます!
2016/02/15更新
2/14に試乗してきました!