【フラッグシップとは?】eMTB暦2年の僕がYPJ-MT Pro発表で感じた4つのこと

こんにちは。ぼっちバイカーです。

ヤマハからYPJ-MT ProというフルサスのeMTBが発表されましたね!!

YPJ-MT Pro
YPJ-MT Pro

かっこいい!!

eMTB歴2年の僕がYPJ-MT Proの発表で感じたこと

2018年からヤマハのハードテイルeMTBであるYPJ-XCに乗っている僕としては「ついに出たか!」となっています。

YPJ-MT Pro – スポーツ電動自転車 | ヤマハ発動機

スペック詳細やらは上記商品ページをみていただくとして、2018年からeMTBを所有→ちょっと前にフルサスのエンデューロMTBを増車した僕なりに感じたことを書いてみます。

ここ二年間、一応eMTBの状況は国内・海外とアンテナを張っていたので海外のeMTBと比較してどうか、みたいなことも多少書いてみます。

良いなって感じたポイント

「あ、これは強い」と感じたポイントはこの2つ。

良い点1 新しいモーターPW-X2

電気アシスト自転車のキモはモーターです。

僕のYPJ-XCはPW-Xというモーターで、ライバルのボッシュやシマノと比べて「パワフル」「ペダリングが自然(アシストが繊細)」というのが特徴です。YPJ-MT ProのPW-X2はこの特徴を踏襲しつつも次世代のモーターってことになります。

そんなPW-X2の特徴の一つが「高いケイデンス(ペダル回転数)でもアシストされる」点。

実際YPJ-XCではペダルを素早くグルグル漕ぐとアシストが不自然に切れていたのは気になっていました。なのでケイデンス抑え気味でモーターのアシストを味わいながら乗っていました。それが回転数をあげてもアシストされるのでより普通の自転車みたいに感じると思います。

あと自動でアシストレベルを変更してくれるモードもつきましたね。まぁこれはうちの電動ママチャリでも普通についている機能なので別に目新しくはないかな。

PW-X2の特徴

もう一つの特徴は「クワッドセンサーシステム」です。

今までは斜度がきつかろうがなんだろうがアシスト具合はペダルトルクとスピードによってアシストパワーが決まっていました。

トレイルの急斜面で一度停車してしまうとアシストが強すぎて地面を掻いてしまうようなケースが今まであったのですが、「最初はじっくりアシストを出しつつ速度が出てきたら通常アシストパワーを出力する」みたいな感じでアシストパワーをより細かく出してくれたら嬉しいですね。

クワッドセンサーシステム

次世代モーターとして今までのパワフルなモーターをさらにきめ細かく武装した感じですかね。普通に羨ましい!!バッテリ容量はYPJ-XCと同じ13.3Ahなのでエコモードなら190kmは走れます。

モーターのアシスト感についてはこんな記事も書いています。

eMTBに試乗するならこの3つをチェックしよう【モーター編】

良い点2 YPJ-MT Proデザインかっこいい!!

eMTBをウォッチしていた人なら「YPJ-YZ」という単語を思い出したのではないでしょうか?

ヤマハのフルサスeMTB「YPJ-YZ」の値段を予測してみた【60-70万円くらい?】

YPJ-YZは去年ヤマハからコンセプトモデルとして参考出典された「ヤマハのフルサスeMTB」です。YPJ-MT ProはコンセプトモデルのYPJ-YZを製品化したeMTB。

トップチューブが二本に別れてるあたり全く同じ
YPJ-YZのトップチューブ
YPJ-MT Proのトップチューブ
YPJ-MT Proのトップチューブ

特徴的なデザインもですがフレームのカラーリングもオートバイを意識したものでかっこいい。

YPJ-MT Pro
YPJ-MT Pro

まずバッテリはフレーム内にあるのでスタイリッシュですね。カラーリングパターンもシンプルで好き。フレームのジオメトリについては僕はまだよくわかっていないので割愛しますが全体的なデザインはかなりかっこいいと思います。

“MT”って何?

ちなみにYPJ-MT Proの”MT”はヤマハのオートバイのMTシリーズのこと。

YAMAHA MT10

レーサー思考の”YZ”よりも”MT”の方が今時のバイクユーザーの認知度は高いと思いますし、オートバイユーザーなら「お!自転車にもMTがあるのか!」ってなるはず。

YPJ-MT Proの気になった点

気になる点がいくつかありました。

前後27.5インチホイール!?

ここ数年MTBの流行をチェックしていますが、ホイールサイズに関しては間違いなく時代は29インチです。なんなら最近はフロント29″、リア27.5″というハイブリットなスタイルも流行り出てたり、27.5″も29″も両方履けるフレームも出ている状況だったりします。

そんな中でYPJ-MT Proはまさかの前後27.5インチホイール。

もちろん27.5インチがダメってことはないのですがMTBのコンポーネントの流行からは2年くらい遅れているなって感じました。

フレーム設計次第ではまだまだ27.5インチが最強」となるのかどうかは素人の僕にはわかりませんが、スペックだけをみてガッカリした方は多かったはず。

リアスプロケットは11速!?

MTBの流行り的には現在はフロント1速でリア12速の1×12ギアセットです。がYPJ-MT Proは1×11ですね。これも別に悪くは全くないのですが二年くらい前の流行です。

YPJ-MT PROのギアセット

ここはやろうと思えばあとでも変更できますが、「フラッグシップモデル」と聞いて期待していたのでちょっと気になりました。

YPJ-MT Proの24kgは重い

現時点でのフルサスeMTBの車両重量は「カーボンフレームだと20kg前後(軽い)。アルミフレームだと23-25kg(重い)」って感じ。最軽量はSpecializedの Levo SLの17.35kgです。

YPJ-MT Proは24kg。カーボンフレームではないのでしゃあなしですが重い部類に入ってしまいますね。

最軽量モーターと書かれていますがこれはヤマハのモーターの中でのお話かしら?調べたところPW-X2の重さは3.1kg。一方で現時点での最軽量のeMTB Specialized Levo SLのモーターは1.9kgなので1.5倍重い。その分パワーやトルクが出るので一概に比較はできないですが、自転車トータルでの重さが24kgはなかなか難しいです。

僕はフルサスeMTBの一覧をまとめているのですが、その比較表を見ると24kgがどのくらいなのかがわかると思います。

ここ1年くらいに出たeMTBの比較表

上記比較表は以下記事で全て見れるよ!

【2020年】日本で買えるフルサスeMTBのまとめ【随時更新】

YPJ-MT ProのライバルはGiant TRANCE E+ PROかな

上記表を見ると大体似ているスペックがGiant TRANCE E+ PROですね。重さやギアセットは同じです。

Giant TRANCE E+ PRO

あちらは58万円。サスペンションやコンポーネントはYPJ-MT Proの方が上。サスペンションストロークもGiantは前後150/140 mmですが、YPJは160/150 mmですし、RockShoxのYARIはミドルグレードの良いものです。あとデザインは個人的にはYPJの方が好きかな。

金額的には決して高くない

「フルサス(前後サスペンションがついているモデル)」で「前後160/150 mmストローク」「最低限のパーツ」のMTBは30万円スタートです。

YPJ-MT Proは40-50万円相当(ミドルグレードのパーツがついたフルサスMTB)にプラスしてアシストモーターがついているような感じなので値段的には決して高いとは感じないなぁって。正直80万円くらいで出ると思っていましたw

上記で紹介したフルサスMTBの比較表を見るとわかりますがYPJ-MT ProはeMTBの中ではエントリー寄りのミドルグレードっていう理解で良い気がします。

フラッグシップとは?

自転車って高いんですよね。

電気アシストのモーターユニットが積まれていないフルサスペンションの自転車でも良いパーツや良い素材ってだけでヘーキで100万円に近づいていきます。そこにモーターユニットが追加されて値段が上がるのでどうしても値段は高くなってきます。

多分本当にフラッグシップeMTBを作ったとしたら100万円前後になってしまうし、ヤマハのオートバイでも100万円を超えるモデルはミドル-フラッグシップなので「じゃあモーターじゃなくてエンジン付き買うわ」ってなると思うのです。

そういう意味で「一般人からしたら相当高いと感じる66万円=フラッグシップ」という感じなのかなって。

66万円あれば中古の海外エンデューロレーサーが買えるし国産なら新車が買えちゃう値段ですが、、、欲しい人はいるはず!

サスペンションストロークは長めだし国内のゲレンデコースとかトレイルとかならまず間違いなく持て余すレベルだと思います。

ターゲットはオフロード経験ありのオートバイユーザー!?

YPJ-XCの時点でも「オートバイユーザーだったけどeMTBにシフト(または増車)した」という人が多い印象があったのでターゲットは”既存の自転車ユーザー”に加えて”オートバイユーザー”も確実に入っているのだと思います。実際YPJ-MT Proが発表された6時間後にSNSで反応を検索した限りほとんどがオートバイユーザーでした。

オフロードの経験がない人がいきなり66万円の自転車を買うのは大変なのでオフロード経験者を狙っていくのかな?今後オフロードイベントで試乗できるチャンスは出てきそうなので試乗しに行ってみたいですねぇ〜

ぶっちゃけ買い?

乗ってみないとなんとも言えないっていうのが正直なところですが、現時点ではちょっと様子見かな。

個人的にはサスストロークは本格的なのに前後27.5″ホイールっていうのが残念。。。

フルサスeMTBの用途は「街乗り」「グラベル(砂利道)」「トレイル」「押して登るトレイル」「有料コース(送迎サービスやリフトあり)」「有料コース(登りも自力)」あたりだと思うのですが、それぞれの評価予想は以下です。

街乗り ★★★★ 持て余す
グラベル ★★★★ 持て余す
トレイル ★★★★★ ベストマッチ!最強!!
トレイル(押して登る) ★★ 押し登りで筋肉が死ぬ
有料コース(登り無し) ★★ 普通の軽いMTBでよく無い?
有料コース(登り自力) ★★★★★ 疲れにくいので沢山走れる!!

決して万能では無いのでそこはご注意を!!

押し登りは「ウォークモードがあれば解決するんだけど・・・」

何度も書いていますが、海外のeMTBではウォークモードというボタンを押すと時速5kmで自走する機能があります。

急斜面はこのウォークモードを使って登れば良いのですが、日本では法律上機能がオミットされているのです。。。この辺りは以下記事に書いていますでよければぜひ読んでみてください。ヤマハさん!!ウォークモード実装をぜひ・・・

【規制】日本のeMTBでは実装されない「ウォークモード」がめちゃくちゃ羨ましい件

YPJ-MT Proは誰におすすめ?

上記表から、「近くに押し登りが無いトレイルがあるよ」「移動圏内に有料コースがあるよ」っていう人は検討してみても良いと思います。(別にYPJ-MT Proじゃなく他のeMTBでも!!)

あとは「デザインに惚れた!!」「ヤマハが好き!コンセプトが好き!!」という人もありですね。ダメな自転車では全く無いし66万円の価値はあります。

ヤマハさんはユーザーも大事にしてくれるので「オーナーズミーティング」とかも開催してくれますし、そういう付加価値も考えると安いと思います。保証が手厚いので盗難補償やパーツ保証もあるので安心だと思います。

ちなみにYPJ-XCも去年はファンミーティングが開催されましたが楽しかった!!

2019年YPJファンミーティングで真っ黒に日焼けするほど楽しんできた話

まとめ

YPJ-MT Proが発表されたので僕が感じたことを書きました。

海外のフルサスeMTBは現在、色々なメーカーが色々なコンセプトでどんどん新しいものが出ているので買い時が難しいです。でも欲しい時が買い時。気になる方は続報や試乗情報を待ちましょう!!

こんな感じ。

ぼっちバイカー
ヤマハ 担当者さんへ。試乗とかインプレしますのでチャンスがあればぜひ呼んでください!!お待ちしてます!!お待ちしています!(二回書いた)

 

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