こんにちは。ぼっちバイカーです。
前回の記事で書いたとおりIBIS RipmoAFを手放す事にしました。ありがたいことに引き取っていただける方が見つかり、先日無事引き渡し出来ました。
車両引き渡して無事帰宅。寡黙で紳士な人すぎて逆にテンパって一度受け取った現金を忘れたり道間違えたりととっ散らかってダメダメだった。
僕はあまり乗ってあげられなかったので次のところでは乗ってもらうんやで。 pic.twitter.com/JnVvXa3S20
— ぼっちバイカー (@botti_bk) December 28, 2022
マウンテンバイクを個人売買することについてわかった事があったのでブログを書きます。
マウンテンバイクを個人売買するなら知っておきたいこと
マウンテンバイクを売りたい!と思って調べてみて気づいた事があります。それは「MTBの売買方法は情報が少ない」ということ。
自転車の売買ならどれも同じでしょ!
と思うかもしれませんが、MTBならではな事情(傷がついてる、故障してる、マイナーメーカー)情報が少ないので記事にしました。
1. MTBを高く売るならやっぱり個人売買?
これは基本的な話。マウンテンバイクを売るなら個人売買が一番高く売ることができます。次いで自転車買取業者や自転車ショップ、最後にリサイクルショップ。
個人売買 > 自転車買取業者・自転車ショップ > リサイクルショップ
これは僕が実際に査定してみた結果を元にしています。当然時期やショップ、そしてバイクのコンディション次第でどこに売るのがベストかは前後するとは思いますが今回はこんな感じでした。金額は書きませんがそれぞれ結構開きがありましたヨ。
金額が高い代わりり個人売買は相手とのやり取りや責任、トラブル対処すべて自分でやらないといけません。手間かけるのが嫌なら自転車買取業者やショップに売ることになります。
マウンテンバイクはショップでも売るのが難しい
自転車買取会社や自転車ショップに売る場合も簡単にいかないことが多いです。
マウンテンバイクは性質上バイクの消耗が激しく、傷や汚れそして故障している状態で売る方も多い。一般的な自転車買取業者だと傷がついているだけでも大幅値下げされるので想像以上に安くなるケースが多い。あとMTB専門ショップでも普段全くバイクの調子を見ていない一元に近い客からポっと持ち込まれた自転車は査定が難しいので高値で買い取ることはできない模様。(自転車屋さんから聞いた話)
なので「手間やトラブルは嫌なのでショップでサクッと売りたい!でもなるべく高値で!」という方は、普段からお世話になっていてバイクの状態を知っているショップに売るのが結局良いです。ショップとの関係も良好になります。次にバイクのコンディションを把握している知人友人に売る。これならなにかあってもフォローできるし引き渡し先の方もある程度納得して購入するのでトラブルは起きづらい。
で、「お世話になっているショップなんてない!知人友人にMTB買ってくれる人が居ない!苦労してもなるべく高く売りたい!」という場合には個人売買になるわけです。
個人売買がマウンテンバイクと相性が良い理由
「傷が付いている」「パーツが壊れている」「カスタムパーツが付いているけど全体的にヤレてる」といったマウンテンバイクも個人売買だと納得して買ってくれる場合が多いです。
なぜなら、MTB乗りはどうせ走っていれば傷がつくことを知っているし、壊れたパーツは自分の手持ちパーツを移植したりアップグレードできるのでそこまで問題じゃない。カスタマイズパーツがたくさん付いているバイクはこれからMTB入門する人にはボーナスです。
そういったこともありMTBは流通量の割には個人売買されることが多いようです。
あとあと、僕はこれが一番の理由なのですがショップでバイクを売ると、「で、次はどんなバイク買う?値引きするからこのセール品買わない?」とかめんどくさいやり取りが発生する可能性がある点。もうバイクショップに関わりたくないならやっぱり個人売買がよいのかなぁと(コミュ障)
マウンテンバイクを個人売買する3つの方法
2023年にマウンテンバイクを個人売買するなら以下方法があります。
- 知り合いに売る
- ブログ・SNS経由で売る
- オークション・フリマサービスで売る
- ジモティで売る
それぞれ以下特徴があります。
知り合い | 手数料0円 | マシンの状況を知っているのと知人なので大きなトラブルにはならない。金額はやや”知り合い価格”になるか? |
ブログ・SNS | 手数料0円 | 売り手の情報をだどれるので購入者はある程度バイクの状態を理解して購入するのでトラブルは少なめ。買い手へのリーチは本人や拡散力次第。 |
オークションやフリマアプリ | サービス料で5-10% | システム化されているので金銭トラブルは少なめ。ユーザーも多いので買い手を見つけやすい |
ジモティ | 手数料0円 | 売りても買い手も事前情報が少なく支払いも当事者同士で行うのでトラブルのリスクは高め。 |
僕の場合ブロガーなのでブログとSNSで売りに出してみました。少し様子をみた後からメルカリとヤフオクにも出してみました。
ヤフオクやメルカリは出品するとすぐにコメントが付いたり閲覧されていることがわかるので待っていればそのうち売れるな、と感じました。ジモティは出していないですが調べた限りタイミングと運ですね。出品されている商品を見る限り割と安いので出物は多いかも。
他の方が出品されているMTBを調べていると質問コメントや値下げコメントが多くてちょっと怖かったです。あの商品紹介欄はMTBを売るにはちょっと足りないですよね。ブログ読んでくれ!!!詳細に書いてるから!!って言いたかった(サイト外への誘導は規約違反)
僕は最終的にはブログ経由で購入相談連絡が来ました。ブログをやっていてよかったなぁ!
余談ですが、僕は知らなかったのですがヤフオクって出品した商品を出品キャンセルすると550円手数料がかかってしまうので注意です(550円払った)
2. MTBを個人売買するなら直接引き渡しがお得?
MTB、というか自転車は大きいです。宅急便の自転車便のようなサービスを利用すると送料が結構高くなります。
自転車の価値が高ければ相手に送料負担させる方法が無難ですが、自転車を売る条件が厳しくなると売れなくなるので難しいところ。
例えばヤマト宅急便は「らくらく家財宅急便」という自転車発送サービスをやっていますが、東京発で一番近いエリアでも16,555円かかります。
西濃運輸だともう少し安くて輸送費と箱代合わせて1万円未満でいけそうでした。こちらは自分で受け取りをしないと行けないのですが代理受取人も指定出来るようなので多分個人売買でも使えるかなって(未確認)
ただし三辺合計で280cmの箱に収める必要があります。MTB、とくにフルサスの29インチホイールバイクだと入るのかちょっと不安。人柱を見つけないとです。
更に小さいサイズの箱に梱包できればもっと安くできます。250,230cm未満に梱包することでかなり安くなりますが、少し調べて限りでは利用している人を見つけることは出来ませんでした。
MTBの販売価格次第ですが、送料を売り手で負担する場合には地味に手痛い出費になります。あとシンプルに梱包とか手配とかめんどくさいですよね。
直接取り引きすれば実質タダ
もし車を持っているのであれば、手渡しすることで送料もかからないし梱包や商品破損のリスクも減らし、かつ直接バイクを確認してもらえるのでトラブル回避という意味でもリスクヘッジ出来ます。
今回僕は「東京近隣の県であれば車で届けます。逆に僕の家まで取りに来てくれれば1万円値引きします」という条件で売ってみました。車のドライブは嫌いでは無いですし、何か値引き交渉が来たら直接取りに来るよう伝えればこちらは楽出来て相手もお金を抑えられるのでwin-winです。
そし何より、直接手渡しすることで「バイクの状態が全然違うじゃん!」とか初動のトラブルを防ぐことが出来る。自転車のような高額で複数パーツから構成される商品の場合には直接渡しが良いと思いました。逆に直接見つかるとまずい場合には宅急便サービスで送りつけてしまうほうがよいですね。トラブルの元ですが。
3. マウンテンバイクの状態を最低限伝えるならこれを書こう
これは僕が出来ていなかった部分だったのですが、購入者としてはこのバイクがどのような状態なのか、写真だけだと当然判断が出来ません。
もちろんすべての項目を書く必要は無いですが、詳細がしっかり書かれている方が購入者は理解して購入出来るので後のトラブルが減るはず。
マウンテンバイクを売る場合、面倒でも状態を伝えることで後のトラブルを回避できます。以下は僕がツッコミ頂いた項目です。中古でもっとバイクにダメージがある場合にはもっと項目が必要でしょうし、人それぞれだとは思いますが参考までに。
フレーム
□ホイールの脱着とアクスルのネジの締め/緩めはスムーズにできるか
□リンク部分のネジを指定のトルクで増し締めしたとき、異常な緩みや空回りなどがないか
□フレームに凹みや亀裂は見当たらないか
□クランクのフィキシングボルトが力わざでねじ込んで二度と取れなくなっていないか
□全体的にオーバートルクでネジ穴が潰れている箇所は無いか
サスペンション
□インナーチューブに、はっきりわかるような引っ掻き傷があるか
□エア圧は前回のライド時と大きく変わらないか
□強くストロークさせたとき、インナーチューブにオイルのシミがつくかどうか
ホイール及びタイヤ
□フレ幅が大きくあるか(2mm以下だと良い状態)
□空気を3barほど高めにいれて半日後、空気圧は保てているか
□タイヤにはヒビや亀裂が入っていないか
ブレーキ
□ブレーキパッドのパッド部分は残っているか。
□ローターにブレーキパッドの金属で引っかき傷が付いていないか
□レバー側にオイルの漏れはないか、漏れたオイルの周りが溶けたように腐っていないか
□ブレーキは正常に効くか
ドロッパーポスト
□サドルに座ったときに、1cm以上沈み込んだりしないか
個人売買でトラブルが多い原因って、説明責任が明確になっていないからだと思っています。売り手も買い手も個人なのでそれぞれの「当たり前」がずれているとトラブルになるんだなぁと改めて感じました。
なので個人売買をするなら覚悟を決めて正直に詳細を書きましょう。
逆に詳細を書かないで丸投げで売りたいのであれば、やっぱり個人売買は避けて自転車買取業者に相談したほうが良いです。
4. マウンテンバイクの個人売買なら防犯登録は抹消がおすすめ
MTBを個人売買するなら防犯登録は抹消手続きすることをおすすめします。
防犯登録の抹消手続きする方法(東京都)
僕はMTB購入時に防犯登録していたので個人売買するにあたって登録解除の申請を行いました。
他県はわからないので調べてみてください。東京だと一般社団法人東京都自転車商防犯協力会が防犯登録の管理をしています。
抹消手続きは防犯登録出来るショップならどこでも依頼出来ます。料金は無料。
必要なのは自転車本体と以下書類1点だけ。
- 防犯登録カード(納車時にもらった紙)
僕は近所のホームセンターの自転車屋さんで抹消手続きをお願いしました。
若い店員さんに「すみません。防犯登録の抹消をお願いします」と伝えたら普段依頼されないせいか少し困らせてしまいました。。
通常は防犯登録カードに書かれている番号の防犯登録シールが貼られている事を確認するのですが、僕の自転車はシールが吹き飛んでいたので自転車のフレーム番号で認証してもらいました。なので防犯シールが無くてもちゃんと抹消手続きできますよ。5分くらいで完了しました。
店員さんによると年末ということもあり、防犯登録のデーターベースから1-2週間で抹消されるとのことでした。ちゃんと抹消証明書も発行して頂きました。
防犯登録の変更方法(東京都)
知人であれば防犯登録の名義変更のほうが良いです。手続きも簡単で防犯登録費用もかからないので。
防犯登録の名義変更には自転車本体都以下書類がどちらか1点必要。
- 防犯登録カード(納車時にもらった紙)
- 譲渡証明書(PDFダウンロード)
防犯登録カードはバイクショップで納車時にもらう紙。防犯登録カードをまだ持っているなら追加で必要なものはありません。無いなら譲渡証明書を書きましょう。
個人売買なら防犯登録を抹消したほうが安心かも?
僕が今回なぜ防犯登録を抹消したかと言うと、個人売買での引き渡しだったからです。
防犯登録カード(または譲渡証明書)には氏名住所電話番号と個人情報をがたっぷり記載されているのです。知り合いなら抵抗ないですが、まだ一度も顔を見たことがない方にこのカードを渡すのは少し抵抗があったのです。
別に逃げも隠れもしないですが、もし相手がキチ◎イクレーマーだった場合、最悪自宅までやってくる、、、想像しただけで怖い!!!
ということで、個人売買なら防犯登録の抹消が無難だと思います。
まとめ
マウンテンバイクを個人売買する時に知っておきたい事を書きました。
- 個人売買はマウンテンバイクと相性が良い
- 直接引き渡しがトラブル少なくて良い
- バイクの状態はなるべく詳細に書こう
- 防犯登録は抹消がおすすめ
個人売買は買い手も売り手もそれぞれ運の要素が大事なので全員におススメできる方法ではないですが、時間があるなら人生経験として挑戦してみるのも良いかもしれません。
こんな感じ。