こんにちは。ぼっちバイカーです。
YPJ-XCのペダル交換をしました。
今まで一度もペダル交換をやったことがなかった僕ですが、予想以上にペダルを外すのに手間取ったので試行錯誤を記事を書きました。
・・・具体的にはペダルの外し方。と言うのも僕はYPJ-XCのペダルを外すことについて全く懸念していませんでした。
ペダルが外せない時にやること
「うわっ…YPJ-XCのペダル、硬すぎ…?」
これは近所のホームセンターで買ったKTCの15mmレンチを持った僕が発した最初の言葉。
ペダル交換方法は事前にしっかりと予習していました。ペダルが外せないときにやるのは以下です。
- ペダルを緩めるには「右ペダルは左回り、左ペダルは右回り」
- 専用の工具を使うと良いが最低でもちゃんとしたメーカーのレンチを使う
- 反対側のペダルを足で踏んで固定しながらレンチをじっくりと回して緩める
- どうしてもダメな場合は和光ケミカルの『ラスペネ』を使って浸透潤滑してあげる
聡明な読者の皆様ならこれらのTipsはどれもご存知のはず。色々なサイトで紹介されていました。
知識も十分仕入れたし、今回作業するYPJ-XCは購入してまだ一年だし、自分で出来るでしょ!ということで作業開始です!!
え、ペダルが外れないんですど?
「うわっ…YPJ-XCのペダル、硬すぎ…?(二回目)」
何度も「左右で緩める回転方向間違えちゃったかな?」とか「あれれ、もしかして専用工具じゃないとダメ?」とか混乱。
WELLGOという純正ペダル。見た目的には安い感じはなくて個人的には嫌いじゃないペダルですががたつきがきていたので交換です。
結構な力を入れてレンチを押し込みますが全く動く気配がない。しかもこれ急に緩んだらペダルのピンやスプロケ、チェーンに手が当たりそうでかなり怖い。心の中で何度も「え、マジで?」と呟いてました。
ということで準備していた最終兵器を早々に登場させることに。
ラスペネは強力な浸透力を有する浸透防錆潤滑剤。名前の通り浸透してくれるので潤滑させたい部分に直接吹き付けなくても効果があります。魔法かな?
ということで、ラスペネを適量ナット部分にシュシューっと吹き付けます。
その後すぐに試すもダメで、半日ほど待ってからトライしましたが結果は同じ。全く動く気配がありません。
・・・ラスペネが最終兵器だった僕はもう打つ手がありません。
泣きながら馬鹿の一つ覚えよろしく”追いラスペネ”を追加投入。やけくそでシューシュー吹きまくってやりましたよええ涙
蹴り飛ばしたら取れた(キチスマ)
そして翌日、やはりレンチを手で回してもダメ。サイクルカバーはしていたけど屋外だったので錆びてしまって、固着しちゃったのかな・・・
ペダルが外せなかった場合にはクランクと呼ばれるペダルにつながっている部分も交換しないといけなくなるらしい。お金がかかるのはまずい。
最後の手段の最後の手段。
ダメもとでレンチをセットして”足”で踏み下ろす作戦に。
すると・・・
ナットが一度回ればあとは楽勝。手でもクルクル回るので簡単に外すことができました。
なおネジ部分にグリスはついていないように見えます。ペダル取り付けではグリス塗った方が良いらしいのですが見当たらないですね?
固着していたからか、金属カスのようなゴミが付着していたのでパーツクリーナーで清掃。クランク自体は大丈夫そうです!
ここまでですでに汗が・・・ペダル交換、難易度高くない?
蹴ってもダメなのでラスペネマシマシ
左側のペダルはなんとか無事に外すことができましたが、まだ右側が残っています。
そして右ペダルは踏んでもダメで最終的に蹴りおろす勢いでやってもダメ。
これでもダメ・・・涙
ペダルを取り付けた店員はゴリラだったのかな?
何度かトライしていると、踏み下ろしたときに「グリッ」とレンチが下に”スルッ”と動いたんです。この感覚、すっごく嫌な気がしつつ気づかないふりして「やっとネジが緩んだのかな?」と呟きつつ見てみると・・・
写真あとわかりずらいかもですが角部分が潰れてしまいました。いわゆる角をナメてしまった状態。レンチを当ててもするんと滑る。
あぁこれ、あかんやつ・・・
六角のうち2箇所ナメてしまった状態。とりあえずこのままやってもダメだと直感したので、馬鹿の一つ覚えでさらに”追いラスペネ”をさらにマシマシで追加投入。家に戻り子供とマリオカート対決で大人気なく圧勝してストレス発散しつつ時間を潰します。
そしてラスペネ効果を期待しつつ、ナメてしまった角を使わないよう別の角度からチャレンジです。
次に角をナメてしまったらかなりまずいです。もっと柄の長いレンチを用意すべきか?と思いつつ我慢できなくてチャレンジすることに。
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ラスペネ先生・・・やったよ・・・もう、やりたくないよ・・・
純正ペダルの取り外しはギリギリだった
ペダルを外した後に観察すると、特に右側ペダルの六角は限界でした。
見事にナメちゃってます。取れて本当によかった・・・
ペダルをうまく外すにはどうしたらよかったのか?
過去の僕にアドバイスするなら「もっと柄の長いレンチを素直に用意しろ」でしょうか。足で蹴るような突然の衝撃で曲がっただけで、もっと強い力でじっくり回せば角を舐めることはなかった気がしています。
あとは根本的ですが定期的にペダルを外してメンテナンスしておけってところでしょうか。錆びるなんて持ってのほか。
最終的には機械のせいではなく乗り手がズボラだったんだと思います。
今回交換したDMR Vaultは良い品なので定期的にメンテナンスして長く大事に使ってあげたい。たかがペダル交換、されどペダル交換だと勉強になりました!!
まとめ
人生初のペダル交換は予想以上に難儀しました。
購入してまだ一年間だったのでナメて(いろいろな意味で)いましたが機械は劣化していくものなのです。ちゃんと人間が面倒を見て長く大事に使ってあげないといけないのです。
“もっと大事に長く使いたい”。今回はそう思う良いきっかけでした。
なお、交換したDMR Vaultは乗り心地が良いし足にくっつくようなフィーリングでしたよ!取り付け手順もチェックしてみてください。
今回の出来事を一言で書くと「ラスペネ先生を信じろ!!」ですね!
こんな感じ。