こんにちは。ぼっちバイカーです。
リモートワークってご存知でしょうか?在宅勤務やテレワークとも言いますが、一言で説明すると「家で仕事をする」という認識で大丈夫です。
僕の勤めている会社では2018年春ごろからリモートワークが少しずつ始まり、開始当初から僕もリモートワークをすることになりました。なのでリモートワークをやるようになってそろそろ二年間が経過します。
「家で仕事なんて最高じゃん!やったぜ!」
とか思う時期もとうに終わり、当たり前のようにリモートワークをするようになっているのが今です。
そんな僕が改めて、「ぶっちゃけリモートワークってどうなの?」という人に向けて感想や感じたことを素直に書きます。
リモートワークをやって実際どんな感じ?
リモートワークについて書きたい事は沢山ありますが、特に感じたことを4つ書きます。
- 仕事の疲労感が4割減!
- 平日も自分でスケジュールを立てるようになった!
- 体重増える!涙
- トラブルを回避できる!
こんな感じ。詳しく説明します!がその前に、軽く僕のリモートワークの環境やツールを紹介します。
リモートワークの環境やツール
環境ですがうちではリモートワークがこんな感じで運用されています。(身バレは一応避けたいのでややぼかしたり微妙に変えてます)
- 上長に許可をもらって会社にリモートワークの許可申請を出す(一年に一回)
- リモートワークは週に最大2回(平日休みがある場合は割合によって少なくなる)
- 申請方法は社内のWebサイトで前日までに登録
- リモートワーク当日は始業・終業連絡をSlackで行う
- 自宅から会社のノートPCを使って社内へVPN接続
使っているツールはこんな感じ
- マシン:会社で支給されるノートPC(僕のメインPC)
- チャットツール:Slack
- ビデオ会議システム:Zoom
- VPNツール
なお僕の職種ですがいわゆるサーバー関連をいじるエンジニアって感じ(ざっくり)。
人と話すよりもパソコンとにらめっこすることの方が圧倒的に多いし会社に出社しても隣の同僚とは一言も話さずにSlackでコミュニケーションするだけの日も割とあります。あまりにも会話をしなさすぎて家に帰宅して言葉が詰まったこともあったくらい。
仕事の内訳としては5-7割が定型作業で残りは勉強しながら新しいことをする感じです(ここもざっくり!)
こんな僕ですが、実際リモートワークをやってみてどうだったのでしょうか・・・!?
1. 仕事の疲労感が4割減!
仕事って疲れますよね?
僕はいつも会社に行って、仕事をして、帰ってくるといつも「疲れたー…」ってなって”疲労感”を感じていました。でもみんなこれを感じているし、社会で働くってことはこの疲労感と向き合う事なんだとずっと思っていました。
でも、リモートワークを開始して気づいたのが「仕事後のあの”疲労感”がない」って事だった。「なんでかな?」って考えたら理由はすぐわかりました。
「通勤時間が疲労感の原因だった」のです!!
僕は自宅から職場までドアツードアで50分くらい。そのうち電車に乗っている時間が40分くらいで乗り換えは1回。この「電車に乗る」という行為が想像以上に自分の体力や精神力をゴリゴリと削っていたんだと、リモートワークを始めてから気づきました。
通勤時間で人とのパーソナルエリアが近かったり、トラブルにまきこまれたり、そういうのって本当にストレスだったのだなぁって、やめてから気がつきました。あと会社ではイヤホンをつけて音楽を聞いていることが多いのですが、自宅ならイヤホンよりもスピーカーで流しながら仕事する方が集中力が適度に上がっていい感じでした。
こういう色々な制約が自宅だとないのでストレスが少ない、それを強く感じました。
2. 平日も自分のスケジュールを立てるようになった
自分をマネジメント、なんていうと意識高く聞こえますが「自分で一日のスケジュールを決められる」ようになりました。
テレワークをやるまでは、月曜日から金曜日がざっくりとした”仕事”って感じでした。平日早く帰れても「あー、早く帰ってこれたからYoutube見るかな」とかやってだらだらと過ごししまい気づけば深夜、なんて日々。とにかく平日は受け身でした。
それに職場で仕事をする時も仕事が早く終わってもみんな仕事をしてたら帰りにくいし、無意識的にだらだらと仕事をしてましたし、効率とかあんまり意識しないで「精一杯頑張る!(盲目)」って感じ。あと話しかけられることが多いので作業を中断する必要があったりと効率はかなり悪かったです。
でも、リモートワークを始めると周りに人がいないので自分の決めた通りに仕事を進めることができますし、仕事が終われば定時とか周りの人を気にしないで退勤できる。つまり自分が効率よく働いて仕事を早く終わらせてプライベートに時間を費やせるのです。もちろんさらに仕事をしたり勉強したりすることもできますけどね!
通勤時間が無い分仕事を早く終わらせられるのでリモートワークの日は普段よりも仕事を早く終わらせることができます。早く終わらせられるので平日でも仕事後に時間が結構あって、家族のサポートができたりブログを書いたりと趣味の時間を確保できるようになったのです。
最初はついだらだら仕事をしがちでしたが、3カ月くらい経つと自分がやりたい順に仕事を進められるようになってきて効率がよくなった気がしてます。フリーランス、とまでは言いませんが自分で管理してスケジュールを考えて仕事する感覚は、僕は恥ずかしながらリモートワークを開始してから身についたのです。
3. 体重が…増える!涙
1つ目で通勤がないので疲れない!と書きましたが、これは精神的な面だけでなく肉体的にも同様。だって、家から一歩も出ないで一日が終わってしまうんです。。。
僕は日々歩数をスマートウォッチで測っているのですが、最近の歩数の違いはこんな感じでした
- 会社へ出勤:6500歩
- 在宅勤務:2000歩
うん、これは仕事終わっても疲れないわけだ(納得)
消費カロリーが減るし(たとえ通勤だけでも)日光を浴びないのってなんか気持ち悪い。なのでリモートワークの日でも僕は極力ランチは自宅から少し遠いお店を選び、徒歩で歩くようにしています。それでも2000歩ですけど。
確実に運動不足になるのでここは悩みの種。体重は5kgくらい太ってて過去最高記録を更新し続けています涙
助けて!!
4. トラブルを回避できる!
トラブルってなんだ?ってなりますが、例えばこんな感じ。
- 利用している公共交通機関が止まってて出社できない!
- 風邪やインフルエンザ等を通勤中にもらってしまう!
- 急遽仕事が発生したときに会社に行かないといけない!
- 家族が体調崩して幼稚園の送り迎えや病院付き添いが必要になった!
最近一番ホットなのが「新型コロナウイルス」です。テレビやSNSでも話題に絶えません。現在流行っている中国の旧正月で日本に観光に来ることもあって大騒ぎですね。もちろんリスクが0なわけではありませんが、出社回数が減ればそれだけリスクは下がるわけですし、トラブルを回避することができます。実際リモートワークを始めてから風邪をひく頻度は下がりました。
それ以外にも自宅にいられるので家族に何かあればすぐに駆けつけられる安心感は大きかったり、休憩時間を利用して家事を進めることができるので多少は家族のためにもなることもポイントの一つ。
サーバをいじっている仕事の宿命で、たまに朝や夜など業務時間外のトラブルが起きても、自宅にいればすぐに会社のサーバへ接続して様子をみることができます。(これは厳密にはリモートワークではなくモバイルワークと言うみたい)
職場にいなくても仕事ができるので仕事もプライベートもフレキシブルになったし、トラブル時に会社を言い訳にしないで済むのです。
リモートワークのデメリットはあるの?
ここまでリモートワークの良い点を中心に紹介しましたが、当然まだ問題点と言うかデメリットもあります。
ざっくりこんな感じ。
- 捺印スタンプラリーの難易度が上がった
- 家族の理解がなかなか得られない
- 誘惑に負けそうになる
1. 捺印スタンプラリー
ボス承認が必要になると捺印スタンプラリーが始まります。
せっかくリモートワークでスムーズに手続きを進められるのに捺印をもらうためだけに1週間かかることも。。。(ボスもリモートワークしてるのでなかなか会えない)
リモートワークが進めば進むほど、この捺印制度が旧世代のものに感じます。早くクラウドサインみたいな電子サインで完了できるようにしてくれ・・・頼む・・・印鑑を押してもらっている間の微妙な沈黙が苦手なんや・・・
2. 家族の理解がなかなか得られない
リモートワークについて家族に説明したのですが、やっぱり家に僕がいると仕事中でも構わず邪魔をしにきます。(本人たちは邪魔しているつもりは無い)
子供たちは「パパ遊ぼう!いつ仕事終わるの?」とパソコンを閉じようとしてきたり、妻も「下の子がうんちしたからトイレに連れて行ってくれないかな?」とか「幼稚園でこんなことが〜」とか相談を受けることもあって、難しいなって感じています。
余裕がある時はタバコ休憩の代わりとして自主的に 休憩時間を作って対応できますが、猛烈集中していたり炎上していたりと心に余裕がないときはちゃんと対応してあげることができなくてギクシャクしてしまい・・・
あと、電子レンジ!電子レンジを長時間(5分とか)使われると家のWi-Fiが電波干渉されて会社へのネットワーク接続が切れます。これ、どうしようもないのですが有線は嫌なのでたまに揉めます。冷静に考えると100%僕が悪いのですが…
「今は仕事中!」と伝えても側から見ると一日中パソコンで遊んでいるように見えるようで、なかなかうまく伝わらなくてちょっと困っています。がこれも一年くらい経過してようやくここ半年は大きく邪魔されることがなくなってきたので時間を要するのかもしれません。
3. 誘惑に負けそうになる
これ!
知り合いに「リモートワークやっている」と伝えると、ほぼ全員が「誘惑が多すぎて自分は家で仕事なんて絶対できない」という話になります。あと「サボり放題じゃん!」って声も。
たしかに家には自分の趣味のものがあって、ゲーム機やパソコン、スイーツ、そして家族と誘惑が沢山ありますし、服装も寝癖で寝巻きのまま仕事ができちゃいます。
会社と違い、監視の眼も無いのでたまに誘惑に負けてしまいそうになることもあります。ってかぶっちゃけ、過去にそれで脱線したこともありましたよ。ええ。(そういうのは”タバコ休憩”ってことにしている)
でもね?脱線すると仕事が進まないので結局自分の首を締めることに気がついたんです。だらだら効率悪く仕事すると全然終わらない。なら仕事をサクッと終わらせて趣味をガツっとやった方が絶対正解だって気がつきました。
たまに誘惑に負けそうになりますが、そういう時はシャワーを浴びて着替えて仕事をさっとやってさっと退勤する。このリズムができるようになってからは誘惑に負けることはなくなりました。
これもトレーニングというか経験、要するに”慣れ”だと思いますよ!
リモートワークを始めるのに向いているのはこんな仕事
最後にリモートワークをやるのに向いているのはこんな人、というのを書きます。
リモートワークに向いている環境はこんな感じ
以下に該当する人はリモートワークに比較的簡単にシフトできると思います。
- 仕事の8割はパソコンと対面している(対面での打ち合わせが少ない)
- メインPCがノートパソコン
- 仕事のアウトプットが時給型でなく成果型(仕事が終わったら帰って良い)
- 会社でVPNやチャットツールがある(できればビデオ会議のツールも)または、仕事をするのに全てクラウドサービス利用している
最初は週に1日とかでも十分。特定の曜日は会議を入れないでPC作業だけをやる、というようなスケジュールを組めばPCで作業する日はそのままリモートワークにシフトできます。
あとリモートワークやる上で意識するのは”時給型”の働き方出なく”成果型”の働き型です。時間型だと「いかに決まった時間でサボるか」にフォーカスしてしまいますが成果型の仕事なら「早く終わらせて帰る」ことがモチベーションになります。
あとリモートワークで普通に仕事できているのはチャットツール(Slack)の力が大きいと感じています。オフィスで話しかけるような感じで気楽に相談や報告ができますし、レスポンススピードもメールとは比べ物になりません。
会社が社員を信じるかどうかでリモートワークの印象は変わる
他のリモートワークをしている人の話を聞くと、リモートワークを一日やるために上司の許可をもらわないといけなかったり、リモートワークで一日何をやったのか細かくレポートを提出を求められたりするケースもあるようです。
うちの会社では偉い人が「社員を信じる」という決断をしてくれたのと、そういう無駄なホウレンソウに時間を割くことがナンセンス、となっているので気軽にリモートワークできました。おかげでリモートワークの申請は前日までWebサイトでポチッとやるだけだし、始業・終業時にSlackで連絡するだけでどんな仕事をしたのかなどは一切聞かれませんし報告しません。でも信じてもらってるからこそちゃんと仕事をしてサクッと終業することに集中できていると思っています。
逆に、「リモートワークを社員にやらせたらサボるから監視する」という会社の場合リモートワークの導入は大変だと思います。リモートで働くために申請をいちいち出したり承認をもらったするのってめんどくさいし、一日の内容を提出するならもう会社行きますわ、ってなりますよね。
まとめ
リモートワークを始めてもうすぐ二年間経過する僕が、実際にリモートワークをやって感じたことやわかったことをまとめてみました。
何事も慣れなのでやってみないとわからないですし慣れてくると電車での通勤時間が本当に無駄に感じます。もちろん仕事は対面で進める場面も大事だと思いますが、どこでもできる仕事は家でやればプライベートが充実してストレスも少なく、会社は交通費も支払わなくてよくなるはずなのでみんな幸せな気がします。
リモートワーク自体は国も”働き方改革”とかやっている今がチャンスだと思います。これからもリモートワークの前例はどんどん増えてくると思いますし、このリモートワークのビッグウェーブに乗ってお仕事とプライベートをフレキシブルにしてみてはいかがでしょう?
こんな感じ。