【NASを無線化】QNAPのTS-462をQXP-W6-AX200でWi-Fi化してみた

本記事はPR記事です

こんにちは。ぼっちバイカーです。

突然ですが、皆さんは家にNASを置く場所はありますか?

QNAPのNASはパーツを追加することでWi-Fiに無線接続する事が出来ます。

QNAP TS-462とQXP-W6-AX200

今回はQNAPのNAS「TS-462」をWi-Fi化してみました。

QNAPのNASをWi-Fi化する方法、そして有線接続と比較してどのくらい違うのか速度テストしたので結果を発表します。

この記事で書くのは以下2つ。

  • QNAPのNASをWi-Fi化する手順
  • NASを無線化すると有線と比べてどのくらい遅くなるのか

NASの置き場所が無くて困っている方、NAS無線化に興味がある方はぜひチェックしてみてください。

QNAPのNAS「TS-462」をWi-Fi化する方法

NASを無線化」なんて書いていますが、やることは実にシンプル。

QNAPの場合、以下2つの方法があります。

  • PCIスロットにWi-Fi拡張カード接続
  • USBドングルを接続

今回はTS-462にPCIスロットがあるのでWi-Fiネットワークカードを使います。

自分のNASに適合するパーツを見つける方法

自分が使っているNASと互換性があるUSBドングル・Wi-Fiネットワークカードを探すには、以下ページで調べられます。

https://www.qnap.com/en/compatibility/

NASの型番を選択して「4 – Category」を”USB Wi-Fi”または”Expantion Card”と指定するとリストが出ます。

今回はWi-Fiカード QXP-W6-AX200 を使います

TS-462に対応したネットワークカードは沢山ありますが今回はWi-Fiカード QXP-W6-AX200を使います。

QXP-W6-AX200 | 802.11ax高速ワイヤレス接続を追加 – QNAP

レビュー数も多いので定番商品のようです。

QNAP QXP-W6-AX200

WiFi6対応のイマドキWi-FI規格。ネットワークカードに接続するアンテナもついています。

TS-462に対応しているWi-Fiカード QXP-W6-AX200

僕が使っているTS-462の適合も確認OK。

TS-462をWi-Fi-化する手順

ということでネットワークカードが届きました。

QXP-W6-AX200 a.k.a. Gigabyte GC-WBAX200

QNAPNAS対応ステッカーが貼られているので安心。

中身はこんなかんじ

ドライバーCDも入っていました。けどNASには光学ドライブはついていないのでドライバーのインストールは不要でよいのかな?

NASにネットワークカードを取り付ける

ネットワークカードをNASに取り付けます。まずはNASをシャットダウンから。

NASのシャットダウン。5分くらいかかるので落ち着いて待つ

LEDが完全に消えたらケーブルを全部抜き、以下3箇所のネジを外します。(TS-462の場合)

赤い点3箇所のネジを外すだけ

ネジを外すと白い外側パーツがスライドできるようになります。

NASの外装パーツをスライドさせる
外装が外れました。これでPCI拡張スロットにアクセスできます

拡張スロットの場所は・・・・ここです!!

TS-462のPCIスロット

PCIスロットカバーを外します。自作PCのシャーシとは違って、カバーはネジでしっかり固定されているので頑張って外します。

TS-462のPCIスロットカバー

↑のネジに適合するドライバを探すのが大変でした。

ドライバーはWeraしか勝たん

ネットワークカードに元々付いているスロットカバーのままでは取り付け出来ないので、付属のNAS対応のスロットカバーに付け替えます。

カバー付け替えには一旦六角ナットを外さないといけない

8mmのソケットレンチがあると楽です

カバー交換完了

いよいよネットワークカードをNASに取り付けます。

カードを挿入!
当たり前ですがぴったし!

ここまできたらNAS外装を元に戻し、最後にアンテナを接続したら完了です。

アンテナ接続端子を接続します
ところで、黒いアンテナがアニメに出てきそうなデザインでかっこいい
アンテナ取り付け完了!!

スロットカバーを外すドライバを探すのが一番大変だった、ってくらい作業は簡単でした。

Wi-FiをQTS上で有効化する

挿しただけでは動きません。QTS(QNAP NASのOS)からWi-Fiを有効化します。

NASを有線接続した上で起動。QTSへアクセスします。

QTSの通知エリアにWiFiカードが検出される

コントロールパネルを開いて「ネットワークと仮想スイッチ」を開きます。

「ネットワークと仮想スイッチ」を開く
インターフェイスに「Wi-Fi6 AX200」 が追加されている事を確認

上部メニューの「Wi-Fi」タブを開くと追加したカードが無効状態で表示されます。

Wi-Fi 6 AX200のWi-Fi設定画面

このトグルスイッチをクリックすることで有効化します。

その後、SSID一覧が右に出てくるので拾いたいWi-Fiネットワークを選び接続します。

この辺はスマホやPCでおなじみの手続き

設定が完了するとインターフェイス画面でWi-Fiカードが「接続済み」となります。

「接続済み」の緑文字が表示されればOK

これで有線と無線の2本足が出てる状態になりました。

Wi-FiのIPアドレスをメモしたあとに、LANケーブルを抜きます。そして無線LANのアドレスでNASに接続出来ることを確認したら設定完了。簡単でした。

有線と無線でファイル転送スピードの差は感じなかった

有線から無線へ切り替える時に一番気になるのは「ネットワークの転送スピード」でした。

せっかく追加でカードを買ったのにスペックが大きく下がったら意味がない。個人的にはここは一番興味があるポイントでした。

まずはPCからNASへのファイルコピーを有線と無線でそれぞれベンチマーク取ってみました。

↑有線、↓無線

同じファイルセット(75616ファイル、9.537GB)をroboccopyコマンドでコピーを実施。その結果、有線は約40分、無線は約45分とたったの5分しか違いがありませんでした。ちなみに、うちは一般的な1Gbps環境です。2.5GbEのスイッチ欲しい…

無線LANは構造や電波障害等もあるので一概には言えませんが、Wi-Fi6対応しているルーターやAPを使っているなら無線NASも十分使えますね。もちろん無線は不確定要素はあります。電子レンジの影響受けたりするし。でも家庭用ならそこまでシビアに考えるほどでもないかなと思っています。

NASのChromeからfast.comで測定したインターネット速度。十分です。

LANケーブルを抜いて無線NASの状態でスマホからQuMagieで画像を閲覧したり動画見たりしましたが、遅いと感じることは一度もなかったです。というか、有線の時との違いを感じる事が出来ませんでした。

無線でここまで速度が出るとは思っても観ませんでした。もしNASの置き場所に悩んでいる方がいたら無線LAN化、ありだと思います!!

まとめ

QNAPのNAS「TS-462」にWi-Fiネットワークカード「QXP-W6-AX200」を追加する方法と、NASを無線化した結果どのくらい速度に差があるのかを調査してみました。

QNAP TS-462とQXP-W6-AX200

記事内でパーツ取り付けから有効化まで手順を紹介しましたが、QNAPと互換性があるカードなら「パーツを買ってきてスロットに刺してQTS上で有効化するだけ」。これだけで自宅内の電源コンセントのある好きな場所にNASを設置出来ます。

そしてNASをWi-Fi環境でテストしていて感じたのは、我が家のような1Gbps環境では有線も無線もファイル転送速度はあまり変わらないという事。もちろん電波なので環境によることは断っておきますがルーターやAPが新しいWiFi6の製品なら無線でも十分戦えるよ。

しかも無線ならNASを置く場所も電源コンセントがある場所ならどこでもOK。今までNASを置く場所に悩んでいた方はNASの無線運用、かなりアリだと思いました。

無線化することで使い勝手の自由度は上がります。NASを面白い使い方している人、ぜひ活用方法を教えて下さい!!

次回、無線化したNASをテレビボードに設置し、テレビとHDMI接続することで大画面で写真や動画を家族でワイワイ観てみようと思います。お楽しみに!!

こんな感じ。

 

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