【Synology DS2200+との違いは?】QNAP TS-251Dを購入した理由

こんにちは。ぼっちバイカーです。

写真管理をクラウドサービスであるGoogleフォトからNAS(QNAPのTS-251D)へ移行しました。正確にはまだ移行中で色々と試しているのですが概ねいい感じなのでQNAP TS-251Dを選んだ理由について書きます。

GoogleクラウドからNASヘ移行するきっかけというか理由については以下記事で書いていますので合わせてどうぞ。

【ITリテラシーが低い家族がいる人向け】GoogleフォトからNAS(QNAP)に移行することにした3つの理由

QNAP TS-251Dを購入しました

Googleフォトからの移行先としてNASを選び、色々悩んだ末にQNAPのTS-251Dと言う製品を選びました。

メーカーや製品を選ぶ上でかなり悩みましたね。。調べても日本語での有用な記事が少なく、表面だけをさらっと舐めた感じの記事やアフィリエイト記事ばかりで苦労しました。結局決定的な情報が見つけられずでしたが似たようなスペックの製品レビューなども参考にしながら最終的に選んだのがTS-251Dでした。

QNAP TS-251D-4G

4Gの”G”は4世代目って意味だと思います。実際TS-251Dで調べると昔の製品の情報も結構ヒットしてました。

QNAPとSynologyではどっちが良いの?

この話題だけで1記事書けると思いますが、ざっとレビューやブログを読んでみて感じた全体的な印象としてはこんな感じ。

QNAP
  • NASといえば定番のメーカー
  • 定期的に新しい機能や製品をリリースしている
  • アプリはやや不安定なことがあるらしい
  • セットアップは素人にはやや大変らしい
  • スピードが早いらしい
Synology
  • 安定しててコスパ高いらしい
  • 新し目な企業なので注目度高め
  • 新しい機能などにはやや対応が遅いらしい
  • アプリの動作が遅いらしい(ミドルスペックの製品レビュー)
  • 導入が簡単で素人でも簡単に使えるらしい

※あくまでレビューとか読んだ印象です

僕がNASを選ぶときの3つの条件

僕の中での選ぶ時の条件は3つでした。

  1. NASとして普通に使える(OS・アプリ)
  2. Googleフォトの代わりとして使える(スマートフォトアプリ)
  3. 10年間耐えられる性能(スペック)

補足説明していきます。

1. NASとして普通に使える(OS・アプリ)

正直、OSやアプリの出来についてはどちらのメーカーでも大丈夫だろうと考えました。

金額もさることながらこれだけNAS製品が出ているのにOSや基本的なアプリがダメダメなはずはまず無いからです。レビューやランキングを見ても両製品とも競っている感じもあるので一方的にどちらが良い、ということはないのかなって。UIの好みや若干の違いはあれども使えるなら僕はどっちでも良いです。

2. Googleフォトの代わりとして使える(スマートフォトアプリ)

今回の移行で一番のキーとなったのがスマートフォトアプリです。

前回の記事でも書きましたが、妻が使えるようスマートフォトアプリ、というかモバイルアプリについてかなり重要視していました。以下の通り調べたりもしましたね。

モバイルアプリ 備考
Synology Synology Moments AI(ディープラーニング)による自動管理と関連づけ
ファイル数が多くなると重くなるらしい
現在Synology PhotosがBeta版で公開中で写真管理をサクサクやってくれる模様。かなり良さそうだがリリース日が未定で6月までに間に合わなそう
QNAP QuMagie Googleフォトに似てる(AIによる自動管理、UI、機能)
IO DATA

Fotoclip

自動管理なし
UIが使いづらそう
ファイル数が多いと重くなる模様
バッファロー WebAccess 自動管理なし
UIが使いづらそう

Synologyは新しいOSであるDSM7(Beta)で使えるSynology Photoというアプリでスマートフォトに対応したようですがまだまだ不安定のようですし、QNAPのQuMagieは概ね評判も良さそうなのでQNAPに決めました。というのは前回の記事でかいた話です。

3. 10年間耐えられる性能(スペック)

製品によって見た目が違いますがNASは結局の所BTOパソコンです。CPU、メモリ、そしてマザーボードの互換性をみて最適なモデルを探しました。

僕が検討したのは2ベイの以下モデルたちでした(横にスクロールできます)

モデル名 価格(Amazon調べ) CPU メモリ 所感

QNAP TS-230

22,000円 Realtek RTD1296 4コア 1.4GHz(64bit) 2GB DDR4(拡張不可) NASランキング上位。メモリ2GBでコスパ高い。この価格帯ならこれ選んどけば間違いない。

Synology DiskStation DS220j

22,000円 Realtek 4コア 1.4GHz(64bit) 512MB DDR4(拡張不可) NASランキング上位。スペックはやや劣るが導入が簡単なので楽したいならこっちみたい。

QNAP TS-231K

 

28,200円 Alpine AL214 4コア 1.7GHz(32bit) 1GB DDR3(拡張不可) 一世代前のスペック構成。見た目が好き。

QNAP TS-251D

36,255円 Intel Celeron J4025/4005 2コア 2.0 GHz(64bit) 2GB DDR4(8GBまで拡張可能) ホーム用途のハイグレードモデル。メモリ増設できる。CPUがインテル。これ選んだ

Synology DiskStation DS220+

40,303円 Intel Celeron 2コア 2.0〜2.9GHz(64bit) 2GB DDR4(追加スロットあり) ホーム用途のハイグレードモデル。メモリ増設できる。インテルCPU。

普通に家庭用NASとして使うなら、2万円前後のエントリーモデルで十分だと思います。

僕ももし予算2万円前後なら、メモリが512MBと2GBと大きく違うのでQNAPのTS0230を選ぶと思います。実際NASランキングでも一番の売れ行きですし、比較記事もめちゃめちゃたくさんありました。

ただ僕の場合いくつかの理由でQNAPのホーム向けではハイグレードモデルであるTS-251Dを選んだのです。

QNAP TS-251Dを選んだ理由をもう少しくわしく

結論として僕はQNAP TS-251Dを購入しました。その理由をもう少しだけ書かせてください。

エントリーモデルはメモリサイズが気になった

気になるレビューとして「Synology DiskStation DS220j」だとスマートアルバムは使い物にならないくらい遅いらしいのです。メモリ512MBだしなぁと思いつつ、じゃあQNAP TS-230の2GBで果たして足りるのかが疑問でした。また今後OSやアプリが進化したときにメモリをもっと食うようになったら”メモリ2GBの壁”にぶち当たる気がしたのです。

2GBから拡張が出来ないとなるといずれ筐体の買い直しになってしまう。だったら拡張性が高いものを買って長く使えるほうがええんでない?と。

ハイグレードモデルは「QNAP TS-251D」か「Synology DiskStation DS220+」はどっちが良いの?

2GB以上を検討するとホーム用途としてはハイグレードモデルの「QNAP TS-251D」か「Synology DiskStation DS220+」のどちらかでした。どちらもメモリ拡張可能でスペックシートでは8GBメモリにできるとのことですが、人柱様の情報によると16GBも認識されているっぽい。

ハード性能は同等なので、最終的には「QNAPかSynologyか」を以下残る要素で選びました。

  • 見た目はSynologyのほうが好き
  • セットアップはSynologyのほうが簡単
  • QNAPの方が4000円安い
  • パフォーマンス(スピード)はQNAPのほうが良いらしい
  • スマートアルバムはQNAPのほうが使えそう

という理由から、僕は最終的に「QNAP TS-251D」を選びました。

QNAP TS-251DはPCI Expressスロットがあるので拡張できる!!

購入してから気がついたのですが、QNAP TS-251DにはPCIe Gen 2 x4という拡張カードを指すスロットが1つついてきます。

PCIe Gen 2 x4に対応したQM2アダプターカード

つまり、以下どちらかのカードを追加できるのです。

  1. M.2 SSD インターフェイスカード
  2. 10ギガビットイーサネットポートカード

1はM.2 SSDというくっそ早いメモリを追加することが出来ます。NAS自体は普通マグネティックHDDを入れるなのでスピードはとくにランダムI/0は遅いのです。なのでSSD、しかも普通より早いM.2 SSDを追加で使えるのは嬉しいです。もちろんストレージ領域としておいても良いのですがQNAPには”SSD キャッシュアクセラレーション“という機能を利用できます。簡単に説明すると過去に閲覧したデータをSSDの領域に一時的に保存(キャッシュ)しておくことで次にそのファイルが呼ばれたらHDDよりも素早くデータを読み込んでくれます。結果、応答速度が早くなります。

2はネットワークインターフェイスです。普通は家庭のネットワークは1Gbpsのルーターやネットワークケーブルで構成されていると思いますが、10倍の10Gbpsで通信することができるようになります。もちろん10Gbpsに対応したルーターやスイッチそしてケーブルが必要です。例えるならば「東名高速の車線を10倍、つまり20車線にするみたいな感じ」です。これで渋滞知らずですが料金所も10倍のトラフィックに対応させないといけないので金は結構掛かる感じですね。

いずれにせよ爆速なNASを作れるのでここは地味にうれしいポイントでした。

届いたぞー!

Amazonでポチったら翌日には届きました。

結局6万円オーバーでしたが10年使えば毎年6千円だから…(震え声)

QNAP ST-251D組み立て

一緒に買ったものとして、本体に加えてメモリを4GB x2を購入しました。

メモリ16GBも認識するようですがそこまでは不要なのでメーカー推奨の8 GB (2 x 4GB)を選択。メモリはQNAPの純正品でなくても動くようですので、CFD PC4-19200(DDR4-2400)の4GBメモリを2枚購入しました。

左:純正2GBメモリ。右:購入した4GBメモリ2枚
右がプライマリ、左がセカンダリ

メモリを挿入する順番はプライマリ→セカンダリの順番です。マザーボードに書かれているので安心です。

HDD二本を入れたら完成!
HDD二本を入れたら完成!

HDDはたまたま安かったので東芝のこれにしました。サイズは4TBです。これで5年くらいは持つ計算なので容量がひっ迫してきたらHDDをグレードアップする予定です。記録記録方式がCMRで「NAS対応」と書かれていたので大丈夫でしょう。3年保証なので安心。とりあえず二本同時に死ぬのだけはやめてね!?

・・・

組立自体は写真を撮ったりしながらでも30分くらいだったので普通にやれば15分で終わると思います。

QNAP ST-251D初期設定

QNAP ST-251Dの電源ボタンを押すと「ピーッ」と少し長い音がして起動。あとはパソコンからQNAP君に繋いでセットアップ作業です。

パソコンにQfinderというアプリをインストールします。Mac版、Windows版両方あるで安心してください。

Qfinderを起動すると組み立てたQNAP君を検知してくれるのでダブルクリックで接続。初期ユーザー名/パスワードはadmin/adminでした。QNAPの初期設定が始まります。と言ってもハイを押してれば基本進みます。で終わります。

セットアップ完了。ファームウェアも最新版にアップデートしておきました。

この辺りはマニュアルを読みながら進めれば問題ないです。強いて言うのであれば、付属していた紙のマニュアルは昔のバージョンのようでUIや画面、設定項目が異なっていたので困惑しました。普通にオンラインマニュアル見たほうがよさそうです。

ダウンロードページ

QNAP TS-251Dのマニュアルダウンロードページはここです。発行元の年月日が新しいものをダウンロードしましょ。

RAID設定

画面指示に従ってログインするとWebブラウザが起動してQNAPのコンソール画面が表示されます。(もし開かなかった場合にはQfinderを起動してダブルクリックすれば開けます)

Webブラウザ上とは思えないリッチなOS画面。

ファームウェアのアップデートが終わったことを確認したら、コントロールパネルのストレージの項目にアクセスしてRAID設定を行います。

僕は以下で設定しました。

  • RAID1(ミラーリング)
  • 全領域をデータボリュームに設定←スナップショットなし
  • シックボリューム(ブロックベースLUN)

無くなったら困るデータなのでRAID1でミラーリングしています。またNAS上でリアルタイムでファイル編集することは無い(あくまでアーカイブ用)なので、スナップショット領域は不要。全部データ領域として使いたいです。ということで1つ大きいボリュームを作りました。

ボリュームタイプは静的ボリューム(ランダムアクセスI/Oが10%ほど早い)でも良かったのですが、シックボリュームの場合、Qtierという「賢くSSDとHDDを使い分けてくれる自動データ階層化の機能」が使えるのと後からでも静的ボリュームに変更できるようなのでひとまずはシックボリュームで作成。スナップショットも使うならシックボリュームで小さめのサイズにしておくほうが良いかも。あとからボリュームサイズは拡張可能です。

その他軽く触ってみましたが、仮想マシン作れたり法人向けのファイルサーバについている機能があったりと、正直家庭用にはもったいないくらい高機能なNASで驚きました。普通に4ベイで14TBモデル買えば仕事で使えるレベルですよこれ。

初期設定はゆっくりやって30分くらいでした。

ステンバーイ!!

初期設定後はすぐに普通に使える!

初期設定後はRAIDの同期処理が始まります。がプログレスバーが進むのが恐ろしく遅く、終わるまでに5時間位かかりました。参考までに4TBのHDDです。僕は怖かったのでとりあえず何も触らずに同期処理完了を待ちましたが、この同期処理自体は完了しなくてもQNAPのツールは使えていたので普通に使えるのかな?

MacならFinderの「サーバへ接続」でQNAPのIPアドレスまたはホスト名でSMB接続できちゃいました。簡単すぎない?

当たり前ですがGoogleドライブよりもめちゃめちゃ早いしサクサク動いてくれます。ファイル確認は QNAPコンソールにあるFile Stationで出来ます。

QNAPアプリをインストール

ここから自分が使いたいQNAPアプリをインストールしていきます。App Centerにアクセスします。

なお棒が現時点でインストール済みのアプリは以下です。(初めから入っていたアプリも含まれています)

QNAP App Centerのアプリ

スマートフォトのアプリを使いたいなら以下は入れておきましょう

  • QuMagie: スマートフォトアルバムツール。QuMagie Coreもバンドルされてた。
  • CAYIN Media Sign: 動画のサムネイルを作成してくれるアプリ。無料だけどアカウント作成が必要で少しめんどくさいけど動画のサムネイルが作成されないのは辛いのでインストール必須だと思ってる。

もともとはコーデックパックというものがあったようですが現バージョンではなくなってしまったのでCAYIN Media Signをインストールしました。昔のファームウェアに対応したコーデックパックを持ってくる方法もあるようですが、今後のバージョン追従でいちいち気にしたくないのでコーデックパックは諦めました。

それ以外にも色々なアプリがありました。メモリには余裕があるのですが今後も必要に応じて追加していくつもりです。。

ここまで色々書いてきましたが、TS-251Dの組み立てや製品の感じはこの動画が良い感じでしたのでこっち見てください。

QNAP TS-251Dのレビューは次回

分量が多くなってきたのでQNAP ST-251Dのレビューについては次の記事で書くつもりです。

まとめ

QNAP ST251Dを選んだ理由とセットアップ方法について書きました。

NAS自体の性能や機能はSynologyもQNAPも家庭で使う分には十分です。その上でOSやアプリの出来や安定度で評価が変わってくるのでそのあたりが一番気になると思っていますし、総合的にQNAPを選びました。Googleフォトの代わりとして使うつもりならメモリ512MGはありえないし2GBでもやや不安が残る。将来の拡張性を見越してメモリ上限が8GBの製品を購入し、10年頑張って使いたいなぁと思っています。

セットアップまでの所感としてはマニュアル通りやれば特に難しいことはなかったし、NASの安定感は想像以上で驚きました。ネットで騒がれるほど難しい感じではなかったような気がしますが、家庭のネットワーク環境次第では結構大変かも?

次回、使ってみた感想やCPU・メモリ・ストレージの負荷を紹介しますよ!

こんな感じ。

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