こんにちは。ぼっちバイカーです。
伊豆大島にeBikeで行くことにしました。理由は、そこに島があるから!、、ではなく往復4000円で行けるから!!
片道分の料金で往復できちゃうなんて素敵すぎる。浮いたお金で少し豪華なご飯や宿を利用して週末満喫するぞい!ってことで行ってきました。
この記事では「eBikeで長距離を走るために準備した事」と「自宅から港まで走ったり出港するまでの流れ」を説明します。
伊豆大島に行くために準備したこと
今まで一日20kmくらいしか走ったことがないので長距離、というか泊まりで走る場合に何が必要なのかわからないところからスタート。
いろいろなブログで勉強させて頂き、装備や持っていくものを整えました。
バイクパッキングバッグ はORTLIEB(オルトリーブ)を選択!
大事なのはバイクパッキング。大きなリュックを背負ってもいいですが可能ならバイクパッキング用のバッグが欲しい。
パッキングだけでもいろいろ書きたいことがあるのですがここでは一つだけ。

バイクパッキング用のラゲージシステムを導入しました!!直前まで悩みましたがeBikeには化学繊維感が強いオルトリーブが似合うと思っています。
荷物をバックパックに背負わなくて良いのは乗り手の疲れ軽減に役立ちますし、何より見た目が一気に旅バイクって感じでテンション上がります。
本当はトップチューブ(乗った時にハンドルからサドルにつながっている上のフレーム部分)用のバッグもあるのですが、YPJ-XCはなぜかぐにゃっとセクシーに曲がっているため取り付けできなかったことだけは残念でした。
何を持っていったとかここでは書ききれないので、別記事で紹介します。
トラブル対応キットを揃えた
「MTBはタイヤ太いし空気多めにいれておけば大丈夫でしょw」
と思ったら前回見事にパンクしたので、今回の旅に向けてトラブル対応キットとしてこんな感じで準備しました。

これを持っていればとりあえずちょっとしたトラブルは対処できるでしょう。
eBikeなので充電器も持ち運ぶよ!
普通の自転車との違いはバッテリー充電の部分。
今回はバッテリが尽きるまで走るデイリーライドではなく終日自転車に乗って移動することになります。この工程を考えるとバッテリを2-3本は必要。もちろんそんなの不可能なので専用充電器を持っていきます。

充電器の重さは1.0kg。バッテリは2.0kgなので約半分で無限に充電できます。これで万が一バッテリ切れになったとしてもテレビ東京「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」みたいに皆さんの温厚にあやかって充電が可能です。
ざっくりとしたプランを考えた
現地に行ってその場で考えても全然OKでした。現地だって4Gが飛んでるだろうし・・・って。
でも現地でスマホいじって検索する時間はもったいないなって思い、事前にざっくりとしたプランを作っておきました。それがこんな感じ。

ほぼ未定ですが枠組みだけでも決まると予定が立てやすかったのでよかった。行くお店やランドマークスポットは現地の人に聞いてお勧めされた場所に行ってみるつもり。あ、BookTeaBedは僕が宿泊する宿です。
出発直前にめちゃめちゃ緊張した
実はこんだけ楽しそうに行くぞー!とかやってましたが出発直前は割とテンション低かったです。
「本当に自転車で竹芝に行くの…?バイクですら1時間くらいぞ?いけるのか…?」
「島でバッテリ切れたらどうしよう…」
「体力が切れて動けなくなったらどうしよう…」
「自転車のらないで家族とゆっくり家にいてもよかったかも…」
「一人自転車旅はまだ早かったんじゃないか…?」
などなどでなぜか異様に緊張。そもそも僕、一人旅とかほぼしたことがなかったことを思い出した。
出発準備ができたけど今から本当に竹芝まで自転車で行くの?自転車でそんな距離乗ったことがないから本当に辿り着けるのか心配になってきたぞ…
— インドアバイカー (@indoorBK) November 8, 2019
が、準備はできたので出発です!!

Day.1スタート!
Day.1と言っても出発は18:00。
会社を早めに退勤してパッキングをしつつお風呂に入って夕ご飯を食べての出発です!

出発するよ!

どんな旅になるのか緊張と不安が八割ですが、とりあえず行くぞ!!
東京のナイトランが気持ち良い!
実はナイトランを自転車でしたことは今まで一度もありませんでした。
荷物がある状態で走っても楽しくないだろうなぁと思っていたのですが、これが全然つまらなくない。、つまり楽しい。
旅装備で街中を走ると赤信号で割と注目されている感じがしましたし自転車で旅をしている自由人に変身した気がしました。

世間では花金でアフターシックス。会社から解放されテンション高めだったり、仕事を終えスマホを弄りながら黙々と帰路に着くサラリーマン達を眺めながら走ります。
普段なら僕もあちら側ですが今日だけは違う。束の間の自由ではありますが「これから僕は島に行くんだ…」と考えるとなんとも言えない高揚感に包まれます。この頃には出発まで感じていた緊張はなくなっており、ワクワクしてアドレナリンが出しながら走っていました。
そして・・・

あっという間の到着でした。二時間くらいかかるかな?と思っていましたが、実際には1時間しかかかりませんでした。ん?バイクと大差ない気が…(困惑)
過去に竹芝へは電車で来たことがありますが自転車で来ると点と点が繋がるというか、なんとも言えない達成感がありました。
自転車はバイク以上に道を知ることができる乗り物なんだなぁと何となく感じたのでした。。

15kmを一時間で走ったので僕の都内での平均時速は15km?途中写真パシャパシャもしていたので真面目に走ればもうちょっと上がるかな。
バッテリの持ちはこんな感じ。

15km走って10%しか減らないということは150kmくらい走れちゃう計算。
20時から受付スタート!
夜発の大島行きの船の受付は20:00からと看板に書かれていました。

チケットはここで購入することもできますが、僕は事前に電話で往復4000円のプランを申し込んでいたので、「電話予約時に聞いた予約番号」「名前」を伝えるだけ。
4000円を支払い往復のチケット二枚と行きの船の船内ブランケット無料券を受け取りました。
YPJは輪行しないでそのまま預けた!
東海汽船の大型船では自転車は輪行(りんこう)バッグという自転車用のバッグに入れることで片道の追加料金はたったの500円で運ぶことができます。
しかしYPJ-XCは20kgと重く、輪行難易度がやや高いMTB。たとえバッグに入ったとしても持ち運ぶのは疲れそう・・・ということで僕は素直に1500円払ってそのまま大型荷物として運んでいただくことにしました。バイクは6000円って考えたら実質タダですよね。
自転車を荷物として預ける場合にはバッグ類はすべて外す必要がある
係僕は重くて嵩張るサドルバッグは自転車に取り付けたまま船で運んでもらえるのだと思っていましたが、係の人に「バッグ類は全て外して手荷物として船内に運んで下さい」言われてしまい慌ててバッグを外しました。

写真の通り大きな荷物が二つも増えたので激しい移動は困難に。。本当は竹芝あたりを散歩しようと思っていたですが疲れるので港でまったり待つことにしました。
三宅島エンデューロの人たちがいた!
これは自転車は関係ないのですが、僕が去年参加した「三宅島エンデューロ」という東京都支援のエンデューロレースは今年も開催され、なんと僕が出発する人同じ日程だったんです。
知り合いやみたことがある人も割といた!!偶然ってあるものなんだなぁとか思いながら、待合室で過ごしました。
乗船!!
あっという間に時間がたち、いよいよ乗船時間です。

船乗りさんの知り合いに聞くと酔い止めにはこのアネロンが一番聞くらしい。なお、最終的には”気持ち”の問題が大きいらしいので気を強く持っていこう。

荷物を置いて探索すると、、、

なお僕のYPJ-XCはコンテナに入っているので見ることは叶いません。揺れが少なかったので夜食(船内で売ってる肉うどん180円)を食べました

綺麗な夜景を眺めながら食べるカップラーメンってなんでこんなに美味しいんだろうか。夜景、そして寒さもあって端的にいって最高です・・・

横浜港を出発したらあとはひたすら大島を目指すだけ。06:00着予定だそうな。館内消灯も始まりましたが割とグループの若者は盛り上がってました。わかる・・・今を楽しむんやで・・・寝るか・・・
船の中でeBikeのバッテリを充電
とにかく何よりも早く行ったのがYPJ-XCのバッテリ充電。

特に電源を奪い合ったりしている様子はなかったですが、コンセント数は多くないので早めに充電だけしておきましょう。これ見ればみんな察してくれるはず・・・
二等椅子席(リクライニングシート)はこんな感じ
チケットに記された場所へ行くと・・・二等椅子席と書かれていました。
雑魚寝スペースかと思ったら、椅子が大量に並んでいる部屋。椅子には男女関係なくそれぞれ番号が降ってあり、椅子の前には棚がある感じ。

椅子はリクライニングできるし、僕は椅子の上でも割と寝るのは気にならないタイプだったのでそこまで辛くなかったですが、船がちょいちょい揺れるので起きたり寝たりを繰り返しててあんまり寝られない感じでした。

睡眠時間はトータルでも4時間切ってるし深い眠りは40分ほどでちょこちょこレム睡眠を超えて起床しちゃってます。まぁこれはチケットが安い代償なので甘んじて受け入れます。(こういうレポートをパッとみられるのでGarmin instinctを買って本当によかった)
4時ごろ起床したらもう楽しみで眠れなくなった(子供)ので船内を歩いたりして時間を過ごしました。
空いている席でダブルシートにしている人もちらほら
船旅に慣れてる方は出港してしばらくしても人が座らないシートを場所とって2シート分を確保して使っていました。
特に寝る時にはシート二つに対して横になって寝る感じで多少は快適そうでした。
船員の方も特に注意している様子はなかったので次使うときは僕も利用してみようと思いました。あとは、グランドシートを広げて床で寝ている人もいましたね。割と自由でした。
まとめ
旅の準備と初日の動きを紹介しました。準備編だけなのに5000文字も書いてしまった・・・
旅行ってついつい目的に意識が行きがちですが、こういう準備とか移動とかそういうパート全部が思い出に残るものなんですよね。
明日は予定通り動けるのか!?二日目に続きます!
こんな感じ。