【バイクパッキング 】ORTLIEB(オルトリーブ) シートパック(8〜16.5L)レビュー

MTB

こんにちは。ぼっちバイカーです。

バイクパックギアの中でも一際目立つのがシートパック(サドルバッグ)ではないでしょうか。明らかな存在感、そして実際に荷物もたくさん入るバッグです。

6番がシートバッグ(サドルバッグ)

僕もバイクパッキング してみたい!」と思い立ち、色々と調べた結果、僕はORTLIEB(オルトリーブ)のシートバッグを選びました。

下調べから購入そして実際に旅行で使ってきたのでオルトリーブのサドルバッグのインプレ、レビューをします。eBikeでこれを装備している人はまだみたことがないので日本初のeBikeのORTLIEBレビューです!

この記事ではORTLIEB シートパックを購入した理由と商品の開封の儀、そして実際に使ったレビューを書いています。

ぼっちバイカー
レビューだけ読みたい方は目次から”ORTLIEB シートパック(8-16.5L)のレビュー”へ飛んでください!

OLTRIEB(オルトリーブ)シートバッグ(8〜16.5L)を購入した理由

OLTRIEBのこのシートバッグ自体は決して新しいものではありません。調べた感じだと2016年くらいから売られているみたいです。

オルトリーブ シートパック(8-16.5L) F9901

なぜ少し前のモデルを選んだのでしょうか。

僕が求めたのは防水性そして「オフロードで使えるかどうか」

僕はYAMAHAのeMTBであるYPJ-XCに乗っています。要するにモーター付きハードテイルMTB。

YAMAHA YPJ-XC

MTBなのでオフロードを走ることもあるはず。ということでオフロード想定もされたバイクパックギアを探しました。砂埃舞う場所でも使えて、ドロドロになったら水洗いできるバッグ、つまり防水・防塵性能です。

ORTLIEB(オルトリーブ)はメーカーのイメージ画像もオフロードバイクですし、SNSで調べるとORTLIEBをMTBに使っているユーザーが多かったので間違いないと判断しました。

もちろんガチガチのオフロードと言うよりはグラベルというかフラットダートまでで使うことができます。

「オフロードでも使えるバッグ」これがいちばんの理由です。

eBikeなら大容量タイプのバッグが正解

eBikeならではな選び方ですが、eBikeではバッグや中身の重量はモーターのアシストがあるのでさほど重要ではないんです。

もちろん見た目は好みではありますがものを運ぶという一点においては

ということで取り付け可能であるならなるべく大容量のモデルを選んだ方が幸せになります。もちろん、自分がどんなものを入れるのかがわかっている人は自分が良いサイズが選べると思いますが、僕のように初めてバイクパッキング に挑戦するなら「大は小を兼ねる」で良いと思います。

ORTLIEBとAPIDURAではどっちが正解?

今時ならApidura(アピデュラ)を選ぶ人は多いと思います。

APIDURA サドルバッグ

違いはありますが、現物を比較することができなかったのでORTLIEBとAPIDURAのサドルバッグをスペックと値段を比較します。

ブランド サイズ 重さ 定価
ORTLIEB 16.5L 430g ¥21,500
APIDURA 17L 400g ¥20,370

差はわずかですが、アピデュラの方が全てにおいて優れています。

・・・ですが僕はデザインがあまり刺さらなかった。もっと言うと、オレンジが好きなのでオレンジのORTLIEBを選びました(え)

ORTLIEBの方が安く買える!

もう一つ理由をあげるなら、ORTLIEBはAmazon・楽天で安く買うことができます。

ORTLIEBは定価2.1万円ですが僕はAmazonで1.6万円で購入しました。

その点、ApiduraはAmazon・楽天どちらでも売られておらず、定価+送料を払わないといけない感じだったのです。

とうことで・・・・

ORTLIEBシートパック 16.5Lをの開封レビュー!

スマホでAmazonアプリを開いて何回かボタンをポチポチ押したところ、翌日自室にはORTLIEBのシートパック置かれていました。

・・・これ現代の魔法なのでは?

ORTLIEBシードパックのパケージ
オフロードテイストは十分!(箱の裏もじっくり眺めるタイプのオタク)
蓋を開けると・・・
ORTLIEB SEAR PACKです!
デデン!ORTLIEB SEAR PACKです!

手に持った感想としては想像以上に軽い、けどしっかりしている!と言う感じ。ペラペラですが防水性は期待できそうな素材です。

商品を広げると倍以上の長さになります

気になる部分としては、やはりサドルに取り付ける部分の構造です。

サドルに固定する部分

本体丈夫にあるバックルでサドル裏に固定し、二本の太いベルクロで補助的に支える構造です。

バンジーコードもあるのでグローブやジャケットを固定できる
ORTLIEBのバッグの中はこんな感じ
ORTLIEBシートパックの書類関係
ORTLIEBシートパックの取り付け説明書
ORTLIEBシートパックの取り付け説明書

なおこの商品は5年保証がついています!穴が空いたり破れたりしたら交換してもらえるぞ!!

商品自体はこんな感じです。

取り付け手順の取り付けて手順はまた別途紹介するとして、ここからは実際に使ってみたレビューを書きます。

ORTLIEB シートパック(8-16.5L)のレビュー

お待たせしました。ORTLIEBシートパックのレビューです。

よかったことと悪かったこと両方あったので本音で書きます。

ORTLIEBシートバッグを使ってみたよかった事

まずはよかったことから。

1.eBikeでも問題なく取り付けできた!

結論からですがeBikeでも問題なく装着することができました。eBikeは普通の自転車とパーツが少し違ったり、そもそも情報が少ないので不安でしたが杞憂でした。

YPJ-XCにORTLIEB シートパックを取り付けた例

想像以上にビシッと決まってかっこいい!!

自転車への装着は最初は勝手がわからず15分くらいかかってしまいましたが、慣れると5分かからずに装着できるようになります。

サドル部分の取り付けはこんな感じです。

しっかりテンションかけて停めるとガチッと固定できる
サドルの底部分が集中的に圧着されているのがわかります
サドルに面する部分は摩擦対策課というか集中的に圧着されているのがわかります

2.YPJ-XCの充電器がバッグに入る!

eBikeで長距離や宿泊込みで走る場合、予備バッテリではなく充電器を持っていく必要があります。

YPJの充電器は割とかさ張るのですがORTLIEBのシートパックにはいい感じに入れることができました。

YPJシリーズの充電器が入る
YPJシリーズの充電器が入る

充電器は宿のようなバッグを下ろす時しか使わないのでシートパックに入れておくと意識しなくて良いと感じました。

とにかく、eBikeでは充電問題は避けることができないので心強いですね。

シートバッグの持ち運びも気にいならなかった

自転車に装着する前提でいたので意識しなかったのですが、今回伊豆大島へフェリーに預ける時「自転車の荷物は全て外すように」と言われ手で持つことに。

正直全く想定していなかったのですが、このシートパックはバックル部分がちょうどいい感じにテンションがかかっているので片手でもしっかりと持つことができました。

バックル部分が持ち手になるので持ち運びもできる
バックル部分が持ち手になるので持ち運びもできる

もちろん、バックル部分は弱いので過信は厳禁ですが持ち運びするときもそこまで心配しなくてもOKです。

3.オフロード走行もOK!でもジャンプはNG

伊豆大島ではちょっとしたフラットダートな林道から、ちょっとした探検レベルの道まで色々とあったので試しに走ってみました。

その結果、オフロードを走ってもすぐに外れたりもせず普通に使うことができました。これは想像以上で驚きました。

シートバッグがある状態でも探索できる!
シートバッグがある状態でも探索できる!
しっかり固定できていれば多少転んでも外れることはなかった
しっかり固定できていれば多少転んでも外れることはなかった

でも、道を走っていて縁石をきっかけにジャンプ→着地して遊んでいるとシートバッグのベルクロが耐えきれずに外れてしまいました。

ORTLIEBのシートパックはフラットダート等の微振動には強いですが、ジャンプみたいな強烈な衝撃の限界値は低いようです。

なので、ORTLIEBの「オフロードでも大丈夫!」というのはフラットダートくらいまでと思っておきましょう!多少のガタガタであれば問題なく使えました。

ORTLIEBシートパックの悪かったことと気になったこと

逆に気になったこともありました。

1.サドル位置を高くしないと取り付けできない点は注意

装着写真をみて分かる通り、サドル位置をある程度高く上げないとシートパックは取り付けることができません。

ネットのレビューを読んでいると「小柄な女性や背の低い人向けの自転車だと取り付けができなかった」と言う感想も散見されました。サドルの高さがあまり高くあげることができない場合には注意した方が良いようです。

サドル位置が高くなるので注意!

実際、僕のYPJ-XCで普段は街乗りで使うサドル高だと長さが足りず、サドルの長さを高くしました。

サドルを高い方が良いこともありますが、街中では足つきが悪くなるし探索したりする系のオフロードでは足つきがデメリットになります。

オフロードではシートが高いと色々と大変なので足場が悪い道はあんまりおすすめできないも。

2.サドルのベルクロテープはもう少し長い方がよかった

これは僕のYPJ-XCだけなのかもしれませんが、サドルのパイプが太いせいか二本のベルクロテープを止める位置がいまいちしっくりきませんでした。

言葉では説明が難しいのですが1本のベルクロテープに対して固定する部分が二箇所あるんです。根本部分と端っこの部分。以下1,2です。

止める部分が二箇所ある

サドルに巻いてすぐに1のベルクロにくっつけて固定しつつ、2のベルクロにも固定して二重固定するってわけ。

ただ、YPJ-XCの場合にはこんな感じになってしまうんです。

1のベルクロにがっつり固定すると2まで届かない・・・

このバランスが難しくて試行錯誤が必要でした。1に固定しすぎずでも離れすぎず・・・って感じ。

これ、あと5cm長かったらガッチリ固定できるのでここは不満な部分です。使い慣れた今でもこのベルクロは気を使います。

3.荷物は期待したほどは入らない

これはこの商品に限らないですが、期待したほどは荷物は入らなかったです。特に冬は衣類が増えるので「あれまだ全然入れてないのにもういっぱいか・・」って感じになりました。

オートバイと比べて積載量は少ないので”パッキング”という言葉通り厳選しないと厳しいです。

多分充電器がなければもう少し入るとは思うのですがそれはご愛敬。

なんだかんだ11月の寒くても大丈夫な装備を入れつつ、タオル類も含めて全部持って行けたので一泊二日で宿を利用する自走派の人には十分と言えます。

まとめ

ORTLIEB(オルトリーブ)のシートパックのレビューでした。

良いところはeBikeツーリングではキモとなる充電器も入れることができるしeBikeに取り付けることもできたのが一番の収穫でした。

気になる部分は確かにありますが使い方で改善できる部分も多いので今後もちょっとした距離を走る時には使って行きます。

人生初のバイクパッキングだったのでオフロード性能と見た目、あとAmazonや楽天で安く買える、という3点が決め手だったORTLIEBですが、大きな欠点もなかったですし慣れれば取り付けも楽ちんなので一家に一台欲しい!そんなシートパックでした。

こんな感じ。

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