埃を感じるテイスト

【続きが見たい!】虚淵玄のロボットアニメ最新作『OBSOLETE』(オブソリート)がめっちゃイイ件

こんにちは。ぼっちバイカーです。

みなさんは『OBSOLETE』(オブソリート)というアニメ作品、もう観ましたか?

アニメ「OBSOLETE」公式サイト

僕は昨日みたのですが世界観がドツボで、食い入るように観てしまいました。「メタルギアソリッドとか好きな人」は絶対ハマると思います!

『OBSOLETE』(オブソリート)はYoutubeで観れる

「オブソリート?なにそれ、深夜アニメ?」という人へ。

『OBSOLETE』(オブソリート)はオムニバス形式(毎回のお話が別の登場人物や時代)のロボットSF作品です。なんと言っても、Youtubeで全6話がなんと無料で観ることができます!!各話12分くらいなので一時間ちょっとで全部楽しめます。まだ観ていない人はとりあえず2話まで観てください!!なるべくイヤホンやヘッドホン、音の良い環境でお楽しみください!

↓一話

『OBSOLETE』は「もしも安価にオーバースペックなロボットをもらえたらどうなる?」って話

SFって言うとロボットアニメっていうとガンダムとかの現代とは関係のない世界だったりしますよね?でもオブソリートの世界は現在の地球と「たった一つの事柄が違うだけの平行世界」なのです。

その違いは2014年に宇宙人が突然やってきて、「石灰岩と謎の汎用ロボット1台を交換するで!」という事件があったこと。この宇宙人は「政治干渉や交流は求めておらず石灰岩とロボットの交易のみ行う」という今までありそうでなかった斬新な設定の世界。普通宇宙人が侵略してきたり仲間になったりしますが、「交易のみ」ってどういうこと!?

石灰岩の価値をよく知らなかったのですがどうやら地球上では安価な資源のようで、経済産業省の「資源・エネルギー統計年報」によると平成24年には1億トン以上発掘しているようなので、石灰岩をロボットに交換するのは地球にとってはかなりオトクなトレードです。

この交易で受け取ったロボット「エグゾフレーム」は座席に座って心で動かすことができる素敵マシン。現代の科学とは技術体系が異なるため解明もできず「なんでかわからないけど便利なマシン」として徐々に世界に普及していきます。

宇宙人のロボット「エグゾフレーム」
宇宙人のロボット「エグゾフレーム」

オブソリートという作品はロボットを駆使して宇宙人と戦う作品ではなく、「もし現代の人間が誰でも安価に謎の技術のロボットを受け取ることができたらどうなるのか?」という作品なんです。

力仕事の農作業やプラント整備など人間をサポートすることができる反面、このエグゾフレームに地球の兵器をマウントして戦うこともできてしまうこのロボットがどんな影響を人間に与えるのか・・・。

それを、色々な人の目線で描く作品なんです。いいも悪いもない。そんな大人な作品。

プラモデルから着想を得た作品らしい

調べるとどうやらプラモデルありきの着想だったらしいです。詳しくはこの記事で背景とか読めます。

“物語請負人”が仕掛ける、新たなロボットアニメの真髄――『OBSOLETE』虚淵玄インタビュー

昨今のロボットのプラモデルやアクションフィギュアは直立している姿が基本になっていて、膝を曲げたりすると途端に格好良さが損なわれてしまうのが多くて。そういったポージングができるロボットのアクションフィギュアやプラモデルを作りたい、その商品化につながる映像作品という内容でした。フィギュアを作るためにロボットの関節構造まで考えたスケッチを企画書に付けて、提案したんです。

虚淵玄クラスなら案件がどんどんきて作るのかと思いきや、自分から企画書を書いて応募したりしてるんですね・・・

エグゾフレーム

作品を見るとわかりますが、エグゾフレームの有機的な中身、そしてそれを覆うように装備した兵器や装甲は男の子なら嫌いなひとはいないです。Twitterで調べると皆さんプラモデルを買って組み立てたりカスタムしたりしているみたいです。

作品内でも国や組織によってカスタムの方向性が違うのでプラモデル界隈はしばらく盛り上がるでしょうね!!

映像がかっこいい…音楽はゴリゴリのダブステップからエレクトロまで!

最近3DCGアニメってちょくちょく見かけますが、それらとは明らかに違う作風です。背景がイラスト調だったり、人間の動きはいわゆるトゥーンシェーダーって感じに見えない複雑でリアル志向なテクスチャ。そして何より、宇宙人のロボットであるエグゾフレームや戦車、ヘリコプターなどの兵器の作り込みはぞわっとくるほどのクオリティです。地面や空気の汚れも表現されていて本当にリアル。

埃を感じるテイスト
埃を感じる空気感も表現されてる

こんなのや・・・

こんなのや

音楽もドラムンベースからゴリゴリのダブステップやエレクトロと日本のアニメっぽくない硬派な感じ。特に前半のエンディングは好きでした!

Youtubeなので日本だけでなくワールドワイドに配信されているようで、動画のコメントは英語の方が多いように感じましたし、コンテンツ配信方法含めて新しい体験でした!

とにかく続きが気になる!!

今回オムニバス形式で6話楽しめましたがこの世界観を語り尽くすのには全然足りていない!と感じます。この世界観での映画が見てみたい!!

作品内でも謎や伏線みたいなのが色々出ているので気になるんですよね。エグゾフレームは宇宙人が別の何かに使った後の使い古しジャンクなんじゃないか、と言う何気ない会話からもっとすごいエグゾフレームが存在しているのか?とかワクワクします。

エグゾフレームの解析ができて地球人が乗りこなしたりする日は来るのか?兵器としてカスタムしまくって、いつか宇宙戦争するのか?6作品はいずれも地球内、近代兵器とエグゾフレームが混在する世界なのでもう30年後くらいを見てみたい!!

とか色々妄想が膨らみます。とにかくもっと作品みたいぞーー!!

エピソード7-12は2020年冬に公開されるぞー!

続きは?って調べたらエピソード7-12は2020年の冬に公開が決定したようです。

ティザー映像を見た感じ、EP 1-6でバラバラだったお話が一つのストーリーになりそうな予感がしています!首を長くして待ちましょう!!!!

まとめ

『OBSOLETE』(オブソリート)という作品が面白かったよ、という話を書きました。

このアニメを知ったのは数日前にTwitterのフォロワーさんのおかげ。

えふはちさん、シェアしてくれて感謝!

恐ろしく精巧な兵器、美しくも斬新な映像表現、新しい配信方法。これらをオンタイムで体験できてよかった!と強く感じる作品でした。

こんな感じ。

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