左側に見える山が三原山

伊豆大島の三原山ヒルクライムを初心者がeBikeでチャレンジしたら楽勝だった話

こんにちは。ぼっちバイカーです。

伊豆大島へeMTBであるYPJ-XCで行ってきました。今回は伊豆大島の三原山にeBikeでヒルクライムしてきた記事です。

なお、タイトルに”楽勝”と書いていますが決して”楽”ではなかったことを最初に書いておきます。

そもそも三原山って何?

三原山(みはらやま)は雑に説明すると、伊豆大島で一番高い真ん中の山です。

標高は758mとほぼ東京タワー。伊豆大島へ行ったのならここに行かないのはもったいないです。だって、晴れていればこんな景色が見れるから!!

三原山の山頂あたりから見下ろすとこんな感じ

こんなの人生でも何回見れるかわからない絶景と断言できます。

そして、自転車乗りの間では三原山へ行くのが一種のコンテンツとなっていることが調べるうちにわかってきました。

「三原山 ヒルクライム」でググればわかります。調べると”結構ハードだけど登れば達成感がある”という感じ。eMTBだとどんな感じなのかチャレンジしてきました!

三原山ヒルクライムのルートは複数あるので注意

三原山のヒルクライムでも一番ハードなのはこのルート

御神火スカイラインルート

このルートは「大島三原山ヒルクライム大会」というイベントでも使われる公式なルート。「御神火スカイライン」という名前がつく、一番キッツーなルートです。残念なことに道の一部が崩れたためクローズされており2019年12月現在も通行不可となっています。

それ以外にも、岡田港からのルートや大島公園からのルートなどもあります。この辺りは公式の自転車乗り向けのパンフレットにがっつり情報が乗っていますのでチェック。

東京・伊豆大島ジテンシャウォーキングMAPより

僕が走ったのはこんな道

僕は元町港から出発する予定だったので以下ルートで三原山へ登ることにしました。

元町港から三原山までのヒルクライムコース

ネットで調べると「前半は結構きつい」「緩やかだけど体に負荷がかかり続ける嫌なヒルクライム」「後半は景色も最高のご褒美つき」という感じ。

三原山ヒルクライムをeBikeで走ったら休憩なしでいけた!

ということで三原山ヒルクライムにヒルクライムしてみた結果はこんな感じでした。

距離 12.18 km
タイム 45:58
平均速度 15.9 km/h
高度上昇 583 m
平均ケイデンス 74rpm
バッテリ消費量(常時EXパワー) 31%消費
前提として、僕は自転車で10km以上走ったことが過去数回しかない完全な初心者です。自転車はYAMAHAのeMTBであるYPJ-XC。アシストパワーは常に最高のエクストラパワーモード。ペダルのケイデンスは”バッテリ効率が良い75rpm付近”を極力維持。
Garminのログデータはこんな感じ。
三原山ヒルクライムのガーミン情報

ケイデンスのところをみるとわかりやすいですが値が0になっている箇所は信号待ちやスマホで地図をチェックしたり絶景の写真を撮影して走っていない時間ですがドリンク休憩はしていません。これらの時間がなければ40分は軽く切っていたと思いますし止まらなくても身体的には全然いけちゃう感じでしたので休憩なしでもいけますね。

心拍数はかなり上がったけど体の負荷は少ない不思議

普段、自転車を漕ぎ続けることしないのでケイデンスを75rpm維持しつつ坂を登っているだけで心拍数は180rpm付近を維持する形でした。

でも、筋肉は適度な刺激程度だった。一言で言うと「とってもいい運動」って感じでした。

今回の心拍ゾーン

上記ゾーン、Garminの説明ページでは「Z5: 自分の心拍の90-100%。ほぼ全力・呼吸はかなりきつく全く余裕はない」と書かれていました。

心拍ゾーンを意識したトレーニング手法とGARMINの活用方法

走っているとスマートウォッチのGarmin Instinctから「心拍急上昇、エマージェンシー?」みたいな警告が何度も鳴っており笑いながら走っていました。

これだけ運動強度が高いと乳酸もガシガシ溜まって足が動かなくなるはず。が、そこはeBikeのエクストラパワーによる強力なアシストのお陰か筋肉やスタミナはまだ残っている不思議な状態です。

今回は「ケイデンス75rpmルール」があったので心拍が鰻登りでしたが、もう少し落として時速10km/hくらいを維持して走ればもっと負荷は低かったと思っています。

eBikeで三原山のヒルクライムを走ってみて感じたこと

まず、タイトルの通りチャレンジとしてどうなるか緊張していたことが杞憂に感じるくらいには楽勝でした。

でも決して”楽”ではなかったのです。

精神状態に左右されるのがヒルクライムだとわかった

走ってみると「常に斜面を自転車で登る」のはeBikeでも身体への負荷が続くことになりますし、何よりも精神的にキツかった。

と言うのも三原山ヒルクライムでは前半、美しい景色はほぼ見えず同じような木々や山が見えるだけで面白くない!しかもずっとペダルを漕ぐことに慣れていないので心拍が上がる上がる・・・。カーブを曲がった先が”壮絶なまっすぐな道”で何度心がぽきっと折れそうになったか・・・

でも後半は絶景がチラチラ見え始めたあたりから”ご褒美”と呼ぶのにふさわしい素敵な道でした!特に海がバァーっと広がる瞬間とか、オートバイ以上に感動しました。

海だーーーーーーーーー!
絶景を見ると疲れが吹き飛んでテンションが上がる!

多分、この経験ってある程度ヒルクライムができる訓練された人じゃないと体験できないと思うのです。例えば僕が「ロードバイクかったぜ〜とりあえずヒルクライムするぞい」って感じでここにチャレンジしたら絶対挫折してた自信があります。今回みたいに平均時速18km/hで登り続けられるようになるにはきっと沢山の鍛錬が必要になるはず。そう言う”ある程度登れる”と言うスキルがないと、景色を楽しむ余裕すらない。ヒルクライムは僕にとってそう感じた。

ヒルクライムは精神がタフじゃないと難しいと感じました。

自転車に時間を全振りできない僕にとってeBikeは本当に”ちょうどいい”

適度に苦痛を感じつつも身体の負荷は少なめでなんとか登れて絶景を味わえることができるeBikeは僕にとっては最適解だった。仕事以外の時間はブログ書いたりゲームしたり、もちろん家族との時間も1分でも長く過ごしたい。けど自転車も本格的に楽しみたい。と言うマガママな僕のやりたいことにいい感じにフィットしてくれるんです。

もちろん今回は12kmくらいだったので登れましたがこれが100km続く場合にはバッテリ消耗を抑えるために負荷が高いモードを選択する必要が出てきたり、脚力も必要になってきますが、一般的に「初心者だとキツイかも?」くらいのヒルクライムは大きな絶望をしないで登ることができたのは大きいです!

eBikeだと「行けなくはないけど決して楽じゃない」となるのでこれからも「ヒルクライムスポット」にチャレンジするのはアリ!!

まとめ

三原山のヒルクライムに自転車初心者の僕がeBikeでチャレンジしてきた話でした。

左側に見える山が三原山
左側に見える山が三原山

ヒルクライムだろうがなんだろうがバイクはしっかり登ってくれる。かといってバイクみたいに楽ではなく適度(と言うかそれ以上)の身体への負荷もあるeBikeは達成感もすごいし新しい遊び方なのだと改めて感じることができました。eBikeでヒルクライム、アリです!!

そして三原山の駐車場に到着後、ここからさらにすごい感動スポットがあるのでその話も次回します。

こんな感じ。

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左側に見える山が三原山
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