こんにちは。ぼっちバイカーです。
タイトルの通り、2階にあるモデムとルーターから自室までLANケーブルを配線することが出来たのでやり方を紹介します。
「戸建て LANケーブル 配線」で調べると色々出てくるのですが、うちの場合どうなんだろう?とか専門的すぎて敷居が高かったり、広告記事だったりで分かりづらく、いまいちピンと来なかったので記事を書くことにしました。
2階のモデムから1階の部屋までLANケーブルを壁中配線する方法
2Fのモデムから廊下や階段を通って1階の自室まで伸びていたLANケーブル。これを壁の中を経由でダイレクトに通す方法を紹介します。
ビフォアー・アフターはこんな感じ。
1F自室のコンセントからLANケーブルがこんにちはする感じ。これ目指すぞ!!
・・・
具体的な手順を書く前に、少しだけ愚痴というか自分語りをさせてください。
家中のケーブル配線が汚くてストレスだった
僕は2F建ての戸建てに住んでいるのですが、家のネットワーク環境について悩みがありました。それが「モデムから自室までの物理的な遠さ」。インターネットの出入り口にあるモデムは2Fのクローゼット内にあるのですが、僕の自室は1Fなので気軽に有線LANを引くことが出来ませんでした。注文住宅だったらそのあたりも要望出していたのですが・・・
とはいえ今の時代は無線LANでも十分スピードが出るのでそんなに気になっていませんでした。自宅Wi-Fiで家中どこでも5-800Mbpsくらいの快適インターネット環境でしたし、会社の仕事もリモートですが特に不満なく仕事は進められている感じです。
・・・が、ゲームをやる場合には別。
新しいゲームを買うと平気で20GBとかダウンロードしなきゃいけないし、アップデートも同様。無線だと時間がかかって仕方ない。あと今プレイしているAPEX LegendsのようなFPSではレイテンシも大事なのでやっぱり有線LANでつなぎたい!という気持ちが高まって来たのです。
ということでAmazonで30mのLANケーブルを買って、2Fから階段を降りた1Fの自室までLANケーブルを壁や天井に這い巡らせたのです。
が。。。
一応配線には気を使ってましたが、子どもたちが興味本位でいじったり引っ張ったりした結果、留め具が取れてケーブルがだらんとなったりしたりで最終的には養生テープで適当にケーブルを天井に貼り付けた状態。別に生活上問題はないですが妻からは「この線はいつまでこのままなの?」と聞かれたり、養生テープの粘着力が落ちてダラッとなっているのを直すのがめんどくさかったりと地味にストレスでした。
・・・
QNAPさんのTwitterキャンペーン「#我が家のネットワーク環境」でツイートした時も悩みとして書くくらいにはストレスでした。
Googleフォト有料化対策でQNAPのNAS(TS-230)を導入。家族の写真/動画をQuMagieアプリで共有してますがクラウドサービスより断然速いので自宅時間が長い人にはオススメ
今の悩みはルーター(2F)から自室(1F)までのLANケーブルの配線が汚いので何とかしたい事#我が家のネットワーク環境 https://t.co/2CwmFx6w3F pic.twitter.com/TRR28HRCg2— ぼっちバイカー (@botti_bk) May 27, 2021
重い腰を上げて壁中配線することにした
僕の上記ツイートを友だちが見かけ、「壁中配線」という概念を教えてくれました。家の中ではなく家の天井や壁の中を経由する方法です。
↓のの君のツイート
一人暮らしで来客も特に無いので2階のPC部屋までそのまま引いてた有線LAN
重い腰上げて1階のモデムから屋根裏隠蔽配線
めくら蓋手元にないから完成じゃないけどひとまずこれでしばらく運用しよ。クソめんどかったわ。 pic.twitter.com/rbd4T76K0q
— のの氏は通販下手夫 (@ppsh1394) April 24, 2021
上記はうちとは逆で1Fから2Fに配線する感じ。のの君に詳しいやり方や考え方を教えてもらうことに。家まできてくれそうな雰囲気もありましたが流石にそこまでは悪いので自分でやる決意を強く持ちました。
最近の家だとコンセントにLANケーブルが刺さるモジュラージャックがついてて挿せばインターネットできるじゃないですか。これDIYできたらかなりうれしいぞって。
戸建てで別の階までLANケーブルを配線する方法
ということでこんな感じになりました!
もう1段階上を目指すならLANケーブルの中の線を一度分解してモジュラージャック化するのですが、ネットワークがおかしいときの切り分けポイントが増えるのが嫌なのと、そもそも自分が不器用なのはわかっているのでモジュラージャック化まではやらないつもり。男のケーブル直通し!!
・・・
ここからは、どのように進めればよいかの手順を書きます。
ざっくりとした流れはこんな感じ。
- 自分の家の壁中がどうなっているか把握する
- モデムから天井裏までLANケーブルを通す
- 天井裏から自室までのLANケーブルを通す
それぞれ説明します。
1.自分の家の壁中がどうなっているか把握する
今回の作業で一番重要なのがコレです。
というのも、壁中の配線については建てられた年代や建設会社、もしかしたら職人によって異なる可能性があるからです。
まずは自分の家の壁の中がどうなっているのかを確認しましょう。
・・・え?
もう少しわかりやすく書くと、具体的には天井裏の作業口を探して、登りましょう。
・・・え?(二回目)
天井裏にアクセスする
おそらく、二階の天井や壁横に四角いのがあるはず。コレです。
今まで気を留めませんでしたがこれ、屋根裏への通路だったのです。よく見るとマイナスドライバを回すネジが付いているので緩めると…
パカ!
簡単に開いた!!
脚立もしくは椅子など足場にして覗いてみると・・・
うわぁ・・・映画でしか見たことがない屋根裏だぁ。ここに住んだら楽しそうだし普段使わないものもここにおけるやん!!とか頭が一気に急回転し始めました。とにかくここに来れれば一段落です。
天井裏でCD管を探そう!モデムから天井裏までLANケーブルを通す
天井裏に来たら画像のようなオレンジ色のパイプ(CD管というらしい)が通っているはずなので探しましょう。
CD管を見つけることができれば「モデムがある場所までの経路」と「自室までの経路」が確定で存在していることになります。
このCD管というのはまさに僕のように家が建った後から壁中を配線する時に使うためのものです。
なお、、、もしCD管がない場合。僕はどうすればよいのかわかりません。のの君いわく、上からスパナなどで下に落とし、壁に穴を開けて回収すれば行けそうですが、結構難易度高そう。このあたりは家の構造によって難易度は変わるかもしれないです。
2. モデムから天井裏までLANケーブルを通す
モデムから屋根裏までの経路を見つけましょう。
うちの場合、2Fにモデムがあったので屋根裏からモデムまでの経路はわかりやすかったです。というか親切にも作業口の近くに「ネットワーククローゼット」と書かれた空のCD管がありました。
ホースの長さも短く曲がりも緩かったのでLANケーブルを通したら一瞬で完了。イージーです。
もしメモが書かれていない場合には一つ一つ試すしかないです。
3. 天井裏から自室までのLANケーブルを通す
モデムまでの経路が確定したら、次は自室までの経路を見つけます。
屋根裏から自室まで伸びているCD管のどれかからあたりを付けます。
自室のCD管の場所を見つける
そもそも、自室のどこにCD管があるかというと・・・
コンセントだけでなくテレビジャックがあるやつです。ドライバでネジ4本緩めれば外れます。
ここを下から覗くと・・・
このCD管が屋根裏のどのケーブルにつながっているかを調べればよいのです。
屋根裏にある沢山あるCD管から正解を見つける
ここでおすすめなのが掃除機です。
作業には二人必要ですが、一人が屋根裏で掃除機をCD管に接続して吸引開始し、もう一人が自室のCD管出口に手をおいて吸い込まれる感覚があるかをチェックするのです。で、ボッチの場合にはLANケーブルや細長い針金などを通してみましょう。
上記モデムのあるコンセントに大量のCD管があり、そこから各部屋に繋がっているのですが、掃除機を接続することができなかったので屋根裏のCD菅に穴を空けてしまう荒技でやることにしました。
CD管に穴を空けて掃除機で吸引して自室に続いているホースを探します。こればかりはどれが繋がっているかわからないので直感で1つずつカットしてテスト。その結果、あたりを引いたのは最後でした・・・ギャンブルに向いてない僕。
なんとか自室までの経路が確定しました。あとはケーブルを通すだけです!
ケーブルを通すためにビニール紐を通す!
早速屋根裏のCD菅にLANケーブルを通してみたのですが途中で行き詰まってしまい、自室まで通すことができませんでした。
そこで、「最初にビニール紐を通して、後からLANケーブルを引き出す作戦」で進めることに。
ビニール紐を用意して先端にティッシュを小さくちぎって丸めて、テープで止めます。(これで体積が増えるので空気抵抗が増えて吸われやすくなる)で、自室のCD菅の入り口に詰め込みます。
あとは屋根裏から掃除機でCD管を吸い、このビニール紐を吸い出します。
ビニールが吸い出せたら、これにLANケーブルを結び、滑りやすくなるようにテープで保護します。
LANケーブルを程度にCD管に差し込んだら、自室からビニール紐をゆっくり引っ張り、LANケーブルを引き出します。
この作業、結構気持ちよかった。
コンセントの出口をキレイにする
このまま終わっても全然良いのですが、ちょっと見た目が雑すぎるというか、穴が大きくて吸い込まれそうになって怖いです。
どうやらホームセンターなどにケーブルを通すようのアタッチメントが売られているとのことでひとっ走りしてきます。
きしめんタイプのLANケーブルを使っているので大穴タイプを選びました。
あとはこれをセットして・・・
最後に蓋をしたら完成!!
これで完了です!!
まとめ
DIYで戸建ての屋根裏を通してLANケーブルを壁から出す方法を紹介しました。
実際、廊下や階段でケーブルが見えているストレスがなくなって非常に快適ですし意を決してよかった!という気持ちしかない。何より僕の家ではCD管が各部屋に張り巡らされていることも分かったので、今後何かケーブルを通すこともできるので嬉しいです。
作業自体はやってみると簡単なのですが、家の構造によってやり方が変わるのでネットの記事通り進まないことが多いです。そこは無理をしない範囲で進め、どうしても困ったら職人さんにお金を払ってやってもらうのも1つの手です。
こんな感じ。