こんにちは。ぼっちバイカーです。
一ヶ月ほど前にアナログレコードにハマった話を書きました。僕が集めているジャンルは主に「サウンドトラック」で、特にゲームやアニメ関連をメインです。
レコードを集めるようになってからのこの一ヶ月間で色々な学びがありました。そしてレコードを買う過程で「これ知っておきたかったなぁ」ということが色々出てきたのです。
今回は僕と同じようにこれからゲームやアニメのサウンドトラックのレコードを集めてみたい!と思っている方向けに情報をまとめました。
これは100%実体験によるものなので、事実と違う場合があったり時期によって変わってくる可能性がありますが生な情報として書き残そうと思います。前半には「そもそもレコードの基本」も紹介しているので「レコードのサントラの現状について気になる」という方も楽しめるかと思います。
これからサントラのレコードを探すなら知っておきたいこと
レコードの中でのサントラというジャンルは間違いなくマイナーです。レコード屋さんが1000枚のレコードを売っていたらサントラは80枚くらいだと思います。
それはおいておいて、まずはレコード全般の知識というか「今からレコード聴くならなにすれば?」という方向けにおすすめを書きます。
僕自身、レコードを初めた時は右も左もわからない状況で、レコードプレイヤーは何を買えばよいのかわからなかったからです。
すでに知ってるよ!もってるよ!という方は飛ばしてしまって構いません。
レコードプレイヤーをこれから買うならBluetooth対応がおすすめ
レコードプレイヤーのスペック等、細かい話はここでは書きません。というか僕もまだ初心者なのでこれからだんだんと機材もこだわって行きたいと思っています。
でも「アニメやゲームのサウンドトラックを集めてコレクションしつつレコードをたまに聴く生活をしてみたい」という方は多いのではないでしょうか。僕はこれでした。
「アナログレコードを買ってしまいあとからレコードプレーヤーを買った」という人は案外多いのでは?と思ってます。
でもレコードプレイヤーについてネットで調べると、こんな記事ばかりでした。
アフィリエイトブロガー「レコードは難しくありません!まずはレコードプレーヤーを選んで次にアンプを購入して次にフォノイコライザーを買って次に針を買って、あ!針は最初はシンプルで安価なMM型がいいですね。もちろんスピーカーも必要です。最初は安価なものを揃えてこだわるのが良いでしょう(アフィリエイトリンク)」
で調べるとアンプはコスパ高い入門モデルで3-5万円。スピーカーも同様です。レコードプレイヤーは1万円位からでも楽しめますがそれでも環境を整えようと思ったら新品で10万円に届いてしまいます。10万円で入門レベル。調べた限りでは25万円くらいあればいわゆる「コスパが高い機材」を揃えられる感じでしたね。。。たけぇ・・・
しかも僕はBluetoothの無線スピーカーはもともと持っているので、いまさらアナログオーディオ環境を整えるのは抵抗がありました。
Bluetooth対応のレコードプレイヤーのメリットデメリット
Bluetoothのスピーカーをもし持っていて、音もそこそこ良いやつを使っているのであれば、Bluetooth対応のレコードプレイヤーが良いです。
だって、レコードプレイヤーだけ買えば、アンプもスピーカーもフォノイコライザーもいらないのです。
その理由はたくさんありますが3つだけ
- 必要なのはプレイヤーだけなので安くレコードを楽しめる
- 余計な機材も増えないので部屋を圧迫しないしケーブル増えない
- Bluetoothスピーカーも結構音質良い
もちろんデメリットもあります
- レコードのアナログな音が無線でデジタルに変換される
- レコードプレイヤー付属のBluetooh変換の品質が良くない
- 結局Bluetoothスピーカーで聴くなら初めからデジタル音源でよいのでは?(それ以上はいけない)
デメリットはわかるけど、音はそこそこ綺麗なら文句ないから安くレコード環境を導入するならありだと思っています。
僕はSonyのPS-LX310BTという無線対応のレコードプレイヤーを購入しましたが、デジタル音源との違いは確かにあると感じられました。あとアナログ出力もあるので将来アナログ環境を整えたくなっても機材は腐りません。のでBluetooth対応レコードプレイヤーはおすすめしたい。
入門機材でも十分レコードの魅力が味わえるよ!
レコードを聴くのって、曲を選ぶ時点の体験が全然違います。なんていうか、解像度が高いんです。
レコードを選んでいるときのワクワク感ってすごい。これはデジタル、特にサブスクサービスとは違う感覚。
なのでプレイヤーが入門機材だろうがオーディオ環境がBluetoothだろうが、レコードをセットして再生しただけでもう十分にレコードの魅力を味わえると思います。ぜひ体験してみてほしいです。
サウンドトラックをレコードで集める時に知っておきたいこと
レコードを集めだして感じたのはレコードには「古い流れ」と「最近の流れ」があるってこと。
レコードはもともと昔の音楽メディアでしたが、ここ数年でまたレコードが流行っており世界ではCDよりもレコードの方が売上が上なんてニュースもありました。
音楽業界は、2002年以来最高益に
米国では、2020年にすでに、レコード盤とCDの売上高が逆転している。音楽業界のニュースサイト、ミュージック・ビジネス・ワールドワイドは、アメリカ・レコード協会(RIAA)からの数字として、2020年にLPとEPを合わせたレコード盤の売上高が、前年比29.2%となる6億1960万ドル(約685億円)に達したと報じた。これに対しCDは、前年比23.4%減の4億8330万ドル(約534億円)だった。米国でレコード盤がCDの売り上げを上回るのは、1986年以来だという。
レコードを探す時には「古いレコードを集めたいのか」「最近のレコードを集めたいのか」で探すべき場所が変わってきます。
レコードにおけるサウンドトラックというジャンルではこんな感じで違います。
古いレコード時代のサウンドトラックは中古市場を一通り眺めてからでも遅くない
「俺は古いレコードしか興味ないぜ」という人はおいておいて、古いレコードのサントラはじっくり検討しましょう。
これはあくまで「僕が感じた印象」ですが、昔のサントラのレコード(映画やアニメ・特撮など)は中古のレコードショップに結構売られているのです。しかも3桁円とか1000円台で売られていることも少なくないです。
レコードショップでよく見るやつ
- 昔の有名なアニメ・特撮作品のサントラ
- ルパン
- 宇宙戦艦ヤマト
- 銀河鉄道999
- ゴジラ
- 昔の映画サントラ
- 邦画のサントラ(詳しくないのでざっくり)
- ウエストサイドストーリー、フットルース、スター・ウォーズ、トップガンとか
最初は「うわ!ジャケットのメーテルとかクラシックなオタク感あってええな!1000円!安い!」となったのですが、1ヶ月ほど経過するとどこのレコードショップのサントラコーナーを覗くと「またメーテルか…」ってなるくらいどれもよく見かけます。
しかも似たような中古の状態でも価格が500円から3000円くらいまでショップによって価格に開きがあります。安いし人気作品なのでつい買ってしまいがちですが、ネットで別の買い物をしていると「あと500円くらいで送料が無料なのに!」みたいな時にも使えるので、中古のサントラのレコードは最初は焦って買わなくてもいいのではないかなって思っています。
あと、サウンドトラックではなく「映画の音声(曲だけじゃなくセリフも入っている映像がない映画)」のレコードもあるので注意が必要です。カリオストロの城のサントラ?ではこれに当たりました。
ちなみに僕は映画「アマデウス」と「フットルース」のサウンドトラックを初めてレコードショップに行った時にそれぞれ2890円位で中古購入したのですが、後で調べたら1000円未満で売られていたことに気がついて結構ショックでしたね…。
最近のサウンドトラックのレコードは多岐にわたっている!
最近、というか2022年現在。驚くことに毎週のようにどこかしらでサウンドトラックというジャンルでアニメやゲーム・映画のレコードが発表・発売されています。
僕の友人に「今度〇〇のレコードが発売されるんだけど〜」と話したら「え?未だに新しいレコードって発売されているの?」と驚いていました。僕も最初はレコードが今でも普通に発売されていることを知って驚いたのを思い出しました。
アナログレコードで現在もプレスされているサントラはこんなのがあります。
- 最近の映画・ドラマ(殆どが洋画)のサントラのレコード
- かなり昔に流行ったゲームのサントラ
- マザー2,ソニック、ストリートファイターとか
- 少し前に流行ったゲームのサントラ
- バイオハザード、エースコンバット、鉄拳
- 海外の最新インディゲームのサントラ
- undertale, Va-11 Hall-Aとか
- 昔流行ったアニメのサントラの再プレス
- AKIRA、カウボーイビバップ、ジブリ作品
- 映画やドラマの主題歌
- 宇多田ヒカル(エヴァンゲリオン)、米津玄師(ウルトラマン)、RADWINPS(ぜんぜんぜん)
- コレクターグッズとしてのレコード
- ポケモン(ゲーム)、ワンピース(アニメ)、アークナイツ(ソシャゲ)
「流行った作品のサントラのレコード化」自体は昔のレコードと同じですね。映画やドラマの主題歌のアナログレコードは人気がありますし、ゲームのサントラも同じ。映画の内容が良い、というよりは主題歌が良くて注目された作品がレコードをプレスしている感じがあります。レコード好きな人は買うし、レコード興味ない作品のファンもコレクションとしてレコード買うのです。
それ以外でも最近のレコードブームによって色々なタイトルがプレスされています。
昔流行った作品のレコードが新しく発売されている
「昔流行った作品のサントラ」を初レコード化したり再プレスしている流れが最近ではよくあります。
昔好きだったゲームや映画、アニメのレコードが2022年にプレスされているの、すごい!
個人的にはマザー2は好きだったので、新品のレコードが手に入るのは本当に嬉しいです。
まぁ人気なサントラは発売されてもプレス数が少ないのですぐ売り切れてプレミアついちゃいますけどね…。
コレクターグッズとしてアナログレコードが売られている
あとは最後の「コレクターグッズとしてのレコード」。これも多いです。
最近だとワンピースの映画「ONE PIECE FILM RED」では限定50枚でアナログレコードがプレスされました。
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6/23(木)19:59まで
『ONE PIECE FILM RED』
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\ウタ( #Ado)が歌う
「#私は最強」はもう聴きましたか?🎙🔻応募方法#ウタ_私は最強 をつけてこの投稿にリプライ
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— 『ONE PIECE FILM RED』【公式】 (@OP_FILMRED) June 22, 2022
また2022年11月発売の「ポケモン スカーレット・バイオレット」でも限定150枚でアナログレコードがプレスされています。
『ポケモン スカーレット・バイオレット』を予約したら、「予約 de ゲットキャンペーン」のサイトに登録して、オリジナルグッズの抽選に応募しよう!
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ピクチャーレコードを採用した特別仕様だよ!https://t.co/qsUAzSqQNF #ポケモンSV pic.twitter.com/NPro8EzttW— ポケモン公式ツイッター (@Pokemon_cojp) October 7, 2022
こういうコレクターグッズとして、アナログレコードが選ばれるのも最近の流行。これらはもう運を味方にするか、オークション来た瞬間に札束で殴るしかないやつ!
上記どちらも2022年の出来事。
あと僕がプレイしているアークナイツ(ソシャゲ)でも、2022年初頭に初めて発売されたサウンドトラックがアナログレコードでプレイヤー達が困惑していたのも印象的でした。
ってかアークナイツのレコード、本当に欲しいのですがメルカリでも2万円超えと定価4倍くらいの値段なので歯ぎしりしながら睨みつけています。。。あのとき買っておけば・・・ほしい…。
サントラのレコードは「多分欲しいかも」と思ったら絶対買っとけ
「ほしい時が買い時」はレコードではガチで当てはまります。
これはサントラだけに限らないのですが、レコードってCDよりも原価も人件費も輸送費もコストがかかるせいか、プレスされる枚数が本当に少ないんです。なので人気の作品はすぐに売り切れて、あとから欲しくなってもプレミアついた値段でオークションやフリマアプリをめぐるか、偶然中古で発見するのを祈るか、再プレスされるのを祈る事しか出来なくなります。
しかも転売屋よりも実際にレコードを楽しんだりコレクションする方のほうが多いようで、そもそもネット上に出回ることも少ない。お金を出しても手に入らない状態になることも。
これは経験談ですが、予約できる時の「多分欲しいかも・・・」は、販売終了後にたいてい「買っておけばよかった…」と後悔に変わるので、買っちゃったほうが精神衛生上良いです。
幸いなことに、ガンプラやゲーム機本体等ほど転売屋の規模は大きくないので予約始まったら早めに購入すればちゃんと定価で手に入れることができます。
アークナイツのサントラのレコードだけは本当に後悔してる。あの頃は「レコードプレイヤー持ってないし…」とか悩んでたけどバカすぎる…タイムマシンあったら過去に戻ってレコード買っとけって言いたいレベルで後悔してます。
発売されるレコードの情報はタワレコ・HMV・ディスクユニオンをチェックすればOK
全てではないですが、国内で新発売される殆どのサントラのレコードは大手音楽会社である「タワーレコード」「HMV」「ディスクユニオン」を眺めればOK。
各社それぞれで「レコードの新製品ニュース」を出しているので好きなサイトからしく発売されるサントラのレコードの情報が掴めます。個人的にはHMVが一番更新頻度が高い気がしている。
たまに人気で売り切れとなったレコードが突然再プレスされる事もあって、その時にはSNSでしか情報が出ないこともあるので普段使うSNSで上記アカウントをフォローしておくと良いかもです。
HMV、ディスクユニオンに関しては中古レコードもオンラインで発売されているのでそれらのチェックも楽しいです。
海外のレコード販売ショップもチェックしよう
音楽の版権について詳しくないので理由は不明ですが、海外のレコード販売店が日本のゲームやアニメのサウンドトラックをプレスして販売しているのです。
最近で一番すごいと思ったのは、色々な意味で伝説のエロゲー「沙耶の唄」のアナログレコードでしたね。。。マニアックすぎる…。ほしかった!
曲の版権を買い取ってレコードプレスしているのかな?
とにかく海外のレコードショップの情報にもアンテナを貼ることも大事。海外のサントラを扱っているレコードショップはたくさんあるのですがショップごとにジャンルが若干違うので大変。
海外のレコード発売情報は、運良く日本のゲームメディアが拾って記事を書いてくれることもあります。がそうでない場合には気づけないのでショップのSNSはチェックしておきたいです。
海外のサントラ系のレコードショップについてはまた別記事でまとめて紹介するつもりです!
【最後に】レコードは無理のない範囲で!
レコードってプレス数が少ないので手に入らないことが本当に多いです。
特に自分がレコードを始める前にプレスされた欲しいレコードとかあると目が三角になってしまいがち。でも曲自体はたいていCDが出ていたりするので曲を聴くだけなら別にレコードは不要なんです。
何より買えば買うほど自分が買ったレコードを聞く機会が少なくなっていくのです。レコードは増えますがレコードを聴く時間を比例して増やすことはできませんからね。
なのでレコード集めは無理のない範囲で楽しみましょう!
なぁに!人気のレコードはそのうち再プレスきますって!大丈夫大丈夫!ハハハ・・・!!
こんな感じ。
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僕「アークナイツのアナログレコード欲しい…()」