こんにちは。ぼっちバイカーです。
2022/2/10にリリースされたスマホ向けゲーム「ヘブンバーンズレッド」通称”ヘブバン“が面白いです。
ヘブバン2章終わった…衝撃的すぎて眠気が吹き飛んだ。なんだこれ pic.twitter.com/f4jy3CKErs
— ぼっちバイカー (@botti_bk) February 22, 2022
二週間掛けてじっくりヘブバン楽しみつつ、現在公開されているメインストーリーの2章までクリアしました。「いわゆるソシャゲ」が嫌いな人にも勧められる「ちゃんとしたスマホRPGゲーム」だった。
この記事ではネタバレは含みませんが、設定等の説明でシステムや内容に触れるので気になる人はとりあえずゲームをプレイしてほしいです。
この記事ではヘブバンについてと良いところも悪いところも紹介します。
ヘブバンって何?どんなゲーム?
ヘブンバーンズレッド、通称ヘブバンは元祖泣きゲーメーカーKeyの最新作。プラットフォームはAndroidとiOSというスマホゲーです。ジャンルはRPG。
ソシャゲって聞くと「Keyもついにソシャゲ堕ちしたか」って思いますよね。実際有名アニメとかのソシャゲが大ゴケすることもよくあるし、後ろ盾が大きいほど爆死の緊張感を感じるのは僕だけではないはず。IPにお金掛けすぎて中身お粗末だったりしないかなって不安になる。
僕は2019年に初めてヘブバンの情報が発表されて、ティザーサイトで流れた曲「Before I Rise」が好きすぎて、当時サイト開いたままずっとリピート再生しながら仕事してました。 曲が良いんだわ。。。
麻枝 准が原作・メインシナリオを手掛ける完全新作ゲーム『Heaven Burns Red』のティザーサイトが本日公開されました!
『Heaven Burns Red』はKeyとWFSが贈るスマートフォン向けRPGです。
▼詳しい情報は下記ティザーサイトをご覧ください!https://t.co/9A1EmEbGyN#ヘブバン #麻枝准 pic.twitter.com/LV99VpemUU
— Key開発室 (@key_official) November 28, 2019
あれからもう二年。
ついに先週リリースされたのでリリース当日にダウンロードしました。スマホゲーにここまでワクワクしたのは人生初。どうかな。
初めてサービス初日にスマホゲームやるかも pic.twitter.com/X8jjz32M0D
— ぼっちバイカー (@botti_bk) February 10, 2022
2週間プレイした感想として、「ソシャゲっぽくない硬派なRPG」「ヘブバンはちゃんとKey作品してる」っていうのだけは伝えたいです。
ヘブバンについてぜひ伝えたいこと4つ
少し掘り下げます。ヘブバンで良かったのはこの3つ。
- ヘブバンは間違いなくKeyの最新作
- ヘブバンはお金払うレベルのRPGゲーム
- ヘブバンはレベル上げ周回はしなくていい
- リセマラは絶対やろう
もっとあるけどこれだけは伝えたいこと。
ソシャゲだけど課金しなくても全然楽しめる。むしろ課金ポイント少なすぎて大丈夫?ってなってる。
ヘブバンは間違いなくKeyの最新作だ
ここまでプレイして言えるのは、「ヘブバンは間違いなくKey作品の一つ」です。ヘブバンは麻枝准さんの新作だよ。昔のKey作品が好きだよって人は間違いなく楽しめる。ソシャゲだからって毛嫌いするのはもったいないくらいストーリーパートが良い。
にわか鍵っ子の僕はKey作品として楽しめた
一応僕のKey作品のゲーム遍歴をば。プレイした順で「リトルバスターズ」→「CLANNAD」→「AIR」→「Summer Pockets」→「Kannon(スマホアプリ)」→「Harmonia」って感じ。にわか鍵っ子(Key作品のファンのことを鍵っ子と呼ぶ)です。rewriteだけは未プレイ。アニメ作品も観てますがやっぱりゲームとしてプレイしたいタイプ。・・・え?1st Beat?知らない子ですね?Key作品で一番好きなのはリトバスの朱鷺戸沙耶(ときどさや)、主題歌だとClannad: After Storyのop「時を刻む唄」です(隙あらば自分語り)
そんな僕でもヘブバンをプレイして、普通にKey作品だと感じました。これだよ。これ。ってなった。
Key作品好きな人は無料だしプレイするのをおすすめしたい!
しっかり全キャラフルボイス・モーション付いてる
ゲームの開発、特にスマホゲーって流行るかどうかわからないからスモールスタートで出して、人気が出たらお金かけてキャラを増やしたりしていきます。
・・・でもヘブバンはいきなり48キャラクターが全員フルボイスでプレイアブルキャラクターとして登場するのです。
ストーリーパートはフルボイスでノベルゲー。これもうKey作品ではなかったら何?ってくらいしっかりKeyの最新作。
しかも、立ち絵がめちゃくちゃ綺麗。かわいすぎでは?
キャラクターがフルボイス、そしてモーションがついているだけでストーリー一話作るのにかけるお金が段違いにかかってくるはず。運営が社運を掛けてるのでは?ってくらい豪華すぎて怖い。
Keyのゲームをこんなクオリティで、しかも無料でプレイできてしまうのは頭がおかしいとしか思えない。クレイジーです。
音楽が良すぎる!歌もBGMも!
ヘブバンは音楽が良いのです。サントラが出たら買いたいくらいには曲が良い。
今までのKeyのゲームBGMと同じ感じで印象に残る曲が沢山。そして、歌がある曲はどれもかっこいいしアニメAngel Beats! のガールズデッドモンスターのような曲が多いのでテンションが上がる。
あと、バトルシーンでインスト(歌がない楽器だけの演奏)バージョンと歌ありのバージョンの使い分けがすごくよくて、うぉぉぉぉってなります。
公式ページのトップで歌が聞けるのでぜひ歌だけでも聞いて帰ってほしい。
音楽がなんでこんなにいいんだろう。
ストーリーはイヤホンつけて集中してプレイしてほしい
このゲームはストーリーパートとダンジョンパートがメインであります。とりあえずストーリーパートはイヤホンつけてゆっくり落ち着ける時間にプレイしてみてください。
過去のKey作品ばりに要素が沢山あってまだわからないけど伏線とかもありそうです。
特に終盤は音楽や演出でプレイヤーの感情を揺さぶりにかかってくるのでイヤホンでじっくりプレイしないともったいない!ってなります。
良くも悪くもいつものだーまえ節炸裂
シナリオをどのくらい麻枝准さんが書かれているのかはわかりませんが、にわか鍵っ子目線でみても「いつものだーまえ作品」です。
くどいくらいのギャグ、クレイジーでポンコツだったり不遇だったりする登場人物、ピアノの独特な旋律、バンド、ギリギリなパロディ、独特台詞回しと繰り返し。どれも昔のままです。・・・怖いくらいに。
昔からのKeyファンの僕からすると「これでいい、というかこれがいい」ってなります。
でも、良くも悪くもだーまえ節なので人を選ぶかも。Twitterで調べてると「ヘブバン、プレイしたけどギャグがくどくて薄らさむい」みたいなツイートも見かけました。
ヘブバンはお金払うレベルのRPGゲーム
僕は昔からRPGゲームは好きな方でした。でもダンジョン攻略っていつも苦手だったんです。早くダンジョンから脱出したい!でも探索しないと!っていう追い込まれる感が苦手で、ダンジョン入る前にレベルをめちゃくちゃ上げて追い込まれないくらい強くなってから挑むタイプ。
ヘブバンはそういう意味しっかりRPGでした。
バトルはターン制。パーティは属性やロールで決める
バトルで一番わかり易いのはFinal Fantasy13のターン制バトル。パーティーは6人ですが戦うのが3人だけ。毎ターン自由にキャラを出し入れ出来るので自由度は高いです。
キャラクターにはロールがあって、攻撃特化の「アタッカー」、相手をブレイクしやすい「ブレイカー」、味方を強化する「バッファー」等がいます。色々試していますが、ザコ敵は全体攻撃、ボス用にバフやデバフ、単体攻撃の強いキャラを構成するとスムーズですね。
さらに属性攻撃もじゃんけんみたいになっているのでパーティ構成考えるのは結構たいへんです。が、少なくとも2章まではそこまで属性は意識しなくても勝てるくらいの難易度なのであまり気にしすぎなくてもいいかも。初代ポケモンでもほのお属性のヒトカゲを選んだら最初のボスであるニビジムのタケシが岩タイプなので難易度が高くて大変ですが、まぁそんな感じ。
ダンジョン攻略が面倒くさい
RPGが嫌いな人には向いてないかも。このゲームでは「ダンジョン攻略パート」があり、それが結構面倒。正直僕は嫌いです。
ダンジョンではライフが100の状態でスタートし、「敵とエンカウントすると-5」「キャラクターが行動すると-1」って感じでライフが削れていきます。ライフが0になると、バトル時に”回復できないHP”が毎ターン削られていき、HPが0になるとその時点でダンジョンから追い出されます。
ダンジョンにはアイテムが落ちているので拾っていきたいのですが行き止まりがあったりと一本道じゃない。さらに敵とのエンカウントは時間経過なのでバトルは避けることが出来ません。バトルから逃げることは出来ない(敗北としてダンジョンから追い出される)。
なのでダンジョン攻略は「いかに短いターン数で敵を倒しつつ、いかに効率よくダンジョンを勧めるか」となります。
行き止まりに進んでしまうと無駄な移動となりバトル回数が増えるので、攻略サイトでダンジョンマップを確認しつつ効率的なルートを考えるのが間違いない。だけどマップ観ながら攻略するのは作業感が辛い。
ということでダンジョン攻略はめんどくさいです。
この面倒臭さは間違いなくRPGゲームのそれ。なのでRPGが好きな人なら楽しくダンジョン攻略出来るのではないでしょうか。お金払ってプレイするダンジョンRPGですよこれは。
動作はサックサクでストレスフリー
UIには若干気になる部分はありますが、ロード時間の待ち時間が全然ないのでサクサクプレイできます。
地味ですが僕はロードがしょっちゅう入るゲームは萎えてしまうタイプなのでこれは本当に嬉しいポイント。ちゃんとゲームになっています。
ヘブバンはアプリを落としても自動周回しておいてくれる
これがマジですごい。ソーシャルゲームって結局イベントやストーリーが数ヶ月に一度新しく配信サれるのでその間もユーザーをゲームプレイを維持させる為に育成要素を大変にしています。育成のために同じステージを周回させる設計となっているんです。
最初に書いておくと、ヘブバンでも育成要素はソシャゲ並みに大変です。
しかしヘブバンでは「自動周回」があるのです。どこまで自動でやってくれるかと言うと、「アプリを停止している間もずっと周回し続けてくれる」のです。
ここで省電力モードにチェックを入れてから「もう一度プレイすつ」を押すと、バックグラウンドで周回しておいてくれる。
例えば寝る前に自動周回を開始しておけば、朝目覚める頃には何百週も同じステージをクリアしておいてくれる。経験値も沢山入るし、育成に必要なアイテムも沢山ゲット出来る。睡眠以外でも学生なら学校にいる間、社会人なら仕事中もこの自動周回するだけでOKなのです。
もう今後出るゲームはみんなこの機能を実装してほしい。惰性でストーリーだけ続けているFGOみたいに毎回ポチポチする世界にはもう戻れないですわ。
繰り返しますが、今後ソシャゲはみんなこの自動周回を採用してほしい!
絶対にSSキャラ(スタイル)を3体引くまでリセマラしよう
リセットマラソン通称リセマラはこのゲームでは絶対にしたほうが良いです。このゲームではSS,S,Aとキャラ(スタイル)ランクがありますが、SSとSでステータスの差がかなりあります。わかりやすく言うと、Sだと強いボスの攻撃を食らうとワンパンで瀕死になります。
後半になってくるとSランクのスタイルでも強いキャラを生かして攻略することも出来ますが、ゲームが得意でない人はとにかくSSを沢山積んで物理で殴っていくスタイルをおすすめします。
このゲームはガチャでSSが出る確率が3%なので、後からSSを手に入れるのは結構しんどいです。2万円使っても1体もSSが出ない動画をみました。頑張ってリセマラで2-3体はSSがほしいです。
幸いこのゲームではリセマラ前提となっているのでリセマラ一周が3分くらい。運が悪くとも数時間やればいけるはず。ここで妥協すると結構後悔すると思います。
ゲームの完成度がめちゃめちゃ高くて絵も綺麗で期待しかない。リセマラしたのでこれでやってみる#ヘブバン pic.twitter.com/0MaUyyTuod
— ぼっちバイカー (@botti_bk) February 10, 2022
僕も1時間くらいリセマラしてSSが3体、S3体で始められたので大きな苦労なくクリア出来たのだと思います。
リセマラのランキングは色々なサイトで見れるので余裕あるならティアが高いキャラや好きなキャラ狙うのがよいですな。
まとめ
Keyの最新作ソシャゲ「ヘブバン」が面白かったので紹介でした。
今回はネタバレなしで機能面での紹介でした。かなり気合を感じるゲームのクオリティでストーリーも無料とは思えない完成度。
もっと多くの人にプレイしてもらい、ゲームが盛り上がって欲しい!と感じています。
僕もご祝儀、というか普通に二章まででも満足出来る内容だったのでお布施で5000円だけ課金しました。課金しないとどんなにこの作品が好きでもサービス終了しちゃうのでお財布と相談しつつみんなも課金しよう。
エンドコンテンツはやりこまずにストーリーを適度に消化するくらいにはなりますがまったりプレイしていきたいと思っています。
こんな感じ。