購入前、僕が期待したeMTBの領域

eMTBで何をすればいいの?MTBのジャンルに照らし合わせて考えてみた

こんにちは。ぼっちバイカーです。

「eMTBはMTB初心者におすすめできないよ!」「理由はMTBに乗っていないと担いで登るような場所を走ることになるからだよ」というようなことを書きました。

MTB初心者はeMTBを買ってはいけない3つの理由

じゃあ具体的にどんな場所はeMTBに向いているの?・・・それにはまずMTBのジャンルを知る必要があります。

この記事ではMTBの現在のジャンルを確認し、その上でeMTBで何をするのが良いのかを考えてみました。

MTBは大きく分けて「ファンライド」「レース」がある

マウンテンバイクと一口で行ってもジャンルが色々ありますが、大前提として「ファンライド」「レース」の二つがあります。

同じ「下るのが楽しい」という行為でも、条件を揃えてタイムを競い合うことで優位を決するダウンヒルレースを好む人もいますし、自分のペースでコースと向き合って週末を楽しく過ごすファンライドをする人たちもいるといます。

MTBのジャンルをまとめるとこんな感じ

MTB(マウンテンバイク)の定義は難しいですが、「オフロード(舗装路以外)を走る自転車」とします。

今のMTBはこんな感じだと思っています。

オフロードのジャンル(自転車)
MTBのジャンル区分け(自転車)

縦軸が競技性で上に行くほどフォーマット(ルール)がしっかりしていて、ルールに沿った上達する手段や方法が確立しています。また右に行くほどテクニカルな路面、左に行くほど舗装路に近い砂利道になっていきます。

MTBについて詳しくない人向けに一言で説明すると

トライアル:車輪を片方浮かしてなんか岩に飛び付いたりする
トライアル:車輪を片方浮かしてなんか岩に飛び付いたりする
ダウンヒル:急坂であれた路面の下りだけを走る
ダウンヒル:急坂であれた路面の下りだけを走る
エンデューロ:タイム計測区間(ガチ)と移動路(ゆるふわ)が混ざったレース
エンデューロ:タイム計測区間(ガチ)と移動路(ゆるふわ)が混ざったレース
クロスカントリー:下った分だけ登りがある。周回路を決まった時間走り続ける
クロスカントリー:下った分だけ登りがある。周回路を決まった時間走り続ける
シクロクロス:ロードバイクみたいな細いタイヤでクロスカントリー
シクロクロス:ロードバイクみたいな細いタイヤでクロスカントリー
グラベルロード:ロードバイクみたいな細いタイヤでフラットな砂利道を走る
グラベルロード:ロードバイクみたいな細いタイヤでフラットな砂利道を走る (http://cyclenewsnow.net/より引用)
トレイル:コース以外の山を走る
トレイル:コース以外の山を走る

(画像引用元が書いていないものは全てredbull.comより)

エンデューロやクロスカントリー、シクロクロスなどはレース色が強く、ダウンヒルやグラベルロードそしてトレイルは競技だけでなくファンライド層も厚い。(トライアルは正直よくわかっていないので割愛)

MTBのジャンル分けはこんな感じのはず。

ではここにeMTBはどうやって入ってくるのでしょうか。

購入前に僕が想像していたeMTBの領域

僕は上記ジャンルについては頭の中では理解しているつもりでした。その上で「家族もいるしガツガツ走れないから楽しくMTB全般を楽しみたいな!でも体力もないし辛いのは嫌なのでeMTBええやん」って考えたんです。

購入前に僕が想像もとい期待していたeMTBの領域がこれです。

購入前、僕が期待したeMTBの領域
購入前、僕が期待したeMTBの領域w

「ガチな競技の人たちとはもちろん争えないけど、初心者枠のMTBの人たちと楽しむくらいならeMTBで全部できるでしょ!」って本気で思っていました。

だってeMTBのレビューとかで「正直eMTBなんて…と思っていましたがこれならダウンヒルなどもいけなくないポテンシャルを秘めていると筆者は強く感じた!」とか雑誌で読んだらそう思ってしまいます。

これからさらに調べた結果、そうじゃないことが判明したんです・・・

ネットで学んでわかったeMTBのレース現在

eMTB購入後、ネットで本格的に調べてわかったことが「eMTBのレースはまだこれから」ということでした。

調べるとクロスカントリーやエンデューロでは世界だけでなく日本でもeMTBのレースが開催されていることがわかりました。

eMTBのレースは徐々にきている

ヨーロッパのWES(World e-Bike Series)というeMTBだけのシリーズも2019年から始まっています。

World e-Bike Series

WESは結構気合入っていて、レース運営以外にもYoutubeに「WES TV」というメディアでレースの状況などを発信していますね。競技はクロスカントリーとエンデューロ両方あり、レースのハイライト動画も結構ハイクオリティなのでぜひチェック!!

日本でのeMTBレースはどうなるんだろうか

日本ではeMTBのシリーズが始まることはまだなさそうですが、既存のMTBのレースにeMTBが入るパターンもあります。

日本のMTBレースのページをいくつかみて見ましたが「eMTBはお断り」「アシストバイク以外に限る」「…(そもそもeMTBについて言及がない)」って感じだったので先は長そう・・・

少なくとも現時点ではeMTBでの初心者がレースに気軽に参加できる人権はなく、海外の出力規制なハイパワーeMTBに乗った本気のレースが上位選手の間で徐々に広まっているって感じの認識でいいのかしら。

今eMTBで遊ぶならトレイルが間違いない?

ネットで調べると感じるのが、「もともとMTBレースで雲の上の神様みたいな人だった人がスポンサーついてeMTBでレースやるよ」って感じで、ガッチガチです。

なのでeMTBで競技全般をやるというのは難しく、現状では「MTBでもレースしてるけどあえてeMTBでエントリーしてみた」って感じ。ハードテイルでのeMTBで遊ぶならレースではなくトレイルに行くしかない!

ということで、これを図にするとこんな感じです。

競技はほぼeMTBは除外されることがわかった図
競技はほぼeMTBは除外されることがわかった図

レースではeMTBで闘う神々を見つつ、初心者はファンライドでコースやトレイルで遊ぶという感じ。

・・・と思ったらトレイルにもまた違う発見がありました。

実際にトレイルを走ってわかったeMTBの本当の領域

色々なトレイルに行って見て感じた結果がこれでした。

実際に走ってわかったeMTBの領域
トレイルも思いっきり遊ぶのにeMTBは向いていない

理由は以下記事でも書いた通り「日本のトレイルではMTBを担いで登ることが割とよくある」ということ。

MTB初心者はeMTBを買ってはいけない3つの理由

そして長時間、先の見えないトレイルはバッテリの問題があるのでなかなか難しい。ということでトレイルでも「eMTBでも楽しめる領域」は予想よりも小さかったのです。

僕が認識しているeMTBの領域は上記画像です。

もちろんeMTBを一括りにするのはおかしく、ハードテイルかフルサスかでも違います。色々なeMTBがありますしね。でも大体こんな領域に収まる気がしています。

何をしたらeMTBが楽しめるか考えてみた

現状でのeMTBが楽しめるであろう領域がはっきりしました。

ということでこの領域で楽しむeMTBの遊び方を思いつく限りリストアップしてみました。僕が持っているのはハードテイル(リアサスがない)モデルなのでこんな感じかな。

  • MTBコースでファンライド
  • サスペンションも付いているのでグラベルメインの林道ライドを楽しむ
  • キャンプ道具を積載して自転車でキャンプツー
  • バッテリーを充電しながら遠くを目指して走る
  • トレイルを探索
  • 子供を載せることができる最強のママチャリを作る
  • 競技に参加してみる(クロスカントリーレースなどは入門しやすそう)

MTBですがハードテイルだし、オンロードでも楽しめるので無理に乗るフィールドを狭めるよりは先入観をもたずに色々試してみるのがいいかなぁと思っています!

まとめ

MTBのジャンルごとの領域を整理し、eMTBが楽しめることを考えてみました。

eMTBはまだまだこれからなので色々な楽しみ方を先入観をもたずに挑戦していきたいなぁと思っています。

こんな感じ。

 

 

 

 

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購入前、僕が期待したeMTBの領域
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