こんにちは。ぼっちバイカーです。
自転車に乗っていると自分の走行記録を残せたらいいなぁと思うことがたまにあります。
ここで普通のサイクリストなら「サイコン(サイクルコンピュータ)導入」となると思います。自転車用のアイテムですので間違いなし。
でもeBikeやeMTB乗りの場合はスマートウォッチがあれば十分と強く感じたので記事を書きます。もちろん異論は認める!
(そしてこれは僕がスマートウォッチを買った言い訳でもあります)
サイコン?スマートウォッチ?
サイコンとスマートウォッチの違いについて紹介します。どちらも価格は良いものは高いし、最低限な機能だと安価で購入できるのは同じ。
とその前に、そもそも自転車乗りは走行中のどんなデータが欲しいのか知っていますか?僕は知らなかったのでここから調べました。
自転車乗りが欲しい6つのデータ
色々調べたところ、MTBだろうがロードバイクだろうがサイクリング記録を残す時に欲しいデータは以下6つだと思います。
- 走行距離・スピード(km, km/h)
- ペダルのケイデンス(rpm)
- GPSによる地図(map)
- 標高(m)
- 心拍数(bpm)
- ペダルパワー
この6つのデータを取得できれば良いわけです。もちろん記録するだけじゃなくリアルタイムでも見たい。
でで、「サイコンはハンドル、スマートウォッチは腕につける」という根本的な違いはありますが、機能や性質としての違いは以下だと思っています。
サイコンは自転車専用の記録マシン
サイコンとはサイクルコンピュータの略で、自転車や体に取り付けたセンサデータやGPS情報等を蓄積する機械。センサーの値をリアルタイムに見ることができるので自転車を漕ぐ時にステータス把握に役立ちます。そして自宅に帰りPCに接続すれば走行記録をみたり知り合いに共有することも可能。レースやトレーニングでは現状を把握するのは非常に大事なので、いわゆるガチ勢で使っていない人はいないはず。無線はもちろん、有線で確実にデータを取得する場合にはこれ一択です。
そしてスマートウォッチとの一番の違いは、リアルタイムでセンサーから取得したデータが大きなスクリーンでみれることですね。
自転車記録”も”残すのがスマートウォッチ
スマートウォッチは近年出てきたスマホ機能付き時計。僕は正直apple watchくらいしか知りませんでしたがフィットネス用として実に様々な種類の時計が売られており、ライダー向けの機能がついたものもあります。重要なのは「残すのは自転車乗車中のデータだけじゃない」と言う点。自転車の記録はもちろんですが、それ以外の日常的な運動記録を残してくれます。
スマートウォッチだけどサイコン並の機能を持つシリーズもあり、センサーが対応していれば無線でデータ取得が可能。GPS情報が少しずれたら大きな支障がある、データ欠損は御法度。と言うことでないならスマートウォッチも自転車のライフパートナーになり得ます。
eBikeやeMTBならサイコンは不要だと思う
ここが一番言いたいこと。eBikeやeMTBならサイコンは不要だと言いたいのです。
理由は二つ。
「リアルタイムデータは純正ディスプレイで見れる」そして「データの記録はスマートウォッチで出来るから」です。
詳しく説明します。
リアルタイムなセンサーデータは最初から見ることができる
「各種センサーからのデータをリアルタイムで見たいならサイコンは必須 」と言うのが今まででしたが、eBikeは違います。なぜなら、eBikeはもともとリアルタイムでデータ表示するメーターがついているからです。
僕が購入したYPJ-XCは「速度、走行距離、ケイデンス、ペダルパワー、バッテリ残量」等を標準のディスプレイ(それこそサイコンのような見た目)で見ることができるのでそもそもサイコンはなくても自転車の状況を把握することができるんです。足りないのは心拍と高度くらい?
eBikeはモーターの出力を常に把握しているはずなのでどのメーカーのeBikeも基本的にはデータが取れるはず。
少なくともリアルタイムなセンサーデータは純正状態で見ることができます。なのでわざわざサイコンを買う必要性は薄いのです。(もちろん全てのデータを1つの画面で見たい、とかであればその限りではありません!)
問題は「どうやってそれらを記録するか」です。少なくともYPJ-XCだと記録する仕組みはありません。
データの記録はスマートウォッチでも十分できる
スマートウォッチを調べていて偶然知ったのですが、YPJ-XCはセンサーデータをBlueTooth Smart(BLE)で他のデバイスで受信することができます。
この情報、公式含めてちゃんと言及されていないのでまだ知らない人の方が多いはず。
YPJ-XCの速度やケイデンス、ペダルパワーをBLE経由でサイコンやスマートウォッチで記録することができるってこと。もっと言うとiPhoneやAndroidのようなスマートフォンでもデータ取得は可能なはず
スマートウォッチ VS スマホ
「スマートウォッチ買わなくてもスマホに優秀なアプリで同じことできるよ」
と言う方もいるかもしれません。実際、Bluetooth経由でデータ取得が可能です。
僕はなぜスマホではなくスマートウォッチをおすすめするのかと言うと、と「心拍センサー不要」「アプリのバージョンに依存しにくい」「バッテリ問題」があるから。
詳しくはまた記事にしたいと思いますが、スマートウォッチの場合は心拍センサーが標準で搭載されているので心拍センサー(乳首バンド)をしなくて良い。そしてサイクリング機能のついたスマートウォッチはファームウェアレイヤーでのペアリングなので安定しています。スマホはOSに依る部分とGPSアプリと二つの要員があるのでバージョンの組み合わせによっては不安定になる可能性がありますし、GPSアプリはどれもバッテリを食うので使いづらいです。
こう言う使いずらさってチリも積もればではないですが使うたびにストレスが溜まっていくのでおすすめしないです。もちろんお金ないので苦労は厭わない!と言う人は別です。
スマートウォッチは普段も使える(めっちゃ重要)
最後にこれを持ってきますが、サイコンは自転車に乗っている間しか使えませんがスマートウォッチは普段使いできる。これが本当に大きなメリットであり、サイコンではできない機能です。
こういうことにも使える!
自転車機能がある商品はたいていライフログ機能も備えているので普段使いができます。この辺はまた別の切り口で紹介したいですが、自転車だけでなく普段の生活から健康を意識する良いきっかけになりますよ!
サイコン vs スマートウォッチ+eBike
まとめると「リアルタイムデータはeBikeのディスプレイ」「走行データ記録はスマートウォッチ」と言えるわけです。一応表にしました。
サイコン | スマートウォッチ+eBike | |
リアルタイムデータ閲覧 | ○ | ○(eBike) |
ディスプレイの見やすさ | ○ | △ |
センサーのデータ取得 | ○ | ○(スマートウォッチ) |
保管データの閲覧・保管 | スマホ・PC | スマホ・PC |
有線センサー対応 | ○ | × |
自転車専用 | ○ | △-○? |
もちろん「センサー完備+サイコン」には勝てないと思います。ディスプレイはサイコンの方が見やすいし無線はたまにデータロストする可能性がありますし長時間の記録での信頼性もスマートウォッチだとどこまであるかわかりません。でもスマートウォッチ+eBikeならサイコンでできることもおおよそは実現できることが伝わったら嬉しいです。
まとめると?
今回は文字が多かったので軽ーく表でまとめます。
サイコン vs スマートウォッチ+eBike
まとめると「リアルタイムデータはeBikeのディスプレイ」「走行データ記録はスマートウォッチ」と言えます。
サイコン | スマートウォッチ+eBike | |
リアルタイムデータ閲覧 | ○ | ○(eBike) |
ディスプレイの見やすさ | ○ | △ |
センサーのデータ取得 | ○ | ○(スマートウォッチ) |
保管データの閲覧・保管 | スマホ・PC | スマホ・PC |
有線センサー対応 | ○ | × |
自転車専用 | ○ | △-○? |
自転車以外のライフログ | × | ○ |
もちろん「センサー完備+サイコン」には勝てないと思います。ディスプレイはサイコンの方が見やすいし無線はたまにデータロストする可能性がありますし長時間の記録での信頼性もスマートウォッチだとどこまであるかわかりません。でもスマートウォッチ+eBikeならサイコンでできることもおおよそは実現できることが伝わったら嬉しいです。何より、ライフログの管理の部分は本当にメリットなのでおすすめです!
まとめ
「eBikeやeMTB乗りでサイコンを検討している人はスマートウォッチじゃダメかを検討しませんか?」
と言う話でした。
実際、eBikeを選んだと言うことはガチでやっていくよりも負担を減らしつつ楽しくライドしたい、と言う方が多いはず。僕はそうでした。健康目線でもスマートウォッチを使うメリットは大きいですし、サイコンを買う前にぜひ調べてみてください!!
こんな感じ。
↓僕はこれを買いました。このインプレはまた別記事で書きます!