こんにちは。ぼっちバイカーです。
昨日上記記事を投稿し、記事内で以下コメントしました。
スペック厨ならBoschです。
これは現状 BoschのPerformance Line CX(4世代)対してのコメント。比較したShimanoのSTEPS E8000のトルク70Nmよりもさらに高い75 Nmもあったからです。
上記記事をTwitterでシェアしたところ、「スペック厨ならBroseのDrive-Sが90Nmで重さは2.8kgぞ」と教えていただきました。
え、90Nm?!
ということで本当かどうか調べてみました。
Brose(ブローズ)のDrive-Sって何?
Brose(ブローズ)はドイツ ベルリンの車のドアとかシートとかのパーツのサプライヤー。作るのは物だけでなく、ステアリングやブレーキ、ミッション、そしてエンジンモーターの制御システムとかも作っています。
そんなBroseはeMTBのモーターにも力を入れており、eMTB専用のWebサイトもあります。
Brands: e-bikes with Brose drive – Brose eBike
Broseは「Drive」シリーズで4種類のモーターを出しており、街乗り向けのCモデル、長距離向けのTモデル、そしてスポーツ向けのSモデル、45km/hまでアシストがあるTFモデルがあります。

Drive TFの最大45km/hまでアシストが効くのってどこで使えるんだろう?クローズドコース?
Drive-Sの”S”はスポーツのS
今回話題に出Drive-Sはスポーツ向けのモーターのことです。おそらくSportのSかな?
以下の通り、ボッシュやシマノと比較しても圧倒的にパワフルです。
項目 | Brose Drive-S | Bosch Performance Line CX(Gen4) |
トルク | 90Nm | 75 Nm |
最大アシスト力 | 410%(アルミは348%) | 340% |
重量 | 2.9(アルミは3.4kg) | 2.79kg |
モード数 | 3+Flex Power Mode | 4 |
トルクもアシスト力も圧倒的にBroseの方が高い。モーター自体がマグネシウムモデルとアルミモデルがあり、マグネシウムの方が当然軽いです。またBoschやシマノでもアピールされている、プログレッシブにアシストパワーを変える機能(eMTBモード)もBroseでは「Flex Power Mode」として存在しています。
乗り味自体は別として、スペック表で見たらこのモーターかなりしゅごい。思わず赤ちゃん言葉になってしまうくらいの違いです。
バッテリ持ちは普通?
これだけ高出力だとバッテリ持ちも悪そうだなぁと思いましたが、そんなこともなさそうです。

Broseではパナソニックのリチウムイオンバッテリを使っており、電力/容量が36V/13.8Ahで合計電力が496.8Wのバッテリです。
バッテリ容量としてYPJ-XCが13.3Ahなので500mAh程Broseの方が上です。
ディスプレイがらみのやリモートボタンのデザインも無難
Boschのディスプレイメーター周りはやや無骨なデザインだと感じましたが、Broseのメーターは未来的で個人的に好みです。

日本でも発売予定のFantic(ファンティック)のeMTBがこれを使っている!
「どうせ海外のモータでしょう?」と思っていたら、日本でもこのモーターがついたeMTBを購入することができるんです。そのメーカーはFantic(ファンティック)です。

マジかよファンティック!!
たまたま記事を書いたのですがこの時はモーターについてあまり知識がなかったのでここに気づくことができなかった自分・・・
上記記事のタイトルの通り、日本だと公道走行はNGです。
これはもしかしたら90Nmだからなのか??それとも、このモーター自体が日本の道交法で守らないといけない、「アシストパワーは踏んだ力の半分まで」という謎ルールのため?
とにかく、一度はファンティックに試乗しないと気が済みません!!
まとめ
Brose(ブローズ)のDrive-Sというモーターについて調べたので記事にしました。
他のモーターと比べて反則レベルでトルクやアシスト力が高いのは技術力が高いから?それともパッケージングの問題?今後eMTBのモータートルクはどこまでいくのでしょうか。
今までは対岸での出来事でしたが、日本でも乗れるのか・・・ワクワクが止まらないのでサインハウスに凸したい・・・
こんな感じ。