KTM 250EXC MY2017最後の振り返りとインプレッション

こんにちは。ぼっちバイカーです。

タイトルの通り、KTM 250EXCを手放しました。

この一年間、手放す手放すってうるさかったと思いますがそれもこれがラストです。

最後にKTM 250EXCとの思い出を振り返ってみる

KTM 250EXCとの最後の記事として、振り返りを軽くやってみます。

納車は1年半前

僕はもともとKTM 690 ENDURO Rというビッグシングルのオフロードバイクに乗ってましたが、やりたい方向性がエンデューロ志向になってきて、WEX GAIAの120Cにトライ。その結果、レースが楽しすぎてレーサーへの乗り換えを決意。当時はハードエンデューロに憧れていたのでハードに強い250ccの2ストロークマシンとしてKTM 250EXCを購入しました。

KTM 250 EXC Standard 17年モデル納車!!

ピッカピカの新車でガードパーツもてんこ盛りで最高にかっこよかった。今でも思い出します。プラスチックなのにシュラウドに顔が映るくらいツヤツヤでした。

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あれからまだ1年半しか経っていないのですね・・・

納車して最初のランは林道ツーリング。690でも走ったことがある場所だったので「2ストの威力を見せてやるぜ!」と意気揚々と臨んだところ「あれ?690の方が楽に走れるぞ?!」というまさかの結果に・・・2ストロークは甘くないことをいやってほど実感しました。

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初ゴケどころかこの1日でボロボロに・・・

2017年は不慣れなまま初めてのレースに挑戦した

そんなこんなですぐにレースへ。WEX爺ヶ岳です。

風邪の中WEX爺ヶ岳で120分走りきった話

レースに向けてカスタムというか整備して気がついたのが整備性の良さやレースモードへの移行の簡単さ。さすがレーサーって感じ。

2ストにはまだまだ慣れてないけどそれでも690よりも良い成績が出て満足しました。

・・・

次いで、気になっていた「オンタイムエンデューロ」にも挑戦。JEC LITESです。

【初めてのオンタイム!】JEC Lites 日野カントリーオフロードランドに挑戦した話

初めてのオンタイム制に戸惑いつつ、結構楽しいレースでした。ただテスト区間の「転んじゃだめだけど攻めないといけない」という感覚はまるでフィギュアスケートのようだと感じ、僕はクロスカントリーの方が好きかなっとなりました。

・・・

ハードエンデューロにも挑戦した。

【初めてのハード系】レース編-CGC信州大町に参戦してきたよ

他のレースとはまた違う地獄感やレース中の観客の歓声も多く、お祭り的な雰囲気とライバルは自分という独特なレースだったこともあり楽しかった。

2017年は一通り初心者ながらもチャレンジした1年間でした。その結果「クロスカントリーは楽しいしハードエンデューロもガチ過ぎない感じのやつをスポットでエントリーしたい」となりました。

ファンライドもたくさんやった

嬉しくて知り合いをたくさん呼んでの林道ツーリングを企画。

初心者フラット林道ツーリングした話

がまぁいろいろあってスケジュール通りいかなかったり、ネットで叩かれたりと結構散々でしたね。ツーリングは楽しかったんだけどやり方がうまくなかったなぁ。なんていうかこの辺からブログでオフロードバイクの情報を発信するめんどくささというか、コースやレース以外の話は具体的に書けなくなりました。大人なので仕方ないけど本当は書きたかったし窮屈に感じ始めたのは事実でした。

オフロードバイクを楽しむうえでネットとの付き合い方についてもこんな記事を書いたりもした。

林道でオフロードする前に絶対知っておきたいマナー(ルール)を断腸の思いで紹介する

・・・

林道遊びとして思い出深いのはこれ。

年末年始に某場所へ林道遊びをしてきた話

ここでラジエーターズの裏のロードサービスさんに出会いました。これも楽しかったしい思い出しかない。

あとは国境を越えてTokyo Offroadの人たちとも遊んだ。

今までで一番さわやかで最高なオフロード遊びをしてきた話

結構な年上の人たちだけどすごく安定していてでも刺激的で、将来僕もこういう方向で楽しみたいなって感じたなぁ。

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バイク降りる宣言した

レースをやってみて、ファンライドもやってみた。

楽しいけどやっぱり家族がいるしまだ子供は小さい。僕の環境だとこの遊びは家族へのインパクトが大きすぎるし周りとのギャップも感じていました。

楽しいことだけをするのも人生かもしれないけど僕は家族あっての自分だし、家族が幸せじゃないと僕も幸せになれない。しかも家族の幸せには少なくとも今は僕が家にいたり家族で一緒に過ごすことが条件となります。

ブログやSNSを通じて価値観が近い知り合いに沢山出会えたのを失いたくなかったけど家族はもっと大事にしたかった。

実はあってはならないけど趣味と家族を真剣に天秤にかけてみたことも一度や二度ではなかった。

でも、

「彼らは僕がいなくても何も困らないし世界は回っていく。でも僕の家族は僕がいないと回らないし僕を必要としてくれる」

そんなことを考え、「こんなに悩んでまでして趣味をやるのは精神的に持たないわ」とふと思ったらそこからやめる宣言をするまではあっという間でした。

バイクは今年でおしまいにしようと思います

この宣言をしたことで「2018年はバイク遊び尽くす」という目標ができ、同時に「今年で終わりだから…」という免罪符片手にバイクに乗る時間も多く確保することができた

2018年はたくさんレースした

レースはハードエンデューロとクロスカントリー両方をメインでエントリーしました。

知り合いが増え、ライバルが出来たことでよりレース前夜祭や身内でのバトルも楽しく本当に充実したレースライフを過ごせました。250EXCともだんだんと仲良くなってきたことでよりレースが楽しくなりましたね。

2018年で印象的だったレースは、

CGCひなまつりHARD ENDUROに遊びに行ってきたよ

愛知県という東京からはめちゃめちゃ遠い場所での開催でしたが、昨年エントリーを逃したのでどうしても出たいレースでした。結果、当日は和気藹々で本当にお祭りムードの楽しいレースでしたね。SNSのフォロワーさんも多く、最初から最後まで楽しい思い出しか残っていません。ただ帰りは死ぬほど辛かったです。

【耐久レース】JNCCジュッタイGで4人チームで10時間走ってきた話

JNCCジュッタイも楽しかった!チームで走る緊張感や楽しさは変えがたいものがあります。朝から夕方までレースが続いているのも楽しかったですね!!

【ご褒美レース?】三宅島エンデューロに参戦してきた(前篇)

三宅島エンデューロも特別感がすごく、楽しかったなぁ。とにかく観光要素もあって旅行要素もあってレース会場はレースでしか走れない特別な場所。と言うだけで出る価値がある。そんなレースでした。

最後は・・・

【引退最後】WEX サンクスギビングGAIAは今までで一番最高な日になった話

引退最後のレースであるWEX GAIAッスネ!なんて言っても皆にお祝いして頂いたり、レースで初めて入賞できた嬉しいレースだった。それ以外にもいろいろありましたが、このレースは将来いつか死ぬときにも走馬灯として思い出すレベルの1日だと言えます。

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本当に楽しいレースだった・・・

下手くそでもレースに継続して出続ければ入賞できるんだなってのがわかって嬉しかったし、またいつか挑戦したいなぁ。そのころは一緒に走った人はどのくらいうまくなっていてどのくらいが続けているのだろうか・・・

1年半で250EXCとも仲良くなれた

最初の1年くらいは正直全然乗れている感がなくて後悔することも多かったです。

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ツースト難しいよぅ

250エンデューロレーサーは低速部分のデロッて部分にトルクがあって、さらにカチ開けする部分にもパワーバンドがある。低速が使えるようになってからはあまり転ばなくなったけれども、高回転を維持するのはいつまでもできなかった。でもレースなどで乗る回数が増えてくると、だんだんアクセルを開けられるようになってくると本当に楽しく、250EXCを買ってよかった!となった。

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実は名残惜しさがあんまりない

意外に思われるかもしれませんが、KTM 250EXCを手放す時間が迫ってきてもあまり悲しくならず、手渡したあともそこまで泣きそうなくらいの喪失感はなかったのです。

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元気でね!

前のバイクである690EDRでは本当に喪失感がすごくて数週間凹んだものですが、250EXCは「次のオーナーさんの所でも元気で!」って感じ。

別に愛着がないわけではないのです。

なぜか考えてみたのですが「250EXCはレーサーであり道具である」ということなのかなって。

もちろんオレンジが好きでKTMが好きな僕は250EXC以外選択肢はなかったけど、バイク自体はTE250だろうがRRだろうがクロストレーナーだろうが別れ際は同じだった気がします。690はペットというか相棒だったけど250EXCはキャラクター的にも道具や仕事の同僚って感じ。性能や機能、かっこよさがあればいい。って感じかな

もちろん愛着はあったんだけど、なんだろうなこの感覚は。

あとは「2018年をやりきったから」というのも大きい気もします。やれることは全部やれたし、最後のWEXではダブル入賞できた。後悔なく終わらすことができたからこそ気持ちよく笑顔でお別れできた。うん。多分これだ。

PVも作ったの!!!

バイクを降りる最後の記念に自分のPVを制作した話

250EXCはもりー君のもとへ・・・

割と早いタイミングでレースでよく一緒になるもりーくんから「EXC興味ある」連絡が。金額的にお互い一致したので売りに出す前に次のオーナーさんが見つかりました。

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もりーくん

今後バイクに乗る予定も目処も立っていないため、オイルやカスタムパーツも全部てんこ盛りで。レースというよりはお山で遊ぶ用らしい。あわよくばたくさん乗ってあげてね!!!

KTM 250EXC最後のインプレ

1年半しか乗れていないのですが新車の250EXCを買って感じたことを思いつくまでに書いていきます。

インプレにはいろいろな側面がありますが、今回はバイクに関することだけ。

故障はあったの?

1年半、それこそ乗りっぱなしでしたが故障やエンジンがかからないことは皆無でした。

寒い雪が降る場面でもチョークレバーを引けば間違いなくエンジンがかかるし、かからないときはプラグ交換すればいいだけ。おかげでレースや遊びでも走りに集中することができました。

リチウムイオンバッテリーは信用できるわ。

【バイク】リチウムイオンバッテリーの正しい使い方を調べてみた

メンテナンスサイクルはどうだった?

4ストに比べると日常的なメンテナンスはミッションオイル交換だけ。それも800mlなので買ったエンジンオイルが全然減らない減らないw

ジンクスでレース前には毎回オイル交換してましたが、僕の頻度なら4-5回のったらオイル交換って感じでもいいのかなって。そのくらい交換しなかったこともありましたがシフトフォールが特段悪くなることはなかったです。

エンジンもエンデューロ用途で走っている時間の半分以下がアクセル開け開けじゃないなら2年に一回ピストン交換すれば全然大丈夫じゃないかな?モトクロスやゲレンデレースメインだと一年に一回やったほうがいい気もしますが、僕レベルだと一年くらいじゃ全くもんだなしでした。

KTM 250EXC 2017の一年メンテナンス

重めな整備はやらなかった

グリスアップやベアリング打ち替えそして状態チェック。僕は一年区切りでフルメンテナンスはしませんでした。

自分でメンテできなかったし、少なくとも乗った印象として劣化を感じなかったから。

ただ、次のオーナーであるもりーくんがチェックしたところグリスは切れてたり部分的にはサビサビだったりとちょっと”乗りっぱなし”にしすぎたみたいです。

(なお、グリスの量も明らかに少ないので最初のグリスアップがオフロード向けではなかったんじゃ・・・という不吉な話が・・・)

オフロードレーサーなので自分でやるか一年に一回ショップに出してしっかりリフレッシュしたほうが結果的に安く長く乗れるので、そこは必要経費と割り切りましょう。

【エンデューロにチャレンジしたい人へ】知識ゼロでも歓迎してくれるオフロードバイクショップを紹介

カスタムすべきは?

「俺は”いいバイク”を知っている」という人は違うかもですが僕のような素人なら吊るしのままで全然気にならないし、文句ないです。

とにかくガードだけ全部入れておいてあとは消耗品にお金をかけたほうが幸せになれるかな。

チャンバーをMFMのナーリーに変えたりシリンダーヘッドを250SXのやつにしたりキャブレターのジェットセットをJD Jettingへ変えてみたりキャブをケーヒンのPWK+リードバルブをvForceに変えてみたりもした。

けど振り返ると、純正でも十分楽しめると思うのでマストじゃないかなって。

もちろん効果体感できたけど、お金があったりモアパワーが欲しい人以外はなくても十分走れるんじゃないかな?少なくとも僕レベルでは「パワーがない」ということはなかった。

もしどれか一つやるならケーヒンのPWKは効果的というかバイク性格が変わるのでお勧めかな。

でも初心者だったらまずはガード類を入れたほうが絶対に良いよ。。。

KTM 250 EXCで納車時にやったガード重視のカスタムのお話

チャンバーガードはあり?なし?

ガードは入れとけと書いておいてあれですが、2.6万円するカーボンのチャンバーガードは僕は微妙だった。

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僕は最初入れましたが結局チャンバー全体が根元から曲がる。チャンバーの凹みは水圧とかで治るけど、根元の場合結構パワープレイで大変そうでした。

ガード入れても曲がるなら軽いほうがいいし、チャンバーが光ってるのかっこいいし・・・って思い後半はガードは外してました。ただ、尖った岩がある場所では岩がチャンバーを引き裂く可能性も考えてガード入れたりしてました。

なおカーボンガードを外しても結局チャンバーの根元は曲がるので最終的には「チャンバーは消耗品」というのが結論ですね・・・

猿ヶ島に行ったらウブカタさんと遭遇してチャンバー修理してもらった話

ツーストオイルはどれがよかった?

ツーストオイルは「モトレックス CrossPower」「Bel-RayのSi-7」「ヒロコーのDirt Pro1」と試しました。

その場で入れ替えたりしたわけではないのと僕が鈍感なだけかもですが、そこまで差は感じなかったですね…

なので純正指定で安いモトレックスで乗って、浮いたお金で練習したほうがいい気がします。

オイルとガソリンの比率はマニュアル通り60:1で運用していました。

…嘘。

100:1で運用してた

ゲレンデじゃないクロスカントリーやハードエンデューロでは100:1で運用していました。正直60:1は開けられる人で、ほとんどがボボボって低速を使う場合には少しオイルが薄いほうが調子が良い時すらあったから。

公道走行とかアケアケじゃなければこれで全然いいかなって。実際特に壊れたりすることもないしプラグは相変わらず濡れ濡れでした。

ただ後半は開け気味で走ることができるようになってきたので60:1でした。

スプリングは赤だった

KTM 250EXCには補助スプリングというものがあり、赤(激しい)・黄(真ん中)・緑(マイルド)の三色があります。

デフォルトは黄色でしたが、赤にしたところ上のパワー感が増えたのでやってよかったし、これから何回か変更してみましたが赤が一番乗りやすかったです。

KTM250EXCの補助スプリングを「赤」に変更してみた話

ハードエンデューロならツースト、クロカンならフォースト

大前提として、オフロードバイクはバイク性能よりもライダーのテクニックが大きい割合を占めます。それを棚に上げて、初心者へオススメする時にバイク性能だけで考えると、、、

ハードエンデューロなら2スト。クロスカントリーなら4スト」だと思います。

2ストはとにかく軽い(重さだけじゃなくてバイクに乗った時の感じが違う)し、ヒルクライムでもエンストしにくい(4ストだと突然プシュンするけど2ストは最後粘ってくれるのでそこでリカバリーできる)。あと瞬間的にパワーが出るので”うまくトラクションに使えれば”短い助走でも加速できます。

ハードエンデューロではツーストバイクのほうが有利です。

反面、パワーバンドがあるので長時間乗るのは結構疲れます。ここは修行なのかもしれませんがクロスカントリーなら4ストのほうが楽です。最近KTM 250EXC(2スト)と250EXC-F(4スト)に乗り比べましたが2ストに慣れた今でも4ストのほうが楽だし早く走ることができました。

アクセルを空けるのも怖くないし、制御できてるのです。

あくまで僕個人の意見ですが、ハードエンデューロやらないなら4ストのほうがいいのかなって感じ。お山遊びはハードエンデューロ要素が強いので2ストかな。

ただ、2ストは独特なサウンドや振動そして匂いも魅力なんですよね。ヒルクライムやゲレンデで直線を「ビィーン!!!」ってチャンバーを鳴らしながら走るのが楽しいし、アドレナリンの出方が段違いなのです。そういう意味では125ccの2ストであるYAMAHA 125Xが人気なのも頷けます。

僕はツーストに憧れていたので250EXC買って正解でした。

250EXCはクロスカントリーやハードエンデューロ、舗装路でのツーリングまでこなせる一台でした。


250EXCについて語ることはこんなところかな…もし何か聞いてみたいことがあったらコメントで質問してみてください。僕の一個人として思った事は書く所存です。

正直、250EXCについては僕の勉強不足であまり紹介できなかった部分があるのが残念でなりません。リンクレスとリンクの違いとか、サスペンションの違いとか、色々・・・

最後に・・・

1.5年間という短い時間でしたがKTM 250EXCとの思い出を振り返ったりインプレしてきました。

250EXCは僕がやりたいこと全部受け止めてくれて本当に感謝しかない。レースだけど林道ツーリングも行けたし自走でトランポなしでも何とかやってこれた。

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KTM 690ENDURO Rの頃は「え、690でオフロードやってるんだ・・・すごいね。かっこいいね」と、まるで脚がよくない障がい者に対して「ランニングできるんだ。すごいね!」って言われているような目で見られ気を遣われるのがつらかった。それが250EXCのおかげでバイクは言い訳なくどんなイベントでも自己責任で胸を張って、勇気出して参加することができた。690だったら誘われなかったであろうレースやイベントも沢山あったし、これだけでも買って良かったって思っているのです。

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オフロードバイク、特にエンデューロの現在を知ることもできたし、”エンデューロをやっている人たち”に仲間入りできたことが嬉しかった。そして知り合いも増えて楽しい時間を過ごせた。

たまに、「もし690に乗り続けていたらどんな事していたんだろう」と考えることがあります。

多分林道ツーリングしたりキャンプしたりして充実したバイクライフを楽しんでいたんだと思います。でもどう頑張ってもここまでオフロードバイクレースやイベントにのめりこむことはできない。きっと、Youtubeでハードエンデューロな動画を見ながら「250EXC買えばこんなことできるか~690で真似してみよう」と勘違いしたまま過ごしていたはず。そして興味持ってしまったが最後、いつか250EXCを買うのです。

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そう考えると、思い立った時にごまかさないでチャレンジしておいてよかったよう。そして250EXCを手放したのもきっとあとで振り返ると「良い決断」となるはずなのです。

まとめ

2019年はバイクを降りたことでまた新しいチャレンジの連続となります。

でも、250EXCを通して学んだり経験した”刺激的な時間“に比べればどれも大したことないに決まっているのですよ。

だって「壁としか思えないヒルクライム」や「谷側に転んだら崖堕ちみたいなキャンバー」「ゲロマディでヒルクライムの途中でスタックした絶望感」に比べたらなんの問題もないに決まってるのです。

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EXC君は僕をそういう場所へ軽々と、でも怪我無く運んでくれた存在だった。690ではたどり着けなかった景色をみせてくれた存在だったんだよ。

・・・間違いなくEXC君とのこの一年半は僕の人生でも濃くて充実した瞬間だった。

「中途半端だった僕には全てが刺激的だったし最後まで”乗りこなせた”とは全然言えなかったけども」

「それでも―――僕は、間違えてなどいなかった―――」

楽しい日々をありがとう。最後に友情の握手を。

共に一緒に歩んでくれたKTM 250EXCに最大限の敬意を。

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・・・ありがとう

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