こんにちは。ぼっちバイカーです。
今年いっぱいでバイクを引退します
272日前にこの記事を書いてからついにこの日が来てしまいました。
今回が最後。僕は最後のレースとしてWEX サンクスギビングGAIAを選びました。WEX GAIAは僕が初めて出た思い入れのあるレースだし、好きなコースだったからです。
最初に書いておきます。書くことも多く、ポエムも多い。全部書いたら過去最長記録を更新する長さとなりました。とりあえず文字だけで3万文字を超えそう・・・最後だし、いいよね?興味ない人はここまでですらたどり着かないものね?
準備はしっかりした
最後のレースなので後悔したくない。今の自分ができる限りの準備をやろうと決めていました。
準備1.バイク
新車KTM 250EXC MY2017 を購入してから1.5年間が経過しました。今回は特に整備はしっかりとやりたい。最後がDNS/DNFだけは辛いです。
あいかわらずサスペンションもエンジンも電装系そしてセルも全く問題ないのでこの辺はノータッチ。
エンジンはミッションオイルを交換し、クーラントも家に余っていたモトレックスM3.0でリフレッシュ。エアフィルターも予備フィルターへサクッと交換。ギア比はCGC大町から12:52でした。普段のWEXでは13:52だったので戻そうかと思いましたが、12:52のほうがウッズで低速で走る時に扱いやすい、あと直線もしっかり開ければ十分加速することが三宅島でわかったのでギア比はこのままいくことに。
2ストオイルは普段安いモトレックスの”Cross Power”を使っていますが、せっかくなので今まで使った中で一番好きなフィーリングだったちょっとお高いBel-Ray(ベルレイ)のSi-7を使いました。ちなみにSi-7が好きな一番の理由は”色が青いのでEXCの半透明樹脂タンクが青くなるから”です()
勿論、タイヤも交換します。
フロントタイヤはまだまだ使える(多分9部山)感じでしたが、日本を代表するエンデューロライダーである鈴木ケンジ監督曰く「タイヤはリアよりもフロントを新品にしたほうがいい」とのことだったので最後は新品で挑みます(まぁ僕みたいな初心者レベルだとよくわかry) 銘柄はいつも使っているIRC IX-07sです。
リアタイヤはCGC大町で2時間だけ走った9.8部山のShinko(シンコー)の540DC。このタイヤはサイドのブロックは硬めで真ん中部分は柔らか目という二種類のコンパウンドが使われているのです。
外側は硬く、真ん中は柔らかいコンパウンド
GAIAはざっくり”モトクロス5割、ウッズ4割、ロック・丸太1割”というコースレイアウトなので「モトクロスコースのコーナーではバイクを傾けても硬いブロックでコーナー立ち上がりも安心」「レース中盤からできるタイヤ後の深い”ワダチ”も硬いサイドブロックでガリガリすすむ」「ウッズの”根っこ”あと”ロックや丸太”はDCの真ん中の柔らかコンパウンド君の鬼グリップでノーススタック」という効果を期待しての選択です。
あと今回はフロントだけでなくリアフェンダーのライトユニットも外しました。普段よりもリアがすっきりしてレーシーになりました。
GAIAでは爺が岳や三宅島のように細かい石や岩が飛んでくることはあまりないのでハンドガードのプラスチック部分は外しました。
仕上げにバイクを徹底的に洗車。洗車がてらバッテリも外したのでついでに充電します。うなぢるも使い切りたいのでケチらずぷしゅぷしゅの大盤振る舞いで泥や土、油を徹底的に除去。。仕上げに和光ケミカルのシリコンスプレーでリムや黒い樹脂部分、あとエンジン回りをツヤッツヤにしてあげました。なんでもIAの人はみんなバイクもいつもきれいな状態で乗っているそうですし、バイクだけでも、、ね?
最後に各種増し締め、アクスルシャフトにグリス、チェーンオイル塗布して完成!!
準備2.防寒対策
ここでいう防寒はパドックで過ごすときの防寒対策。なんて言っても11月下旬の長野の山で夜を過ごします。
この辺は後で紹介しますが、兎に角暖かグッズを用意しました。
・冬でも過ごせるシュラフ
・湯たんぽ
・カセットコンロ
・マット
・テント
・ホッカイロ
・銀マット
・毛布
・暖かい寝間着
でも実はちょっと舐めプ。だって、最悪本当に凍死しそうになったら誰かの車やテントに押し入ればいいかなって←(半分冗談半分本気でした)
これでGAIAの準備は完了!!
現地には金曜夕方着
今回は(も)昔からの付き合いであるシェルコ乗りのえふはちさんと一緒にトランポレンタルして相乗りで向かいます。レンタル代・ガソリン代・高速代そして運転負荷を分散させちゃおう作戦です。
レンタル完了。メタルギアソリッドみたいなディスプレイだな? pic.twitter.com/JE7cF8AUw4
— ぼっちバイカーとは12月でさよならです (@botti_bk) November 22, 2018
積み込み完了!えふはち君を回収しに向かうよ pic.twitter.com/9BeffghqTs
— ぼっちバイカーとは12月でさよならです (@botti_bk) November 22, 2018
本当はレース前日の午後一から会場で開催される「実践!セクションスクール」に出たかったけど、えふはちさんの都合で出発は金曜日の午前中となったため、現地到着は金曜日夕方となりました。これはしゃあなし。お金を守る方が大事です(切実)
えふはちさんちのシェル子ちゃんとは10月のCGC大町ぶり!!
すわっ! pic.twitter.com/rfpav8Zbrd
— ぼっちバイカーとは12月でさよならです (@botti_bk) November 23, 2018
えふはちさんは自らを「洗車IA」と名乗っているだけあって毎回バイクがきれい。今回は僕も負けてないぞ!と心の中で思いつつ長野目指して高速道路をバビューンします(といいつつこの日は三連休初日だったこともあり日中の中央道は端的に言って渋滞してました)
今回は車内で”YESマン”の映画を吹き替え版で流してましたが山ちゃんの吹き替えはマジで天才や。。。男二人で「フフッ」ってなってました。運転は談合坂までは僕でしたがそのあとはずっとえふはちさん。安曇野で降りて近くのスーパーとホームセンターで必要なものを揃えたら、GAIAに向けてさらに30分ほど走ります!
天国と地獄(GAIAはもちろん…) pic.twitter.com/5hnnmgJFXk
— ぼっちバイカーとは12月でさよならです (@botti_bk) November 23, 2018
なお、高速道路では快晴だったのにGAIAに向かうにつれ雲行きがどんどん怪しくなってきています。。そういえば去年も「下界は晴れてるのにGAIAだけ雨」だったような…
カルケンvsタッケマン
なおツイッターを監視していると・・・
現地のタッケマンからエンジンかからないとの連絡あり…どうなるGAIA? 無事カルケンとの勝負は叶うのか?続きは明日のようです。
— Ken Azuma@EDお休み中 (@kenazuma) 2018年11月23日
「勝負って何?」って話ですが少し話をさせてください。。。
去年の秋。はてなブロガーのカルケン (id:karuken15)くんとタッケ (id:bike-camera)くんはほぼ同じ時期にほぼ同じ値段でカルケンはフサベルTE125、タッケはベータのクロストレーナー250というオフロードレーサーを手に入れました。でで、二人は一年前のWEX GAIAで初バトル。結果、タッケくんが勝利したのでした。
・・・そしてこの一年間で二人ともまぁ色々あって今回のGAIAがいわゆる「決戦の舞台」となったってワケ。
よきよき pic.twitter.com/n0agRLDmcS
— タッケマンジャパン@最終戦GAIA120Cお疲れ様でした! (@taketake_0501) November 5, 2018
しかし・・・
レース4日前くらいにタッケくんのBeta クロストレーナのエンジンが焼き付いてしまった(?)ようでマシンがなくなってしまったのです。。。
「決戦はお預けか?!」
と誰もが思ったところで同じくはてなブロガーのアズマ( id:ken-azuma) さんの一言。
ア「ぜひ私のクロストレーナーを使ってください。対価として綺麗に洗車して返してくれればいいですよ」
アズマさんは先月のCGC大町で負傷したため今シーズンはバイクに乗れない状態だったためタッケさんに無償でマシンを預けるとのこと。
この人男前すぎやろ・・・
バイク窃盗団してきたからDNS回避!
あずまさん助かりました。ありがとうございます? pic.twitter.com/Q91riwLekU— タッケマンジャパン@最終戦GAIA120Cお疲れ様でした! (@taketake_0501) November 19, 2018
ということで決戦の舞台になんとかこぎつけたように見えたタッケマン。現地からの情報によると今度は”アズマさんのクロストレーナーのエンジンがかからない”と連絡があったのです。それが上記ツイート。受け渡しの時はエンジンがかかったとのこと。タッケマン今年は不運が重なりすぎでしょ・・・
GAIAは電波が悪いので連絡がなかなか取れない中、アズマさんがTwitterで質問してそれにAD/TACさんが「エンジンがかからないときにチェックすべき項目」を挙げてくださったりと、まるでサマーウォーズのようにネットとリアルが連携してタッケさんのクロストレーナー復旧に皆が動きました。
情報は沢山集まったものの現地での作業はこの日はもうできない為、エンジンがかかるかは翌日に持ち越し。レース当日に対処することになったようです。
…どうなる!・・・タッケマン!?
現地に到着
そんなやりとりをLINEでキャッチアップつつ現地に着いたのは16:30ごろ。到着したのに誰も歓迎してくれず寂しい思いをしつつトランポから降りると・・・
??「もうみんな温泉に向かったよ。19:00から宴会スタートするからそれまでに帰ってきて」
とのこと。マジか…だったらお風呂入ってから来たのに…と愚痴りたくなりつつもGAIAは携帯電話の電波が入りにくいのでしゃあなしす・・・
今からお風呂に行って帰ってくる頃にはもう真っ暗なはず(すでにくらい)。僕もえふはちさんもテントで寝るつもりだったのでテント設営とバイクや荷物下ろしを先に行ってしまいます。ここではえふはちさんの強力ライトのおかげで何とか作業を終わらすことができました。17:00ごろかな?温泉へ向かいます。
・・・GAIAに来るといつも行くのが「すずむし荘」。500円で露天風呂も楽しめるのでおすすめです。
温泉に着いて脱衣所に入ると過去に一緒にレースしたりTwitterでよく絡む人たちの姿が。その中にはタッケくんとカルケンくんの姿もありました。
「ひさしぶり!」
ようやく現地入りした実感を得つつ、寒い夜に向けて体の芯まで温めてからすずむし荘を後にしました。満月が見え隠れしていて端的に言ってエモいってこういう感じなんだろうなって。
夜の宴会
レースの楽しみは「前夜祭と当日のレース」という人は多いです。そして、今回の前夜祭は僕が経験した中での”過去最大規模の宴会”となりました。
夜の宴会は寒い
この問題に対し、大きいタープ三つを連結してそれぞれ側面には防風カバーがされていました。
そして室内には石油ストーブが何機か配置されており、タープ内に入るとあたたかい。厚着していると暑く感じるほどでした。
僕らは到着が遅かったので何も協力できなかったのですが今回の宴会やパドックの指揮はすべて裏のロードサービスさんがやってくれていたようです。マジで下手な限界集落やホームレスの村よりも人権が尊重されているパドックでした。
人権が尊重されている宴会
そして人数。
今回はHTR(HATENA RACING)のメンツ、裏のロードサービスさん率いるラジエーターズの皆さん、それに関連したTwitterつながりの知り合いが多数おり、全員で何人いたのか数えられないくらい。多分20人弱いたんじゃなかろうか。。
個人的には今回が最後のレースということで「宴会は楽しむぞ!」という気持ちを強くもってきましたが、まだ始まっていない現時点で既に”優勝確実“だと感じました。なんだこの宴会ガチ勢たちは!?
なお裏のロードサービスさんからは「あとで特別ゲストが来るから(ニヤリ)」とのこと。
そんな感じで、いよいよ宴会開始です!!!
豪華な食事
僕が把握している中でもこんな感じの料理が展開されてました。
・裏のロードサービスさんによるジンギスカン3つ(3つのコンロで同時展開)
・いけさん29さんによるおでん
・ネットペンギンさんによるキムチ鍋
・ネットペンギンさんによる特製たこ焼き
・裏のロードサービスさんのジャガバターwith塩辛
温かい料理は寒い中山の中で食べるだけで美味しい
…ここでぼっちバイカーのブログフリークな皆さんならきっと「あれ?」と思う事でしょう。そう…ネットペンギンさんは今年のWEXシーサイドバレーで靭帯をやってしまい、今シーズンはバイク乗れなくなってしまったのです(涙)
なのに今回は僕の最終戦ということ(それ以外にもあるでしょうが)ではるばる安曇野まで応援にきてくださったのです!感謝しかない!!来てくれただけでもうれしいのに鍋やたこ焼きまでふるまってくださって、本当うれしかった!
・・・なお食事はどれももちろん最高に美味しかった!!
最近健康的なものを食べていたのと空腹だったこともありジンギスカンは体に塩分が直接染み渡るし、体に優しいおでんはしょっぱいジンギスカンとの相性もばっちり。さらに冷えた体は鍋で温められる。特製たこ焼きは上にベビースターらーめんチキンラーメン(なおせといわれた。正直ベビースターでもチキンラーメンでも大差ないと思っている)が散りばめられており”とろパリ”。この寒い11月下旬の長野の山ではこれらの”暖かい食事”というだけで美味しくないはずがないのです!!
ラムの貯蔵は十分か・・・?
そして多分ほとんどの人が数回しか会ったことが無いのにもかかわらず、Twitterでいつもやり取りしていることもあって本当ワイワイ盛り上がる。変な例えなのですが「Twitterのタイムラインをリアルタイムで眺めているよう」で終始面白かった。
こんなににぎやかな宴会は生まれて初めてだったし、みんな普段は住んでいるところも職種も年も何もかもが違うのに「オフロードバイクが好き」というただ一点だけでこうして遠い地長野のレース会場で寒い中集まり、同じご飯を食べて盛り上がっている。これって本当にすごいなって。僕はバイクを始めてから気づけばこんなに「趣味の仲間」ができていたんだなって。そんなことを想いながら過ごしてました。
みすちさんからはシャンパンを頂いてしました!シャンパンファイトしたかったですが当日は時間がなく…ありがとうございます!!!!
楽しい時間はあっという間に過ぎていきます・・・
特別ゲストの”チャンマイ”現る!
これ。うれしすぎてブログに書くかちょっと悩んだのですがやっぱり自慢紹介したい!
今年のWEXシーサイドバレースキー場で初めてお話したJNCCレディースチャンピオンの石本麻衣選手(親しみを込めてここでは”チャンマイ(麻衣ちゃん→チャンマイ)”と)という方がいます。
“隠れファン”とブログで公言してましたが今年に入ってTwitterでもたまに絡んでくださったり、レース会場であいさつしたりレース中にブチ抜かれたりしてますますファンになっている僕です。
石本麻衣選手
で、なんとチャンマイ選手が男率1000%の我々大宴会パドックに遊びに来てくれたのです!!ヤーフー!!
しかも「ぼっちバイカーの引退」ということで”ビールと手作りのスペアリブ&バックリブ”をプレゼントとして持ってきて頂いたのです。
ヨッメ以外の女性、しかもあこがれのチャンマイ選手の手作りだぜ?もう死んでもいいわ(比喩です)
絶対美味しい(確信)
勿論おいしかった!!!
具体的にはかなりスパイスが効いていて肉は噛み切れるくらいの柔らかさでお店に出せるレベル。思わず「料理結構するんですね!!」と興奮気味に話しかけちゃいましたわ。そりゃ人間だもの。料理もするわな。
普段の宴会の1.5倍…いや3倍くらい楽しく、自分で形容するのはおこがましいけど”終わりにふさわしい華やかな宴会“となりました。
・・・わかってる。
“同じチャンマイファンの誰か“が僕を”ダシ“にパドックへ招待してくれたんでしょう?それは知らないフリするのが幸せな世界…ぼくしってる。でも、それでも本当にうれしかった。うれしかったんだよ。
いつか僕がバイク復活するときはjon it.の門を叩きます!だからみんなもJon it.(ジョン・イット.)でバイク買おう?千葉の木更津にあるから!メンテナンスも任せられるぞ!特にKTMとHSQはよさそう。遠くても近くでも木更津なんてすぐそこさ?そしてお店に行ったら「ぼっちさんのブログでみてきました」ってチャンマイに言うんだゾ?ぼっちバイカーとの約束だゾ?(積極的なダイレクトマーケティング)
石本麻衣選手、これからも(ひそかに)応援しています!!
明けない夜はない
チャンマイが帰っていったあとも1時間程ワイワイして、おかたずけ。
というのもこのパドックのタープ内は暖かい。テント組はこのタープ内にテントを移動することで暖かく人権を得た寝床を確保できるのです。
みんなでゴミ捨てして椅子を外に出し、あっという間に限界集落(寝床ver.)の完成です
これ考えた人天才だわ・・・
一応湯たんぽにお湯も頂きましたが正直テントに入ってシュラフに入っただけで十分暖かい。湯たんぽはいらないくらい快適でした。
寒いだろうからとヨッメがニトリで買ってくれた着る毛布(ユニセックスLサイズ)。最高にパドックに似合わないww
歯磨きして行き交う人におやすみなさいをしつつタープ内でもう少しだけ残った人たちと無駄話をしつつ、0時を回った辺りでテントに入りました。明日は早めに起きてコースの下見をしなきゃです。
テントに入ると既に隣のテントで寝ていた裏のロードサービスさんのいびきが響いていましたがそれが逆にリラックス効果を生んだのか、眠気が来てあっという間に気絶。その後04:00ごろに興奮で目覚めてしまい、そこから目が覚めてしまったのでアマゾンプライムビデオで「電脳コイル」を見ながらだらだらと過ごしました。サッちゃん怖い
レース当日!
電脳コイルを見ながら二度寝。06:30ごろ目覚めました。トータルで4時間くらい?やや寝不足ですがレース前はいつものことなので大丈夫大丈夫。
テントのままだとタープに皆が入れないので早めに荷物を整理してテントも解体してしまいます。タープのおかげかテントの結露はあまりなく(テント内と外の気温差で多少の結露はあった)撤収も楽々。タープinテント考えた人天才だわ(二回目)
パドックは平和です・・・
昨晩の盛り上がりを思い出しつつ、朝ご飯を食べ、07:00近くなったので一度やってみたかった「朝一番のパイーン」という名の暖機運転。セル一発でエンジンも問題なくかかったし結露対策でバイクカバーもかけていたのでバイクの状態は完璧です!
・・・で、”まったく準備が完璧じゃない人”はどうなったか様子を見に行きます
タッケマンのエンジン、掛かる
タッケさんがアズマさんから借りたクロストレーナーですがエンジンがかからない。具体的には「火花は飛んでいるけどガソリンが入っていないようだ」というのが昨日色々試行錯誤してわかったことだったようです。
昨日の様子
朝試すとそもそも「ググッ・・・」っとセルがかからなくなっており、車から電源を取って始動するかチェックしていました。でもやはりだめ…
…ここで「タンクキャップを外してみたら?」と誰かが言い出し、ガソリンタンクキャップを外してエンジンをかけたところ・・・
「キュルル…パンパンパンパン!!!」
え、エンジンが、かかった!!!!
何もなかったようにエンジンがかかりました。どうやらタンクキャップの弁が壊れているのかキャップについているホースが詰まっているのかでタンク内の負荷でガソリンが落ちていなかったようです。そんなことあるんだなぁ
20人弱いれば文殊の知恵。良かった!!!
うれしそうなタッケマンとそれをみてニヤニヤしだすカルケン君。これでもう、二人の決戦を邪魔するものはありません!!二人のバトルを見逃すな!!?(ドンミスイッ)
今回絡んだ人をできる限り紹介するよ!
ここで、最後なので今回一緒に過ごしたり絡んでくれた人を中心にできる限りご紹介します。抜けてたら・・・ごめん!
HTR (HATENA RACING)
ぼっちバイカー。KTM 250EXCに乗るはてなブロガー。今回が最後のレースだけど前夜祭で既に感無量状態になった。甘いものがすき
えふはちさん。シェルコSEF-R250に乗る洗車IAで何かにつけて最近買った腕上がり防止アイテムである”4ArmStrong”をごり押ししてくるのと、自分が好きなことは早口で捲し立てるマジモンのA(自称)。猿ヶ島のM(草原だったかな?)で5:30の記録を持つと自慢されたけどよくわからなかった。スタンディングがきれいだし体力もある。前回は負けたけど今回は勝ちたいと思ってる
ののくん。何台バイク持ってるのかわからないけどブログ始めて割と初期から遊んでるので僕のブログでの登場率も高く付き合いも長い。トリッカー乗りだったけど今回はYAMAHA YZ125Xで登場。ライバルはカルケン君とのことで”2スト125ccバトル”が楽しみ
ウソハチさん。”KTM 690ENDURO Rを乗りこなすビッグオフ妖怪の一人”として知り合ってからもう2年以上。僕の師匠的な人でもあり今年はWEX120Cでの表彰台常連となりつつあるハスクバーナのFE250乗り。同じくブログ登場率は高め
秀吉くん。フルサイズトリッカーで参戦で初レース。バイクレ!!でも一緒にやっていたりとバイク以外のほうで付き合いが長くブログ登場率も高め。カメラガチ勢でもある。初レースだけど「ドベには絶対なりたくない」という思いを感じた気がした
白みらさん。モタード勢だったのに今年のWEX爺が岳あたりからオフレースへ参戦してオフに目覚めつつある方。正体不明だけど色々なジャンルの話題でいつも的確なアドバイスをくれる。昔は四輪のレースをやっていたとのことでレース慣れしてる感もある。今回はこのレースに向けてJon it.でKTM 125EXCを緊急納車。2スト125cc乗りでライバルはカルケン君とののくんか!?
ラジエーターズ
裏のロードサービスさん。RM-Z250(ED仕様)に乗っており今回のパドックを仕切って人権を与えてくれたラジエーターズの幹部。今年のWEXでは幾度となくバトルしている僕のライバル的存在でもある。今回は「ウソハチさんを倒して表彰台に上がる」と宣告している
カルケンくん。フサベルのTE125に乗るはてなブロガーでHTR所属ではあったが既に心はラジエーターズのようで僕は悲しい。「タッケマンブッ〇ス」が口癖でこの一年間、裏のロードサービスさん教えの元で鍛錬を積んできたことで今回のパドックではいつものような”死んだ魚の目”をみることはできなかった。ライバルはタッケくんとののくん。カルケンボーイからクラスチェンジできるのか!?
タッケくん。Betaクロストレーナー250に乗るはてなブロガーでHTR所属だが気持ちはラジエーターのようでピンクパーカーを嬉しそうに着ている姿をみて僕はこっそり落ち込んだ。今年は怪我やバイク故障等、バイク以前の不運が多かったものの運をつかんでこの場に選手として立っている。正直経験値ではカルケン君に大きく差をつけられているが勝ち逃げることはできるのか?!あ、初レースでCGCに誘ってしまってごめんなさい未だに後悔してるから許して・・・
いけさん。CRF250Lという”重い”という形容詞が付くバイクでWEXに殴り込み。前から応援に来てくれたりとすごくいい人のイメージなんだけどレース会場で会うまではTwitterで彼を長期間ミュートしていたのはここだけの話。タッケさんのクロトレのエンジン掛からない状態だった宴会では水を得た魚だったが、翌朝エンジンかかった瞬間に真顔になったのを僕は見逃さなかった。タッケマンを倒せるのか!?
29(にーきゅー)さん。セローにツーリストという最強タッグでWEX GAIAへ殴り込み。宴会からレース前まで割と緊張感高めだったので僕の初めてのWEX GAIAの時を思い出した。WEX勝沼ではやられたらしく今回のベスコンGAIAでうっぷんを晴らすことができるのか!?
そのた
えすぷろ”さん”。房総リンドゥ部のボスであり今回の身内の中で一番若く、また一番早いのでおじさんたちは敬愛の意として”さん”をつけるのが礼儀。前回のGAIAでは「プラグがかぶってスタートできなかった」というトラウマがあった為今回は予備プラグの携行も忘れない。頼むから今回もカブってくれ!!!
にし君。YZ-125Xへ僕とほぼ同じ時期に乗り換えたライバル。一年前からいつも”ちょっと”だけ彼のほうがリザルトが上。レース会場でしか会わないけど多分去年から数えると沢山あっている人の一人。今回は集大成ということで負けたくない!!!とこっそり思ってる僕
マサくん。KTM 250EXC-Fに乗っててJEC Lites中心にレースしてる。前回のWEX GAIAとシーサイドバレーでは完敗してるけどリザルトは結構近いので勝手にライバル視しテル。ただ最近あんまりバイクしてない様子だったのでワンチャン!?新型ハイラックスが羨ましすぎる
MASAKIさん。YZ-125Xで今年WEX40/90で入賞をほしいがままにしているイケイケなパリピ。いつ見ても片手に酒を持っているのできっとアルコール中毒。今回差し入れがあった「森伊蔵」という焼酎を手放さず来年は”森伊蔵レーシング”となる見込み。今回初120Cだけれども入賞狙いなのは見るも明らかだが朝から森伊蔵はさすがに・・・
唐揚げさん。福島在住でYZ-125X乗りではてなブロガーで多分この中で一番昔からブログコメントでやり取りしていた人。レーサーデビューは僕より少し遅い時期だったけど下積み期間は彼のほうがうえ。正直ライバルだし負けたくないぜ!!!
ふくろうさん。KTM 250EXC TPIに乗るが彼の実体は自転車乗り。300km走るトレーニングで”普通じゃ面白くないから”とロードレーサーでなくフルサスMTBで走ったり、24時間ひたすら山を登って降りてくるMTB耐久レースに出たりと体力お化けなガチアスリート。MTBとオフロードバイクでの違いは判らないけど自転車では入賞常連らしいのでオフロードバイクでの結果は個人的にかなり気になってる
スレスレさん。CRF250Lオーナーだったが最近Beta RR2Tに乗り換えた。もともとオンロードが鬼早いようで送られてきた「初めてのRRでのオフ練動画」からしてすでにスピード感が違うしフォームも綺麗だった。本人いはく「体力がない」とのことで戦闘力未知数だが油断ならない
みすちさん。Betaクロストレーナー250を駆る人。Twitterではたまに絡む程度だけど宴会で僕のためにシャンパンをプレゼントしてくれたので絶対いい人(現金)。あまりゆっくりお話出来なかったけどブログやTwitterを見た感じは自分のペースで怪我なくオフロードを楽しんでおり、僕も復活した時はこういう風にバイクを楽しみたいと強く感じた
ゆーくん。Kawasaki KLX250で参戦。僕が690のころに一緒に林道遊びしていたけど気が付いたらツーリングライダーとなっていたのにもかかわらず今回のエントリー締め切り直前でWEX参戦してきて困惑したのは僕だけじゃないはず。初レースということでポテンシャルは不明だけど、個人的には一緒にレースしたかった人の一人だったのでうれしかった。ライバルは…いるのか?
オーシアさん。KTM 250EXC-Fを持っているのに敢えてビッグオフのAdventureでエントリーする頭おかC(誉め言葉)ひと。40ミニッツで一緒に走ったけどヘルプする必要性を全く感じないくらい安定しててうまかった。個人的には250EXC-Fでのリザルトも見たかった
せいごさん。HondaのアフリカツインでWEXに殴り込み。オーシアさんとの一騎打ちとの事。何でWEX出ようとしたのか聞いたところ、僕がインタビューした120Cにアフリカツインで出たモビさんの記事を読んでとの事。こういうの本当うれしい・・・。緊張してるとのことだったけどレース中はかなり安定して走っていたように見えた
スペシャルサンクス
ネットペンギンさん。シェルコSEF-R250にのっているブログ初めてから付き合いがながい一人。今年の春のシーサイドバレーで怪我してしまった為今シーズンはバイク乗れないマンとなったが、応援のためにきてくれた。Perfumeが好きで実は来月のライブに一緒に行くので今から楽しみ
アズマさん。Beta クロストレーナー250に乗りインフラジスティックス・ジャパンの代表。SNSなのに顔出し/本名という最強の人なのでパドックやレース会場で会っても一発でわかる。先月のCGC大町で腕を骨折するも今回は応援のために長野まで来てくださった。いつも思うけど代表取締役みたいなすごい人がショミンの僕らと普通にバカ話したり助け合ったり「あの岩が~」とか話せるってすごい。バイクには年も職業も性別すらも関係ないんだなって実感する。あと声がとっても通るのでレース中の応援がすごくうれしかったし頑張れた!
mikoさん。WR250R乗りで何度か一緒にオフしたことあるのとバイクレ!!でのインタビュー一発目に協力してくれたオシャレバイカー勢。「興味本位で」と長野まで来てくれるとかうれしい・・今回は写真も沢山撮影してくれてレース後も楽しめたのはmikoさんのおかげ。レース後に「楽しそうだったから来年はトライしたい」と話していたのでぜひ!!
チャンマイ。Jon it.共々応援してます!!!
・・・
長すぎwですね。何人いるかすら数える気が起きん・・・このだけこのレースで一緒に時間を過ごしてくれたりお世話になった人がいたのです。これが一番すごいことです。本当に。
コース下見
当日受付開始時間になったのでえふはちさんと一緒にGAIAのコース下見ツアーへ出発です!!
今回のコース
下見とはレースで使われるコースを徒歩で下見するという事。km単位で歩くので結構疲れるしできれば前日にやりたいのですが今回はしゃあなし。でも僕は最後のレースだったのでモトクロスコース、ウッズ、ジュラシックパーク、ディープジュラシックパークすべて歩きました(にっこり)
下見して感じた事は・・・
MX区間がおもしろい!!!
今までで一番コーステープの切り方が面白い。特にモトクロスコース区間はいままで使ってない急な登りやくだり、トンネル、直登出来たら1-2秒くらい早く走れるセクションもあったり、ジェットコースターみたいなくだったり登ったりする道があったり、まっすぐな直線区間にあえて途中でクランクのように曲がっていかないようになっていたりとテクニカルな部分もあってJECのテスト区間みたいな印象でした。
ロックセクションはいけそう
GAIA名物なロックセクションがありますが今回も使われました。
120ミニッツの人が使うロック
ハード系を多少経験していたこともあり今回のロックは全く問題なさそう。焦って入る場所と角度を間違えなければイゴることはないし、途中で止まったとしてもタイヤが540DCなのですぐ脱出できると感じました。僕が走れると感じたラインはざっくり二本。なのでレース中は二人以上人がロックセクションにいたらエスケープすることにしました。
ウッズは見きれなかった
ウッズに入ったところで90ミニッツのレースがスタート。WEXではレース中もバイクが来ていなければコース内に入ってもOK(勿論バイク優先)。が、ウッズは狭く、選手が通らない隙を狙っての下見となるため思うように進めませんでした。なのでルートやラインというよりは、90ミニッツ選手の動きや動向を見てスタックしやすいルートや比較的人気がないルートなどをチェックしたりしました。
120ミニッツで使うディープウッズは実は2WAYという丸太こえてショートカットか丸太なしで迂回があったのですが、逆走する形で見ていたこともあり丸太側を見逃していました。またウッズの後半は疲れてきたのとそろそろパドックに戻らないといけない時間となったので見きれなかったです・・・
丸太セクション
が大まかなルートや分岐は把握できたかな。あとはレースが始まって実際のイゴリ状況を見ながら人がいない方を走ることになりそうです。
ばたばた準備
下見から戻ってくるともう9時を大きく過ぎていました。10時からレースなのでもうレースの準備をしないとやばいです。
レース前にやることは
・ゼッケン貼り付け(5-10分)
・トランスポンダの装着(3分)
・ハイドレーションに液体を入れる(5分)
・レース用に着替え・プロテクター装備(10分)
・ヘルカメ準備(5分)
です。前もってやっておくべきでしたが上記全てできてなかったのでちょっと焦りつつ一つずつ進めました。
ここでは秀吉君に色々助けてもらいました。まずゼッケン貼り付けでは焦っていたのか上下逆で張ってしまって指摘されて慌てて直したり、ハイドレーションの準備をしていたらなんと飲み口が見つからず秀吉君が持っていた予備のハイドレーションの飲み口を貸してもらったり…(なお僕が忘れてきたと思っていた飲み口はしっかりとハイドレーションパックの中でぷかぷかしていたのに気が付いたのはレースがすべて終わってあとかたずけをしている時だったとさ)
やっぱり焦るとろくなことはないですね…今回は下見のスタートが遅すぎたのが原因でした
でなんとか準備完了。
時計を見ると40ミニッツ選手集合まであと10分といったところでした。
・・・40ミニッツ?
実は僕も最終決戦
今年はWEXに沢山エントリーしてきましたが、僕にはライバルがいたのです。それは裏のロードサービスさん。ラジエーターズの事実上のボスです。
次を心配する必要がない無敵の人の僕に勝てるか?最後までぼっちバイカーさんは抜かせませんでしたー涙とラジエーターズWebサイトに下書きしておくんだな。 pic.twitter.com/wyMfZ9X0zh
— ぼっちバイカーとは12月でさよならです (@botti_bk) 2018年11月21日
有象無象の怪物がひしめくTwitterでのプロレスごっこ・・・
第一回戦は春のWEX勝沼での120Cミニッツ。彼はトレールであるDR-Z400Sで僕にバトルを申し込み焼き肉を賭けてバトル。その結果まさかの僕が敗退・・・。正直負けるはずがないと舐めていたので悔しかったし自分の実力の無さに絶望したレースでもありました
続く第二線は春のWEX GAIAの120ミニッツ。彼はまたもやDRZで僕はEXCでしたがDRZの重さがGAIAのウッズではきつかったようで僕の勝ち。(なお僕はこの問90ミニッツと120ミニッツのダブエンだったので圧勝でしたなw)
そして第三戦は真夏のWEX爺が岳での90/40/120ミニッツのトリプルエントリー対決。彼は”DRZは重いのでライトウェイト”というコンセプトの元でkawasakiのKLX125で参戦。が爺が岳の長い直線では非力な125トレールでは僕の250EXCには歯が立たず、120に至ってはエンジンがかからなくなりDNFで僕の全勝でした(と言いつつ僕も120は後半ばてて途中で離脱した)
第四戦は同じく爺が岳で開催された10時間耐久レース。僕は4人1チームで参加したのに対し彼は一人で10時間走り続けるアイアンマン。彼はついにトレールではなくRM-Z250というスズキのモトクロッサーを購入してきました。今回は「ベストラップ勝負」を実施。結果的にギリギリですが僕が勝てた!!ただ彼は未調整の「モトクロッサーのサスペンション」だったので次回は覚えてろ・・・という執念を感じた
そこからさらに彼は「エンデューロサスペンション・ブレーキディスク・点火マップの変更・JNCCやハードエンデューロで活躍する石戸谷蓮スクールなどのコソ練」を開始。
ツイッターでこんな動画をアップしては僕を間接的に威圧しだす始末。
本日のチョイ乗り成果。自分的には、だいぶRMZと仲良くなった感が出てきた。もう少し開けられたら…と思うなどしてる。 pic.twitter.com/gDn5gQCuEF
— 裏のロードサービス? (@doroasobi38) 2018年11月13日
一応、まぁ上手くいったかな…というのもアゲとく。
CP前に足らずにブォンてする余裕があるなら、何をしたら良いかわからんが他の事をした方がいいんでは?左足を戻すのが遅いんでは?などなど…考えるが、よくわかってないので、よくわからん。 pic.twitter.com/dSnkyPfLrc— 裏のロードサービス? (@doroasobi38) 2018年11月16日
彼はもはや僕は眼中になく、ウソハチさん(今年の夏から常に入賞してるHTRで一番うまい)をターゲットになっていました。そして「表彰台に立つ」とも宣言。
正直上記動画を見て「絶対勝てない・・」となってました。僕なんて未だにコーナーをどうやって曲がったらいいのか…って感じだったのです。
「このままだと絶対に負ける」
僕はそう、確信していました。
人生初めての練習
バイクに乗れるのは月2回。しかも三宅島でご褒美レースバケーションしたり、CGC大町でハードエンデューロでガハガハしてたりと練習できる時間は皆無。週末の時間を練習に充てることができないのです。
・・・ここで僕の中でこんな声が聞こえました。
??「土日がダメなら、平日に練習すればいいじゃない?(じゃない?)」
僕「ソ レ ダ !!」
幸い会社のUQは沢山あったので令呪2回消費して平日に練習する時間を2日分確保。
UQ取得して臨んだ日の朝、僕は「本当に会社休んでバイクするの?ファンライドじゃなくて練習?練習してなんの意味があるの?そんな付け焼刃で変わるはずないしプライベートとバイクのバランス崩れてるよね?」と自問自答。
ヨッメに休むことを伝えると「え・・・本当に、大丈夫?」と心配される僕。そりゃそうだ。
僕「最後のレースなんだ…やれることは全部やっておきたいんだ…」
と意味の分からないことを伝え、逃げるように家を出ました。
オフロードビレッジでコソ練
課題はたくさんあるものの。「GAIA攻略のカギはモトクロスだ」と感じていた僕は怖くて今までずっと避けていたモトクロス練習に集中することにしました。
場所は川越にあるオフロードビレッジ。バイクで40分くらいなので自走で行けます。
オフ会盛り上がってます!! pic.twitter.com/JAJKx11Cjj
— ぼっちバイカーとは12月でさよならです (@botti_bk) November 16, 2018
やりたいことやうまくなりたいことはたくさんありますがマルチタスクが苦手な僕には全部は無理。「スタンディングで走れるようになる」もやりたいことですが今更走り方の根本から直すのは無理。今のライディングを修正する方向で進める事にしました。
僕が特にバイクで苦手だったのが「ブレーキとカーブ」でした
自分がアクセルを開けた時にどのくらいの制動距離で止まれるのか分かっていない→怖くてアクセルを早めに閉じて惰性でカーブ前まで走る→カーブでの進入速度が遅い→ハンドルを切りながらじゃないと曲がれない→ハンドルを切ってるのでカーブ終わりにアクセルが開けられない→遅い
って感じ。これはずっと自分の中で課題であり、解決できない悩みだったのです。
なのでDay1では「楕円の広場でパーシャルを作らないでアクセル→すぐブレーキ→カーブ→アクセルをぐるぐるする練習」「8の字で早く小さく回れるよう練習」「ヘルメットタッチスタートの練習」を主軸に練習。自分なりには意識して頑張ったし始める前よりは多少アクセルも開けられるようになった気がする。大きな発見として今までブレーキしていた2倍くらい強く握っても転ばないで止まれる事もわかりました。ただコーナーは最後までうまくできないままでした・・・
で、Day2はTwitterでたまに絡んだことがあった渡辺誉くん(めちゃウマ!)がオフビに行くという話を聞いたので”一緒に過ごさせてもらう”ことに。彼はWEXと同じ日にJEC SUGOがあるためその最終調整でモトクロス練習をするとのこと。ファイナルクロス?というやつの為らしい
スクールではないので僕のフォームを見てアドバイスなんてものはなかったですが、休憩中にスタートのやり方やブレーキのやり方、コーナーのやり方をしれっと口頭で聞き出し、それを自分なりに意識して練習。実は今までコーナーってハンドルを切って曲がると思っていたのですがバイクを地面に傾けて、ハンドルはむしろ内側に切り込まないように維持する、というのを聞いて衝撃を受けました。なるべく傾けて曲がる練習、あと見よう見まねでコーナーが終わるちょっと前からバイクが斜めの状態のままでアクセルを空けてバイクを立たせる練習もしてみました。「数メートル先にコーナーだとしても開けられるだけ開けるとそれらが積み重なってタイムに影響する」という至極まっとうな話がなぜかすごく刺さりました。怖かったAコースも平日ということでほぼ貸し切りだったのでマイペースで走れたし、たまに走ってる人のカーブラインや足の出し方やアクセルの開け方を真似してグルグルしているだけでもかなり勉強になった気がする。
そいえばこの前オフビ行で生の誉くんとまっきーぺんをみた。二人とも小さい時からモトクロスやってるだけあって走りが異次元だったよ…(写真はイージーさんに撮影してもらった) pic.twitter.com/SjwUKMlBQQ
— ぼっちバイカーとは12月でさよならです (@botti_bk) November 21, 2018
2時間ぶっ続けでAコースを走ろうとしたらガス欠寸前だったことに気づいたりと自走の限界を感じつつ、自分でいうのはあれだけどこの1日で圧倒的成長を感じました。練習って大事なんだなぁ。
なお一緒に過ごしてくれた誉くんはJEC SUGOで優勝してました。おめでとうございます!!!!!!
JEC SUGO Day2!!
優勝出来ました✨?✨
今日は大きなミス無くファイナルクロスまでに53秒のリード?
ファイナルクロスはホールショットこそ取られたものの大坂をトップで飛び出しその後はトップを守り切りゴール✨
気持ちよく走れた2日間!
お世話になった皆様、本当にありがとうございました! pic.twitter.com/dKBi7HLd2x— 渡邉 誉@12/9 motoX981 (@96dc2_13kx250f) 2018年11月25日
お世話になったので宣伝ですが、彼はキャンオフという学生主催のファンレースイベントも運営として積極的にサポートしていくそうで、注目です。学生以外も普通にエントリーできるそうです。
たった二日の練習で何が変わるのか…正直ぜんぜん裏のロードサービスさんに勝てる気はしないけど、多少抵抗できるくらいには成長できた気がしました。
いざ40ミニッツ!
運命の40ミニッツ。とは言え、40ではビッグオフの知り合いもいたのでもしスタックしてたりしたら助けに行こうと思っていました。遊びの意味を込めてGrenzgaengerのフーディーで出撃。
ドキドキ(森伊蔵レーシングさんがいるな?)
負けないぞー!!(ダブエンの3人)
本命バトルは120ミニッツです。
ヘルメットスタートの予行演習を一人でやってて恥ずかしい//
40ミニッツはアップだよね?ね?
そして・・・レーススタート!!!!
スタート練習したけどやっぱり反応が遅くてスタートはダメダメでした…それでも今までよりは早くスタートできたはず!
“ライバル”は勢い良すぎてフロントアップしながらも先に進みます。。。が、第二コーナーでまさかのポテゴケ!w
40minスタートクソ雑魚おじさん。
ホールショットを狙う意気込みが強すぎて、フロントピョーン!2コーナーでボテゴケ。醜態を晒し一気にビリ…というお笑いホールショット。恥ずかし過ぎて死にたみMAX。 pic.twitter.com/Wq5AH8L5vO— 裏のロードサービス? (@doroasobi38) November 25, 2018
フュージョン!!(こけてもクラッチを離さない男気を感じる)
「転倒!!これは勝てるかも!?」
と思い、初めて後ろは気にせずにひたすら前の人を追いかけるつもりで走りました。前のGAIAよりも明らかにMX区間が楽しく走れました。
オフビのおかげで小ジャンプなら怖くなくなった!
心配していたビッグオフの二人は全く問題なく走っており、「すげぇ」しか感想がわかなかったです。重いバイクでレースに出る時点ですごいけどね。
そのままグルグルしているも一向に裏のロードサービスさんには抜かれない。そしてL1(あと一周で終わりだよって合図)が出たのです。
僕「クックック、これは勝ったなwww」
「最後の一周は攻めよりは守りで絶対に転ばなければ勝てる」と判断。速度落としめでも確実なルートと走りを心がけました。
絶対に転ばないぞ!!!
そのまま残すところラスト2コーナー前のウッズストレート区間で事件が起きました・・・
後ろからフォースとの「ドドドドド!ヴァン!ヴァン!!」と明らかにあおっている感じの音が聞こえ「ああ、トップの人がラップしにきたのか」と思い、無理に邪魔して衝突されたくなかったのでさっとルートをあけて遠回りなルートを走りました。
すると・・・
裏「ヒーハー!!www」
僕「えっ!!そんな!!!!」
気づいた時にはもうおそい。ラスト2コーナーで先を取られたらそこから先は追い抜くには細くて無理やりいかないと厳しい。しかもあっちは絶対に抜かれないよう全開で走ってる・・・
結果、、、
負けたーーーーー!!!!!
最後の最後でぬかされてのゴールとなりました。。。
裏のロードサー:0:35:09.234
ぼっちバイカー:0:35:12.105
たったの三秒差!!!
ゴールの先では裏のロードサービスさんがニヤニヤしながら「もっと早く追いついていたけど早い段階で抜いたらまた仕掛けてくる可能性もあったから、最後の最後で追い抜く作戦でいたのさ」との事。そんなぁ・・・
40ミニッツはお互いアップだったはずが結果的にはかなりの激戦に。勝っていたこともあり正直かなり悔しかった!!!なにより最後の一周をもっとこうしてれば・・・・というのがありすぎる・・・
ただ裏のロードサービスさんは最初に転んでほぼドベからのスタートだったので実力で負けたことに変わりはないしベストタイムは10秒くらい早かった。もしも・・・だったらはお互い様。
むしろね?
むしろここまで彼と戦えたことにMX練習の手ごたえを感じていました。40ミニッツではモトクロスコースがメインなのでモトクロッサーであるRMZ有利なのは当たり前。「120ミニッツではウッズもあるのでワンちゃん勝てるんじゃ?」となりました。彼はロックセクションも全部エスケープと聞いてたしね。
なお、同じくダブエンだったはてなブロガーの唐揚げさんは途中イゴってしまったりと燃えきれなかった模様。前回の爺が岳ではスタートが遅かったこともあり追いつけなかったので地味に勝てたのがうれしかった!!
そして・・・
人生初の入賞!!
2年間ほどレースをしてきたわけですが入賞したのは10時間耐久の1回だけ。あれはもりーくんとニシくんのおかげであって僕の力ではなかった。
今回も順位なんて意識してなかったのですがなんと40ミニッツの「ダブエンFUNクラス」でなんと16台中4位だったのです!!でレース後パドックに戻ると「6位までが入賞対象」ということが判明!!
裏のロードサービスさんには負けたけど二人とも仲良く表彰台の上に立てることに!!
2年前にKTM 690ENDURO RでWEXに出た時は表彰台に上っている人たちの速さに圧倒されたし、僕には一生縁がない場所だと思っていました。それどころか20位以内になったことすらなかったのです。僕。
それが最後のレースで入賞できてしまった。うれしくないはずがないです!!
昔「あなたにKTMはモッタイナイ」「セローを買って練習しろ」とか「Mikuniのキャブですかw」とかコメントしたりDMしてきたやつら、見てるぅぅん??
KTM 250EXCを買って正解だったぞ!!!!
パドックに戻るとみんなから「最後の最後でよかったね!」と祝ってもらえて本当うれしかった。結果も残せたし、残る120ミニッツは最後のレースだし思いっきり楽しもう!
パドックでお昼休憩
いよいよ本番の120ミニッツが1時間後に始まります。が、裏のロードサービスさんも僕も40ミニッツで頑張りすぎて既に若干腕上がり気味w
すかさず、えふはちさんが「4ArmStrong(12,960円 )買ってないんですか?」と早口で自慢してくるのに耐えつつ、ロキソニンテープを張ってアイシングしつつバナナやウィダーインゼリーを摂取。
今回が初レースの秀吉君とふくろうさんはありえないくらい落ち着いてて驚いたり、前夜祭では一番テンション高かったイケさんが真顔で1点を見つめていたり、29君が椅子に座って武者震いしていたり、カルケン君が「タッケマンブッコロス…」とつぶやいていたり、masakiさんが森伊蔵片手にウロウロしてたり(え!?)、ウソハチさんが念入りに空気調整をしていたりと各々の時間を過ごしていました。
あと今回のレースのために応援に駆けつけてくれたmikoさん、そしてアズマさんの姿も!!ペンギンさんもサポート体制万全って感じだし応援してくれるだけで「かっこつけよう(下心)」とか元気出るから本当にありがたい。。
アズマさんから「最後のレース、見届けさせていただきます!」と熱い応援を受けたり、、、
WEX GAIAに集いしオフローダー達 pic.twitter.com/mVoPXNArp6
— miko@CRF1000L_WR250R (@mikokazu35) November 24, 2018
みんなで記念撮影すればよかった・・・
そして・・・
120ミニッツ!!
秀吉君と一緒にスタート地点へ移動すると・・・
スタート地点へ行く前の時間。この時間はいつも緊張する
伝わらないと思いますが、120Cの1,2列目の6割がほぼ身内ですw
それだけでいつもよりも安心感があるし「身内ランキングでは負けたくない!」というそれぞれの思いを感じることができて楽しい。
「(僕としてもできる限り頑張って最後に裏のロードサービスさんに勝ちたい・・・そしてあわよくばウソハチ師匠にも迫りたい!!)」
そんな事を考えつついよいよ最後の「スタート二分前。暖機運転、開始!」の時間となりました。
最初からだけどこの瞬間が本当に好き。ツーストの甲高い空気を引き裂く高音にフォーストの腹や体に響く低音。オイルの焼けるにおいや不燃焼ガスのにおい。地面が揺れているんじゃないかというほどの振動。ここからは誰が何をしゃべっても聞こえない。あとはスタートフラッグが降られるのを待つだけです。この感覚は出てみないと絶対にわからない。ぜひ出てほしい。
最後のレース。緊張感は無く、スタートでどう走るかとか割と頭が回っている感じでした。
そして・・・
…ここで動画!!
今回はヘルカメそのまんまの動画といつもの音楽に合わせて編集した二つの動画をアップしましたよ!!
ヘルカメのまま動画
編集したかっこいいところだけを集めた動画
見てくれよなあ?(見てください!)
120min.スタート!
スタートダッシュはホールショットこそ逃したものの40ミニッツよりはうまく反応でき、スムーズにスタートできました。
1列目の流れに乗ることができた!
第2コーナーは40ミニッツで好きだったイン側ラインに入ることで他の人と差をつけろ!
第3コーナー時点で3位だったそうです。やったぜ。
そのまま「前の人に意地でもついていく!」という今まで考えたことがないくらいアグレッシブな気持ちに驚きつつ、頑張ってついていきます。多分この時はややオーバーペースでしたがラインをたどるだけなのでミスせずに走れました。
ちょっとした斜面も余裕
トンネル!面白い!!
そのまま走るとパドック前のストレートで抜かれつつもウッズへ…
ウッズの下見が怪しかったので入り口で正解がわからず若干迷いつつも「前の人と違う道」をモットーに走る
ウッズ序盤で身内のえすぷろくん(めちゃウマ!)にぬかされたのでそのまま彼のルートを真似してついていきます。
うまい人の後ろならダイジョブ大丈夫
置いていかれつつも頑張って走り、トップ集団の次くらいを維持してなんとかウッズをノーミスで抜けることができた!
川を渡った登りでなぜか「サンド質な急斜面」にトライ!
が、登り切ることができずあと一歩でスタック!!あぁ・・やっちまった!!!
ここで後ろから来たウソハチさんに抜かされた・・・
むしろここまでウソハチさんに勝てていたことに驚き、まだ挽回のチャンスがあると感じました。
540DCはブロック間隔が広いのでガリガリタイヤを回したらなんとスタック抜けられた!ウソハチさんを急いで追いかけるとロックセクションへ・・・
なんとウソハチさんはエスケープ!!これチャンスじゃね?
「これはチャンス!!」
ロックにトライして問題なくクリア!!そこでアズマさんたちの声援でテンション上がりつつ、ウソハチさんを抜き返すことに成功!!!
そのまま逃げるようにウッズへいつもはまっすぐなのに今回は分岐してて楽しかった!
そして・・・一周!!!
まさかの・・・6位!?
多分、今この瞬間はみんなより前走ってる!!(震え声)
この時6位。普段は一週目20番台だった自分にとってこの光景が信じられなかったです。
とにかく「アクセル開けてブレーキはしっかり。コーナーの立ち上がりは早めにアクセル」を意識しながらモトクロス区間を走りました。
再びウッズに入ると「丸太or遠回りのフラットセクション」があることにようやく気が付きます。が丸太は少し渋滞もあったのでパス。どのくらい違うのか把握するために並んでいるウェアの人をチェックしておきました。合流地点に来ると、丸太に並んでいた一番最後だった人が僕の前に。
「ここかなりのショートカットになるんだな…次回からいこう」
と心に決めつつ、ウッズは淡々と走りました。ウッズを出るとニシくんの姿が。なにやらバイクを押してコース外におり何かトラブルがあった模様…マジか・・・
最初の数周はシフトミスで何度もNに入れてしまい何回か転んだりしつつもまだ身内には誰もぬかされていない。それとも僕が丸太行かない間に抜かされた?!
「あれ、これ本当に勝てちゃうやつ!?いや、レースは最後まで分からない。40ミニッツだって最後の最後で”蛇”にやられたんだ。最後まで猛プッシュ。それだけ」と自分に言い聞かせつつ、淡々とはしります。
相変わらずのフォームですが淡々と走ってる僕
計測所では相変わらず「6位」となっており、これが本当に自分の順位なのか毎周確認しながら走っていましたよ。これまじで入賞できちゃうんじゃ・・・だれかに報告したい!!
ロックと丸太は二人以上いなければ行くルールで淡々と走りました。今回セローでエントリした29さんは結構早い段階でイゴっており見るからに消耗してましたね。「頑張れー!」と声だけ送りました。こういう声も僕はうれしかったけど、伝わるといいな…しかし普段ならそろそろラップするはずのカルケン君が一向に現れないし秀吉君を始め今回初レースの人たちもまだ現れません。みんな頑張って走ってるんだ・・・と感じつつ、走る走るこけるはしる。
下り坂からの丸太はやったことないので怖い・・・
これはコケたんじゃなくて突然の待ち伏せで銃撃戦が始まったから急いで隠れているだけだからね!?
割と集中して走れているのですがいつも同じところでピンクのパーカーに黄色いバイクにのった裏のロードサービスさんの姿が。
多分タイム的には2-30秒くらい後ろ
毎回同じということはこのままミスしないで走り続けられれば逃げ切れるという事。とにかく集中して走りました。
そして、計測所の大きな時計で残り時間を確認すると残り30分と出ていました。
今までなら「まだ30分もあるのか!」となるところが、今回は「あと30分で僕のレースは終わる」と感じ、そう思うと1分1秒が愛おしく大切なもののように感じました。途中、走馬燈で昔のレースのことを思い出して目元が熱くなったり、「クロスカントリー楽しい!!」ってナチュラルハイになったり、「マジで終わっちゃうの?」となったり・・・テンションおかしかったです。絶対。
そして残り7分くらいで計測所に到着。するとL1が出ていました。いよいよ「ラスト一周」です。
ラスト一周
40ミニッツでは”蛇”にラスト一周で刺されたので今回は最後までもうプッシュする気概で走ります。走っていると、パドック付近で既にゴールしてパドックへ戻っている裏のロードサービスさんを発見。どうやら僕うけたL1は最後だったようです。つまり、これをミスなく時間内に走りきれれば彼をラップできるってこと。
もう絶対に後ろからぬかされることはないことに安心しつつ最後まで冷静にミスしないように走りました。
みんなもうゴールしているのかウッズは今までで一番静かで「自分一人が走っているのでは?」と思うほど。きっと、GAIAの神様から「最後のコースで選んでくれてありがとう。お礼に最後は”貸し切り”にしておいたぜ?」という粋な計らいに違いない(違います)
GAIAだけでなくこの二年間のことを思い出しながら走ったラスト
そして最後のロックもミスらないようになんとかクリア。ウッズを全力で駆け抜け、ついにゴール!!!!!
ゴールすると主に身内のみんながゴール付近で待っていてくれ、ハイタッチ!!!あれ、その中にタッケさんの姿が・・・
僕「あれ?なんで走ってるはずのタッケさんが観客に?」
・・・どうやらレース中にクロストレーナーのエンジンから”異音”が聞こえ始めたそうで、借りたバイクということもあり大事をとってDNF(Do Not Finish)したとのことでした。さすがにそれはしゃあないすね…
カルケン君の不完全燃焼な顔が目に浮かびましたw
なおタイムでもカルケン君のほうが早かったようで、この勝負はカルケン君の勝ちとなったそう。タッケくんは来年は「カルケン○すマン」として強く生きてくれ。。。
・・・これで僕のWEX GAIAのレースは終了。最後まで怪我無く走り切れたことが嬉しく、また終わってしまった余韻を感じつつ最後に入賞できたんじゃないか?というソワソワ感を抱きながら、ゴールしたみんなとワイワイとレース後の瞬間を楽しみました。
最後の最後でGAIAの神様からの”粋な計らいその2″?!チャンマイとのハイタッチ!!
サプライズその2
パドックへ戻ると…
前夜祭のチャンマイだけでももうサプライズで感無量だったのに、なんとみなさんからこんなケーキが!!!
サプライズケーキ
えっえっ!?
なんとサプライズケーキ!!
こんなのうれしすぎだろ!!!なんか「”半笑い”とか”CGC”とか書かれてるw」ちょうどレースでやり切った思いもあったことからちょっと涙腺がうるっとして2-3滴流れてしまった気がする。そのくらい感激でした。ケーキを持ってきてくださったアズマさん、ありがとうございました!!!
僕は甘党。しかもレース後は甘いものを欲するので端的に言って最高でした。
が、120ミニッツの表彰式がすぐに始まるとのことで食べるのは後で。
・・・そう。
僕、120ミニッツでも入賞できちゃったのです!!!!イェーーーー!!!
120ミニッツリザルト
120ミニッツですが、結局最初は5位で最終的には7/43位。大きな変動はなく、淡々と走って逃げ切った感じ。
走りとしては多分面白くなかったと思いますがいわゆる”クロカン走り”ができたと感じました。なるべく転ばない、止まらない、渋滞に巻き込まれないって奴。
リザルト。10分台が1回だけでそれ以外はほぼ9分前半でぐるぐるできた
そして宿敵である裏のロードサービスさんは8位。そう・・・僕、勝てたのです!!!やったぜ!!!!!!!
昔のトレール相手ならいざ知らず、今回はモトクロッサーをED仕様にして練習も十分に積んでヤる気満々。お互いベスコンな状態での戦いの結果なのでホント嬉しい。一応タイム的には僕が13周で彼は12周なので1周ラップした感じですが、12周目のタイムは80秒くらい。多分1-2コケで立場は逆転していたはず。おそらくMXコースで追い詰められてウッズや丸太・ロックで引き離す感じだったんでしょうね!あちらはキックオンリーなのでエンストが怖いとのことで前周エスケープだったことでなんとか逃げ切れました。
さらに、普段は手が届かないウソハチさんも今回は10位。結構ミスや焦りで思うように走れなかったとのことで今回は運の差で勝つことができたぜ()
何より最後の最後でHTRのボスとしてラジエーターズを倒せたぜ!!HAHAHA()
裏のロードサービスさんは目標である「ウソハチさんに勝って表彰台に登る」は達成できたようでしたが、そこにまさか僕が入り込んでくるとは思っていなかったようで驚いていたようです。
いや。マジで想定外の急成長だった!
40終わった時点では「良い仕事したじゃん!」とか余裕カマしてた嘘八さんがラスボスだと思ってたから。w
— 裏のロードサービス? (@doroasobi38) November 25, 2018
「八の字練習www」とか言って練習をバカにしていた僕をやる気にさせてくれた裏のロードサービスさんには本当感謝しかないし、この一年間、ライバルだっつってお互い高め合うことができて楽しかった。
僕は「最後のレースも僕らしくリザルトは真ん中くらいでしたが集大成として自分なりには満足している」で終わっても全然よかった。けどまさかこんなラストが待っていたなんて!!!何が起こるかわからない。それが野球だよ。
120ミニッツ表彰式
・・・ということで表彰式です!!
40ミニッツではGrenzgaengerの黒いフーディーだったので、あとから写真で見わけをつけるためにいつものオフジャーで参戦。なおみんな寒いしで着替えており完全に僕だけ浮いてましたねw1位でもないのにって、いいの!最後だし!!!ずっと走ってきた120Cで入賞できてうれしかったんだから!!
今回120Cではトップ10人が入賞。そして身内からはなんと4人も!!すごくない?
5位が序盤に抜かされたえすぷろくん。7位が僕。8位が裏のロードサービスさん。10位が入賞常連のウソハチさんでした。
なおのの君今回なんと12位!惜しかった!!!本人も結構練習してきていたようで悔しがっていた!なお彼のベストラップは僕よりも早いので多分もう一回走ったら負ける自信がある。レース経験数で差が出たね(謎の上から目線)
今回両方とも身内が多くて優勝した人たちより盛り上がったりうるさくて本当面白かった(WEXだし、いいよね?)
ということで最後にまさかのダブル入賞。有終の美とはまさにこれ。ちょっと出来すぎていて「JNCCぐるみで僕に最後にいい思い出を作ってくれた」んじゃないかとちょっと心配したりしたけど、まさかね?・・・違うよね?
僕は最初から120Cスタートだったから入賞なんてあきらめてた。90Dからスタートすればよかったって思ったことも実は、あった。入賞してみたいじゃない?
でも今までの活動が実を結んだみたいで本当にうれしかった。最後の最後のレースでダブル入賞とかもうこれ出来過ぎてない?今でもまだ信じられないよ!!
あ、そう言えば!!表彰の時にチャンマイと裏のロードサービスさんといた時に、裏のロードサービスさんが言いにくそうに「あのスペアリブ、実は俺がつ■〓∃〆⊿仝・・」みたいななんか最後よく聞こえなかったけどなんか言ってたな?あまりにもショックが強すぎて意識が飛んで聞こえなかったんだけど、多分「あのスペアリブ、本当に美味しかったね」って話していた気がします。うん、最高だったよ。なんて言ってもチャンマイ手作りだからね!!!
その後・・・
表彰式が終わってパドックへ戻ります。
アズマさん夫妻が例のサプライズケーキをカットして皆さんに配られていました。僕のは特別ということでかなり大きく、お腹いっぱい食べられました。おいしいケーキ、ありがとうございました!!!!残ったケーキもお土産で持ち帰り、家族で楽しませていただきましたよ!
僕はもう来月でバイクを降りるので使わないタイヤ交換グッズや工具、バイクでの便利アイテム、ケミカル等を皆さんへ格安で引き渡したりもしました。
あと、1週でDNFしてた西くんはなんと、リアタイやのスポークがこんなことに…
WEX R-8 GAIA
二週目マシントラブルにつきDNF
スポーク10本リアディスクガード持っていかれた… pic.twitter.com/7yrGwDd0a7— にし (@nishi_819) November 24, 2018
ひーん・・・無念だっただろうけど来年は無念をバリバリ晴らしてくれ!!!一緒に二年間走れて楽しかったぞ!!
レース終えたみんなも自分の現在の位置とライバルが誰かを再認識したり、応援に来てくれたmikoさんも「来年はでてみたい!」と話してました。見に来てもらってこういう感想は嬉しい。実際、お金も時間も労力もかかるけどめちゃめちゃ楽しいんだよ!!
その後は、、、日がすごい勢いで沈んでいくのでみんな慌てて撤収作業。
レースで走ってない応援だけのネットペンギンさんは最後のかたずけまでいてくださり、本当に感謝しかない。
かたずけが終わったら皆でまたすずむし荘で汗や泥を流し、近くのラーメン屋さんでカロリー摂取しながら反省会。そして名残惜しくもみんなここからは帰宅セクションの始まり。もう次はない人もいるはず・・・寂しいけど、きっとまた会えるよね?
えふはちさんが「ぼっちさん今日は疲れただろうから…」と気を遣ってくださり仮眠もとらずに結局一度も運転を変わることなくえふはちさんの家まで到着しました。
えふはちさんとお別れしてからは自宅まで運転しバイクや荷物をおろし、レンタカー朝までコインパーキングに停めようとしたら満車でパーキング探しセクションでイゴつき、装備やメットをコストコのケミカルと一緒につけ置きし、着替えなどをまとめてお風呂にはいり、もう一度リザルトを見ながらついGoProのカメラを少しだけ見たら眠気のピークとなり、04:30ごろに布団に沈み込み仮眠。07:00ごろに子供に起こされて朝から遊びつつもレンタカーを返し、家族で上野動物園へ向かいハードな1日が始まったのでした
まとめ
文字だけで3万文字越えというちょっと頭おかしい記事になってしまいました。間違いなくこれがこのブログ最長記録だと思います。
最後のレースで過去最大人数・大規模なパドックでワイワイ前夜祭。しかも人権み溢れる環境。美味しいご飯。チャンマイのサプライズ。応援にきて写真を撮ってくれたみんな。レースでのまさかのダブル入賞で裏のロードサービスさんに勝ち越し。サプライズケーキ。
これ以上最高のレースなんてあるだろうか?いやない(反語)
僕は今後の人生でも今回のレースはきっと生涯忘れることはないだろうし、楽しかった瞬間として何度も思い返すと思います。
。。。
子供が生まれたのに自分の欲望に従ってバイクに乗ると決断してよかった。オフロードバイクに出会えてよかった。勇気出して林道を走ってみてよかった。勇気出してオフロードレースに挑戦してみてよかった。レースの活動を続けてよかった。ブログやSNSを通して色々な人と出会えてよかった。そしてなにより、体験したことをブログで発信してきてよかった・・・
一応、僕はこの一年間”JNCCメディアスタッフ”として主にWEXの魅力というか参戦して感じたことをそのまま書いたつもりです。これを読んでレースが気になった方はぜひ取り組みを始めてみてください。楽しいかどうかは保証できませんが少なくとも僕はこんなに充実した時間を過ごすことができましたし、トレールバイクでもエントリーできるので敷居はそこまで高くないはず!ビッグオフだって出れるんです!
僕は一旦バイクをおりますが、いつか復活した時にまだJNCCやJECがあってまたレースにでたりできたら嬉しいなぁ
・・・
あ、最近問い合わせをたまに受けるのですが僕のEXCはもう次のオーナーさんも決まっています(僕がバイクをぶっ壊さなければですが)。が、12月までは乗ります。最後まで怪我無く楽しくオフロードバイクで遊び、幕引きをしたいと思っています。
あとあと、レースもひと段落したので久々に考察記事とか書くつもりですのでお楽しみに!
・・・
最後まで読んでくださりありがとうございました。WEX GAIA楽しかった!
こんな感じ。