こんにちは。ぼっちバイカーです。
東京都支援の三宅島エンデューロレースである「WERIDE 三宅島」に参加してきました。
そして・・・
読みました?ということで後篇です!!
動画作ったよ!
前編でも紹介しましたが動画を作りました!!!
旅行気分を出すために移動も含め、編集してみました。最後に猫の動画もあるのでぜひ見てみてください!!
ハイドレーション忘れ?
前篇の最後に「宿にハイドレーションバッグとスマホ予備工具一式を忘れた」となってしまったことを書きました。
発覚したのは宿を出発したレース会場へ向かうバスの中。すでに到着寸前といったところでとてもじゃないですがバスを止めて戻してなんていう度胸は僕にはありません。
最悪現地のトイレとかの飲み水を飲むか・・・とか発想がいよいよやばくなってきたその時。ふと、昨晩の大江戸温泉物語で過去に三宅島ED出場経験があるウソハチさんとこんなやりとりを思い出しました
・・・・・・
僕「そいえばパドックってどんな感じなんです?」
ウソハチ「番号ごとに決まってるんだよ。あと俺の時はレッドブルとかスポーツドリンクが置いてあって自由に飲んでいい感じだったよ」
僕「なにそれすごい(レッドブルのワークスライダーかな?)」
・・・・・
・・・
数年前ということで今回もその振る舞いがあるかはわかりませんが、「水分問題はきっとなんとかなる。大丈夫ダイジョウブ」と必死に心を落ち着かせていると、地獄第一パドックに到着。
ここでようやくEXC君と再会です。
第一パドック到着
三宅島エンデューロでは「バイクの受け渡しを行う第一パドック」「コースの横にある第二パドック」と二つのパドックがあります。
第一パドックに到着してバスの外をみるとコンテナが忽然と置いてあり、そこには”READY TO RACE>>”なオフロードバイクが綺麗に並んでいました。
ついたぞー!!
すでに到着している人がバイクの暖気をしており、到着したバスのドアが開いた瞬間から「パイーン!!パイーン!!」「ヴァンッ!!ヴァンッ!!」という2ストと4ストの素敵なハーモニーが鳴り響きます。席から立って出口に向かうにつれ、この音がどんどん大きくなっていく・・・
バスの外に出るとそこはもうガソリンや2ストオイルの燃える匂い漂う戦場。ドキドキしながら自分のバイクを探します。
第一パドックはこんな感じ(Photo by 公式)
EXCくんも無事到着していた!!
ハイドレーションバッグを忘れたので予備工具もなければ予備プラグもない。緊張しましたがエンジンは問題なくキュルポンでかかってくれました。確認したら多少暖気運転しつつエンジン停止。第二パドックに向けて出発する列に並びます。
今までの観光気分が一気にレース気分!(Photo by 公式)
第二パドックへの道は公道の舗装路なので「一時的に道を封鎖」することでナンバーが付いていないレーサーでも安心して走ることができます。
で、、、
多分これが唯一僕がジャージ姿で写っている公式写真(Photo by 公式)
いざ、レース会場へ!!
みんなが二列に並んだら、いよいよレース会場に向けて出発です!!!
第一パドックから第二パドックへ!!
白バイ隊員さん先導の元、オフロードレーサーによる公道レーシングの始まりです!!(Photo by 公式)
海を見ながらレースに向かう。海外レースかな?(東京のレースです)
ちょいちょい草の上に出てる白いツノみたいな木が異界感を演出させます・・・怖い。
10分くらい走ったかな?会場に到着!関係者?観客?のみなさまに手を振って歓迎してくださいました!!
・・・この時点ですでに感動。
だってさ?普通オフロードレーサーって「山を荒らす!」「騒音!」「汚い!」「臭い!」「誰のためでもないのに走ってる」みたいなネガティブで歓迎されない感じってあるじゃないですか。今回の会場には少しでも理解がある方が集まっている、ということはもちろんあると思うのですが、それでも一般の方が表面上だけでも歓迎して手を振ってくれるなんてもう嬉しくて嬉しくて・・・
僕はバイクにのっている時にどこか「悪いことをしている感」があったので嬉しいような照れくさいようななんかこう…胸にくるものがありました。
なお警察の方に先導されて貸切で走っているとはいえ公道だしなるべく音は静かな低回転で走っていたのですが、中には何度もウィリーでドヤってたりやたらとアクセル開けてる人もいて結構治安悪かったすね〜(アクセル開けまくりな方々はエンストしないように、ということだったのかもですが・・・)
初三宅島の僕が他人にどうこう言えるわけじゃないですし「バイク乗りのイメージが〜」なんてことを言うつもりはないですが、そんなにイキリたいならレース中にやってくれ・・・って思ったのは僕だけじゃなかったはず・・・
会場に到着!!
で会場に到着!!!
到着すると、スピーカーからは司会の方のアナウンスが、、、というかアナウンスってレベルじゃなくてなんかマイクパフォーマーっぽいこなれた喋り方!!
??「さぁ〜先導車ぁを先頭にぃ〜ゾックゾクと100台を超えてるマシンがぁ〜いっろいろな想いを込めてぇ〜選手たちが集まってきましたぁ〜!!」
これ絶対プロだ!!後で自己紹介されていたのですが、”ジャッキー浅倉”さんという有名なマイクパフォーマーなお方でした。東京モーターサイクルショーのトライアルイベントでこの方が司会していたのを覚えていたのです。こんな有名な方がわざわざ三宅島までレースの司会のために来てくださるなんて豪華!!!だって、エンデューロレースってモトクロスとかと違ってスタートしたら10分以上スタート地点には戻ってこないんだぜ?
全員揃ったら、そのまま第二パドックへ移動するよう指示を受けます。パドックは坂を降ったすぐのところでした
パドックの風景
ここには埠頭でバイクと一緒に渡したメッシュコンテナ(ガソリン携行缶・予備パーツ・工具)が置かれています。僕は何も渡してないので何もありませんでした。
それよりも、僕の気になっていることはただ一つ。
「スポーツドリンクを無料配布している場所はあるのか?」
です。
結果的に、、、ありました!!!
水、スポーツドリンク、あとウィダーインゼリーのエネルギー・プロテイン・ビタミン(だったかな?)の三種類があり、係の方は「原則一人一つでお願いします」とのこと。
大人気なくもスポーツドリンクと水を一本づつ受け取り、僕のパドックスペースの椅子の下に確保。ウィダーインゼリーもレース前にいただきました。
これでレース中にパドックに立ち寄って水分補給できる!!この瞬間に僕のレースの目標は「脱水症状にならない」となり、「二周に一回パドックへ戻り水分補給」することにしました。
一位になれば30万円もらえますがお金よりも人命優先です()
サイティングラップ
司会「パドックでアイテムの確認を終えたら、各自サイティングラップへ行ってきてください!行かなくても結構です!」
サイティングラップ?
実は僕は初めて聞いた単語だったのですが、要するに”試走”のこと。どうもロードレースではサイティングラップという言葉が主流なようです。JNCCみたいに「実戦的セクションスクール!」と言ってくれないとわからないです()
サイティングしてみた感じだと・・・
未知の土質!
スタート直後に感じたけど、なんだこの土質!未知です!!
コーンフレークからジャガイモくらいの粒度の比較的小さい火山岩(スコリアと言うらしい)が無限に敷き詰まっている坂道を登ります。多分ライディングで似ているのはサンドなのかな?アクセルをいくら開けても初速がないと掻いてしまうし、バイクが斜めに傾いている時に開けるとズサーッと向きが変わる。下り斜面でフロントブレーキをかけるとフロントがそのままズサーッと滑っていく・・・
未知の地面なのでいろいろ試したところ、上り坂でリアタイヤが搔き始めて失速してきたらスロットルをバンバンと閉じたり開けたりするとグリップが復活することがわかりました。いけるいける!!
ガレも結構ある(涙)
「ご褒美レース」って聞いていたのですが、ふつーに人間の首くらいの岩がゴロゴロと露出してます。岩が式詰まっているガレ場、というよりは道の途中に突然でかいのがゴロゴロしてる系。岩を避けながら走るのですが怖くてゆっくり走るしかない。たまに避けきれなくて岩に弾かれて肝を冷やしました。
なんか某河川敷コースみたい
ウッズに入ると昔走ったことがある某河川敷みたいな「シングルトラック」な道が延々と続きます。抜かしどころがなかなかないしたまにガレてるし轍やウォッシュボード?フープス?みたいな穴が定期的にあるやつがたくさんあって、僕の嫌いなもとい苦手なコースでしたね・・・「あぁ、チャレンジやっとけばよかった・・・」みたいな状態。
特に深い轍が続く場所では体力削られる系の道でちょっと憂鬱でしたね・・・ご褒美レースってどこにあるの?
ガレ登り
ガレ(溶岩)がゴロゴロしている登りが一箇所ありましたが、爺ヶ岳に比べたらナンテコトナイ。止まらなければいけるかなって感じでした。ミニモトにはきつそう・・・
ご褒美ヒルクライム
ウッズから戻るとご褒美ヒルクライムという斜面があったのですが、サイティングラップでは見事に曇りで何も見えませんでした()
これを登れば絶景が・・・
・・・ダメみたいですね(呆れ)
雨降らなかっただけでも嬉しいけど、できればやっぱり晴れて欲しいなぁ〜
開会式 with 小池都知事
この三宅島EDは東京都支援ということで、開会式に合わせて小池都知事がはるばる三宅島まできてくださいました。
10日、三宅島エンデューロレースでスタートの旗振り。火山周辺の起伏の多い道はレーサーにとってやりがいがあるようだ。女性レーサーの多いこと。みんなパワフルです! 電気二輪、燃料電池二輪も紹介する機会になりました! 往復は東京消防庁のヘリ・はくちょう。岡山真備で人命救助で活躍しました。 pic.twitter.com/NxFmG9TU9e
— 小池百合子 (@ecoyuri) 2018年11月12日
なお小池都知事が到着したあたりで曇りだった天気が一転して晴れてしまって真顔になった。
何ていうかエントリーしている人はみんなカラフルなオフロードジャージ姿にハイドレーション装備してるガチガチオフローダースタイルなのに、そこにスーツ姿のボディーガードの方や三宅島EDオリジナルジャージをきた小池都知事というこのカオスな空気がすごかった。無性にサイタマラッパーで主人公が公民館で開催された市のイベントでラップをやっていたシーンを思い出しました。
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「皆さんはバイクが好きな理由の一つに匂いとか音もあるのはわかっているつもりですが、最近は水素で走るバイクや電動バイクもあるのでぜひ知ってほしい」と話していましたね。
僕たちに電動バイクを語るならKTMのE-RIDEを試乗車で持ってきてくれい。
KTM E-RIDE。これが未来!!至急ヤマハにYZF-Eを都知事権限で作らせて!
小池都知事に興味ない方は「(早く終わってバイクしてぇ〜)」って感じの空気を感じましたね・・・そう、校長先生のお話が終わるのを待つ小学生の時のような空気感。あぁ、全てが懐かしい・・・
いよいよレース!!!
開会式の後はいよいよレース!
スターティンググリッドには「エキスパートクラス」「チャレンジクラス」の二つだけ。並ぶ順番はゼッケン関係なく「先着順」でした。
ゼッケン番号が遅い僕は諦めていたのですがとりあえずダッシュでバイクの元へ行き、スターティンググリッドへ!そしてチャレンジクラスでは二列目を確保!!最初の坂で絶対渋滞が起きるからね・・・二列目ならへーきでしょ!
レース前のワイワイ
赤枠は小池都知事!スタートのフラッグを振ります!!
んで、スタート!!!
スタート後は細めの道になるのでクラッシュしないように車間距離を開けつつ前の人についてまっすぐ進みます。
ついに始まった・・・がんばるぞー!!
坂の手前。前の人たちの開けっぷりがすごいのでスコリアがマシンガンみたいにすごい勢いで飛んでくる!!ゴーグルしなかったら絶対失明してた
そして・・・
最初の坂道で前の前の人が転んでしまったようで転倒渋滞が発生しようとしていました。なお左側に黄色い水玉の人がいるよね?あれ、僕にアドバイスしてくれたゆうのりくん。見事ヤラレター!!(あそこはコーステープ切れらてなかったのでコース内)
やりおってからにぃ〜
ぐぬぬって言いながらも、僕は伊達にハードエンデューロでイゴってきたわけじゃないのです。
前の人が動くまで待ってらんないのでちょっとの隙間を強引に低速デロデロで進んでいきます。こういう時に250の2ストは強い(ここはみんなスタックしてぶち回すのでスコリアの雨あられもといマシンガンでした・・・)
人やバイクの合間を縫ってなんとか最初の坂をクリア!ここからはまったりツーリングです!!
絶景!!!こんな場所走ることができるだけでも感動!!
走っていて奥に目をやると鳥肌が立つレベル
晴れてよかった
一部舗装路も走りますがここも景色が気持ちよかった!
最高じゃ!!!
ウッズはこんな感じ(ここは広め)
ここは狭目
ウッズ後のガレ登り。このくらいなら楽勝!一番の抜きどころだった!
ウッズが終わったら・・・
これを登るぞ〜(ご褒美ヒルクライム)
んギモチィー!!!
なんか早い人きた!(どうすることもできない)
ここが一番高いところ。ここの景色が最高なんだとか・・・
そして・・・
これが最高の眺め!!(50%くらいしか伝わらない・・・)
実際に見ると山の向こうに海!そしてその奥には浮かび上がる島ともう自然の3連続パンチって感じでドカンときます。きました(写真だとガスってますが・・・)
レース中ゆうのりくんはずっと先だと思っていたのですが、途中で他の方を助けているところを目撃。そうだよな、そういうレースだよな。ってなりながら二人いてもどうしようもないのでスルーし。僕も誰かスタックしててどうしようもなかったら助けてあげよう、と心に誓いました。
と思ったら本人がヤチでスタックしてるやんw
様子的に結構イゴったけどダメな感じだったので・・・
ヘルプ!!予想以上に重かった!
穴が深い・・・
これでレース結果で言い訳は聞かないぜ!
そのあとも何度かスタックしてる女性を助けたり、、、
転びそうになったり(このあと転んだ)
スコリアでフロントからズサーしたり・・・
三宅島にうっとりしたり・・・
二周に一回、パドックで飲み物を急いで補給したり・・(この人もハイドレーション忘れかな?にっこり)
ウッズの後半が延々と轍に沿って走る感じで足がきつかった(重いブーツを履いている足でひたすら足を上げ下げしてみてください。これが5分くらい続きます)
コースを楽しみつつ、ウッズはふつーに地獄だったし、時計を見るたびに「あぁ、あのウッズをあと3周もするのか・・・」と落ち込みながら走りましたよ。時間といえば150分のレースでしたが90分経過した時点でもうやめたいくらい辛くて、「あと1時間も走るのか・・・」とちょっとくるものがありましたね。120分で十分だった(ナメクジ)
気を強く持って後半は無心で周回を繰り返しましたが、最終週は集中力が切れており、不要なミスやコケが多かった。
そして、ゴール!!!ハイドレーションがなくて死んじゃうと思っていましたが、なんとか完走できて嬉しかった!!!
リザルト
今回はクラス内では17/40。総合だと44/128で9周でした。
RACE 150分レース, 2018WERIDE三宅島, KBF-Communications, Japan – 公式イベント結果、MYLAPS Speedhive
クラス内でのトップは12周なので3周ラップされて感じ。個人的には二周に一回パドックで休憩してたしヘルプもしてたしでこんなもんかなって感じです。
今回はチェッカーフラッグが振られてから一定時間内にゴールしないとDNFだったので「4周したしもういいや!」って感じでやめてしまった人はDNF扱い。個人的には「一周できなかった=DNF」と言う認識だったので驚きました。DNF(Do Not Finish)がたくさんいたのでその方々も入れたらもっと順位下がっていたかも?
なんにせよ「脱水症状・熱中症にならない、怪我しない、完走する」が目標なので無事終わってよかった!!
とにかく(ウッズ以外は)気持ち良いコースでした!!(Photo by よっちゃんさん)
レース後は地元の方の作ってくださった伊勢海老のスープと女子高生(?)が淹れてくれたコーヒーで体をあっためつつ、お弁当をいただきました。
なお、ここでメッシュコンテナに靴や着替えを仕込んでいる人がたくさんいたようで、レース後は着替えて私服で悠々自適に過ごしている方が多かったです。そうすれば、脱いだプロテクターやジャージ、ブーツをメッシュコンテナで送れるので楽ですね!
僕は着替えが第一パドックなので戻るまではオフジャーのまま過ごしました。
おかげでかっこいい写真も撮ってもらった!(Photo by ゆうのり)
こんな時にiPhoneがない・・・(写真はGoProで)
第一パドックへ!
お弁当タイムが終わると簡単な表彰式ののちに第一パドックまで戻ります。行きと同様、白バイ先導の元でそのまま帰ります。行き同様現地の方々に見送られつつ、手を振りながらその場をゆっくり離れました。
ありがとう・・・(ウッズを除いて)最高のレースだった・・・
帰りは下りなのですが、ここでレースに出られていたトレールの方がまさかのクラッシュ・・・レース後は疲れてるし、バイクも空気圧抜いたりしてるからね・・・一応僕も止まってバイクを起こしてあげましたが本人は動けないようで横たわってました。それ以外にも「タイヤがホイールから外れそうになって走っているバイク」もいたそうです・・結構危ない・・・確かレッカー車もいたはずなので整備不良車はちゃんと申告しよう・・・
第一パドックに戻るとスタッフの方が大きなビニール袋とペンを配っておりそこで着替えたジャージやプロテクターを袋に入れててゼッケン番号を書いてバイクの近くに置いておけばバイクと一緒に竹芝まで運んでくれる、とのことでした。ラッキー!(写真なし)
とうことで「メッシュコンテナで第二パドックで着替える」か「朝、宿から出るときに靴や着替えを持って第一パドックで着替える」のどちらかを忘れないようにしましょう!着替えがないと辛いです。。。あと着替えは受付でいただいた三宅島オリジナルTシャツを持って行きました。みんなもそうだったのでセーフ。
グランドパーティー
バイクを置いて、脱いだアイテム(メット以外)を袋に入れて縛ったらバスに乗り込み、パーティ会場へと向かいます。
グランドパーティ!!
ここでオードブル的な軽食とお酒飲み放題、ジュース飲み放題な感じ。そして、各クラス1-6位まで表彰。そして総合優勝者1-6名の表彰がありました。(総合一位は30万円の賞金!エンデューロレースでは破格の額です!)
箸にも棒にも引っかからない僕は真顔でジュースを飲み、次は抽選会!去年はほぼ全員に何かしら当たったとのことで期待しつつ待っていたのですが・・・全部外れたので割愛!今年は去年に比べてアイテムが少なめだったようです。残念。
でで!最後に三宅島エンデューロの大目玉である新車のバイクプレゼント!
今年はHONDA CRF150RⅡが!!
僕はこれが当たったら「僕は12月でバイクを降りるので・・・もう一回みなさんでじゃんけん大会だぜ〜!!イエー!!!」ってやろうと思っていたのですが見事外れ。お土産なしなグランドパーティでした。。とほほ。
パーティが終わる頃にはもう外は真っ暗。各宿行きのバスに乗って宿へ向かいます。
宿でもご飯が
はい!ということで帰ってきました!
僕「ここまでイベント盛りだくさんだったのに写真0って三宅島まで何しにきたの?」
この後は寝たいところですが、なんと宿のお夕食が待ってます(レース後に弁当食べて、そのあとパーティでオードブル食べて、宿のご飯。贅沢なハードエンデューロだ・・・)
お腹はあまり空いていなかったですが、お魚メインのあっさり系だったこともあり美味しくいただけました。”たかべ”という東京でも高級料亭でよく使われるお魚らしい。骨が極太で食べるの難しかった(子供)そして翌朝は塩焼きバージョンもあったけど塩焼きの方がもっと美味しかった。
舌鼓を打ちつつお風呂に入ったら、寝る準備。
すると同じ宿のゆうのりくんたちが「夜空を見に行く」とのことで一緒に行くことに。
こんな夜空が!!見えませんでした・・・(Photo by 公式)
中学生の修学旅行気分で楽しかった!!
宿に戻ったら歯磨きしてあっという間に布団に吸い込まれましたとさ・・・
Day3.最終日
あと言う間の三宅島ですが、今日の昼過ぎには三宅島を出ます。
朝ごはんを頂いたら、猫たちと遊んだりして癒されつつ女将さんにさよならをして・・・
ジオ観光ツアーへ出発です!!
ガイドさんの熱心な説明。パワーワードは「5つの集落があるが、1つの集落が噴火で潰れても他の集落は普通に通学・出社した(ブラックすぎでしょ・・・)」「20年に一度噴火が起きているからそろそろ…」「火山や災害は三宅島とはきても切り離せない運命共同体」
なんていうか「噴火?怖い!」ではなくて噴火も含めた生活という考え方が印象的でした。僕には無理だな・・・
レース前にも見た白い呪いのような木(”立ち枯れ”と言って火山灰が周りにくっつくことで微生物が寄り付かないため腐ることもできずに固まって中身ががらんどうになってしまった状態)がたくさん・・・
三宅島のことが深く知れたので結構おすすめなツアーでした。
でも天気が良かったので「レンタルバイクで三宅島一周」とかもやってみたかった!!気持ちのいいワインディングがそこらじゅうにありましたよ。
公民館で出店
ツアーが終わるとそのまま公民館へ。ここで昼食のお弁当をいただきます。
またここでは本日物産展をやっているようで三宅島のお土産を買うことができました。
三宅島エンデューロの目標は「三宅島復興」なので僕らがお金を落とすことが少しではありますが復興に繋がります。ということでお買い物をすることで褒められる。しかも家族のために買い物をすれば家族マイレージもたまる。一石三鳥ですよ!!
時間がきたら港へ向かいます。いよいよ・・・
出航
三宅島では風によって二つの港のどちらが使われるかが毎日11:00に決まるようです。
港に着くとみんな荷物をおいて、最後のお買い物や身支度を整えます。ここから8時間以上の船旅が始まるのです。。。
僕もアネロンをキメて、念のため水分とおやつを買い足し、乗船に備えました。
一人一つこんな紙テープも配られました。船から投げるようです。
そんな時!
三宅島の記事を書いた時にも紹介した、ふつくしいセロー女子の方とツーショットで写真をとっていただけるというイベントも発生!!
このお方!!(なお今はセローでなくYZ125Xにクラスチェンジされてました)
これでもう三宅島に後悔はない!!
帰りの船
乗船時間となったので乗船。行きで流れはわかったので大荷物を預けたら雑魚寝部屋へ。行きと部屋の配置は同じなので安心。
荷物をおいたら船外へ出て、島とお別れです。
そして出航・・・みんな塩梅を見て紙テープを手放したりしてついにお別れ。
「ありがとうございました!!!」
とあったけど名前も知らない人たちに手を振る僕。船は「ボー」っと太い音を立ててながら力強く進んでいくのでした。
だんだん小さくなる三宅島を感傷的になりながらデッキで眺めていると・・・
この飲みたがりやさんたちめ!!
あ、僕は船酔いが怖いのでハーゲンダッツにしておきますね(半笑い)
三宅島を離れてからしばらくは波が激しく、ザッパーン、ザッパーンと船が上下するほど。船内にいるとかなり気持ち悪いようで、外に出ている方も多かったです。
が海をみるのも飽きたしお酒も飲まないしで、僕は一足先に船内へ。100円のブランケットを借りて雑魚寝部屋へ行き、スマホを充電しつつNetflixでぼっちアニメ鑑賞会を始めました。
「船酔いの元の一つにスマホがある」という一節がありましたが少なくとも「仰向けでスマホを上にしている状態だと酔わない」ということがわかりました。多分車とかはスマホが下にあるので下を見て三半規管にくるんだと思います。船で上見てれば多分酔わないよ!
今回はダウンロードしておいた「リトルウィッチ アカデミア」をシーズンぶっ通しで見まくります。やばい、面白い。。。
途中でさすがに眠くなって1時間くらい仮眠しつつ、トイレ以外はずっとリトルウィッチアカデミアでした。おかげで船酔いもなく、暇を弄ぶこともなく、最後まで快適に過ごすことができましたよ!
夕方に少しだけ船外で夕日を眺めてた。人も少なくて最高にチルアウト
お腹が空いたのでカップラーメンを購入し、船外で夜景を見ながら食べることに。。。
外に出ると同じ宿だったゆうのりくんの姿が。彼は乗船後みんなでワイワイ盛り上がり、その結果気持ち悪くなっていたそう・・・自身を「船酔いIA」と称してるくらい酔いやすいのに酔い止めも飲まなかったとはこれいかに・・・
彼とは何気に2年前くらいにオフビで出会ってからたまーにレースがかぶってたまーにお話する感じの仲で、今回初めてゆっくりお話。僕は12月で降りてしまうのですがこういう時間が持ててよかったなぁと心から思うのでした。
そんなことをしていたらそろそろ到着の時間が迫ってきている旨のアナウンスが流れました。
いよいよ、この旅も終着点です。
竹芝に到着
8時間以上かけて三宅島から帰ってきました。20:40ぐらいだったかな?アニメのおかげで暇な時間は一切なく、船酔いもなく、気持ちよく下船完了!
このあとは電車でトランポを停めている駐車場へ向かいます。竹芝からテレコムセンターまで電車で15分揺られ、トランポに乗った後はバイクや携行缶などを回収しに埠頭へ向かいます。道行く車がみんなトランポで可笑しかった。
そして・・・
ブーツやプロテクターなど入れた袋も無事でした!よかった!!
ずっと一緒だったニシくんとウソハチさんで最後にちょっと集まって、、、
ウソハチ「この三日間ずっと一緒でもう話すことなんて何一言もねーよw」
という最後の冗談で解散。
うん。最高に楽しい旅、そしていいレースだった!!
もりーくんのトランポに乗り、
行きと同じく”よりもい”を鑑賞しつつ首都高をひた走りつつ・・・
この三日間、体にいいものは食べたけどやっぱり油が足りない!!!
もりーくんと「三宅島でこの手のラーメン屋さん出したら売れるんじゃね?」みたいな話をしつつペロリ。そのままうちまで運んでいただき、荷物を下ろして解散!!
もりーくん、今回は何から何までありがとう!!!
家に帰り洗濯物だけ先に回しつつ、23:00なので家族はすでに寝てる。静かにお布団に入り、スヤーっと三宅島の三日間を思い出しながら眠りにつくのでした・・・
バイクは無事だった?
翌朝は月曜日。早起きしてバイクチェック!
なんでもバイクが”錆びる”と聞きますが・・・
とりあえずケルヒャーで表面の土だけ落としてチェーンオイルだけ注油。これでいいか!
ということでバイクが錆びないこともあるようです。なお、他の方で三宅島でコンテナにバイクを入れる前にチェーンオイルで注油してる人もいました。これはありかもですね。
無事じゃなかった(涙)
後日、よぉくバイクを観察したところなんと・・・
もうがっつりと三宅島の溶岩でやられていましたよ(涙)
ただ、モトクロスコースでジャンプしたりしたのですが幸いのも特にオイル漏れも無いようなので耐水ペーパーで磨きつつ最後までだましだまし乗るつもりです(震)
三宅島からとんでもないお土産をもらって帰ってきてしまったぜ・・・来年参加するみんなはぜひ「インナーチューブガード」を用意しよう(提案)
・・・
まとめ
長文となってしまいましたが、三宅島エンデューロのお話でした。
実は、もともとは北海道で開催される「JEC 日高2Days エンデューロ」に出たかったのです。出た人はみんないいと言ってるしいろいろな方からおすすめされました。ただ北海道の現地までは自費、しかも金曜日にはつかないといけないので有給も3日くらい無いと厳しいらしい。しかもトランポもレンタルです。となると概算でも10万円を超えてしまうことがわかり、断念。
で「日高の代わりに・・・」という想いで選んだのがこの”三宅島エンデューロ”でした。
日高は経験していないのでもちろん比較はできないですが、普段のレースとは全く違う旅行や観光、そして普段ぜったに走ることができない三宅島の火山地帯でのレースは最高でした。そしてこれだけ楽しんでたったの3.5万円。
この良さは文面じゃ語り尽くせないです(Photo by よっちゃんさん)
日高もいいのでしょうが、声を大にして言いたい。
「三宅島エンデューロはいいぞ」
参加者の中には「毎年このレースを楽しみにしている」という人もたくさんいたのも納得のイベントでした。特に、東京に住んでいて普段不便な想いをしているオフローダーにこそ三宅島エンデューロをおすすめしたいです!
・・・・
ということで、これで僕の三宅島エンデューロレースはおしまい。
残すところレースはあと1つ。そしてあと3回バイクに乗ったら、僕はバイクを降りることになります。最後まで楽しく、オフロードバイクで得た経験をブログに残していきたいと思っています。最後までお付き合いください。
こんな感じ。