こんにちは。ぼっちバイカーです。
東京都支援の三宅島エンデューロレースである「WERIDE 三宅島」に参加してきました。
概要や当日までに準備すること、持ち物、スケジュールなどは以下記事で書いていますのでまずは以下を読んでみてください。
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よみましたか?では当日の様子を前篇・後篇でご紹介!
動画作ったよ!
後篇はまだですが、動画を作りました!!!
旅行気分を出すために移動も含め、編集してみました。最後に猫の動画もあるのでぜひ見てみてください!!
Day1:移動日
三宅島エンデューロでは時間的に「金曜日の午後~日曜日の夜」まで拘束されます。
マシンの整備は普段と違ってパドックでワイワイする時間はない。当日までに専用ゼッケンを張ったりと準備を進めました。
そして持ち物については結構大変でした。必要な荷物やMFJライセンスの確認、マシンの整備、装備の確認は当日漏れがあったら大変なので一週間前くらいからちょこちょこと確認していましたが、本格的なパッキングは集合当時の午前中になんとか終わらせました(金曜日は会社の有給を確保した)
当日のスケジュールや気候がイマイチ想像できなかったので着替えや洋服もちょっと悩みつつ、「最悪現地のコンビニで買い足せばいいか」と楽観的に考えていましたね…(なお三宅島にはコンビニは一軒もないそうです)
もりー君に拾ってもらう
13:00ごろに爺が岳の10耐で一緒に走ったもりー君のトランポにピックアップしてもらい、一緒に最初の集合場所であり車検会場でもある「辰巳ふ頭」を目指します。
出発して首都高に乗ったら「宇宙よりも遠い場所(略して”よりもい”)」を鑑賞。
もちろん観るのは船ゲロゲロ回の「吠えて、狂って、絶叫して」です
よりもいでは「ゲロゲロや辛い事もあとから思い出せばいい思い出になる」という結論だったので半ば船酔いすることはあきらめつつ、お台場まで走りました。
晴海ふ頭到着!
30分ほどで到着しました。
コンテナや船に関係するものが沢山あってまるで映画やゲームの中。「これ、GTA5で見たやつだ!」っていうののオンパレード。この時点で非日常感がすごいしワクワクが止まらなかった!!!
車検開始
一通りブログ用に写真を撮影したら、事前に記入した車検証をもって受付へ行きます。この時はバイクは不要です。
受付で紙を渡すと「MFJライセンス持ってますか?」と聞かれました。なお持っているかの確認だけで見せる必要はなかったです。(多分あとで使うんだろう)
そして受付のお姉さまに車検証へスタンプを押してもらいタイム計測器であるトランスポンダを受け取ったら一旦バイクの元まで戻り、取り付けます。
トランスポンダを付けたバイクを押して車検会場へ向かいます(受付の隣だった)
車検OKとなったらコンテナ担当の方へ声をかけ、コンテナ輸送中の保証書(?)にサインをしてEXC君を預けます。
…といいつつブログネタとしてついていく僕。
ブーツも袋に入れてバイクに縛り付ければ運べなくないとの事。ただ濡れたりするのと紛失しても自己責任との事。
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バイクを預けたらガソリン携行缶や予備パーツ・工具などをメッシュコンテナというプラスチックの大きな容器に入れ、メッシュコンテナ担当の方へ渡します。
僕はライトウェイト(という名の舐めプ)で携行缶はおろか予備チューブやパーツも無し。持ってきたのはプラグと車載工具レベルの簡易工具だけだったので、メッシュコンテナは利用せず、手荷物で運ぶことにしました・・・これは判断ミスでした。携行缶だけは運んでおけばよかった。
全て預け終わったら車検・バイク引き渡し作業は完了です。僕らは14時頃に到着し、15時前にはふ頭を後にしました。
暇つぶしタイム
ふ頭から脱出したら次はお台場へ。テレコムセンター駅近くの駐車場にトランポ置き場が確保されているのです。
駐車場代金はかからない。こんなところまで配慮されてて感動。。。
「本来」はトランポを置いたら荷物(重いスーツケースやバックパック、ヘルメット)をもって竹芝のフェリー乗り場へ向かいます。ただ、フェリー乗り場の集合時間は・・・夜の20:30です・・・
遅い・・・ざっくり5時間以上暇なわけです。
もし僕一人だったら家まで電車で1時間くらいなので帰って3時間くらいリラックスしたりするのもありかなぁと思ったでしょう。が、今回は”4人”で申し込んだので「みんなでワイワイ」ができる!!!!
シティーボーイの僕がみんなの暇つぶしプランを考えることになりました。
4人?
今回一緒に行動したのはこの四人だ
もりーくん。トランポで拾ってくれた今回の神様。なお景品のCRFが当たったら帰りはEXCは捨てていくね?と言う鬼。この前のJNCC AAGPではComp-Rをなんと1位。やべーやつです
にしくん。爺ヶ岳の10耐で一緒に走った一人。同じ時期に同じ感じでレーサーへ乗り換えたのにずいぶん差がついてきて本当に辛い。あと酒豪ということが今回の旅で判明
ウソハチさん。EDR時代からの長い付き合いでこの中で唯一の三宅島経験者。「三宅島EDは今年で最後かもしれない」と煽った結果参加してくれた
ぼっちバイカー。今年でバイクは休止するので思い出作りで三宅島エンデューロに参戦。楽しい思い出を残すことができればレース結果は二の次。
今回はこの四人で三日間過ごすことになります!
選ばれたのは、大江戸温泉でした
「はい!ということで今日は4人で駐車場から徒歩5分の所にある日本一の元祖温泉テーマパークである大江戸温泉物語へやってきましたよ(ユーチューバー並)」
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他の方の過去参戦ブログなどを見てると「オイシイ食事処で舌鼓」「とりあえず飲み屋でワイワイやる」等して仲間と良い時間を過ごすのが定番のようです。僕も当初はそんな感じでオシャレでプライスレスなお店を探したりもしました。
でも、きっと三宅島行けばうまい物食べれるしむしろお風呂で心も体をリラックスさせて”来たるべき船の八時間“に備えたほうがいいのでは?(船酔いガチ勢の僕)となったのです。
大江戸温泉物語はお風呂だけでなく食事処やアクティビティも沢山あるし、だらだらするにはピッタリ。しかもトランポ置き場から徒歩1分なので重くてかさばる荷物はもっていかなくていい。我ながらナイスなアイディア!
平日金曜日でしたが人はそこそこ入ってましたね。大学生とお仕事してないご婦人方が多かった。まずは温泉で疲れを癒し、露天風呂でひたすらだらだらとしゃべり(バイクトークしてるとマジで時間が加速する)、のどの渇きを我慢しつつ・・・
エクストラコールドなビールなどで乾杯!!!!
その結果がコレww
これから行く三宅島のレースについてあーだこーだ話したり、船酔いについてはなしたり、カルケン君vsタッケさんのバトルについて話したり、バイク屋さんってどこがいいの?みたいなネットではかけないし聞けない話をしたり、来年出るレースについて話したり、プライベートな話をしたり…時間はあっという間に過ぎますね…
リラックスしすぎて眠くなる。必死にあくびを噛み殺しながらだらだらとだべっていました
「会話がなくなって気まずくなったら”これから頑張る自分へのご褒美”でマッサージでも受けようかな?」なんて思っていましたが無用な心配でしたね!
僕ともりー君は最後にもうひとっ風呂して体を温めサウナでアルコールを抜いたら水風呂で整え、4人で大江戸温泉物語を後にしましたとさ。
料金はお風呂代金と飲み食い代全部含めて5000ちょい。時間単価1000円でお風呂でリラックスして満腹になって(お酒で)ハイになれたのでコスパ高かった。
竹芝フェリー乗り場へ
トランポ置き場に戻り、重い荷物を持ったらゆりかもめにのって15分ほどで竹芝へ到着!!
ここで受付があるので「エントリー受理証」「MFJライセンス」を提示します。受付完了するとフェリーのチケットや三宅島エンデューロオリジナルTシャツ、オリジナルパンフレット、ステッカーを受け取ります。写真撮影もしてもらいました。
乗船時間の30分前になったので「例のクスリ」を決めます。
僕「これでもう怖いものはない。船酔い?知らない子ですねぇ?」・・・
そんなことをやってると、開会式が始まりました。
乗船や現地についてからの簡単な注意事項説明ののち、全員で写真撮影していよいよ乗船です!!!
なお司会の彼女はモトクロス選手だったそうですが大きな怪我で今年の2月ごろに引退されてしまったそう…三宅島の夜に何となく彼女のブログを読んで泣きそうになったよ・・・
この待ち時間に夏のWEXシーサイドバレーで偶然お会いしてレース中に写真を撮ってもらった方と再会できたのもうれしかった!さらにその方のお知り合いを紹介して頂き「ブログ読んでます!プロテクターやハイドレーションも参考にさせて頂きました!」とうれしいことが続きました。(二人とも女性。うれしくない男はいない!)
「レース会場で一緒に写真撮りましょうね!」みたいな話をしつつ、船に備えて水分を買ったり陸地最後のトイレを済ませたりしてソワソワと過ごしました。
いよいよ乗船!
いよいよ、というかついに乗船の時間が来ました。
東京ディズニーランドのマークトゥエイン号しか乗ったことがない僕は少しずつ緊張感でドキドキが高まります…
イエローな船!「RM-Z!」とか「スズキ!」とか声がいたるところで聞こえた。これだからオフローダーは…w
船に乗ると”室内の独特なにおい”を感じつつ鼻呼吸を極力しないようにして移動。
スタッフさんから同じフロアに「荷物置き場」があるときき、まずはスーツケースとメットを荷物置き場に設置。これで自由に動ける!
ビールも売ってました。購入には免許証が必要でしたね
デッキで外の空気を吸いつつ、しばらく夜景を眺めたら僕が過ごす雑魚寝部屋へ戻ります
なおブランケットは1マイ100円でレンタル。ありがてぇ
「浦賀水道を出ると揺れが激しくなる」と聞いていたので少しケータイをいじりつつアイマスクをしてイヤフォンでリラックスできる音楽を流しながら目を瞑りました。あおむけになって天井を見ていると確かに揺れは感じるけど別に気持ち悪くない。横を向くとさらに違和感はなかったので横向きで眠ることに。
特に何もしていない1日でしたが大江戸温泉物語で体がリラックスできたこともあり、あっという間に眠てしまう僕でした。途中何度か大きな揺れや隣の人と体がぶつかってしまい目覚めるも意識が覚醒する前にまた眠りに入れたこともあり、04:00までしっかり眠ることができました。
船酔い対策が功を奏した
以下記事で書いた”船酔い対策”を完璧守っていたおかげか気持ち悪くなることは一切なかった。アドバイスくれたみなさまには感謝しかない!!!
04:00にすっきりと目覚めたので「周りに光源が何もない最高の星空」を見てみようと思いデッキへ。
・・・残念ながら雲でおおわれているのか、星は全然見えませんでした
それよりも真っ暗な海は本当に怖い。ずっと見ているとふと「今後ろから誰かに押されて海に落ちたらどうしよう(震)」という謎の妄想に身震いしつつ、しばらく島に近づくまで眺めていました。船内アナウンスで三宅島が近いと聞いたので雑魚寝部屋に戻りまた横になります。
船マイスターによると「島につくためにスピードを落とすと海のうねりができて船が大きく揺れてそれで吐き気を促す」と聞いていたので抜かりはありません(キリッ)
みんなそれを知らずに立ち上がったり荷物の準備をしており、結構やられていた模様。さすがに横になるのは恥ずかしかったので壁に体を預けてひたすら座って無心で目を瞑ってました。
完全に到着してからゆっくりと下船準備を行い、いよいよ下船です!!
三宅島に到着(AM5:00)
早朝に三宅島に到着しました。予定より30分くらい早かった模様。
三宅島に着くと「ようこそ三宅島へ」という看板を持った現地のスタッフさん(それとも先に上陸していたスタッフさん?)がおり、普段とは違う扱いにうれしいような恥ずかしいような気持に。(普段は上から目線で「パドックはなるべく詰めて!」「テントは立てないで!」「まだ入らないで!」みたいな感じだからまるですごい選手のように歓迎してくれる待遇には感動しました)
ここからはそれぞれの宿行きのバスに分かれて乗り込みます。
僕は”つくば”という宿でしたが、バスで15分くらい?結構長く走りました。まだ5時頃なので周りは真っ暗でしたね
女将さんから部屋に案内してもらい、朝食は07:30と教えて頂く
部屋の布団がふかふかで最高に気持ちよく、もりーくんは布団に入るやいなや爆睡。僕らも少しだけ片付けたら消灯して仮眠。2時間弱眠りました。
・・・
三宅島に着いたんだぁ(実感)
朝チュンと共に目が覚めました。
…起きるとそこは、猫パラダイスでした。
朝ごはんを食べたら少しだけ一人で周囲を歩きます。だって、2ブロック先は海なんだよ?行くしかない!!Googleマップにしただって歩きます。
Google先生の嘘つき・・・(エンデューロライダーなので進んだ)
しばらく歩くと、海が見えてきました。
波の音、風の音しか聞こえない。ここには僕しかいない。この瞬間は僕だけのものだ
ゆっくりできて最高。コーヒーが欲しかった
レースに向けて着替えと準備!
宿に戻ったらレースに出るための装備に着替えます。
インナー、プロテクター、モトクロスパンツ、ジャージ、ハイドレーション準備も抜かりなく。ブーツも履きます。
この後レース会場へバスで移動しますが、レース後はそのままパーティということで着替え一式を持っていくと良いとのこと。大きな袋に靴や受け取った三宅島T等の着替えを準備します。ハイドレーションバッグにスマホや工具やプラグを仕込みます。
同じ宿だったゆうのり君たちと写真撮影するとのことで、あわてて荷物を持って外へ。メットに着替え一式と大荷物です。
Twitterで散々流れてる画像だしもういいか(問題ある人いたら連絡を。削除します)
写真撮影が終わると「もうバスが到着している」とのことでそのままバスへ乗り込みます!
・・・ここで事件はひっそりと起きました
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命より大事なものを忘れた
バスが出発してしばらく経ってからiPhoneで海でも撮影しよう思い、大きな袋からスマホが入っているハイドレーションバッグを探すと…
僕「・・・ん?」
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僕「(あ…宿にハイドレーションバッグ忘れた…)」
僕「(まって?150分ハイドレーションなしとか死ぬ未来しか見えない…水分も持ってない、バッグもない、プラグもない、何よりブログで使う用の写真が1枚もとれない涙)」
僕「(僕の三宅島エンデューロ、色々おわったぁ・・・)」
みんなワイワイテンションが高まるなかで言い出せるはずもなく、今世紀最大の冷えを観測しつつも真顔でバスが到着するのをただひたすら待つ僕でした
「どうなる?!ぼっちバイカー!」
??「ここに来てまぁ~さぁ~かぁ~のハイドレーションバッグ忘れぇ!!」
??「バックパックも無く、水も持っていない!」
??「勿論レース会場には自動販売機もない!何なら財布も持ってきていない!」
??「そもそも、三宅島に到着したEXCはエンジンがかかるのか?!予備プラグは無いぞ~?」
??「水分無しでの地獄の150分デスレースの始まりなのかぁ?!」
??「どうなる!?ぼっちバイカー!!!」
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前篇はこんな感じ。後篇はいよいよレースです!!
僕「こ、乞う。ご期待!」
2018/11/21追記
後篇記事はこちらです!!