三宅島エンデューロで失敗しないためにすべきコトとモノ(準備篇)

こんにちは。ぼっちバイカーです。

三宅島エンデューロというエンデューロレースがあります。

2018 WERIDE三宅島エンデューロレース案内

一言で書くなら「ご褒美レース」。そんなご褒美レースに参戦してきました!

ぜーんぶ書くととっても大変なので準備編・前篇・後篇の3部構成でお届けします!

三宅島エンデューロってなにさ

三宅島エンデューロとは何か?

僕は色々なレースに出てきましたが、正直今までのレースと違いすぎて実際に参加してみるまで理解することができませんでした。僕と同じ状態の人がこれを読んだら少しは理解できるようなるといいなぁと思いつつ、紹介します。

箇条書きすると三宅島エンデューロはこんなイベントです。

・レースは2時間半のクロスカントリー方式
・MFJライセンスを取ればトレールでもビッグオフでも参加可能
・東京の竹芝港集合/解散
・普段走ることができない三宅島の火山地帯を走る
・観光する時間もある
・支援は「東京都」で参加費用は約3.5万円
・料金には「フェリー代、バイク運送費、宿代、ご飯代(5食)、パーティー代、お台場駐車場代、レーサー抽選権利、豪華プレゼント抽選権利、そレース参加費」すべて含まれてる

こんな感じ。

この時点で「トランポでレース会場まで向かって、パドックで過ごし、レース、荷物を各位片づけてトランポ運転して帰る」という”普通のレースの流れ”とは違います。

三宅島エンデューロのスケジュールは?

三宅島エンデューロのスケジュールをざっくりと紹介すると・・・

・金曜:夕方までにコンテナへバイクを預け、駐車場にトランポを止めて竹芝集合からのフェリー出航
・土曜:早朝に三宅島到着→宿へ移動して仮眠→着替えて会場へ移動→レース→着替え→パーティ→宿へ戻って就寝
・日曜:午前は自由時間→午後一にフェリー乗船し竹芝へ→夜到着、トランポでバイクを回収し解散

かなり端折ってますがこんな感じ。

普通のレースとはあまりにも勝手が違うので最初は戸惑いますが、「忘れ物をしない」「時間どおりにバイクを預ける」「時間通りに竹芝で受付する」という4つのクエストをクリアできればあとは案内されるがままに動けばOKです。

・・・

前置きが長くなりましたが今回は「忘れ物をしない」という部分にフォーカスして、イベント直前までにすべき͡コトとモノを紹介します!

三宅島エンデューロを楽しむためにやるべきこと

まずはやるべきことからご紹介します!

エントリーするまでにやること

当たり前すぎですがエントリーするのにも罠がありますので、まずはここから!!

「何とかなるでしょ!」だとエントリーできずに終わる可能性も?!

一緒に行く人を確保

最初に書いておきます。

三宅島エンデューロはぼっちで参加するとコミュ力がある人以外はつらいぞ

特に同じ宿や部屋の人とは、2.5日間ほぼ一緒に過ごすことになります。最低限でも「フェリーで8時間、横で一緒に雑魚寝したり船内で過ごす」「宿で一緒の部屋になる」「一緒にご飯を食べる」「バスで隣で過ごす」「レース会場の待ち時間を過ごす」「2時間以上のパーティで一緒に過ごす」ということになります。一緒じゃないのはトイレとお風呂とレース中くらい?

逆に考えればオフローダーの知り合いが誰もいなくても上記時間を誰かと過ごすことになるのでオフローダーの友達ができるチャンス!とも言えますが・・・

ので見ず知らずの人と現地でワイワイできる人以外は必ず、知り合いとお誘いあわせの上でエントリーに備えましょう。

MFJライセンス番号

MFJライセンスはJEC関連のレースや日野ハードエンデューロに出ている人なら持っていると思います。

持っていない人はエンジョイライセンス(3000円くらい)をサクッと買う取得しておきましょう。申し込みが必要です。

記事も書いているので良ければ読んでみて下さい。

バイク初心者がMFJライセンスを取得する為に知っておきたいこと

一緒の宿で過ごす人を決めておく

三宅島の1つの宿にはエントラント全員は泊り切れないので複数宿に分かれます。

エントリー用紙の備考欄に「○○さんと○○さんは一緒の宿にしてほしいです」というようなことを書くと、同じ宿になりますが指定なしだとバラバラに宿泊する可能性が。

ので同じチームや仲のいい人とは事前に「本名」を交換しておき、「以下の方と同じ宿希望です」というような文言を添えて備考欄に書きましょう。

エントリーはとにかく急ぐ

オフロードバイクのイベントやレースではコースやパドックのキャパシティによって参加できる人数が限られています。この三宅島エンデューロはさらに宿やバイク運送用コンテナ等の制限もでてくるため、かなりシビアです。

参考までに、今回は「エントリー開始から2日で定員となった」そうです。

??「なんだ二日もあるのか」

と思った人は甘い。

21世紀はIT技術で効率化が進んでいるにもかかわらず、この三宅島エンデューロはなんと「郵送」でエントリーしないといけないのです。

つまり、エントリー開始日(夕方)した瞬間から「申込書をPDFダウンロード→紙へ出力→記入→封筒と切手を入手→ポストへ投函」という作業をする必要があるのです。

エントリーなんて余裕でしょ!と思っていると思わぬところで足をすくわれるので気を付けて下さい…(切手の値段とか…ね?)

・・・エントリーできましたか?

エントリー完了メールと2つの郵便を待とう

エントリー完了すると、エントリー用紙に記載したメールアドレスへ「エントリー受付完了連絡」が来ます。

どのくらいできたか忘れてしまいましたがエントリーから1-2週間後くらいだった気がします。

なお仲間内の一人だけメールが来ず、「まさかのエントリーできず・・・」となっていたのですがどうやらdocomoのメールフィルターに引っかかっていた模様。可能ならフリーメール、というかgmail使おう・・・

そして、メールが来てからしばらくは何も起きません。

??「いつまで待てばいいの?」

僕「レース一週間前くらいまでです」

なぜか2便に分かれて書類が郵送されます。

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デデン!

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一つ目の封筒は「受領証、公式通知、車両仕様書、ゼッケン、駐車許可証、地図、委任状、オプショナルツアー案内」と盛りだくさん。

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ゼッケン!テンション上がる!!!

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早速はってみた!かっこいい!!!!

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公式通知は文字ばっかり!!

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車検仕様書

車検仕様書は事前に記入しておきましょう。僕が困った項目は「フレームナンバー」「エンジンナンバー」「MFJライセンス番号」辺り。特にエンジンナンバーって何?ってくらい無知で集合直前にアワアワしてました。(フレームナンバーとエンジンナンバーは車検証や自賠責証に書かれてました)。特にエンジンナンバーは公道走行用の書類がない人は事前にチェックしておくか、メーカーへ確認しておくといいかもです。

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地図を見ながらまだ見ぬ三宅島や会場を想像するだけで時間があっという間に過ぎていく!!

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駐車場もあるのでトランポ置き場も安心

で、二便目は金曜日から日曜日までの細かいスケジュールが書かれた「旅のしおり」が2枚入っていました。

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しおり

何故二枚なのかというと、一つは留守宅控え用、つまり家で待っている家族用ってこと。これを見たときはちょっと感動しました。こういうところまで考えてくれると家族も安心だし、家族マイレージも貯まりますね!

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留守宅控え

・・・両方とも届きましたか?

MFJまたはFIMのヘルメット、持ってる?

三宅島エンデューロではMFJ主催ということもありオフロードのヘルメットにはFIMやMFJ公認のシールが付いて無いといけません。

当日提出する車検証には「ヘルメットのメーカ名、モデル番号、FIM/MFJシールの確認」という項目があるので先にチェックしておきましょう。

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車検証に書く欄がある

基本的には公道走行可能なやつは問題ないのですが、僕のようにKTMのパワーパーツ、あと海外のオフヘル(アイロー)や異様に安いヘルメットだとシールが貼られていないヘルメットの可能性があります。

で、僕のパワーパーツのヘルメットも当然ダメ。何周見回してもシールは貼ってなかったです()

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KTMパワーパーツのヘルメット

ので昔使っていたFOXracingのV3というヘルメットを引っ張り出しました。重くて疲れるけど、仕方ない!

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FOXのV3ヘルメット

※なおこれはここだけの話()ですが僕の時はヘルメットチェックはなかったです。たまたまチェック漏れだったのか実はチェックしていないのかはわかりませんが自己責任でいけるのかも。ただスタッフの方含めみんなオフロード関係者なので見る人が見れば一発で分かりますし、写真とか出回ってから後からブーブー言われたら最悪ですし、やっぱりちゃんとしたメットを用意したほうがいいでしょうね~

船酔い対策

フェリーで約8時間程移動します。

行きは夜で帰りは昼。並み次第ですが”結構揺れる”と聞いていたのと初めての船だったので対策をまとめました。

【三宅島エンデューロ】船酔いを全力で回避するための方法をまとめてみた

これを読めばまず大丈夫!

バイク以外のアクティビティ予約

レースの翌日の午前中は自由時間です。

オプショナルツアー(ジオツアー@1500円)や電動バイク体験会(無料)の案内がありました。

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ジオツアー案内

このツアーの申し込み期日は集合日だったので集合日当日の午前中にメールで申し込みをしたのですが、なんと「定員オーバー」でした(真顔)

最終的にはキャンセルが出た(ラッキー!)ので直前で参加できるようになりセーフでしたがまさか定員があったなんて…

オプショナルツアーは早めに申し込みましょう。

オプショナルツアー以外もアリ!

三宅島は海の幸も豊富なので釣りやダイビングなんかが好きな人はワンチャンあります。今回も釣り竿を持ってきている人もいて、帰りには「沢山釣れた!」なんて声も聞こえたので釣りが好きな人はチャンスです!!!

あとは知り合いで「現地のレンタルバイク」を利用して三宅島一周ツーリングをしている人もいました。

今回は天気も最高で気候も「風に吹かれると心地よい」くらいのベスコンだったのでバイクツーリングは間違いなく最高だったでしょうね~。詳しくはまた書きますが、ツアー中も「あーここバイクで走ったら楽しいだろうなぁ~」というスポットがいくつかありましたよ!!!あとあと、また他の方は雨でも大丈夫なように「レンタカー」で三宅島を探索したりしていた方もいたようです。

レンタル関連も数に限りがあるので予約はお早めに!!

この辺をやっているのはいわゆる”三宅島ED経験者”です。初めての方は勝手もわからないと思うので”迷ったらオプショナルツアー”で間違いなしだと思います。

・・・・・・・・・

やっておくべきことはここまで。次に持ち物をチェックしていきましょう!!

三宅島エンデューロで用意すべきモノ

エンデューロレースに出るときにもっていくものは沢山ありますが、基本的にはトランポに積んでいくので「使うかわからないけどとりあえず持っていこう」というものが割と多いと思います。

が、三宅島エンデューロは全部持っていくことはできない為、ある程度厳選する必要があります。

ちょうど一緒に行動していた もりー君 がいい感じのリストを作っていたのでご紹介。

これを見ながら僕も準備をすすめましたが特に問題なかったかな。なおシュラフ、マットは持っていきませんでした。船内で使うらしいが・・・かさばるからね・・・

ガソリン携行缶や重たい工具、予備パーツなどはバイクを預けるメッシュコンテナで一緒に運んでくれるので、ひとまとめにしておくと当日楽そうでした。

必要な工具やパーツなどは・・・ここでは割愛。僕は予備チューブすら持っていかず、予備プラグと最低限の工具だけ。トラブったらそこまででDNFでもいいや!という意識低い感じで臨みました!ガソリン携行缶も持っていかなかったのですがこれは後で後悔したので、携行缶は持っていこう。

バッグはどれを使えばいいの?

僕はメット以外のバイク用品と生活着替えをすべてスーツケースへ、船内やちょこちょこ使うものはバックパックにいれて参戦しました。

なお、参加みてわかったのはこういうバイク専用のキャリーバッグを使っている人が多かったこと。

これならメットもブーツも全部入るしお土産も沢山はいるって話をしてた。なおお値段は3万円とかなりお高い…三宅島だけに買うのはちょっとモッタイナイのでもしバッグを買うならスーツケースかな・・・あとはホムセン箱にキャリアをつけて運んでる猛者もいました。

暇なときにチェックした限りだと「バイク専用バッグ3割、スーツケース5割、ホムセンやドラムバッグ2割」って感じでした。メットが何より厄介なのでメットが入るスーツケースとかだと最強かなと思っています。

僕はメットも運べるバックパックだったのでこんな感じで対応した

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デデン!

その他持って行った方がいいモノ

必要なものは基本的にあるのですが想像と違ったのはこんなところ

・バスタオルとタオルセット(宿にあると思ったらなかった)
・ハイドレーション用の水(現地はコンビニ・スーパーが近くにない)
・おやつやレース直前に食べるもの(こだわりがあれば持っていこう)

気候について

寒さについてですが、日中日向にいると非常に暖かく観光中はTシャツ一枚でも過ごせるほどでした(とは言え日が陰って風が吹くとやや寒かった)。夜外を歩くのもTシャツにフーディー一枚でちょうどいい感じでした。ユニクロのウルトラライトダウンも持っていきましたが袖を通すことは一度もなかったです。

なおレース会場は山の上なので日中でも結構涼しかったです(レース中はちょうどいい感じだった)。あとフェリー内は非常に暖かく、Tシャツにスウェットで快適に過ごせましたよ!強いて言うなら、島では風が結構強いのでウィンドブレーカー的なアウターが一枚あると強いかなと感じました。

靴についても三宅島はそこら中に岩場(溶岩)があるのでソール厚めの靴のほうがいいかと思います。

持っていく衣類の参考にしてみてください。

まとめ

三宅島エンデューロを楽しむもとい失敗しない為にやるべきコトとモノを紹介しました。

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実際に行ってみないと伝わらないことが多いですし、この記事を読んでもどこまで伝わるかはちょっと怪しいですが「あ、これ忘れてた!」ということがもし一つでもあったら書いた甲斐があったなぁ~となります。

最悪MFJライセンス、ヘルメットやブーツ等のプロテクターあとバイクさえあればレースには出れるのですが、いかんせん持ち物が多いので忘れ物をしないようにしたいですね!!

ということで準備編でした。

次はいよいよ三宅島エンデューロ参戦記です。お楽しみに!!

こんな感じ。


2018/11/21追記

参戦記事はこちら!!

【ご褒美レース?】三宅島エンデューロに参戦してきた(前篇)

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