激安中華インカムは安かろう悪かろう?TCOM-VBを使ってみた

こんにちは。ぼっちバイカーです。

中国のインカムメーカーから「うちのインカム使ってインプレしてほしいです」と依頼を頂きました。

依頼を受けたのはこの商品

なお商品は提供頂きましたがその他金銭などは受け取っていません。ので、あくまで「レビュー記事」として良いことも悪いことも思った事をそのまま書いていきます。そこはご安心を。

インカム?

僕は2015年にバイクリターンしたのですが、バイク納車後に「GoProかインカムか」と迷う程欲しいアイテムでした。(結局インカムを買った)

僕はB+COM(ビーコム) SB4X Lite を購入。というのも知り合いがみんなインカムメーカーの一つである「ビーコム」を使っていたのと、下手な中華製品は購入が怖いなと感じたからです。

Amazonで見るといまだに販売されてますね。

僕がビーコムを買った詳しい理由等は以下ページで書いているので気になる方は読んでみてください。

僕がインカムの中からB+COM (ビーコム)を購入した理由

中華インカム?

今回インプレするインカムは、僕が購入したビーコムのような有名メーカーではなく、いわゆる「中華インカム」です。

中華インカムの良いところと悪いところ

中華インカムのメリットは何と言っても「お値段が安いこと」です。

上記で上げたビーコムのSB4Xはおおよそ2.5万円に対し、この中華インカムはおおよそ6000円。1.9万円も差があります!!さらに、ハイエンドモデルは約3.5万円なのでおおよそ3万円も違うのです。

逆に、中華インカムの悪いところとしてこんなところでしょうか。

  • 見た目がダサい
  • 日本語サポートが心配
  • すぐ故障しないか心配
  • 性能が低い可能性

これらは製品にもよりますし、中華アクションカムの記事でも書きましたが「最近の中華ガジェットは意外とスペックも高くなってるしサポートもしっかりやってくれる」と感じることが多いかなって思ってます。

【Amazonだと損!?】格安アクションカムは中国GearBestがオススメの理由

あと個人的な経験ですが、「中華製品は確かに初期不良とか不備もたまにあるけど、何かあったら連絡すればまた新品を送ってくれることが非常に多い」という事。

日本のちゃんとしたメーカーだと「やれ、製品を送ってください。故障の場合には送料は弊社負担しますが、故障じゃなかった場合には送料負担はお客様となります。修理は一週間ほどかかります」みたいなめんどくさいことが多い。

海外の「ダメだったらまた新しいの送るから言ってくれや」

という雑だけどシンプルな対応のほうが個人的にはいいなって思っています。(勿論、故障しないのが一番ですが・・・)

中華インカムはそこそこの性能で安く買いたい人向けだ

結論を先に書くと、中華インカムは「インカムにそこまでお金かけたくないし、そこそこの性能で無難に使えれば細かいところは気にしない」という人向けと言えます。

気の利いた一歩先を行く使いやすさやユーザビリティ、そしてかっこいいデザイン、多機能などを求めるなら有名メーカーのものがいいと思いますが、そうでないなら中華インカムはアリだと考えてます。

今回はスマホ連携機能を試します

今回はFreedconn社という中国のインカムメーカーのインカムである「TCOM-SC」を試します。

一般的にはインカムはインカム同士でペアリングして会話しますよね。

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このインカムは800mの範囲で通話できる。

なお今回は、”予算の都合”でインカムなのに1つしか送ってくれなかったので「スマホに接続して使うバイク用のヘッドセットマイク」として紹介します。

つまり「通話はインターネット越し」で行います。わかりずらいので画像みて!

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こんな感じ

詳しくは後ほど・・・まずは開封の議を執り行いましょう。

中華インカムの開封の議

ということで…

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デデドン!

商品が届きました。正式名称はT-COM VB。コレ

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箱はこんな感じでパッケージをスライドすると無印の箱が入っています

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裏にはボタンの説明や付属品一覧がイラストでかかれています

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開けるとこんな感じ

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だしてみた

ざっくり書くと、、、

・インカム本体
・充電ケーブルとアダプタ
・マイク付きヘッドセット
・取り付け用ブラケット2種類
・ヘッドセット取り付け用パッド2種類

です。この辺はほかのインカムともあまり変わらない感じです。

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これが中華インカム本体。見た目は正直イケてないですがが、操作感は割とよさげ!

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パッドは厚みがちがう・・・

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勿論マニュアルもついています。

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英語、フランス語、スぺンイン語、イタリア語、ドイツ語、ロシア語、日本語と多言語ですね。

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保証書も含まれています

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接続方法はこんな感じ。色々書かれていますが要するにインカムのブラケットをメットに取り付け、ヘッドセットをヘルメットに仕込んでインカム本体と接続するだけです。

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ブラケットはこんな感じのパーツを使います

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ねじを外すとこんなかんじ。これで「ヘルメットの端を挟む」ことで固定します。

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ねじを緩めるとこのくらい間が空きますが、プラスチックなので本体自体も結構”しなる”。

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ここに・・・

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こうじゃ!!!

僕のオフヘルだとギリギリですね。この辺はメットによって違うので厚みをみてみましょう。なお、一般的な両面テープで止める方法もあるのでご安心を。

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インカムの裏にはブラケット用の凸が

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こんな感じでマウントできます。ゆすったりしてみた感じ、故意に物理でグイっ思い切りやらなければ動く気配はなかったですね。インカムがブラケットから不意に外れることも無かったです。

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ケーブルの長さはギリギリ。もう少し長さに余裕があると嬉しいですが特に問題なく取り付けることができた

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マイク付きヘッドセット。ビーコムと比べて「ヘッドセットはでかいし分厚い!」「マイクもでか!」って感じ。全体的に野暮ったいデザインです。大きいことで窮屈だったりしないのと、大きい分性能がいいなら僕は文句はないかな。その辺は後でチェックですね。

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マイクとインカムを接続した図

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丸いデザインなのでアライのヘルメットの方が似合うかな?(オフヘル)

インカムは防水なので雨でも安心ですし、取り付けた感じはしっかりしています。ただ全体的に大きいのでちょっと邪魔だったり重さを若干感じますね。

使ってみる前に、充電しておきましょ!!!

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充電ケーブルは・・・・なんだこれ・・・

ぱっと見Mini-USBですがなんか形が違う。

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違うよね?

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スペック表にも書かれてねぇ・・・

調べてみると、この端子は「USB Mini B」という規格のようです。なんで普通のMini Aとか Micro Aにしてくれなかったの?

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ということでこれケーブルなくすとめんどくさいのと、泊りなどで充電しながら使う場合にはこの充電器を持ち歩かないといけません。

使ってみた

早速使ってみました!

まずは、インカムとiPhoneをペアリング。これはインカムのボタンを長押しして、iPhone側からペアリングするだけです。ペアリングはスムーズで、2回目以降もストレスなくつなぐことができました。

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T-COMという名前で登録される

一回つなげてしまえば、あとはiPhoneの他のBlueTooth端末と同じ。iPhoneのiTunesから音楽を流せばインカムから聞こえてくるし、Radikoを使えばラジオが聞けます。

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READY to Talk!

といってもぼっちなのでないとツーリングがてら一人で近所を徘徊します。

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EXCかっけぇ・・・

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かっこよすぎじゃない??

・・・さて、テストをします。

どうやってテストするのかというと、リス君(ヨッメ)とLINE通話です!

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「僕-インカム-iPhone-LINE-インターネット-LINE-リス君のiPhone」で会話がスムーズにできるかをチェックしてみました。

テストした結果・・・

結論から書くと、全く問題なく会話ができました。

リス君も僕の声は問題なく聞こえているとのことで通話は(圏外になるエリアに行かない限りは)問題ないです。

最近は田舎でも圏外になることがほとんどなくなってきているので、この方法を使えば相手とインカムの種類がバラバラでも通話できちゃいます。

懸案としてはパケット(若い子風に言わせるとギガ)が減ってしまうこと。あと最初のスマフォのペアリングがややめんどくさいことでしょうか(一回ペアリングすれば次からは簡単ですが…)。

あ、パケット代に関してはLINEモバイルなら話し放題なのでお勧めです。

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Discord使うのもあり?

Discordというチャットツールがあります。

discordapp.com

これなら事前に各自でアプリのインストールとアカウント作成しておき、誰かが代表で部屋を作って置けばかなりスムーズに、しかも複数人で音声チャットができます。それこそ、ツーリングに行けない人もDiscordアプリを入れておけば通話できるので家にいながらツーリング仲間との会話に入れるってわけ。

要するに、「インカムに多機能や性能を求めるとお値段が高いので多機能な部分はスマホにやらせちゃう」という発想です。

その他、TCOM-SCの特徴

少し本線から脱線しましたが、TCOM-SCの特徴も少しだけ触れておきます。

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商品の特徴として、、、


1. LCDスクリーン
2. Bluetoothで携帯電話、iPod、MP3やGPS音声などとペアリング
3. ペアリングしての通話は最大2名(少ない!)
4. 2台間のインタコーム最大距離は800M
5. バッテリは通話で使っていると7-8時間(音楽聞いたりしていると10時間程)
6. 防水なので雨でも安心

こんな感じ。他のインカムだと最大4人通話も当たり前なのでやはり製品としての性能はいいとは言えないですが、値段相応とも言えます。

個人的にはこのインカムの特徴は「操作性がいいこと」ですかね。見なくても手で触って操作できるのって大事ですが、中華性インカムは小さいボタンがたくさんついているモデルも結構あります。あと、12か月の保証もあるみたいなのでここは安心ですね。Amazonのレビューでもサポートが対応してくれた、というコメントも見かけたのでまず大丈夫かな。

ただ上記に書いた通りスマホ連動してスマホアプリ経由で通話すればこの辺の制限はないのでそこは安心できるかと思います。というかスマホ連携がほぼ前提ですね…あとは最大2人で事足りるならこれを二つ買うのもありかも?

敢えてこの製品でなくとも、ほかにも中華インカムはあるのでスペックやお値段を見ながら用途に合ったものを選ぶのがいいかと思います。

(というかこっちのほうが安いし4ライダーまで同時通話できるし、操作性以外は良さそうですね・・・)

まとめ

中華インカムであるFreedconn社のTCOM-SCを試しました。

有名インカムよりも2万円くらい安く、性能もそこそこですがスマホ連携することで普通に使うことができましたし、最近の中華ガジェットはすごいですね。インカム同士の印象はわからなかったですがレビューを読む限りは問題なさそうですし、インカムまでお金がまわらない!というライダーにはアリなインカムかと思います。1年保証もついているので安心ですし、気になる方は人柱感覚で試してみてはいかがでしょうか?

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