こんにちは。ぼっちバイカーです。
先日、急遽ヨッメがママ友たちとお出かけすることになり僕だけ一日お留守番となりました。
ヨッメがママ友と遊んでくることになって急遽1日暇になってしまった…おバイクで来たじゃん…
— ぼっちバイカー (@botti_bk) 2018年7月21日
そこはかとなくツイートしたところ、ライコランドTOKYO BAY 東雲店というバイク用品店で「KTM大試乗会」が開催されているらしい。よく遊んでるのの君からそんなことを教えてもらいました。
僕「(試乗…KTM…ブログネタにぴったりやん)」
ほいで13:00にお店集合となりましたw
「今からあそぼう?」
なんて大学生ぶりだよ僕・・・
現地に着くと、何と裏のロードサービスさんもたまたま近くにいたようで合流。三人でゆで太郎でランチ。先週のWEX爺ヶ岳の話をしてたら時間はあっという間でしたね〜楽しい時間。
お店を出ると・・・
裏のロードサービスさん「じゃ帰りますわ」
僕「は? KTMのレアなバイクに試乗できるせっかくの機会だぞ?!」
裏「オレンジのバイクはちょっと・・・(半笑い)」
僕「(レースでコ□ス!!!)」
というやりとりをしつつ、のの君とライコランドへ向かいます!!
。。。
ということでインプレ記事です!!
790Dukeに乗ってみた
最初に軽くバイクのご紹介。
KTM 790Duke
790Dukeは2018年モデルで新たに出たバイク。
今までの690cc単気筒エンジンであるLC4が積まれた690Dukeに取って代わって出てきました。(690シリーズはついにラインナップ落ち)
790Dukeは並列二気筒の790cc。LC8cというエンジン(“c”はコンパクトのC)でKTM伝統のパラツインです。
LC8cエンジン
僕は690 ENDURO Rというバイクに乗っており、これもLC4でした。なので個人的には「690のLC4と790のLC8cの違いはどんなもんなの?」というのが今回一番知りたかったことでした。
さて、乗ってみるか。
低回転から高回転までトルクが溢れてる…
ニュートラルから1速にギアチェンジしてクラッチを慎重に繋ぐと・・・
790「シュルルルル」
パラレルツインがどういう性質なのかとか正直どうでもいいし、まだよくわかっていないのですが690と違って低速から安定感があります。かなり。
これエンストとか絶対しないやつ!!しかも開ければ開けるだけモリモリトルクを感じる!
暴力的!なのになめらか!
ツインのおかげかスロットルをひねった時もなめらかに加速してくれます。
790「シュイーン!」
減速時のエンブレはかなりきつく感じたけど多分これは僕が普段2ストバイクでエンブレがないからかな。高速巡行とかも多分楽だし疲れないなって感じ。
急なアクセル操作に対してクイックに反応するのでじゃじゃ馬感を感じつつ、優しく操作すればスムースに動く。とってもなめらか!!
790「なめらかでも暴力的でもいかようにもできます(マジキチ)」
という感じでした。
素晴らしい!!(最近Amazon Primeビデオで「オーバーロード」を観た)
体のフィット感もグッド!
カウルは曲線と直線がKISKAによって美しくデザインされています。
初期コンセプト
チーターみたいな感じからはやや重くなりましたがそれでもかなり筋肉質なバイクです。
ファッションとかもそうだけどかっこいいものはデメリットもあったりします。我慢が必要だったり、暑かったり寒かったり。でもこのバイクはかっこいいのにまたがってみるとフィット感を強く感じます。一体感を感じるせいか、乗っていても自在に操れているようにも感じました。
アツい!!!
最近250に乗っていたので忘れていました。エンジンはさすが790ccだと熱がすごいです・・・
この日はいわゆる猛暑日だったこともあり公道を二周しただけで汗が滲んでくるほど。後半はラジエーターファンがギュンギュン回っていました。
これで真夏の渋滞にはまったら確実に熱中症で倒れます。
この辺はどのバイクも同じでしょうが、覚悟は必要すな。
ブレーキやサスも優秀
KTM はオフロードレーサーで広く使われているWPのサスだしブレーキはあのブレンボです。
エンデューロレーサーに比べたらかなり固いですがそれが安定感にもつながっている感じ。とにかく何の問題も感じないしブレーキもしっかり効きますね。
電子制御はてんこ盛り!
レインなどのECUのスイッチ的なライドモードの変更はもちろん、トラックモードという起動制御やスリップ調整やスロットルレスポンスも変えることができるモードもあったりします。さらにモーターサイクルトラクションコントロールではカーブでリーンしている角度を自動で調整してくれるし、クイックシフターもついてるのでクラッチ操作なんて実質不要!モータースリップレギュレーションというシフトダウン時にリアがグリップする現象も回避してくれる!さらにABSキャンセルでテールスライドもできるスーパーモトモードも。そしてコーナーでこけそうになってもコーナリングABSがついてるので安心!!
こういう技術をミドルクラスにもかかわらずガシガシ投入してくれるので乗っていて絶対楽しいし、安全にもつながりますな。これが未来のモータサイクルの形!!
TFT液晶は昼間でもまぁまぁみやすかった
・・・なお街乗り程度だと正直よくわからなかったです(真顔)
MT-07の上位互換?
ライバルというか比較対象は多分MT-07じゃないでしょうか?
MT-07と比べると、
790Duke | MT-07 | |
重量 | 169 kg(乾燥) | 183kg |
出力 | 77 kW | 54kW |
値段 | 1,129,000円 | 777,600円 |
パワーもあって軽いし電子制御もてんこ盛りでさらにかっこいい(個人の感想)ので上位互換だとして、プラス35万円を見出すかどうか、ですね。
どちらも間違いなくじゃじゃ馬ですがよりじゃじゃ馬をお好みならDukeパイセンを選ぼう。
690と790は比べてどう?
一言で書くと「690のLC4と790のLC8cで比べると790のほうがパワーもあるし乗っていて疲れにくい」です。
690は単気筒ということもあり、あの「後ろからドカドカ蹴られる加速」みたいなのが楽しめました。一発一発の爆発を尻で感じるって感じ?
その点で790は「シュイーン」って感じでかなりスムーズに加速するのでフィーリングとしては若干つまらない気も。ただスムーズな分疲れないしロングツーリングではこれが効いてくるでしょうね。
690か790かで迷っているなら間違いなく790をおすすめしたいです。690も楽しいけど快適さやパワー感、電子支援などトータルで考えると790かな。
790 Adventure Rが楽しみだ
KTMは来年、 790 Adventure Rをリリースする予定です。
KTM 790Adventure R
このエンジンはLC8cつまり790Dukeと同じエンジン。乗り味はほぼ同じなはずです。
…このエンジンなら長距離も辛くない、しかも1190Adventureほど重量もないのでオフロードも楽しめる。パワーは十分。KTMの作るミドルアドベンチャー。これがオンロードオンリーなはずがありません。
なので「東京から日帰りで長野の林道ツーリング」みたいなアドベンチャーも楽勝でしょうね。
ということで790Adventure Rも期待できるぞ!!!
僕は今年でバイクを降りてしまいますが、もし来年バイク買うなら間違いなく790Advですね。これでCGCとかでてやりた
250Dukeもサクッとインプレ
枠が空いていたのでKTM 250Dukeも乗ってみました。
ででん
僕は昔200Dukeに乗っていたのでDukeの楽しさは知っているつもりです。
そんな僕でしたが、790の後に乗ったせいか、ネガティブな印象多めでした。
とにかくパワーがなくてギアチェンジが忙しい。電子制御もほぼない。さらに低回転域がかなり薄くて(オフ車基準)油断して雑にクラッチを繋ぐとすぐエンストする。バイクがややコジンマリとしてて窮屈に感じました。
ただ、フケあげありが早くすぐレブリミットに到達するのでバイクを操っている感が楽しい!!あと車体も147kgと比較的軽いので自転車感覚で乗れます。あとWPサスとブレーキはやっぱり良いです。ブレーキはBYBRE(バイブレ)というブレンボのOEMなので実質Brembo。よく走るしよく止まるし、峠とかではマシンを使いこなしてる感があって楽しめるんじゃないかな?って思った。790はたぶん怖くてのりこなすことは不可能です。
お値段もKTMでは手頃な部類に入るし何よりも見た目がスーパーかっこいい()。こんなかっこいいバイクが52万円って信じられないです。
エンジンはインド産ですが2011年からなので7年間も生産し続けているし、”外車”ということで大きく不安に思う要素はないかなと個人的には思います。(決して壊れないとは書かないけど壊れやすいとも思わない)
でも個人的には250買うなら6万円安い125Dukeかな。維持費も安いし割り切って乗れます!(華麗な手のひら返し)
動画
一応動画も撮影したので・・・
途中間違えてかっこいい僕の画像を入れてしまったのですが気にせずにサウンドオンリーで楽しんでください^^
まとめ
KTMの790Dukeと250Dukeに乗ってきました。
790はKTMのミドルグレードですがイマドキな電子制御もてんこ盛りだしパワーも十分、しかも軽くて乗っていて疲れないと攻守ともに最強のバイクだと感じました。790Advが楽しみです。
250Dukeは伝統的なスモールDukeとしてデザインや位置付けが確立されていると実感。790と比べたらパワー不足感はありますが、街中で普通にレブリミットが来てしまうくらい扱いやすいし、峠とかでも楽しめるちょうどいい感じでした。今度は他の国産250ccと乗り比べてみたいですね。個人的にはデザインでは間違いなく250ccでは一番かっこいいと思っています。バイクはスペックよりも見た目で選んだほうが幸せになれるはず。
こんな感じ。