こんにちは。ぼっちバイカーです。
週末は新潟県糸魚川(いといがわ)のシーサイドバレースキー場で開催されたWEXに参加してきました。
タイトルの通り、今回はレース全体で結構な波乱万丈でした。
シーサイドバレーは二回目!
シーサイドバレースキー場へは過去に来たことがありました。
それは、この時。
オフロードバイクパーティというファンイベント。とにかく楽しくて最高のイベントでした。
ヤバくない?(ちなみに今回はこの奥の崖を下ります…)
シーサイドバレーはバイクで走るのに最高のロケーションだったこともあり、東京からはとっても遠い新潟県ですが、今年のWEXでは行きたいとずっと思っていたレースでした。
動画!
今回GoProを120ミニッツで紛失してしまった為、スクールと90ミニッツの動画だけです。120も色々会ったので悔しい!!
天気も最高で走っていて気持ちよすぎるコースでした!
レース記事は文字ばかりなのでこの動画を見て想像しながら読んでみてください。
会場へはネットペンギンさんと!
新潟県までの移動は、ネットペンギンさん(id:NetPenguin )の車に乗せ頂けることに!うちまで来て頂き、バイクを載せて出発です!
ペンギンさんとはもう1年以上の付き合いだし、環境が色々近いので喋っていたら一瞬で新潟まで到着。これも楽しい時間。相乗りは気を使う部分もありますが楽しいです。
なおぼっちバイカーのブログフリークなら方なら覚えているかもですが、僕のじいちゃん家が偶然にも新潟県糸魚川市にあります。で今回、ペンギンさんにお願いしてじいちゃんの家へ寄って頂きました!!
じいちゃんち
「バイクのおかげで毎年孫が会いに来てくれるんだぜ?」という印象操作を行いつつ家族の話とか引っ越しした話とかを矢次に話しつつ、時間も迫ってきたのでお別れ。…今年でバイク降りちゃうけど、またいつか何かの時に来るからね!
りゅうさん、サトさんと合流
りゅうさんサトさんとは、去年のオフロードバイクパーティで一緒にオフロード遊びした仲。
…そう。今回のWEXは去年のオフパで一緒に遊んだ人ばかりなんです。
あれから一年…懐かしいね
僕はあの頃KTM690ENDURO R。ペンギンさんはKawasaki KLX250。サトさんはBMW F800GS。りゅうさんはBMW G650Xとみんなトレールやビッグオフだった。それがこの一年でみんなレーサーへ転向。。。オフロードバイクパーティはレーサー沼の入り口だった説!!!
え?僕以外の三人は何を買ったかって?
・・・
Sherco SEF250!!!4ストロークの250ccのオフロードレーサー。シェルコとよみます。なぜか3人ともシェルコ…なぜKTMにしなかったの?ねえ?なんで?
…で、シェルコって何ぞや?という人が大半ですよね?
シェルコはフランスのバイクメーカー。主にトライアルバイク、エンデューロバイク、モタードバイクを作ってる。似たようなメーカーだとイタリアのBeta(ベータ)ですね。ベータは日本のハードエンデューロフリークの間で大流行りでどんなレースでも見かけるくらいになりましたが、シェルコはたまーに見る感じ。ほぼ見たことが無いです。あと見た目がYamahaのオフ車に似てる
SEF250
僕の聞いた話だと、とにかく”謎技術”で4ストなのに2ストよりも軽いという事。あと他の250レーサーよりもパワフルだってこと。付け加えるならお値段もパワフル。
そんなマイナーレアなバイクが身内に3台もいるっていう・・・。という事で今回はこのシェルコ三兄弟(三銃士?)でバトルが繰り広げられる感じです。
二人と合流後は4人でお寿司屋さんで新潟のお米と海鮮に舌鼓を打ちつつ、シーサイドバレーへ出発!!…このあたりで”SSTR”のゼッケンをつけたバイクが沢山通るのを見ましたね!!知り合いもいたのだろうか。
シーサイドバレーに到着!
パドックに到着すると、ウソハチさんとマサさんの姿が。彼らとはWEX GAIAでも走ったので久しぶり!って感じ。コースでしか合わないのに会う頻度高すぎw
イカれたメンバーを紹介するぜ
オフロードバイクに乗るために4時間以上かけて新潟までやってきたイカれたメンバーを紹介するぜ!!
ペンギンさん!ステップワゴンで僕を拾ってくれた神様。林道を走るためにエンデューロスクールに通ってしまったばっかりにさわやかキャンプツーリングできずにコースでレースしている人(Photo by JNCC)
ウソハチさん。690時代からよく遊んで頂いた師匠的な仲間。最近ネットスラングの”優勝”とか”草”を使いこなして若干若者アッピールが目立つ。心は少年(Photo by JNCC)
マサさん。かっこいい新型ハイラックスにかっこいいオーストリアのKTMというメーカーのかっこいいバイクに乗るおしゃれイケメン。糸魚川では上半身裸で日焼けしてたけど腹筋割れていてもう勝てる要素が何一つない(Photo by トーテムポール葛飾)
サトさん。ミドルビッグオフ三銃士だった一人。もともとブロガーで昔はブログコメントでお互いやり取りした仲だったのに今では平然と「ぼっちさんの記事楽しみにしてます」と一読者スタンスを貫くひと。知識の幅も広いし筋肉も結構すごい(Photo by JNCC)
りゅうさん。ビッグオフ三銃士だった一人。昨年からオフロードレーサーを買うと意気込んでいたのになかなかマシンが届かなくてようやく最近納車を終えた新車シェルコファクトリー納車マン。オロードは早いのですぐにオフも上手くなると思うの。筋肉はない。(Photo by JNCC)
僕。ビッグオフ三銃士だった一人。最近の悩みはレース参戦してくる人がみんな「打倒ぼっちバイカー」と僕をベンチマークにするのでレースが殺伐としていること(Photo by JNCC)
この日はドライだったのになぜかパンツまで泥でグッショリだった(Photo by JNCC)
トーテムポール葛飾さんのパドックに…
今回のパドックはトーテムポール葛飾さんと合同。色々お世話になることに。なんて言ってもトーテムさんは発電機がある最強トラックで来ているので夜とかも蛍光灯とか炊飯器とか電子レンジが使えますw 家かな?今回もお世話になりましたーー!
トーテムポールの千秋さんは面倒見良くていいお店ですよー!なにより優しいのでビビリな僕でも話しかけやすい。トライアンフとハスクバーナ、その他バイクもやってるみたいです(ダイレクトマーケティング)
なおトーテムポールのお客様で去年爺ヶ岳でお会いした方もいました(今回もトライアンフのタイガー君でレースに出てた)今回の写真の一部は彼による撮影です。
シーサイドバレーはスキー場!!
今回のコースはこんな感じ。
デデン(高解像度PD)
90ミニッツは6.5km。120ミニッツは8.0kmと長い。あ、今回も僕は90ミニッツと120ミニッツのダブエンです。
あとマップではわかりにくいのですが、とにかく標高がすごい。
一番下(標高240m)からてっぺん(標高740m)まで登ります。標高差は500m。スカイツリー(634m)には及ばないものの東京タワーは余裕で超えます。上昇負荷がすごすぎで人間性を喪失してしまいますこれ。
バイクでそんな高低差を、しかも全部ダートで思いっきり走れる機会なんてレースやイベントでなければ絶対にないでしょ!!
冬はスキー場ですここ
・・・・
そんなゲレンデコースですが、オフロードレースで走るとなると下見はとっても大事。なんせコースミスってオーバーランしたら崖落ちして数十メートル下まで落ちる可能性もあるのですから…
という事でパドック合流後はすぐに準備してWEX恒例の「無料セクションスクール」に参加です!
セクションスクールという名のツーリング
WEXでは悪天候でなければ基本的に前日にはセクションスクールがあります。
スクールと言ってもマンツーマンで指導みたいなのではまったくなく。JNCCのトップライダーでありWEXのコース考案者である小池田選手がコースを先導・案内し、注意が必要なポイントで止まって解説・見本を見せてくれるという内容です(なお大抵は「フロントをすこし浮かせてばばばーっていけば簡単にクリアできますよ」という僕みたいな初心者には全く参考にならないアドバイスであることも恒例)
…一言で書くと「レースで使うコースをみんなでまったりツーリングするって感じですね!!」
試走してみた感じは、こんな感じ。
地面が滑る
シーサイドバレーは硬い岩盤の上に砂が薄く覆われているような路面。なのでバイクが傾いている状態でアクセルをあけたりブレーキするとすぐにリアタイヤが空転して滑ります。
アクセルターンとかタイヤを流す練習をしている人はヨユーかもですが僕は慣れてないので怖かった。
真顔で減速してゆっくりカーブを曲がります。
大きい岩がごろごろしてる
どこから来たのか、やや大きめの岩がごろごろと落ちています。
岩が沢山有るのは別にどうということは無いのですが、しゅーっと走っていると突然人間の首くらいの大きさの岩が落ちてたりするので気が抜けない。あんなん踏んだらタイヤが弾かれて吹っ飛ぶ未来しか見えない…
小さい岩も沢山
スキー場なので仕方なしですが小さい石や岩が沢山です。特に前走者がいると岩をすごいスピードで無限に飛ばしてきます。
幸い体はプロテクターで守ってるのでバチバチ当たっても問題なし。首もネックブレースが防いでくれました。でゴーグルは必須。これゴーグルしていなかったら失明します。僕は1回だけ前走者の飛ばしてきた石がゴーグルにヒットしましたがゴーグルしておいてよかった…となりました。
直線が未だかつて遭遇したことないくらい長い
スキー場ということで長い真っ直ぐなストレートが沢山有ります。
EXC君で一年間走ってきましたが、こんなに長いストレートは経験したことが無いしアクセルをがば開けで脳汁出し放題!でもダートをスピードを出して走った経験があまりにない為ビビリミッターが作動してしまうほどでした。
下りがひたすら怖い・・
登ったら必ず下りがある。
こんなの当たりまえの話なのですが、120ミニッツだと2箇所、結構な下りが待ってました。うん、端的に言ってめちゃめちゃ怖かった!!
怖い!!
「ハードエンデューロやってんだからヘーキでしょw」
とか言われそうです。実際ハードEDのコースではもっとひどい斜度を下らされたこともありました。それに比べたらこのくらいの斜度は別にどうという事は無い。これはわかる。
…でもね?そうじゃないだよ。。。
今回の下り二か所はこんな感じ。
- バンザイクライム:滑走距離不明。500m位 平均傾度21度
- 激下りクレバス:滑走距離800m 平均傾度20度
800m先までずっと同じ下り坂って想像できます?
ひたすらずっと下り。奥を見ると人やバイクがめちゃめちゃ小さく見える。あんな場所まで下るという事実、そしてもし制御不能で暴走したら…という死の予感。油断すると頭の処理と理解が追い付かなくてパニックになります。
路面は縦の浅いワダチが何本かあり轍の中を進むのですが、その中には例の岩や石がごろごろしてる…更に横穴に見える水切りの溝が横に伸びていてバイクのバランスを崩そうとする。石がぎっしり詰まった下りでは岩が動いてフロントがグラグラ動くしワダチもまっすぐでなくグネグネ曲がったり途中で山になっていたりしてる…要するに路面状況がごろごろ変わる。まっすぐ下ることは許されないのです。
さらにさらに。路面は硬い岩盤に砂なのでリアタイヤがすぐにロックしてズサーってなる。知らない人のために解説すると、こういう坂ではリアタイヤをロックし続けるとリアタイヤがバイクが横に滑っていきます。…つまりバイクが坂道で横を向いていきます。そもそもリアタイヤはロックしたままだと制動距離が伸びてブレーキの意味をなさないのはABSがある理由からもわかりますよね?ので「リアはロックし続けないよう適度に転がす。ロックしてバイクが横を向き始めたらブレーキを離してバイクがまっすぐに戻ったらまたブレーキを踏むことが大事になってきます。ブレーキもトラクションなので体の位置によってブレーキを沢山効かせられるかどうかも変わってきます。一般的に下りではスタンディングでシートの後ろまでおしりを持って行きます。スタンディングすると目線が更に高くなって恐怖感が増します。
さらに、さらに。またさらに。僕のバイクは2スト。いつぞやの講習で「下りは怖かったらエンジン切ってエンブレも使ってください」と聞いたのです。でも、2ストバイクはエンジンブレーキがほぼない。ちょっと大げさですが1速にギア入れて下るとニュートラルに入っているんじゃないかってくらい”サーッ”と進みます。僕が「2ストはどうやって降りればいいですか?」と質問すると「2ストは…頑張って(苦笑)」とのこと。2ストは上手な人が乗るというのはこういうところからも来ているのですね。なので下りをゆっくり降りるのは4ストより2ストの方が難しい。エンブレには頼れないのです。
やってみると案の定。止まらないしブレーキしてるのにどんどんバイクは加速していきます。はっきりって怖すぎぃぃぃ!!こんな感じでとにかく怖かった。怖かったよ!!
で、スクール中に「ビビってブレーキしてポテゴケ」「テンパってクラッチ握って制御不能で急降下」両方をやりました。
特に後者は本当に怖かった。
予想以上に滑る路面とブレーキしてもまったく止まらないバイクに「あれどうやったらバイクって止まれるんだっけ?」とテンパってしまい、ブレーキングをあきらめて思わず目を瞑ってしまいそのまますごい勢いで急降下しました。やったのは”身体を後ろに持って行って衝撃に備えた”だけ。たまたまルート上に大きな岩や深い轍が無かったのと、全ての凹凸をKTM250EXC君の最強のサスペンション”XPlor”が仕事をしてくれたので前転することなく坂道を無事に下ることが出来ました。これ前にバイクがいたら思いっきり激突していたと思います。幸いにも誰にもぶつからずに下り終えることが出来ました…。怖かったよう。
後でサトさんと話してたら「ぼっちさんが激下りですごいスピードで駆け下りていってすごかった()」と褒められた(?)のですが、あれは事故なんや・・・
そんな感じで、今までで一番恐怖を感じたセクションスクールでした。でもあのドキドキはちょっと癖になる感じもありました。
結構ガレ場もあった
スキー場ではなくちょっとしたウッズも走るのですが、ここが意外とガレてました。ガレ場は割と好きなのと絶望するほどではなかったので大丈夫かな。
スキー場なのにウッズやガレ場も味わえてお得です。
セクションを終えて…
みんなの顔を見るとみんな結構しんどそう。明日怖いなぁ~って話していました。一人なら真顔ですがみんなであれを走るならまぁいっかなぁっていう安心感があったのはココだけの話。
そんななか…僕はとあるトラブルにぶち当たってしまいました・・・。
シフトペダルが折れた(涙)
そんなに大きなコケはしていなかったのですが、試走の途中で妙にギアチェンジがしづらいと思って足元を見るとこんな感じに…
このくらいならバイスプライヤで十分対処可能だと思いましたが、トーテムポールの千秋さんが会場に出店していたKTMさんへ話を付けてくださり、特別に在庫しているペダルを売って下さることに!!
お店で注文したら数日かかるし受け取りも大変なので助かりました。トーテムさんの人脈に感謝しかない!!
KTMでよかった!!そして予備パーツを持っておく大切さを実感しました。。
ラジッた///
まさかの、ペダルだけじゃなかった!!
試走の途中で気が付いたのですが、左のラジエーターからぽたぽたとピンクの液体が漏れていました・・
えぇ・・・ラジってしまいました。
あぁ〜ラジリの音ぉお〜! pic.twitter.com/1LJGD3Ujmc
— えふはち (@F8_sef250) 2018年5月27日
確認したところ、左側のラジエーターの下部に小さな穴が開いておりぽたぽたと垂れておりこれはまずい状況。。。
色々長い話になるので別記事で詳しく書くのですが、最終的にはサトさんが持っていたDRCのメタルパテを使わせて頂き、穴を塞ぎました。
・・・簡単に書いてますが実際には結構大変だったのですよ?このあたりはそのうち別記事で!!
KTMブース!
今までパドックからブースが遠かったことで足を運ぶ機会が少なかったKTMブースですが、今回はかなり近い位置にブースがあったので行ってきました。
というのも「KTMグッズセール」があったから。。
これがかなり安くて、基本的にはパワーウェアが半額。2.8万円のオフジャーも1万円とかなりお安い感じ。3-4000円のシャツも2000円だし、結構いいものありました。これはガチで良いセールだ。
…ただ僕は今年でバイク降りるし、バイク乗っていないのにKTMグッズ来てるのはさびしい。2000円のシャツを一枚だけ購入しましたよ!。
来年も続けるなら間違いなくオフジャー買ってたわ。
石本麻衣さんからステッカー頂いた!
JNCCのWA(女性のAクラス)のチャンピオンで今年はGNCC(世界最大規模なアメリカのクロスカントリーレース)派遣が決まっている石本麻衣選手という方がいます。
こんな感じの可愛らしい方で背も決して高くない
でもバイクに乗るとこんな感じ!!!カッケェェ!!漫画のキャラかな?
WEX120ミニッツで走っていると凄い勢いで抜かされます(真顔) バイクも小径ホイールなのに人馬一体感があって走りがかっこいいんですよね。
で、僕は彼女の隠れファンなのでTwitterではひっそりフォローしていたのですが、シーサイドバレーへ向かう途中でTwitterをしてると「シーサイドバレースキー場でステッカーを配るよーっ」というツイートを発見。
最近 たくさんの方々がもらってくださるミニゼッケンっ!
写真 3枚目のチャンピオンゼッケンはまだ残ってますが、2018年の私をコンプリートできる1枚目のミニゼッケンが残り5人分ほど…
なかなか会えないけどもらってくださる方 連絡頂ければ確保します。。
マグロちゃんステッカーもたくさんあります? pic.twitter.com/0LM47IhV9z— Mai Ishimoto (@__m_217) 2018年5月25日
運転しながら自分語りしてるペンギンさん()を無視して真顔でステッカー欲しいですリプライをしました。
・・・で、
ステッカー頂きました!!ゼッケンのやつも。やったぜ。
イベント告知もあったのですがそれはまた別記事で・・・
嬉しさのあまり、さっそくゼッケンプレートに貼り付け。
これでも僕も麻衣選手効果でEXC君と人馬一体感が五馬力くらいアップするはず!!
少しでしたがお話出来てうれしかったぞい!
仲のいい人たちで過ごすレース前夜は楽しい
まぁはっきり言って今回はラジ対応のせいでわちゃわちゃしており、あまりみなとゆっくりお話する時間がとれなかったです。
それでもご飯の時間とか夜はたき火を囲んでワイワイ楽しみました!なお5月下旬のシーサイドバレーは結構寒かった。夜はTシャツ一枚だと寒く上着が必要な感じ。
何度も書いていますが、こういう時間が本当に楽しい
話す内容はどうでもいい事がほとんどだしあんまり覚えてないくらいのたわいのない会話。でも楽しいのですよね。なんでだろ?
今回はウソハチリーダーの指示で「食料は各自持参」という事で僕はパンとカップラーメンを買ったのですが、みんなは肉を買ってきてる・・・。え、各自ってそういう事?(コミュ症)
結局みんながシェアしてくれる感じに…パンもカップめんも食べずに皆の”善意”に甘えさせてひたすら焼肉を頂くことが出来ました。善意最高!
そしてペンギンさんは今回はたこ焼きを作る。とのこと。
このたこ焼きが本当においしかった!!!みんな好評でバクバク食べてしまいペンギンさんは終始たこ焼き職人として作業。あんまり食べれてなかったんじゃないかな?
満腹になり眠気もピークとなったので各自テントに入り就寝です。寒かったけどシュラフの中はあったかくて気持ちよく熟睡・・・おやすみなさい・・・
レース当日
おはようございます!!
朝06:00に目覚めると、トランポが続々と到着する音が。08:10にはレーススタートなのでぼちぼち起きて準備をします。
みんな既に起きておりバイクの準備したり朝食摂ったりしていました。みんなのまったりペースでいるとすぐに出発の時間が!!レース準備をバタバタとして出発!!!
メタルパテも固まっただろうと思いラジエーターに水を入れると…
???「ポタポタ」
パテに隙間があったようで水が漏れてる・・・
水が漏れているという事はエンジンの冷却効果が下がるのでヘタしたらエンジンへの影響がすごい事になります。焼き付いたらシャレじゃすまない。
が、結局レースは水を漏らしながら参戦する事にしました
2Lの水を携行。レース中に様子を見て補給しながら走れば焼き付きは起きないし、水の消費次第では途中棄権すればいい。この時点でレースの結果はお察しですが、折角いい天気だったのでツーリング感覚で出てみることに。
さて、どうなることやら・・・
レース(90C)
シーサイドバレーではパドックからスタート地点まで結構な距離を登ります。
この道は草原なのですが、この上を走れるだけでも映画や海外みたいで最高!!(この時点でちょっと腕がつかれたのはナイショ)
スタート地点について、僕のゼッケン番号が呼ばれるまで待ちます。その間にラジエーターに水を補給する事も忘れません。暖気時間もエンジンを掛けず真顔で待機。
…そしていよいよスタート!
スタート後は流石90ミニッツ。人数が多いので曲がったところがプチ渋滞。何故かスタックしているバイクもいました。無理せず前についていき、走ります。
が、人が沢山な事もあって前のバイク達が上げる砂埃しか見えない…唯一見える前走者を頼りにコースを走ります。とてもスピードは出せる気がしないよ。
怪我なく前の人にひたすらついていくことを目標に淡々と走りますが、一応ちゃんとついていけて楽しい!
カーブなどでは遅くて抜かされますが、直線とかちょっとしたセクションでは僕も一応戦えている事がうれしかったです!
で、激下り。
スクールでは制御不能で怖い思いをした下りでしたが「あの怖いスピードでもぶっ飛ばなかった」という経験(自信?)が功を奏したのか、前回ほど恐怖は感じませんでした。
多少坂でスピードが出てきても「ここのままずるずる降りれば絶対に止まれるし大丈夫。あの時よりマシ」と言い聞かせて心を無にしながら下りました。
下れたあとの安堵感や下っている時に力んでいたせいか、身体にやや疲れを感じつつ先を目指します!あとは怖い場所は無いので前の人についていきつつ抜けそうなら抜く作戦で走りました。
で、1周!!!
一周したのでラジエーターキャップを開けて水を補給すると、そんなに減っていない様子。水は相変わらずぽたぽた出てるけど案外ヘーキなのかも?
そのまま2週目!!3週目!!と大きなコケなく走りました。
でもラジエーターが気になってアクセルは控えめでイマイチ集中できなかったり水の補給に手間取って結構な人に抜かされる…。計測地点あたりでは石本麻衣さんがいて応援してくれて嬉しかったです!
で4周目に突入。時間を見ると頑張ればあと二週出来る感じでした!
…後半はツーリング
そのまま大きなコケもなく「天空のビビリ」に到着。ここはシーサードバレーでも一番高い場所で見晴らしが最高なんです。ここで休憩がてらまた水の補給w
見晴らし最高!
後半になってからは水の減りが多くなっており、ここで全部水を使い切ってしまいました。
「…ここまでだな」
あとは下りがメインなのでアクセルをガリガリ開けることもない。ここからはツーリング気分で最後まで怪我なくマイペースで走りきることにしました。
そして景色が最高で「スマホを持って来ればよかったなぁ」なんて思っていると、後ろでオフローダーが停車。話しかけられて声で女性とわかり、その方は知り合いでした。彼女はインスタグラムで最近絡んだことがある方でレース前日にパドックで少しお話した方。
これがラスト一周になるだろうという事で彼女は記念撮影していた模様。わかる!!折角なのでと僕がカメラ撮影してあげ、ついでに僕も撮影して頂けたのです!!
画質は荒いのはたぶんインスタグラム経由だからかな?でもこれでも十分良さが伝わりますよね!
「お互い無事に帰りましょう!」と伝え、僕は先に出発。
心なしかさっきまでの硬いと感じていたEXC君のサスがとっても柔らかくて乗り心地が良い乗り物に感じられました。今まで体が不必要に緊張していたのでしょうね。絶景と会話でリラックスできたのか、サスが動いている事を感じつつ下りました。
で最後まで無理せずに集計ポイントへ。L1となっておりもう一周で来そうでしたがラジエーターの件があるのでスタッフの方に話し途中終了。パドックエリアから離脱して僕の90ミニッツは終了しました。
一応大きなトラブルなく終えることが出来ました。結果は散々だったけど!!
90Cリザルト
で、レースの後のこのパドックへの下りがとっても楽しかった!!
マウンテンバイク動画って感じ!
パドックでラジエーター修理
パドックに戻ると皆から「漏れてる漏れてる~w」と笑われつつもう一度パテで補修する事に。
一度パテをはがすとあまり硬化していない。今ならわかるのですがパテってある程度熱が無いとしっかり硬化しないようなのです。20度以上とか書かれている商品も多い。夜は寒かったのでそれで本来の能力を発揮できていなかったようです。
という事で、もう一度トライ。今度はチャンバーを外してしっかり作業します。120Cまであと3時間。間に合うか…?
今度はパテも小さくちぎって穴に擦りこんでいくイメージでゆっくり時間を掛けながらちょっとずつつ盛っていきました。
そしてお昼ご飯を食べていよいよ120ミニッツ!
バイクを横にしてラジエーター液がパテに付着しないようにしていましたが、そろそろ出発。
バイクを引き起こし、ラジエーターに水を注入してみます。これが運命の時。
・・・よし!漏れなし!!
前回はこの時点で水圧で漏れてましたが今回は少なくとも水圧では漏れないくらいにはちゃんと密着してます!イケル、いけるぞ!!!
120C
みんなでパドックからレース会場へ向かいます。長い登りなので結構アクセル開けるしエンジンもあったまります。
スタート地点へ着いたら、まずはラジエーターをチェック!
・・・漏れてない!!!!
漏れてないのです!!少なくともちょっとやそっとではラジエーターが漏れないことが分かったので安心。よし…いけるぞ。
スターティンググリッドへむかい、いよいよスタート!
横にはウソハチさんがおり、「あれ?ラジエーター漏れてない?!w」と心理攻撃を仕掛けてきたりしつつ、遂にスタート!!!!
スタート後はスムーズに進み、最初の一周は頑張りすぎずに体力を維持する作戦でいたので欲を出さずに前の人についていき、抜けるなら抜かすスタイル。
90Cのおかげでコースは大体わかっているのですが、待ち構えているのが未経験のバンザイクライムの下り。
これ
兎に角下りが怖いのですが覚悟を決めて「絶対に最後はとまれるからブレーキとクラッチと姿勢」を脳内リピートしてクリア!2ストでゆっくり降りることが出来ない事が幸いしてダウンヒルで結構人を抜かすことが出来ましたw
そのまま前の人について行って走ります。
前にはKTMのマサ君とその奥にウソハチさんの姿も。これについていけば彼らがミスするのを見て抜かすだけ!!(シメシメ)と思いながら頑張って走りました。
仲間内でレースしてる感を楽しむ
激坂クレバスの後のちょっとのぼりで、つい欲を出してマサ君と違うルートで登ろうとしたところ岩にやられて転倒。リカバリーとかやっているうちに沢山の人に抜かされてしまいます…ああまたやってしまった…
なんとかリカバリーしてるとペンギンさんが何故か僕の方にやってきてスタックw
あぁとか思いつつシスターフッドの掟に従い先を目指します。
そして抜かせるところで抜かす作戦や広い場所では250EXCのパワーバンド加速で抜いたりして走ったら1周。そのまま淡々と走り二周目でマサ君がミスったところを抜くことが出来ました!
やったぜ!と思いながら先を走ります。
今回初WEXでかつオフロードもまだまだこれからなりゅうさんは途中で休憩してたのでヤエー。ラジエーターも漏れて無い事を確認。
で、前にはサトさんが。サトさんは今回WEX初エントリー。サトさんも周回遅れかな?と思いました。
「マイペースに走ってるのかな?w 優しく抜いてヤエーしてあげよっw」
と近づくもなかなか抜かせない…
あれ?おかしいぞ?抜かせない、というか油断すると離されてる…このペースで走っているってことは・・・周回遅れじゃなくて僕より前を走っていたってこと?ちょっとテンパりつつ後ろを追いかけますがなかなか抜かせない。めちゃめちゃ早いわけではないですが無駄なく淡々と走っている感じ。安定感ありました。
直線や長い水切りがある場所で一度追い抜いたのですがまた下りのカーブで抜かれたり、またガレウッズで追い抜いたり、下りでショートカットで抜かれたりといい勝負してたと思います。
でそのまま走ってましたが僕は今回の懸案だった「ガソリンも持たない問題」の為、4周目で一度ピットインする事に。
ガソリンを急いで給油しレースに復帰!がその頃には抜いたハズのマサ君が既に遠くに見える状況。初めてのピット作業でうまく作業できず結構時間がかかってしまったのです。
この時点で彼らに追いつける気がしなく、自分との闘いになってしまいました。。
なおりゅうさんは同じ場所にバイクだけ止まっており、本人の姿がない…何かあったのか・・・?
・・・さらにこのあたりから筋肉が明らかに悲鳴を上げてました。
というのも、このコース。ところどころに水切りや大きな凸凹があり、その度にバイクが上下に揺れて内蔵が上下するのです。今までは筋肉で体を押さえていましたがいよいよそれが出来なくなってきて揺れるがままに…スタンディングすれば回避できるのは知っていますが、僕はスタンディングがいまだに苦手で大きな凸凹以外はシッティングで走ることしかできなのですよね・・
なのでこの凸凹で内蔵や筋肉が悲鳴をあげ、それを回避しようとさっとスタンディングしようとすると太ももの筋肉が悲鳴を上げる、という筋肉問題勃発。
そんな状態のせいでいらないコケをしたり、沼みたいな場所で転んだりとミスが目立ってきました。
コレ、もうみんなに追いつけない…負けたぜ・・・・とあきらめつつふと手元を見ると、撮影しているはずのGoProが無くなっている事に気づきました。どっかで落としてしまった模様…まじか・・・こんな感じで精神的にも体力的にもやられつつ何とか一周。L1カンバンが出ていました。
L1を頑張って走っているといよいよなんだか気持ち悪くなって来た。
地面の凹凸で内蔵が上下する度に吐き気やめまいを感じ、筋肉もプルプルでとっさに踏ん張れない…気持ち悪い…情けないけどこれで最後まで走ったら確実に転ぶし下手したら怪我する…と思いバンザイクライムあたりにいたマーシャルさんに声をかけ、コース外で休ませ頂くことに。
マーシャルさん「とりあえず日陰に入って、水分補給して横になってな」
僕「はい!」
マ「ところで君、GAIAの時もいたよね?そのバイク見覚えあるな」
僕「(リス君の事だろうなぁ)GAIAでもスタックしたところを救って頂きました!」
マ「w まぁもうL1だしじきにクリアリングマーシャルがやってくるから、それが来たら逆走でもなんでも好きなコース使って下山するといいよ。それまではゆっくりしてな!」
僕「はい。ありがとうございます」
・・・
塩タブレット舐めて水分補給していると徐々に気持ち悪かった体が落ち着いてきました
僕「…(レース中とはいえこんな晴天の中でゆっくりできて最高な週末だ)」
僕「…(スマホ無いのが悔やまれる…あ、GoProあるじゃん…って落としたんだった…ブロガーとしてはGoProは必須だよなぁ…高いんだよなぁ…)」
僕「…(あ!ウソハチさんだ!頑張ってんなー僕があのまま走ってたらラップされてたかも…)」
僕「…(そいえば逆走してもいいって言ってたよな?GoProあれば”普段絶対に走れないシーサイドバレー逆走動画”とかしたらアクセス数上がったのに…)」
僕「…()」
僕「…(だんだん眠くなってきたな)」
マ「おーし!マーシャル来たからもう帰っていいよ!」
僕「お世話になりましたーーー!」
元来たコースを逆走させて頂きながら下山する事に。
何週も走った登りの道も、下ると結構な斜度があったことがわかります。
崖落ちしないように慎重に走り、何とかパドックに到着。結果はダメダメでしたがとりあえずやりきった!
120Cリザルト
結局、ピットインした4周目はコケとかもあって結構タイムロスしてました。ピットインしないであのまま走ってたらあと1周は確実に出来てましたね。ピットイン自体は1分とかなのでしょうがそのあとの立て直しが難しかった。
でも体は無事だったし良しとします!!
レース後のバタバタ
レースが終わって戻ってきました。ぐったりしたい気持ちを抑え、まずは洗車です!!
洗車場がある
今回の糸魚川では洗車場があり、1台500円で利用できます。
レースによっては無料で使えるのに…とか思う事はありますが僕のような都会派()オフローダーだとドロドロバイクを家で洗車するのは極力避けたいし、洗車場まで運ぶのも大変ですので500円でも助かるのです。(引っ越したばかりだから家がドロドロになるのはまずい)
貸してもらえる洗車機がかなり強力なので泥もきれいに落ちるし泥の処分もスタッフの方がして下さるので助かりました。
なお、洗車機を持参すれば300円で良いそうです。
バイク被害が更に広がる…
洗車する時に色々眺めていると…
ナーリーチャンバーがべっこりと凹んでいました…Oh…
まぁ3-6000円で修正できるから…(震え)
更に写真を撮り忘れましたが、洗車後にサイドスタンドを払うとスタンドのボルトとスプリングが勢いよく吹き飛びました。
こうなるとスタンドがブランブラン状態なので治さないと。。。
なお、ウソハチさんもハンドガードのアルミガードとぷらガードを片側を紛失。マサさんもエアフィルターボックスカバーを紛失してました。
なんかみんな色々やられてるww
シェルコ三兄弟が帰ってこない・・・
待てども待てどもシェルコ三兄弟が返ってきません…流石におかしくない?
「シェルコの人が二人怪我している」という噂も聞こえてきました…まじかよまじかよ・・・そいえばりゅうさんのバイクが放置されてたな。
着替えたりモヤモヤしてると、サトさんが戻ってきました。
りゅうさんは肩、ペンギンさんは足をやってしまったようで、処置を受けているとの事。まじか・・・目の前がまっくらに・・・サトさんはウソハチさんと一緒にりゅうさんを迎えに車で救護室までむかい、僕は戻ってきてびっこ引いてるペンギンさんの介護しつつ帰宅準備を進めます。
二人とも元気そうにしてましたが痛そう・・・
いままでレースでも身内で大きな怪我ってなかったのですが、他人ごとには思えなかった。明日は我が身だなって。
怪我の原因とか症状はここでは書かないですが、いずれも糸魚川シーサイドバレーだったから…というよりは本当に何でもない場所でたまたまこけたらこうなったって感じ。ニーブレース、高いけど欲しくなってきました。
さらに聞くと、なんとサトさんもレース終盤にガス欠を起こしたらしくマーシャルのお世話になったんだとか…(え?4ストだよね?)
マーシャルからしたらシェルコの印象最悪っすなw
かくいう僕も最後マーシャルのお世話になったし、、、マーシャルの皆様。今回は僕の身内が大変ご迷惑をおかけしました!!!!
幸い、りゅうさんもぺんぎんさんも相乗りで来ていたので帰りの問題は無し。
サトさんはレンタカーの関係もあってりゅうさんを送り届けてからレンタカーを返し、朝の6時に電車で帰宅するというエクストリームエンデューロしていた模様。
本当にお疲れ様でした!!!
…なおこの後、サトさんから「ま、僕はレース翌日と翌々日は休みですけどね(半笑い)」という言葉を聞き、一瞬にて感謝の気持ちは消えうせましたけどね?(翌日仕事だった僕)
いつもはレース後トランポ助手席で爆睡する僕ですが、今回はペンギンさんの危機ということもあり3-4時間頑張って運転。裏のロードサービスさんに教えて頂いた「パーキングや休憩を極力減らす」作戦で集中して距離を稼ぎました。
ペンギンさんには少しは休んでもらえたようで良かった。
糸魚川を出たのは夕方だったにもかかわらず、22時頃に自宅へ到着。荷物を降ろしてペンギンさんを見送り。。
帰宅しそのままお風呂場でドロドロのウェアやプロテクターを洗濯。そして衣類などの洗濯物を全てまわし、夜の2時には吸い込まれるように寝床へ…
糸魚川はやっぱり遠い。結構ハードな内容だったなと思いながら眠りにつきましたとさ。その日は夢の中でも運転していました。
振り返る
今回のWEX糸魚川について振り返ってみると、結構色々ありました。
EXC君ボロボロ事件
今回だけで、ラジエーターに穴、シフトペダル折れ、チャンバーべっこり凹み、サイドスタンドと結構やられてしました。
修理費とかは今色々やってますが、パーツ代と修理費は計算外だったので手痛い!!レース計画を見直さないといけないかも…
GoPro無くした問題
まず120Cの動画が使えないのが痛い!!結構ネタになる事件もあって、ドライだったのにドロドロの沼にだいぶしたり、目の前でバイクが前転してたり、仲間と一緒のペースだったのでみんなの走っている姿を沢山撮影出来ていたので残念でした。
あとGoPro Session君。このブログを始めてからすぐの2016年1月にSessionを買い約二年半使ってきました。
見た目はボロボロだけど動作や映像は今でもまったく問題ないレベルだったし、youtube動画も割と多くの方に見て頂けており、動画メインでやっているわけではないのにチャンネル登録数も598人。このGoPro Session君を通して僕の体験を伝えることが十分できたと思っています。
ここまで使えば、シーサイドバレーという天国に近い場所で亡くなってしまったSession君も喜んでいるでしょう。
12月まではバイク乗るし、アクションカムが無いと困るのでちょっと今どうするか考えてます。お金が…
シーサイドバレーはどうだったん?
レース後に色々な人から聞かれました。
レースはハードだったの?
レース会場でも「去年と比べて難易度高い」という声を聞きました。
残念ながら今年初めての僕には比較できないですが、確かに簡単なコースではなかったです。
でも、WEXがハードよりに向いているという声をTwitterでも散見しましたが個人的には別にハードED要素はなかったような気がします。あくまで「クロスカントリーとしてスピードを維持したまま走るのが難しいコース」ってことだったと思うし、「難所があって超えられない!」みたいな場所は皆無でした。
レースパートでも書きましたが、スキー場特有の長い急斜面はありましたがあればこの会場の特徴だし、これをいかに早く下るかとかもまさにクロスカントリーだよなぁって思うのです。
怪我人が出た事でハードと言われているのかもしれませんが、林道でも怪我はする。確かにこのコースは無茶して失敗した時に怪我しやすいコースですが、だからこそ自分の限界を知りながら頑張って走る楽しみがあると思います。
僕としては全然うまく走れなかったけど、クロスカントリーらしいレースだったんじゃないかな?
ロケーションが最高だった
「レースをやめてファンライドしたい!」
糸魚川シーサイドバレースキー場はそういう類のコースでした。
上記でも書きましたがスピードを出して走ると結構怖いですがファンライドで自分のペースで走ると本当に最高のロケーションです。ここは。
天気が良かったこともありますが、スタート地点から見えるあの山頂までバイクで駆け上がる、というスケール感は本当に非日常。そして山の上から見下ろす景色は絶景ですし、そこをバイクで走っている自分が信じられません。
昔”スカイリム”というオープンワールドゲームが流行る発端となったゲームがあり「見える山は全て行ける」という感動がありましたが、シーサイドバレーはまさにそんな感じ。「あの山までバイクで登って行ける」のです。
オフロードバイクで走れる場所は沢山有りますが、今の日本でもここまで標高が高い山を自由に走れる場所はそう多くは無いんじゃないかなって気がします。
いつものレースは狭い森やモトクロスコースをぐるぐる狭く走ったり、ちょっとした段差とか根っこでイゴったりしているのに、ここではそんな小さいスケールではなく贅沢にまっすぐひたすら開け続ける登りやひたすら下り続ける斜面、山頂付近の天空感を楽しむことが出来る。オンロードバイクじゃ絶対にこれない、オフロードバイクに乗っていてよかった!!!と心から思えるコースでした。
こんな場所は貴重だしオフローダーなら一度は体験してほしい最高の山でしたよ!!
唯一の難点は、とにかく東京から遠いってことですねw
偶然の再会があった!
僕がKTM 690 ENDURO Rでまだ標準トレールタイヤを履いており、林道1回しか走ったことが無い頃に一度だけお邪魔した河川敷がありました。
今思うと装備どころか水分も持たずにノーマルタイヤで空気圧もそのままでミラーもついたまま、よく河川敷に凸したものだと、昔の自分が怖いですw
そんな準備すら出来ていない「オフロード初心者」を優しく迎え入れ、コースを案内して下さった方がいました。
その河川敷はうちから2時間かかる場所に有るのでそれっきり行くことはなかったのですが、その時にお世話になった方と今回のWEX会場でお会いしたのです!!
なんでもあの後ブログを見つけてくださったようで…どこでどうなるかわからないものですね!!
まさしく偶然の再会と呼んでいいと思います!90Bに出られていたようですがまぁ、早いでしょうねww
今年でバイクを降りてしまう事を伝えつつ、またどこかで会ったら、、、とご挨拶。僕は出会いが全てと思っているタイプで出会いは大切にするようにしているのですが、本当どこでどうめぐり合うのかわかりませんね!!!
地元の人たちが手厚かった!
折角遠方までレースをしにきてもほぼ毎回山奥にこもることになる。そのため現地の方との交流はほぼありませんでした。コンビニとスーパー、あと銭湯の店員さんくらい。
しかしここシーサイドバレーではスキー場という事もあり、パドックの横に天然温泉が湧いているホテル「ホワイトクリフ」や食事処があるのです!
いつもならスクール後やレース後は温泉入って~ってパドックを一旦車で出ていかなければいけないのがここだと徒歩数分で温泉にもいける。さらにWEXエントラントの為に屋台も出してくれ、ご当地の美味しいご飯等も楽しむことが出来ます。キンキンに冷えた生ビールも飲めるぞ!!
そしてホテルやスタッフの皆様の「シーサイドバレーを盛り上げていきたい」という意気込みというかホスピタリティを肌で感じました。僕なんて洗車しようとしたらお金が足りなかったのに「信じてますので後で差額持ってきてください。待ってます」って洗車させて頂いたりもしちゃいました。東京じゃあり得ないよ。
こういう温かいムードもあって非常に終始楽しく過ごせました。
本当にお世話になりました。何でもここは冬は「知る人ぞ知る穴場ゲレンデ」らしいです。人も多くないので気持ちよく走るにはいいのかもね!
まとめ
WEXイースト第三戦 シーサイドバレースキー場へ参戦してきました。
天気は晴天でべスコンのシーサイドバレーを楽しめました。今回はマシントラブルもあったり身内で怪我人も出てしまいやや気持ちは落ち込みましたが、最高の天気とコンディション、そしてロケーションで思い返すと楽しかった思い出ばかりです。
関東に住んでいるとなかなかこういう場所を走る機会は無いのでバイクを降りる前に来れてよかったと思える場所でした。
90ミニッツは後半ほぼツーリングで楽しく走れたし、120はレベルが近い仲間たちとバチバチできたし、夜はワイワイと盛り上がれたし、一生忘れられない思い出がまた一つ増えました。
WEXはレース。ここ最近僕の成績の伸びが止まってきた感があるのでそろそろレースに向けて練習をしないとこれ以上上には行けなそう。それかレースはぼちぼちにして後半はファンライド系のイベントをメインにするか。
実は正直方針に迷いがありますが、どんな形にせよオフロードを楽しんでいきたいと思っています。また現地でお会いしたり一緒に遊んでくださるみなさま、宜しくお願いします!
こんな感じ。