こんにちは。ぼっちバイカーです。
サンデーオフローダー向けのクロスカントリーレースであるWEXでは1日に「90ミニッツ→40ミニッツ→120ミニッツ」と3レース行われます。
普段は120ミニッツにエントリーして楽しんでおり、成績はクラス内で真ん中くらいのまだまだ初級者の僕ですが、WEX East R2 GAIAで90ミニッツと120ミニッツのダブルエントリーに挑戦してみました。
理由は「120ミニッツまでの待ち時間がもったいなかったから」。レースのレポートはすでに以下記事で書いています。
この記事では実際にダブルエントリーするにあたって準備したことや、やってみてわかったことなどをまとめました。
WEXダブルエントリーで準備したこと
今までは120ミニッツに出てましたがこれだけでもかなり大変。なんなら最初の3回くらいは120分間休憩なしでは走りきることすらできなかったのです。
さらに90ミニッツを走るのでできることをやっておかないと「なんとかなるっしょ」だと痛い目見る未来しか見えません。
最大限できることをやるつもりで臨みました
まずはスケジュールを確認だ
WEXのスケジュールはこんな感じ
- 07:00-08:00 90min受付
- 08:10-09:45 90minレース
- 13:15-15:30 120minレース
大事なのは90ミニッツ終了から120ミニッツスタートまでの時間。90ミニッツの終了は09:45ですが最悪でも10:00にはパドックに戻ってきてるはず。
つまり「休憩時間は10:00から13:15までの3時間15分」。これが僕に与えられた時間です。
エントリーは簡単だった
WEXのエントリーですが、通常は自分が出るミニッツにチェックをするだけです。
今シーズン初めてなら保険も一緒にぽちればOK。120ミニッツなら「■WEX120ミニッツ (10,500円 + 別途消費税840円)」ってやつですね。
でダブルエントリーの場合はどうかというと、基本は同じです。ネットで買い物するのと同じで「90ミニッツ」と「120ミニッツ」をそれぞれ個数1すればいいだけ。
それぞれチェック
でで!
ダブルエントリーの場合には「Wエントリー割引」を受けることができます。ので「Wエントリー割引 ※学割併用できません (1,500円 + 別途消費税120円)」も個数1にします。
安くなるのでうれしい
これでOK。確認ボタンを押して・・・
金額はこんな感じ!!実質7560円プラスでダブルエントリーできます。
これでダブルエントリー手続きは完了です。
ゼッケンは二種類用意する
驚いたのはゼッケン番号は90ミニッツと120ミニッツでは異なることでした。
つまり90ミニッツのレースが終わったら、120ミニッツのゼッケン番号へ変更しないといけないってことです。
120Cのゼッケン番号は去年からレースに出ていて今年は固定ゼッケンも決まっていましたし勝沼はこの固定ゼッケンで出ました。が、90Cでは別で新しくゼッケン番号が振られます。5百番代と後ろの方でしたね。
当日はがしたり貼ったりするのは面倒なので、僕は「120ミニッツのゼッケンをカッティングシートで貼り付け、その上に印刷した紙で90ミニッツのゼッケンを貼り付け」作戦で行きました。そうすれば90が終わったら紙をはがすだけで120のゼッケンとなります!
トランスポンダは1つでOK
WEXに出たことがある方ならわかりますが、トランスポンダというタイム測定器をフロントフォークに取り付けます。
トランスポンダ
90用と120用があるのかな?と思っていましたがトランスポンダは1つでOKとのことでした。これは楽で良かったです。
なおトランスポンダには90ミニッツのゼッケン番号が印字されており、そこにマジックペンで「+」と書かれていました。
トランスポンダが一つでOKということなので当然受付も90ミニッツの時に1回行けばOK!!
体力トレーニングした
いかんせん僕は普段椅子に座って口を開けながら画面を見てキーボードを叩いてお金をもらっている為、運動という運動をしていません。真面目に往復の通勤5000歩が唯一の運動です。
そんな僕が突然ダブルエントリーで一日中おバイクしたら体力が持つわけがない。
バイクをうまく操ったり疲れない運転を会得するにはバイクに乗るしかないですが、せめて基礎体力を少しでも上げておけばバテ防止に効果があるんじゃないか…と思ったのです。
という事でレース3週間前くらいから近所の市民体育館のジムへ週三日間通い、トレーニング的な事をしていました。
2ストエンデューロレーサーでジムに通う僕カッケェェェェ!!!
…僕は過去のバイク事故で右脚の骨ががたがたなので長時間走ることが出来ない。ので負荷が低いエアロバイクで有酸素運動をだらだらとやっていました。40分から100分位、アマゾンプライムビデオ片手に軽めの負荷でひたすら漕ぎます(ビデオ見てるとあっという間ですね)
で残った時間で筋肉トレーニングも1時間くらい出来る範囲で行いました。
筋肉トレーニングは重いものを持ち上げるための筋肉肥大ではなく筋持久力(筋肉を長時間動かし続けることが出来る筋肉の持久力)をアップするためのトレーニング。ウェイトは軽めで何度も持ち上げて動かせなくなるまで行い、またウェイトを軽くして動かせなくなるまで…をやってました(無理しない程度)
身体づくりは付け焼刃で出来るものではないのでどちらかというと自己満足です。でも運動すると気持ちもさっぱりするのと市民体育館までは250EXC君で通っていたので平日にバイクに乗れるだけでも楽しいイベントでしたね!
食事も意識した
バイクレースでの食事やエネルギーについては以下記事で書きました。
ダブルエントリーに特化したトピックだと、レース後は筋肉やカロリー、その他色々疲労してます。
この状態を早く回復させるのにいいのは以下3つでした。
- ストレッチして軽く歩く
- クエン酸を摂取
- 糖質を摂取
- レース前後にアミノバイタルを摂取
- レース数日前に炭水化物を多く摂ってカーボローディング!
- レース当日朝は消化の良い炭水化物をなるべく摂る
これだけでも多少は違う模様。
レース後に体を補修するアイテムとして、摂取しやすいウィダーインゼリーとクエン酸が沢山入っているキレートレモン、あとアミノバイタルをレース前後に飲めよう用意しました。レース前はレース中の筋肉疲労防止。レース後は破損した筋肉を少しでも補修できるようにする目的。
・・・
これで出来ることは全てやった…あとはどうなるか、やってみよう!!
・・・・
初級者がダブルエントリーして気づいた事
ここからが本題。今回、初級者である僕が調子に乗ってダブルエントリーをしてみました。
結果、どうだったか。
最後まで走りきれた!!
レースでは90ミニッツ・120ミニッツ共に走る以外にもバイクを引き起こしたりと結構ハードでした。でも体力自体は休憩なしで最後まで走りきることができたのです。
有酸素の体力トレーニングが効いたのか、筋持久力トレーニングのおかげで筋肉が持ちこたえてくれたのか。アミノバイタルプロのおかげなのか。それともカーボローディングやレース前に食べたラムしゃぶパワー!?
できれば「ライディングがうまくなって疲れないフォームをゲットした」だといいのですが・・・
かなり充実した1日を過ごせる!
朝は5時起きで8時からレース!そして10時当たりから13時までの間に次のレースの準備や食事、みんなとワイワイする。で120ミニッツを走り、撤収。
今まで感じてた「暇」はほとんどなく、やや焦るくらいタイトなスケジュールでしたが、ご飯食べたりみんなで談笑したりする余裕はいくらでもあります。
そして、90ミニッツと120ミニッツを走り終えた時の達成感はすごかった!!
今回のWEXは今までで二番目に達成感がありました。(1番目は最初のKTM 690 ENDURO Rで120を完走した時)
120ミニッツでちょっと優位になる
90ミニッツと120ミニッツのコースは共通する部分が多いです。
最初に90を走っているので、120ミニッツでは他の選手よりもコースに慣れた状態で走ることができます。実際、90ミニッツで発見した早く走れるウッズのルートは120ミニッツでも有効で「120のみんなは知らないだろうけどここが早いんだよね〜」って感じでニヤニヤできました。・・・まぁ二週目からはみんなそこを走ってましたが…
モトクロスコースは90と120で同じだったので走り方とかペースは掴みやすかったですね。最初から割といいペースで走れた気がします。
あとあと!レースへの緊張も90ミニッツが終わるころには無くなっているので120はリラックスして臨むことが出来ました。逆に緊張感が無さすぎた気もしますが…
ということでダブルエントリーしてると120ミニッツで少し有利になるかもしれません。
応援や写真を撮ってもらえる!
これは知り合いと参加する場合ですが、90ミニッツに出ると120ミニッツに出る人たちは暇なので気が向いたら応援してくれますし写真を撮ってくれることもあります。
WEXではプロカメラマンに写真を撮ってもらえますが自分の頑張ってる写真はいくらあっても嬉しいです!
応援してもらうと元気も出るし、かっこつけようと頑張れたりするかも?
集中力は120に影響した
体力についてはトレーニングや食べ物のおかげか最後までバテることはなかったです。
だが、集中力。てめーはダメだ
120ミニッツがスタートして50分くらい経過したあたりで集中力が落ちてきたと感じました。
普段ならもう少し長く集中できてて1時間15分くらいは持ちます。1時間持たなかったのはきっと90ミニッツのせい。体力はまだまだ行けるのですがレースに集中できなかったというか、飽きたというか、ノッてこないというかなんかそういう感じでした。
集中してれば早いというわけではないかもしれませんが集中力が落ちると怪我や事故を起こしやすくなりそうなので注意が必要ですね。僕はメインが120ミニッツのつもりなので120に支障が出てしまうのでは本末転倒となってしまいます。
集中力はどうやって鍛えればええんや・・・
一日でたくさん成長を感じることが出来る
僕みたいに普段練習をしない人だと、90ミニッツと120ミニッツを走るだけでもかなり成長を感じます。
今回は90ミニッツではスピード感というか、120分ほど長くないのでスプリント的な人が多い印象でした。それらの人の走りにつられて普段よりややアクセルをおおく開けることが出来たきたします。
90ミニッツで学んだことや反省点(コースやペースなど)をその日のうちに120ミニッツで復習できる。成長する機会が沢山有ると感じました。
猛烈な筋肉痛に襲われた
レースの翌日、朝起きると今まで経験したどんな筋肉痛よりもすごい筋肉痛に襲われました。
「筋肉痛じゃない場所を探せ」と言いたいくらい、足も腕も胸も背中も指も・・・全部筋肉痛でした。やはり2レース出ると体の負担も相当の模様。
筋肉がもっと必要ですね(パワー系)
心地よいですが子供達は容赦なく飛びかかってくるので何回も悶絶してました。
翌日に筋肉が必要な人はダブルエントリーは危険だと声を大にして言いたいです。
まとめ
WEXのダブルエントリーしてきたので準備したことや感じたことをまとめました。
申し込み自体はそれほど大変でなく簡単にダブルエントリーできましたが、ゼッケンは異なるので注意。
ダブルエントリーすることで120ミニッツでは地の利が効くので有利になる反面、体力や集中力が切れると本来のパフォーマンスを発揮できないので難しいところです。
ただ、走りきった時の達成感や、レース後日振り返ると本当に充実したイベントだと感じられます。そう言った意味で「どっぷりクロスカントリーしたい人」にはオススメかなぁといったところ。
個人的には達成感や疲労感がとても良かったので次もダブルエントリーしてみましたw
WEX-East R3 糸魚川シーサードバレースキー場。新潟県での開催です。
GAIAでは何度か走ったことがあるので想像つきますが、シーサイドバレーはWEXでは初めて。どんなレースになるのか今からドキドキしています!
待ってろよーシーサイドバレースキー場!!
こんな感じ。