こんにちは。ぼっちバイカーです。
ゴールデンウィークの後半には上級者お断りなクロスカントリーレースである「WEXイーストR2 GAIA」に参戦してきました。
思い入れがあるWEX GAIA
WEX GAIAは去年丁度同じ時期に僕が初めて参加したレース。あの時はKTM 690 ENDURO Rでした。以下はその時の記事。
あれからもう1年経過したのですね…
でGAIAは去年2回走り今回は3回目。という事でもう一つチャレンジをしてみることにしました。
90/120minのダブルエントリー
WEXは1日で「90ミニッツ→40ミニッツ→120ミニッツ」と3レースあります。僕はせっかく走るなら時間が長くてコースも一番長くて色々楽しめる120ミニッツをオススメしていました。
でも120ミニッツは午後からなので”午前中暇”なのですよね。暇な時間は仲のいい人たちとワイワイするのも楽しいですがこの時間に走れたら”オトク”なのでは?と思ったのです。
ダブルエントリーするきっかけについて詳しくは以下記事に書いてます。
という事で今回は「朝に90ミニッツ→午後から120ミニッツ」とダブルエントリーに挑戦してみました!!
ダブルエントリーは普通、上級者がやるものだと思っていますが初級者がダブエンに挑戦したらどうなるのか…
今回の記事はレースレポートメイン。ダブルエントリーしてみてわかった事は以下記事に別でまとめました。
動画ぁ!!
今回のレース動画(90/120)をまとめました!!例によってお手軽編集ですがぜひ見てやってください!!
レースレポの最後に未修正の動画も置いてます!
GAIAへは電車で行きます(真顔)
今回は「行きは電車で行く」ことになりました(詳しくは上記記事を参照してください)
で現地にいる”仲間”が最寄駅まで迎えに来てくれる手筈となったのです。
具体的に、GAIAの最寄駅である「JR大糸線 信濃常盤駅」まで行く事になりました。
経路は簡単。「新宿→松本→信濃常盤」の約3時間の旅です。
…ということで・・・
東京生まれ東京育ちで旅行しない人間だったので、特急券で盛り上がれます。
新宿から松本駅までは特急であっという間。ゴールデンウィークにもかかわらず指定席の車両は混んでいる印象は無かったです。
で、松本駅で乗り換え!!
松本駅を一旦出ると目の前にはスターバックスが…あれ、なんか田舎に来た気がしない…駅にはデパートもあるし…
乗り換え時間は15分ほどあったのでスタバでちゃんみおスペシャル(ホワイトモカフラペチーノのグランデに追加でキャラメルソース・ヘーゼルナッツシロップ・チョコレートチップ・エキストラホイップのエスプレッソショット1杯)を頼みつつ、切符を購入します。
車内は予想していたよりも人が多く、というかほぼ全席埋まってしまってます。
なんかもっと人が少ないのをイメージしていたのでややがっかり…観察していると「ドアボタンにはルールがある」ことを判明。それは「自分が電車から降りるときは内側の閉めるボタンを押してから出る」というルール。これやらないとずっとドアが開きっぱなしで寒いのです。。
ちょっと怖そうな人も出る時はちゃんとボタン押しててほっこり。
気がかりなのは現地入りしている人達から一切返信が無い、というかLINEの既読がつかない点でした。
GAIAは電波が入らないことは知っていましたがさすがにそろそろ「今駅に向かっているよ!」的な通知が来てほしいんですけど…まさかみんな宴会で僕の事忘れてたり、しないよね?
到着!暗い!寒い!!
駅に到着しました。
到着したものの、駅の明かりは少なく真っ暗。そして寒い!!!
一応看板とか写真を撮り駅の出口をみてみますが、誰もいない…
あれ?迎えにきてくれる人は…?というか真っ暗で怖いぞ?
駅の出口の切符入れにチケットを入れようとすると突然、ヘッドライトを光らせた変な人ネットペンギンさんの姿が!!!正直かなりびっくりしたわ!で僕を見かけた瞬間逃げ出したので思わず追いかけてとっ捕まえ、ようやく落ち着いて話が出来ました。
ペンギンさんは既に酔っぱらっており、車の運転席には去年のJEC Litesで一緒に走ったKTM250EXC-f乗りのマサさんが!!トヨタの新型ピックアップトラックであるハイラックスにのっててクッソかっこよかった・・・
GAIAまでは車で10分ほどでしたが会場近くでは建物が一切なく、車のヘッドライトを消した瞬間真っ暗・・・これ、ここ歩いてたら幽霊とかでてもおかしくないやつ…歩く羽目にならなくて本当に良かった・・・
そして…ついにGAIAへ到着!!!!
空は晴れており満天の星が・・・ここからはノーストレスの時間が始まるぞ!!
…
レース前の宴会は本当に楽しい
今回はHTR(HATENA RACING)を中心として知り合いみんな同じパドックで過ごすことになっていました。10人くらいいたのかな?で、既にみなさんはお腹を満たしておりたき火を見ながらお酒を楽しむ時間に突入してました。
だけど僕はハラペコ。ここで裏のロードサービスさんがお手製ジンギスカンを振る舞ってくださったり、のの君がピザを焼いてくれたり、ペンギンさんお手製のチゲ鍋を頂いたり、、、焼き芋にバターを乗せて塩辛を載せた食べ物を頂いたり…僕はただ椅子に座って待っているだけ…端的に言って王様気分でしたねぇ。
今回はプロショップエディさんとも同じパドックだったのでご挨拶しつつ談笑してると、去年から僕と近いリザルトで勝負しているT林さんから「電車で現地に来て駅まで迎えに来てもらって食事も出てくる。これもうワークスライダーだねw」と言われてしまいました。HTRワークスライダー…実力が伴ってればかっこいいけどへっぽこライダーなので辛い…w
でで。
今回のGAIAはどうよ?
皆さんはとっくに話飽きたであろうGAIAのコースについて聞き出します。どうやら、こんな感じらしい。
- 前日の雨でコースはマディ
- スクールはセクションを一人2回練習できたがコースは歩いて下見した
- 下見について聞くとみんな声をそろえて「迷ったら左」と答える
- 明日は午前中(90ミニッツ)は雨だけど120ミニッツは晴れる
…「迷ったら左」は本当!?
・・・とりあえず明日朝起きたら下見しよ()
激寒自分語り
…この数年でたくさんの方と知り合い、今こうやってお酒を飲みながら談笑している事は本当に夢なんじゃないかと思う事があります。ブログを書いてなかったら出会えなかったと思うと本当に不思議な縁を感じずにはいられません。
そして、僕がバイクを降りてしまったらきっともうこの人たちとこうやってお酒を飲むことは無い。
そう思うと今この瞬間が本当に楽しくて貴重で、あとで振り返った時に絶対にいい思い出になっているんだろうなぁと思ってしまうのです。
ブログでも何度か書いてますが僕はリアルな友人と会うのなんて年に1回くらいです。なのにこのバイク好きな人達とは下手したら毎月のように長野や山梨や群馬の山で会っている。お互いの名前や誕生日、どこに住んでいるのか等はほぼ知らないのに「オフロードバイクが好き」という一点だけでここまで仲良くなれる。これがすごいのですよね。
…そして、バイク降りたくないなぁと思うのです。折角こうやって会えたのになぁって。バイク降りるよりもこうやって出会った同じ趣味の人と会えなくなる方がさびしいなって。
長年趣味でバイクレースやっている人たちはこういう気持ちもあってバイクから降りないのかもしれないな。とちょっと思ってしまったのでした。
あと何回こういう宴会を楽しめるかわかりませんが、毎回大切にしていきたい。
・・・
感傷的な気持ちになりつつ、皆さんもお疲れのようで早めに消灯。
のの君と裏のロードサービスさんは引き続き盛り上がって晩酌を続ける模様。今回も裏のロードサービスさんはライバルなので、のの君に「(沢山お酒を飲ませて肝臓と睡眠時間をゴリゴリ削ってくれ…)」と心の中でお願いしつつ、僕もテントに入り込み、就寝したのでした。
目覚めは雨音と共に…
はたと目が覚めると、テントに「ポタポタ」と雨音が聞こえはじめたところ。時計を見ると朝の04:30。準備などをするにはいい時間です。
雨の降るGAIAでしたが夜はそこまで寒くなかったかな?カイロは不要でした。
雨がちょっと止んだタイミングを見計らってテントから出て、90ミニッツのゼッケンを取り付けたり、ガソリンを混合して給油したり、空気圧をチェックしたり、ハイドレーションの準備をしておきます。
「出来ることは早めにやっておく」これが後でトラブルや忘れていた事があっても余裕をもって対処出来るコツです(キリッ)
上記作業をしていると、隣のテントからTwitterフォロワーの ゆうきだーるま!(@Yuk1Dharma)さん がプロテクターまで装備したガチ状態で出てきました。・・・彼は初WEXでWR250Rで90ミニッツに出るのです。準備万端って感じで気合、入ってましたね。
雨が降ってきたのでテント内で話をしたり、起きてきた人とどうでもいい話をしたり、あっという間に時間が過ぎます。
朝のお散歩兼下見ツアー
一応下見をしてこようとセクション・ウッズを中心に下見。とりあえず危険なポイントだけチェックしておきました。ウッズは「迷ったら左」でまちがいなさそう!!たぶん…
セクションについては90のロックは問題なさそう。というか小石ですなw 120ロックは結構高さもあって難儀しそうだなと思いました。
え?丸太はどうだって?
丸太が5本あるだけでも行きたくないのに最後は浮き丸太で大きさもでかい。これ誰が行くんや…ってレベルでした。せめてでっかい丸太1本か、小さい丸太5本とかじゃないと行く気が起きないですねぇ(すぐ周りのせいにするナメクジ)
フロントアップを未だにやったことない僕は真顔でスルー案件です(にっこり)
受付を行いトランスポンダは90と120共通であることを教えてもらったりしつつ、バイクを準備していよいよ90ミニッツ本番です!!!
初めての90ミニッツ!
90ミニッツは初めてなのでドキドキ。
なんて言ってもまずエントリー台数が違います。
120ミニッツは全員で112人なのに対し90ミニッツは162人!なのにコースは120ミニッツよりも短い。つまり混戦というか人がたくさんの中で走ることになります。
集合時間となったので、パドックで起きているみなさんに「行って参ります!」と挨拶しつつゆうきだーるまさんと一緒に出発!
スタート地点に向かうと集合場所がいっぱいでその手前の通路まではみ出て順番待ちしている状況。さすが90ミニッツです。僕のゼッケン番号はかなり後ろ。
ようやく番号が呼ばれてスタート地点へ行くと、どこにこんなに沢山いたのかというオフローダーの姿。一言で言うと圧巻でした。
Welcome to WEX!! Photo by JNCC
JNCCのトップである星野さんからアナウンス。「GAIAのウッズはゴーグルちゃんとつけようね?失明するよ?(本当はもっと丁寧口調)」と脅されて震えつつ、いよいよ暖気運転開始!!
そして、クラスごとにスタートです
90ミニッツスタート!!
スタート合図が出て勢いよくギアをNから1速に入れてクラッチを繋ぎ、アクセルをひねるぞ・・・と思ったら前の前の前くらいから詰まっており全然進まず結局だらだらスタート。人が多すぎて後ろの方は最初から渋滞みたいな状況ですw
この人数なので前の人についていけばOK Photo by AYA@レース写真専用アカウント(@AYA19791216)さん
バイクに慣れるためにも最初は飛ばさずにしっかり走ろうと思っていたので無茶して抜かさずに、前の人について走り、隙あらば抜かす消極的スタイル。
しばらくモトクロスコースを走るとGAIAおなじみの”セクション”に到達!丸太orロックセクションがショートカットでエスケープもあります。エスケープは1分くらいかかりそう。
で、90ロックはただの小石。そう思い込みました。
ので重心を後ろへ持っていきスロットルを戻さずにデロデロ走ってロックをパス!!これでもドキドキしますが120に比べて絶望は少ないせいか楽しい!!
デロデロ Photo by AYA@レース写真専用アカウント(@AYA19791216)さん
で前の人についていきつつ、GAIAのウッズに入っていきます。
下りは怖い…
“クリークジャンプ”という沢渡りはもちろんジャンプなんかせず、路面を舐めるように進みますw(そういえば朝ゆうきだーるまさんが「クリークジャンプ?ラクショーでジャンプできますよw」とイキり気味で話してたのを思い出した。彼は本当にジャンプしたのだろうか…)
クリーク
ウッズも止まらないまでも行列が出来ており前の人についていく感じ。でも前の人が転んだりスタックする事もあるので先を見ながらちょこちょこ抜いていく感じで走ります。
一列走行
で、ウッズを抜けたらGAIAでも有名なストレート!
ここらでようやく一列走行から抜かせそうなタイミングが増えてきました。
でここには毎回ヌタヌタの”ヤチ”スポットがあり、今回も雨でヌタヌタ。一周目はタダの泥ですが周回数が増えていくと泥がタイヤで練られ、更に掘リ返されて地獄と化します。
ヌタヌタはCGC大町で嫌というほど経験したのでフロントが刺さらないよう減速して高いギアでデロデロと掘らないようにゆっくり確実に進みました。
??「おそらくCGC大町の地獄を見てきた者たちだ。面構えが違う」
でヤチを超えたらまたストレート。このストレート近くには僕らのパドックがありきっとみんなが見ているだろうと思い、かっこつけてイキりスタンディングして走ります!w
期待通り、みんなが応援しててくれ、なぜか裏のロードサービスさんがバナナを差し出してました(次の周ではのの君がウィンナーをもってた)
あぁ・・・あれは応援じゃなくて「うちらは優雅な朝食で優勝してるのになんで君は雨の中マディを走ってるの?ww」っていう煽りですねぇ(キレ)
そんな応援でもうれしくて身体もあったまってきてだんだんレースに集中できるようになってきた。
90ミニッツはうまい人も沢山いれば僕よりも遅い人もいる。人が沢山なので抜いたり抜かれたりも激しいし「レースしてる感」が120よりありましたね。
モトクロスコースは抜かされつつも順番維持。ウッズではスタックしてる人を抜いて走るスタイルでひたすらグルグル。
で集中したまま時計を見るとあと20分。あと2周ですね。
…ここで集中力が切れたのを感じました
どうでもいいところで転ぶ転ぶ転ぶ
路面もどんどん掘れて轍ができていたのですが、集中できてないとフロントタイヤが轍予期せぬ山に引っかかり、それに体がついていけなくなりバランスを崩して転ぶ。。
普段ゆっくり走る分には路面を確認して確実に走れる道ばかりですがスピードが出た状態だとフロントタイヤが轍のどこに行くのかをコントロールできなくてバイクの挙動がわからないのです。正直怖かった!
何度かこんな感じのコケをしつつ、ロックセクションへ到着。(ロックの前の轍でもコケタ)
僕「90ミニッツのロックなんてただの小岩でしょwww」
小石「(90のロックを)舐めるなよ?(ニヤリ)」
僕「あっ、フロントタイヤが変な方向へ弾かれたっ!?」
小石とナメていたロックで見事やられてしまいましたわ。
今から思うと重心を後ろにしてなかったし、フロントタイヤをどこに持っていくかとかも全然考えてなかったのでこのコケは必然でした。
こけた時に左手の人差し指を反対方向に伸ばしてしまい突き指状態。…クラッチを切ることが出来ないくらい痛くて中指クラッチで頑張りました。
この後も奥で前の人がスタックしてるのにそのまま後ろに突っ込んで渋滞に巻き込まれたりと気が回れば回避できたトラブルがおおかったです。
そんなんでも何とか周回をして、、、ゴール!!!!!
人間の集中力は1時間半と聞いたことがありますがまさに90ミニッツはそうだったと思います。(最後まで持たなかったけど)
120ミニッツだと集中力が切れてからまだまだあると思うので、90が人気な理由がわかった気がしましたね。
ゴールして恒例のハイタッチ。120に出るプロショップエディの皆さんもハイタッチしてくれたりと知り合いも多く、普段とはまた違ううれしさがありました!応援されるのってこんなにうれしいんですね!
でパドックに戻るとみんなが「お疲れ様ー」と声をかけてくれる。
うん。なんかうれしいぜ!!
90ミニッツ動画
90ミニッツは最後までバッテリが持ったので本当のfullです。
90ミニッツリザルト
結果としては90Cでは103人中48位でした。半分より上には行けたものの先は長いですねw
周回数は10周で、トップの人は12周。
ラップ
順位は最初62位でここから42位まで順位を挙げましたが、最後二周にロックでやられたりどうでもいいミスをしたことでだいぶ抜かされて48位って感じ?
ベストタイムは一周08:31でした。1位の人は07:06なので1分半くらい差がありますな。あと、2分早く走れていれば32位だったのです。たぶん僕と同じくらいの人が沢山いた模様。こう考えると僕もなかなか頑張ったんじゃないかな?
レース後の体力としてはまだまだ元気。体の筋肉もまだまだ行ける。という感じでした。
これは体力トレーニングのおかげ?それともレース前に乗んだアミノバイタルのおかげ?それともカーボローディング現象のおかげ?
左手の人差し指は腫れているものの動きはするので骨折はしてないと判断。冷やしつつ、120ミニッツに備えなくては…。
ちょっとここらでひと休み
レースまでおおよそ2時間半。やることやりつつ休まなきゃ!
栄養補給タイム
レース後に軽くストレッチを行い、クエン酸と糖類を摂るために、ドリンクやゼリーをゆっくり摂取。
で、120ミニッツ終了後素早く撤収できるよう持ち物などの片づけ準備を進めます。
で準備が終わったころには、裏のろーどサービスさんがラムしゃぶ準備をし始めていました。
なおラムを食べるのは単に好きだからではないのです。実はラムにはカルニチンが大量に含まれており、これがいいのだとか。
ラム肉をひたすらしゃぶしゃぶしたら、今度はそのスープを使ってラーメンを作ります。そう、「ラムしゃぶラーメンです!」
このラーメンが美味しくておいしくて…
ラーメンを頂いたら急激に疲労感が…レースまであと1時間ないくらいでとてもじゃないけど眠れないけど、少しでも休もうと目を瞑って休憩しました。
なお、裏のロードサービスさんは昨晩飲みすぎたようで二日酔いでゲロゲロ状態w のの君グッジョブ!と心の中でサムズアップしつつ、レースに向けてバイクを最終準備しました!
海さんおつかれw
そういえば、今回一緒にレース出て打倒ぼっちバイカーと宣戦布告をしていたはてなブロガーの海 (id:umi_umincyu)さん。前日に軽トラでセローで到着したのに鍵をセローに差しっぱなしだったようで、到着したら鍵が無くなっておりバイク始動どころかハンドルロック解除すらできず、一旦自宅まで戻ったらしい…でレース当日にまたここまできたそうです…レーサーは鍵が無いと馬鹿にされますがこういうパターンもあるのですね…(なお、レース翌日にトランポの物陰から無くしたと思っていた鍵が出てきたというオチまでついていたようで…本当にお疲れ様でした…)
90から120へゼッケンへ変身!
この90で使ったゼッケンを・・・
これでゼッケン問題はOK!
後は給油して、エンジンがかかるかをチェックすればOKです!
(なお90で予想以上にガソリンを消費してしまいガソリンが足りなくなってしまいました。ガソリンを売って下さったTさんありがとうございました!!)
直前にエンジンがかかるかチェックすると案の定プラグがかぶってる…新品プラグへ交換して準備完了です!!
120ミニッツスタート!
120ミニッツ開始時間になったので集合場所へ向かいます。スタミナは回復したかな?若干眠気がありしたが…
120沢山の知り合いが出るので楽しいですね。で、スタート位置につくと、なんと120Cでは一番前。これ頑張ればホールショットとれるかも!?
星野さんからGAIAウッズのゴーグルの話を聞いて、いよいよスタート!
スタート時の足を逆にしていてダメダメスタートでホールショットをのがしつつスタートします。
横にいたピンクの裏のロードサービスさんが遠くに… Photo by JNCC
ここでなんと…第三コーナーで横の人にぶつかり横転。最悪な事に斜面の谷側に倒れてしまったので引き起こしが大変で、バイクを起こして跨ったころには既に後ろにいた選手すべてが前にいる状況でした涙
ドン!
あぁ・・・
状況はこんな感じ Photo by JNCC
今回はイイトコ行けると思ったんだけどなぁ
正直ここでメンタルがやられ「もう、おしまいだ・・・」と落ち込んでしまいました。動揺からくる焦りで走りも不安定ですが頑張って遅れを取り戻すよう走りました。
そんな感じでセクションに到着するもロックは渋滞気味。これならエスケープの方が早いかなと思いエスケープ!が予想以上に長くてあんまり変わらない状況でしたね。
ウッズは90で散々走ったので割と余裕をもって走れました。この一周だけは僕の方が皆より有利なんだ。でも120ミニッツ専用ルートの前で道を間違えたりしてなかなかうまく走れない…
今回も木々の間を走るウッズ Photo by JNCC
そんな感じでとっちらかったまま1周。ライバルだった裏のロードサービスさんは全然見えないし、ウソハチさんとかはもうずっと先なんだろうな・・・今回は競ったりしたかったのでかなり悔しくて焦る気持ちがありましたね。
なお最初の1周した時に順位は62位に見えました。でもあとでリザルトを見たら22位だったんですよね。レース中いかにテンパっていたかがわかります…。リザルトをみてもそこまで悪いタイムじゃなかったし、2週目以降も落ち着いて走っていれば余計なミスは無かったかなあと今なら思います。メンタルも鍛えないと・・・。
疲れてるのは身体?精神?
無心で周回を重ねようと走りますが、どうも集中できない…これは90ミニッツの疲れのせいなのか、最初のミスで同様してしまっているせいなのか…そんな気持ちで正直全然冷静じゃなかったですね。そのせいか前の人が転んだりスタックした時に対応出来なくて一緒にハマったり、スタックしているルートにわざわざ入ってしまって待つことになったり…自分のペースで走ることがあんまりできなかったと感じました。
(自分のペースで走れば早くなる、ということは無いですが思い通りいかないもどかしさみたいなものを感じました)
甘夏はクロカンも強かった
なお120のロックは90に比べれば高いですが決していけないことは無いですしエスケープするより速い。積極的にアタックしました。
2周目に初挑戦すると途中で止まってもVE-33S(通称甘夏)のおかげか空転しつつ徐々に普通に進みますw みんなはバイクから降りて押してるのを見ながらバイクに乗ったまますーっとクリアできました。
もちろん僕のスピードレベルではタイヤがよれたり不安に感じる要素は全くなし。ヌタヌタもぐいぐい進む(なんならトラクションかかりすぎてフロントが浮いた)し、根っこもグニーって登る。クロカンにも色々なコースがありますが、GAIAではVE-33s、かなりありすな〜
またロックにやられた
集中出来てなかったのか、3周目は雑にロックに入ってしまう。結果タイヤが予期せぬ場所に行ってしまい岩にはじかれて思いっきり前に倒れてしまいました…
つ
…すみません、華麗な成功パターンはうまく撮れていませんでしたw pic.twitter.com/DhWibnmziU— Ono-Sendai (@URM2nd) 2018年5月6日
いくぞ
フロントがあらぬ方向へ・・・
逆ハンしたものの・・・
バイクから投げ出されて観客のまえでド派手にM字開脚決め!!
Oh…
物理的にも痛かったし観客の目線も痛かった・・・こんなんじゃ「日野ハードエンデューロ1周したんです僕」とか言えないぞ…とか凹みつつ、次の週はエスケープして心をリセット。その次の週からはまたロックチャレンジしていきました。
そんな感じ走っていると、目の前に裏のロードサービスさんが!
しばらく後ろを走りましたが、スタート開始時ほど動きにキレが無くてなんか…やられてる感じw
隙をみて抜かすことが出来ました!!やったぜ!
後半は疲れつつも走りきれた
後半はいい感じに集中出来て、自分のペースというかあまり欲を出さないで淡々と走ることができたかな。
最後の方では轍が深くてフロントタイヤが持っていかれたり、パドック横のストレートでなぜかスっ転んだりもしました。90と同じですが、普段なら絶対転ばないはずの場所もスピードが出ていたりあせっているとフロントタイヤが持っていかれたりして転ぶ可能性が高まるのですね…
で、身体が悲鳴を上げだしたあたりでL1(ラスト1周)が!
と言ってもこれ以上早くは走れないのでマイペースでミスしないよう気を付けつつ最後まで走り切りました。
そして、ゴール!!!
今回もハイタッチを色々な方にして頂きつつ、満身創痍でのゴールでした。
順位は気になりますが個人的には「90ミニッツと120ミニッツを最後までバテずに走りきった」という達成感がすごく、こうお腹から湧き上がるものがありました。
120ミニッツ動画
途中までですが、120の動画です。
120ミニッツリザルト
120ミニッツでの順位は56人中27位。
今回初めてクラスの半分に入りました!去年は690で7周で去年の冬のGAIAでは9周でしたが今回は10周できた!とりあえず前回より成長できているのでOKです。
ラップタイムは問題なければ11分前半って感じですかね・・何とか10分代くらい早く走れるともうちょっと上に行けそうです
秒速555センチメートルは超えたぜ!
うまい人達と走っているとついアケアケなモトクロスコースに目がいってしまいますが実は「減速」がうまいんじゃないかなぁとレース中感じました。カーブ直前までスピード出しつつ直前でさっと減速してカーブ→加速 みたいな感じ。僕はカーブがあると結構前から減速し始めて十分減速したあとは惰性でだらだら走ってカーブに入ることが多い。
もっと減速がうまくなって直前までアクセル開けられるようになれば、カーブ一か所でも0.5秒だとして1周30秒
。10周だったら300秒→5分くらい早くなりそうな気がするのですよね。まぁこければ30秒なんてあっという間ですが…。
みんなでワイワイからの帰宅レーシング
全員について事細かく言及するのは無理なのでざっくりとだけ書くと・・・
- 前回負けた裏のロードサービスさんに勝てた!!二日酔いだろうがなんだろうが勝ったことには変わらないぜ!焼肉かけておけばよかった
- 昨晩僕を駅に迎えに来てくれたマサさんは僕の一つ上の順位だった!めちゃくちゃ悔しかったぜ!
- 今回もウソハチさんには全然届かなかった…いいんだ。日野ハードでは勝ったんだから
- ペンギンさんやのの君、カルケンさんはそれぞれ前回より圧倒的な成長を感じていた模様。特に、いつもレース後は死んだ魚の目をしていたカルケンさんが今回は「ロックセクションクリアできた」と嬉しそうな笑顔だったのが印象的でした
- はてなブロガーの唐揚げさんともお会いできた!今回も何とか勝てたけど着実に差が無くなってきてるぞ
- 今回初参加だった房総林道部の人たちがめちゃめちゃ早くておどろいた(トラブルなかったら負けてた)
- 海さんから「HTRステッカーに×印つけて貼ってもいい?」と言われたので「僕を倒したらいいですよ?」と伝えました。HTRステッカーは大事にして?
- 今回が初レースでセローで参加したOK君。2週目でタイヤがリム落ちしてしまいそこで試合終了となってしまったらしい。(彼はチューブレスタイヤで空気圧0.35にしていた模様。チューブでもダブルビードストッパーつけよう?っていう空気圧だしそんなに落とさなくても十分グリップしたと思うし空気圧について誰かに相談してくれていれば結果は違っただろうな…僕ももっと気にしてあげるべきだったとちょっと後悔)
レース後はいくらでも話せますが帰宅準備をしないといけません。
テントを解体したり、調理器具をかたずけたり、ごみをまとめたり…特にお世話になった人ほどみんなで使ったものの片づけの手伝いをしっかりやっておきたいですね。自分の物だけ片づけてだべってるひとは次誘いたくないと思われてもおかしくないですし、極力気を付けるようにしています。
で無事片づけも終わり、皆にあいさつをして解散です!お風呂に行ける人だけ行き、その後近くのお店でご飯を食べて解散となりました。
中央道がゲキコミなんですけど…
もう夜の21時なのに山梨は30km渋滞と出ていました。
行きは電車でしたが帰りは裏のロードサービスさんの車に乗せてもらえることに。で、裏のロードサービスさんは温泉後から渋滞情報を定期的にチェック。この渋滞はすぐに解消しないパターンと読み、勝沼インターで一旦降り、下道でしばらくはしります。この下道も渋滞にならないルートを選んでます。でそして渋滞がないところまで走りそこから中央道へ。
おかげで、一緒に出た皆はまだ山梨県で渋滞イゴイゴしてるのに僕らはもう家に到着しているという奇跡。。この人手練れだ…
しかも今回はダブルエントリーで疲労度もすごく、申し訳ないと思いつつ運転中はほぼ気絶状態。本当にありがとうございました!!こんな僕ですがまた懲りずに相乗りさせて頂けると嬉しいです…
家に帰り、ウェアやプロテクタ、ヘルメット等を全て洗い、洗濯物として干すところまで完了させたのが2時。翌朝6時には子供にたたき起こされ、ゴールデンウィークの日常に戻る僕であった…
思ったこと
ダブルエントリーして思ったことはここではあまり書かず、今回のWEX GAIAについて書きます。
やっぱり僕はGAIAは好きかも
初めて出たレースがGAIAだったから、という事もありますがやっぱりGAIAは楽しいコースだなぁと思います。
横幅があって気持ちよく走れるモトクロスコース。普段走ることが出来ない林の中を走れるウッズや沢渡り。ロックや丸太などの人口セクション。パドック横の僕でもアクセル開けられるまっすぐな長いストレート。
この前出たクロスパーク勝沼は細くてくねくね同じような場所を走らされるのに対して、自然みというかマイナスイオンみにあふれているような感じ。走っていて気持ちのいいコースでした。
長野は遠いですがやっぱりまた走りたいなぁと思ってしまうよい場所。今年もう一回くらい走りたいな。
ちょっとレースに慣れてきたかも
前回・今回くらいから「自分やコースとの闘い」から少しだけ「相手との闘い」に変わりました。
これは一緒に出る人が増えたから、という事もあありますが僕自身もようやくレースしてる感が出てきました。ここまでに一年かかってますw
レースするようになると、ちょっと無茶しても加速したり、タイムを気にするようになるので休憩出来なかったりと辛い事や難しい事がまた増えた感じですが、今まで以上にオフロードに没入できたように感じます。
あまり無理すると怪我しそうなので、今まで通り出来る範囲でちょっと頑張るくらいで楽しみたいなと思いますがこれも立派な成長かなぁ。
前泊すると楽しい!
今回は前日の夜着でしたが、やっぱり楽しかった!
当日朝ついて淡々とレースすると会話もろくにできなかったりするので、次も時間にはゆとりをもって参戦したいなぁと思いましたね。
夜の宴会は本当大事!!!下手したらレースよりも大事かも(え)
電車で参戦はクッソ楽だった
今回は裏のロードサービスさんに僕のバイクやグッズを運んでいただけたのでワークスライダーの様な待遇で臨めました。
電車で向かうと旅行してる感もありますし疲れもなく現地へ行けます。早いですしね!
お金がかかるので難しいところですが、トレールバイク乗りとかトランポ持っていない人でこういう技を使えるならお願いしてみてもいいかもしれませんよ!?
ただし、田舎はSUICAが使えないので注意しましょうね
コース遊びしてくれる人が増えて嬉しい
一年前はトレールバイクで林道遊びとしてオフロードを楽しんでいた僕でしたが、クローズドコースでの走行の楽しさやオフロードレースの濃密な時間を知ってしまいました。
「林道はツマラナイ」なんて書くつもりは全くないし今でも楽しい場所ですが、やっぱりコースでこそ思いっきりオフロード遊び出来ると思っています。
で嬉しい事に今まで林道遊びで出会ったトレール乗りの知り合いも、この一年でレーサーに乗り換えてクローズドコースに進出してきていた人が両手で数える程います。
オフロードの楽しさに魅了されてもっとオフロードに重きを置きたい!となったからだと思いますし(少なくとも僕はそうでした)、とてもうれしい。
これからも楽しく遊びたいなぁと思ったのでした。
WEX初めてなら90ミニッツがオススメかも?
僕は今まで120ミニッツがオススメと書いてきました。
今回初めて90ミニッツにでて思ったのは、「ちょうどいい」感。
時間もちょうどいいし難易度もちょうどいい。特に林道遊びとかしてる人なら90ミニッツならほぼ間違いなく楽しめます。
120になるとちょっと長いので林道遊びしてる人がいきなりチャレンジすると結構大変です。WEXならコース難易度が高すぎて一周出来ないということは土砂降りでかつトレールタイヤとかで無ければまずないですが、コースはわりとしんどいと思います。(がこの大変さが楽しくて僕は毎回120を選んでしまうのですが…)
あとは、本文中でも書きましたが「レースをしてる感」を強く感じたのも90でした。出走台数も多いし難所も少ないのでスピードも速いと感じる人も多かったです。
個人的には”うちのめされたい”なら120。そこそこ楽しみつつレースしたいなら”90″ですね。相手のレベルを知ってたり仲がいい人なら絶対120を奨めたいですがあまり相手のレベルがわからない場合には90をオススメしたほうが事故は無いなと感じました。
でも、折角レースに出るなら打ちのめされたくないですか?・・・
あ、あと90ミニッツは出場者が多いので結構混戦。120ミニッツの方が人が少ないのでマイペースに走れるかな?と感じました。
90と120に出てみて感じたのはこんなところでしょうか。
まとめ
一年前にレースデビューした思い入れがあるWEX GAIAから一年。戻ってきました。
一年前と比べたら乗っているバイクもとレールからレーサーになってて知識も増え、あと少し運転技術も向上してたりしたことで自分の成長を実感できたレースでした。
ダブルエントリーについて細かくはまた次の記事で書きますが、90ミニッツも120ミニッツも最後までバテずに走ることが出来て本当に良かった!
また知り合いも多くてレース以外の時間も終始楽しく、最高のゴールデンウィークを過ごすことが出来たと思います。GAIAはいいぞ!
WEXは次も参戦します!次は5/26-27に開催される新潟県のシーサイドバレースキー場。だだっ広いスキー場で僕の250EXC君を(気持ちだけは)ワイドオープンしてやりますよ!!!
今回GAIAでご一緒したみなさま、本当にありがとうございました!またどこかで!!!
こんな感じ。