こんにちは。ぼっちバイカーです。
「今年でバイクはおしまい」
なので出たいレースをピックアップしハードエンデューロレースは出ることに決めてました。その中には「日野ハードエンデューロ 春の陣」も含まれてます。で無事走り切って生還することが出来ました!
盛りだくさん過ぎてすべてを紹介するのは到底無理!!!でも時間の許す限り頑張って書きます。
今回の日野ハードエンデューロはやばいのでは…
まず、日野ハードエンデューロとは、群馬県にある「日野カントリーオフロードランド」と呼ばれるクローズドコースで開催されたハードエンデューロレースです。ソフトクラス・ウィメンズクラスが4/29、ミディアムクラスが4/30開催でした。
なお日野ハードは去年も春と冬に開催されており、僕は去年の冬に初めて日野ハードのミディアムクラスへエントリー。結果2時間ちょっとで何とか1周できた感じでした。
なので正直、「まぁ前回も一周したし今回もミディアムでイケルでしょ!w」と心のどこかで余裕をかましながらミディアムクラスにエントリーしたのでした。
一度この輪廻に入ってしまったら抜け出すことは難しい
・・・しかし。
蓋を開けてみれば参加者にはJECやJNCCの上位者、ハードエンデューロ界隈で有名な人、ツイッター上でも良くアドバイスくれたりする方も沢山エントリしていることが判明。
エントリーは7分で定員オーバーという時点で完全に関東のハードエンデューロフリークが集う集会みたいなイベントになってしまいました涙
Twitterのハード系クラスタのフォロワーさん達は日夜、白井や日野カンで練習したりハード系レースの実質日本一の高橋ロッシさんスクールに参加して技術を磨いたりしている。かたや僕は月に2回バイクの制限もあるので何も出来ず、日野カンを走るのは去年12月に出た日野ハードエンデューロぶり。。ハード系を走るのですら3月のCGC雛祭りエンデューロぶりです。
もう終わったので正直に書くと、僕みたいな”にわか”が紛れ込んでしまってやっちまった感、ありました。
でもこんな思いをするのも今年で最後。せっかくなので地獄を見てこようと覚悟を決めて当日を迎えました。
道連れを巻き込んでやったw
KTM 690 ENDURO R時代から僕の師匠の一人であるウソハチさんを騙し込むことに成功したのです!
ウソハチさん
去年からハード系レースの楽しさをうまく伝えたりと種まき活動を行った結果だと自負しています(にっこり)
日野ハードエンデューロでは入賞以外にも色々な目標を打ち立てることができますが、僕はこんな感じとなりました。
- 一周する
- 打倒!ウソハチさん
- 怪我をしない
ウソハチさんはバイク経験長いけどハード系レースの参加は初。WEXみたいなスピード勝負じゃ勝てないけどこちらは僕にもまだ勝機があるはず!!!
日野ハードの為の準備
バイクに乗ることはできない。ならばそれ以外のところでカバーだ!!
マリーアントワネットさんから「時間が無いならお金で解決すればいいじゃない?(資本主義の本質)」とアドバイス頂いた気がしたのでそうすることに。こ、今年で終わりだから・・・
最強タイヤ IRC VE-33s GEKKOTA
色々あってVE-33s GEKKOTAをゲット!!!日野ハードはこれで雨が降っても晴れても悩むことはありません!!!
なおツイッターでは「甘酸っぱいひと夏の想い出」。通称”甘夏”と呼ばれており、大会では多くの方が「甘夏」と話してました。
これツイッターやってない人が聞いたらポカン・・・ですね。なお、僕もこの”甘夏”の入荷情報を和田屋さんのツイッターで見つけ購入しました。ハード系やる人はツイッター必須な時代が来ている?!
FMF Gnarly Pipe
チャンバーを新しくしました。低速が増えると言われ、ジャービス先生もお気に入りとのうわさのナーリーパイプです!
悩みに悩みましたがナーリーはガードなしの運用してみることにしました。潰れないことを祈りつつ・・・
フランジガード
チャンバー交換のタイミングでフランジガードも導入しました。
これでどんなに激しくコケてもフランジは大丈夫です。リセールも一応考えているのです。
100% THE RACECRAFT
オフロードゴーグル。もうゴムがのびのびでだらしなく新しいものをそろそろ買いたいと思っていたのでした。
で、「ほぼ新品の100%ゴールをかなり安く譲るよー」というツイートを見つけたので勝手に運命を感じ譲ってもらう事に。
譲り受けたのは RACECRAFT (レースクラフト)です。空気の通り道もあるようでくもりにも若干効果がありそうです。
メットと一緒。白いので雰囲気が変わりますがこれはこれでかっこいいです
ヒロコーの2ストオイル
ネット各所でも良く話を聞く2ストオイルがこれ。
Hiroko (ヒロコー 広島高潤) Dirt-Pro 1 (ダートプロ1) バージョン1
和田屋さんとの雑談でオススメオイルを聞いたらこのオイルとのことで、日野ハードで投入してみることにしました。3200円/Lとモトレックスの倍近くしますがきっとそれだけいいオイルに違いないっ!低速が良くなるとのことです。
これで低速ドロドロ登ってやるぜ!
今回も早朝現地入り
家族との兼ね合いで当日朝現着して日帰り。今回はトヨタレンタカーで軽トラをレンタルです。
なんやかんやで6時半ごろに現地に到着!いよいよです!!!
下見
前日に現地入りしていたウソハチさんにあいさつしてバイクを下して最低限の準備だけ終わらせ、パドックのお隣さんとあいさつしたり何度かあったことがある知り合いにもあいさつ。
何度か一緒に走っててYAMAHA YZ250FX(4スト)からYZ125x(2スト)へ乗り換えたゆうのりさんが近くにいたのでご挨拶しつつ、今回のコースで下見しておいた方がいい場所を聞いてみる。
すると、こことここらへんとのこと・・・
これマップだとわかりずらいですが高低差がかなりあります…が見ないと怪我する可能性もあるので頑張って下見しに行くことにしました…
伝わらない?
続いてウェーブヒルへ・・・
ここがクッソ遠くて遠くて…歩いても歩いてもつかない…で、ようやくたどり着いた「アミダ轍」という延々と続く下りをひたすら下り、ようやく見つけました。
がその時には肩で息をするほどぜぇぜぇ。下るだけなのに太ももも熱く若干筋肉痛…これやばいやつ…しかもパドックに戻るためにはまたこれ登るのか…ゆうのりさんが笑顔で「下見しておいた方がいいですよ?」って言ってたけどまさかトラップだった!?(疑心暗鬼)
無心で登山し、体に疲労感を感じつつ何とかパドック周辺まで帰ってきました。
帰りがてら「集いの森」と二段・四段ヒルをチェック。集いの森はやや長いヒルクライムで最後にカーブがある。ただまっすぐ開けてれば言い訳じゃないのでややテクニックというか色々必要で、渋滞ポイントと呼ばれていた理由がわかりました。
四段ヒルはうまい人達用なので僕は真顔でスルー。二段はまぁ特に問題ないかなって感じ。
・・パドックに戻ってきたときには真顔で汗だくでパンツまでグッショリ。あと1時間でレース開始。…レース前にこの距離の下見は無謀でした…まだ朝なのにこの熱さ。。レース死んじゃうぞ・・・
下見した感想としては、前回の日野ハードエンデューロの時とは路面がだいぶ変わっていたって事。僕が来なかった間に何があったんだ…知ってる場所なのにラインが増えてたりと不安は増すばかりでしたね。でも前回より難易度が下がってる場所もあると感じました。
ミーティング
朝のブリーフィング。前回は身内感あふれる感じだったと書きましたが今回はかなりしっかりしていて進行もスムーズで長さも丁度よかったです(謎の上から)
コースについてbigmanさんから説明がありました。
「今回のミディアムでは前回のハードで使ったセクションも入れてます。がこれはハードでつかった時より難易度が下がったことでミディアムでも十分走破出来ると判断したからです。なのであまり身構えずにリラックスして臨んでください(爽やかな笑顔)」
実はこれを聞くまで、日野ハードエンデューロの中の人たちは参加者(主にうまい人)たちが満足できるようにいわば悪ノリ的な感じでハードクラスで使われたセクションを入れたり竹を設置してたりしたんだと半分くらい本気で思っていました。なので本当のミディアムとはなんだろう?と思ってたのです。
なのでこの話を聞けてすごく納得したというか、「ちゃんと日野ハードエンデューロのミディアムクラスなんだな。これは。」とようやく実感する事が出来たのでした。
普段はブリーフィングを受けると冷えるばかりでしたが今回は元気がでて「頑張って一周するぞ!」という気持ちなりました。
動画!!!
今回も音楽に合わせて楽しげな内容に編集した動画を作りました!
今回はFatboy Slim の”Don’t Let the Man Get You Down lyrics”です。歌詞はひたすら「And the sign said long haired, freaky people need not apply」だけ。
フル動画も
上の動画は布教用。楽しそうに編集していますが現実はこれです。
長いのと途中カメラを止めたりしているのでフルではないですが様子がわかるかもしれません。残念なのが一周した瞬間を撮影できていなかったことですね。。
いよいよレース!!!
そわそわしながら時間になったのでスタート地点へ!今回はエントリー頑張ったので二列目スタート。スターティンググリッドにつくと知り合いも多く、スタートまで談笑です。
…そういえば一年前に始めてオフロードレースでWEX GAIAにエントリーした時。スタート待ちの時間にみんながバイクから降りて知り合いとワイワイ話しているのを見て「あの人たちは(顔なじみが沢山いて)レースのベテランだ…すごい」と思っていたものでした。
それが一年間足らずレースにチョコチョコ参戦しただけなのに知り合いが増えて普通に話してる。これってすごい事だなぁと思いました。
みんな「四段ヒルいくでしょ?」みたなレース直前の情報戦が繰り広げられていましたね・・・
スタート!!!
二列目なのですぐにスタート順番が回ってきました。
今回は作戦は特になかったですがいかんせんバイクに乗るのは3週間前のWEX 勝沼。体は色々忘れてしまっています。数日前にバイクに乗ってるなら4段ヒルもアリかなと思いましたが今の赤ちゃんな僕では無茶だと判断して真顔で二段ヒルへ。…しょうがねえだろ赤ちゃんなんだから。
1列目、2列目の人たちは4段へ行く人も多く、2段はかなり空いていました。ので失敗しないようしっかり助走で加速して登ります!
いくぞー!
そーい!
で、わりと普通に登れました!ちょっとバランス崩して谷側に堕ちそうになりつつなんとか重心移動でセーフ!!!
なんせ久しぶりのバイクって感じでしたがやっぱりヒルクライム成功した時のうれしさはあります!
一方・・・四段ヒルではこんな人もいたようです
集いの森もなんなくクリア!
集いの森もまだ誰もスタックしていません。のでささっと走り抜けることが出来ました。
…なんかアクセルを開けても反応がすごく遅い?開けてから0.5秒くらいでようやく加速し始める感じ。あとエンストしやすくてアイドリング中もアクセル煽らないとエンストしてしまう…。なんかとてつもなく濃い気がします…
兎に角しょっちゅうエンストするし、瞬間的にパワーが欲しいのにもわっとなってしまい乗るのがすごく難しい状況に…
でもアクセルを開けなくても低速のデロデロでグイグイ登って行くのでなんとか乗れています。
これ大丈夫か…
割と順調?
スピードは全然ダメですがそれでも大ハマりしないように気を付けながら先へ先へと進みます。
丸太越えも大きい丸太2本か小さい丸太5本のどちらか選ぶのですが当然のように5本を選択。前回教えてもらった、「丸太と平行にバイクを置いてフロントアップして超える」作戦であまり時間を掛けずにクリア。すごく地味で観客は楽しめないと思いますがパフォーマーではないので無茶せずクリアを目指します。
教科書通り丸太をオススメになるボッチさんです! pic.twitter.com/38zjpfVdW3
— Ken Azuma (@kenazuma) 2018年4月30日
ENDUヒルでちょっとハマって4回目でクリア。ここはなぜハマったのか良くわからかった…クリアしたらそこにいたニノさんにコーラを恵んで頂き生き返った…
そのあともくだったりのぼったりしながらなんとか進みます。前回の日野ハードでは怖かった下りもなんてことなく感じたりと少しですが成長を感じたりしつつ…
トンネル沢がきっつーだった
個人的に今回一番キッツーだったのが「トンネル沢」でした。
Photo by いっちー(@1997serow225we)さん
ツイッターで「なんてことないただの沢だよー」と聞いていてノーチェックでしたが完全に詐欺でしたねぇ…タイヤ半径くらいの岩がごろごろしてるし渋滞してるしで全然先に進めない…
イゴイゴ
このあたりでクラッチの指と体がオーバーヒートしてたので隅っこへバイクを持っていき、休憩。沢でイゴる人たちを眺めながら「僕はいま何をしているのだろうか…」と賢者モードになりながら携行していたカロリーメイト(チョコレート味)をほおばっていました。
・・・
なおガレ沢の最後に急な岩盤登りがありました。結果的に失敗して再挑戦→ヘルプしてもらってクリアって感じでしたが、ガッツリ写真撮ってくださってました。
いくぞー Photo by いっちー(@1997serow225we)さん
あ、フロントタイヤが弾かれて谷側へ… Photo by いっちー(@1997serow225we)さん
助け… Photo by いっちー(@1997serow225we)さん
て・・・ Photo by いっちー(@1997serow225we)さん
・・・よいしょっと Photo by いっちー(@1997serow225we)さん
これ、どうすれば・・・ Photo by いっちー(@1997serow225we)さん
漫画みたいな感じですw
その後、再挑戦。
いけ・・・なかった… Photo by いっちー(@1997serow225we)さん
お助けありがとうございます!! Photo by いっちー(@1997serow225we)さん
まぁじで辛かったぞ沢~~
この後のぴらふ返し前の根っこステアでは、タイヤ難民だった僕にVE-33s通称甘夏を売って下さった和田屋さんの姿が。丁度前の人がステアでイゴついていたので、タイヤを売ってもらった圧倒的感謝を伝えましたw
そして僕の番。ステアではやっぱりイゴつきつつ、なんとかクリア。すると後ろから
???「君がぼっち君でしたか」
と声が。
・・・そこにはハード系の神様のロッシさんの姿が…。既に3周目(え?)と訳がわかりません。。。
そんな向こう側の世界の方に認識してもらえたうれしさや、「がんばりましょう」と言われて元気をだしつつ先を目指します。なおコーナーをまがっときにはロッシさんは既に消えてましたとさ。さすが神や…
一周した!!
その後も大きなクラッシュやイゴりはなく、なんとか一周する事が出来ました!!!今回は1周で1時間48分!前回は2時間超えていたので20分くらい早く生還できました。
ヒルクライムもだんだん慣れてくる
目標の一つを達成できたことがうれしかったし、本当に安心しました。
集計所に到着した時はうれしかったし思わずガッツポーズしてしまいました!スタッフの人にヘルメットから水をかけてもらい体をクールダウンさせつつ、もう一周を目指します!!!
二周目指すぞ!
二周目を走ります。が既に僕のタイムで周回を目指す人はほとんどいない為無人のウッズを走ることに。これ崖落ちしたら最悪だな…
そんなこんなで走っていると、やってきました青竹キャンバー。
そこにはツイッター上でいつもお世話になっているスタッフの方が選手一人ひとりに何かを聞いているようでした。
スタッフさん「何周目?」
僕「にsh.. 一周目です(迫真)」
すたっふさん「…嘘だな!!!青竹行きだ!!」
僕「慈悲は無かった!」
恐れていた青竹キャンバー。一周目は回避してOKでしたが二周目からは竹を走らないといけないとの事。まじかよ…マジかよ…
スピードをつけて竹を超える瞬間に脱重すれば行ける、とアドバイスをもらうもキャンバーで加速すること自体が出来ずに終了…一旦下山させられて再び戻ってこいとのこと…酷い!!
で戻ってくると、一度”竹落ち”した人はエスケープしてもOKとのこと。良かった…無限竹地獄じゃなくて…
…この竹やら根っこキャンバーによって渋滞が発生しており、これはいよいよ二周は無理だと思い始めました。
順番待ち中・・・
そのまま進むと、日野平では前を走っている人がキャンバー堕ちしてたり根っこにハマりすぎて休憩していたりと死屍累々。地獄感ありましたね・・・。
僕はこの時点でもう2周は諦めモード。この地獄からみんなで助け合って生還する事をこの日野ハードエンデューロの最終ゴールにしました。
ハードエンデューロではレース中の選手同士の助け合いも魅力の一つなんですよね。
でで、日野平でイゴっていた4人で協力しあい、1台ずつバイクを引っ張ったり持ち上げたりして先を目指します。即席のチームでしたし自分のバイクが登ったらそのままさーっと走って行ってもいいのに、みんなちゃんと最後の一台が登るまで助け合いました。
諸悪の根源である根っこも、僕のポケットボーイでイチコロですわw
これはレース中の出来事です
あの時の人が誰か、もうわかりませんが一緒に助け合えてよかったです!!!忘れません!!
両足を攣る
今までもバイク関係なく、足の裏を攣ることはたまにありました。でも両足の太ももを同時に攣るという経験はいまだかつてしたことがありませんでした。
助け合いを終えて電柱ヒルをバイクで登っていると、突然太ももがしびれてニーグリップどころか乗車姿勢を保つことすら出来なくなったのです。
すぐにバイクからおりて足を伸ばし、塩分や水分を補給。5分ほど休憩しました。
足の攣りは収まりましたがまたあれがいつ来るのかと考えると怖い…たとえば止まれない下りで起きたら…とか考えるともう…あと怪我も怖い。
もう時間内ゴールは無理だし、今なら下山すればすぐにパドック。10秒ほど考えてやや不完全燃焼ですがここで終わりにしようと思ったのです。
丸太あたりでレース終了!
レースを途中であきらめる時はスタッフの方にその旨を伝えろと最初のブリーフィングで説明を受けました。
がスタッフを見つけることができず、結局丸太セクションまで走りそこにいたスタッフの方へ離脱したい旨を伝えました。
帰り道を教えてもらい、僕の日野ハードエンデューロは終了したのでした!!!
リザルトは!?
レースなのでリザルトが出ます。
僕は89人中54位でした。半分には全然届きません涙
内訳としては、「4周が4人。3周が13人。2周が25人。1周が29人。周回できなかった人が18人」です。
1周した人の中では29人中11番目。1周した人の中では半分より上に行けたということで満足しておくことにします!!!
1周出来た。それだけで僕のなかでは優勝です!!
レース後の談笑
パドックに戻ると、既にウソハチさんの姿が。ウソハチさんも一周したとのこと。さすがですね…。
話を聞いた限り僕をレース中一度も見なかったとのことでしたので僕の勝ちの模様。
やったぜ!!!
ウソハチさんとレースやセクションについて話したり、パドックが近かった方と話したり写真撮影したりと楽しい時間を過ごしたりしました。
じゃんけん大会
表彰式兼じゃんけん大会へ参戦しました。
じゃんけん大会ではウエスからケミカル、タオルやTシャツ、それにタイヤ、地元のお肉などなど色々なアイテムが出ており、ほぼ全員が1つはもらえるくらい豪華な内容でした。
僕もIRCのTシャツを頂きました。化繊素材でスポーツする時に着るとよさそう。
Twitterでは有名な「FUNAI RACING vs TNP」の構図も観れたり、知り合いも多いせいか”身内ネタ”的なのも沢山理解できて楽しかった!Twitterやってると二度おいしいですね。
最後まで和気藹々とした雰囲気の中レースは終了しました。
筍ももらった!!!!
終了宣言を受けて自分のパドックまで歩いていると、Twitterでお世話になっており、今回の日野ハードエンデューロのコース設営等をされていて僕を青竹キャンバー行きにしたごんしさんに声を掛けられました。
僕「(ヤバい…4段ヒル本当に行かなかったから怒られるのか!?)」
ごんしさん「ぼっちさん…これ、ご家族のみなさんで食べてください」
僕「ふぇ?!」
日野カントリーオフロードランドではタケノコが採れるとは聞いており、「家族マイレージを貯めるためにレース前に筍狩りしたら?」とTwitterで話をしていたのでした。なお僕は「レース前は下見があるので(キリッ)と筍狩りはお断りしていたのです。
そのときのやり取りを覚えておいて下さったのですね。
筍とIRCティーをゲットして喜ぶ僕
なんか勝手に怖い人だと思っててすみませんでした!!!!持ち帰って田舎育ちの両親にあく抜きしてもらってから、ヨッメに渡して家族でおいしく頂きました。
青椒肉絲(チンジャオロースー)
そのまま醤油でも!!!
本当にありがとうございました!!!!!
思ったこと
レース自体はこんな感じ。ここから思ったことを書くよ。
VE-33S、いいわ…
細かいインプレはまた今度書くとして、日野ハードエンデューロではどうだったか・・・。
VE-33s、グッドです!!!タイヤのタの字も使えてない僕ですが、そんな僕でも違いを感じることができたタイヤでした。
僕は普段VE-33を愛用(というかそれしか使ってない)していますが、乗っているフィーリングはかなり近い。でも無印VEよりもよりグリップすると感じました。
なので、2スト250cc特有の低速デロデロでのヒルクライムでもゴリゴリとグリップして登ってくれます。それだけでなく、レース中に出てくる根っこでも初速がある程度あればグリップしてくれるし、沢での岩もVEと比べてかなり走りやすかったのです。
「VE性能+根っこや岩もグリップアップ!」という印象でした。
お値段は無印VEの約倍ですので気軽には買えないですが、噂によると耐久性や角が丸くてもまだまだ使える、逆履きも意外とイケルというはなしも聞きますので引き続き使っていきたいですね。
路面はべスコン・難易度も絶妙だった
今回の日野ハードエンデューロはどうだったか。
前回も参加した僕の感想ですが、「路面はべスコン、コース難易度も絶妙だった」という言葉に尽きます。
路面については数日前に雨が降ったとのことでしたがまったく問題有りませんでした。土もグイグイ食うのでヒルクライムでも自分がうまくなったように感じますし、見た目どぎつい坂も登れている自分にたまに「ふふっ」と笑ってしまう自分がいました。
コース難易度は本当に絶妙でした。
当初は「参加者のレベルが高いから簡単に周回出来ないようにスタッフが意地悪してハードクラスで使うセクションとか増やしてるし最悪だわこれ…」と思っていました。でも朝のブリーフィングの通り、ちゃんとミディアムクラスで走れるレベルのセクションしかありませんでした。
結果、前回ミディアムを走破できた僕も飽きずに走ることが出来たし、挑戦し甲斐のあるセクションも多かったです。
ヒルクライムでは一度目で失敗しても「次はこうやってみよう」という試行錯誤をすればクリアできるレベルだったし、二回目以降でヒルクライムを走破出来るとすごくうれしかった!!こういう「失敗→学習→成功」的なセクションが多かったせいか、このレースを終えたことで自分も少し成長したような気持になったのです。
ちなみに僕は賢くないので、自分で失敗した原因分析をする、というよりはマーシャルさん含めたスタッフの方や観客の方に教えてもらったり、他のうまい選手がクリアしているルートやアクセルの感じ等を参考にする感じ。むろん、僕と同じ初級者で失敗している姿も反面教師というか「ああやるとダメなのか…」みたいなのも学べるので本当にあの3時間は濃い時間でした。
本当はこういうのを練習でやらないといけないのでしょうね…
そして、本当ににっちもさっちもいかなくなったら観客やスタッフの方が助けてくれる。という安心もある。なので腕にそこまで自信が無い人でも「ハード系レースに興味がある」という人はまずはソフトクラスに出てみてほしいと思います。
普段会う事が出来ないような激ウマな人たちの走りを間近で見れるし崖落ちしてもスタッフが助けてくれる。「練習してレース」というのもありますが、僕個人としては「レースに出るほどいい練習はない」とも思うのです。
※とはいえハード系レースは他とは違います。まずは先駆者の動画を見たり、腕に自信が無い人はせめて新品タイヤ、ギア比は加速寄り等にして臨みましょう。レースでは下手な人程道具で補うべきだと僕は思います
お腹の減りやエネルギーはどうだった?
前回の日野ハードエンデューロでは途中からお腹がすいて集中できなかったのです。
なのでこんな記事を書いて、おなかが空かないようにする情報をまとめました。
上記記事にあるとおり、以下三つを対策としてやりました。
- 「カーボ・ローディング」(数日前から炭水化物をたくさん食べて筋グリコーゲンをバフ掛け)
- 当日朝に沢山炭水化物を摂取
- レース直前に「アミノバイタル」でBCAA摂取しアミノ酸をバフ掛け
- レース中は1時間に120-200kcal程度のカロリーを摂取
結果、、、
「お腹は最後まで減りませんでした!!」
前回より明らかに疲労もなく、おなかもすかず、集中する事が出来ました。
ただし朝ごはんを食べすぎたせいか、レース開始後しばらくは胃が消化活動をしているせいかやや気持ち悪かったです。もうちょっと消化のいいものを食べるか、早めに食べた方が良かったかもしれませんね。
なんにせよ、成功です!!
沢山の人に話しかけてもらえた!
こうやってブログをやっているおかげか、今回の日野ハードエンデューロではパドックやレース中に沢山の人に「ぼっちバイカーさんだ!」と声をかけて頂けました。
特にレース中に話しかけてもらえるのはうれしくて、疲れていたりヒルクライムが登れなくて落ち込んでいる時に声をかけてもらえただけで元気が出たりもしました。
クロスカントリーと違って、渋滞は順番待ちのちょっとした時に選手同士で会話する事があるハードエンデューロならではなイベントでした。
本当はHTRステッカーでも配りたかったのですが在庫が…
また参加したい?
YES!!
レース前の緊張感やレース中のワイワイ感、そしてレース後の安心感や達成感。これは普通のレースではなかなか体験できないことです。
いわゆる「林道アタック」が好きな人はぜひこういうレースで自分がどのくらいのポジションなのかを確認してみたら面白いと思いますよ?
難易度は
日野HEDソフト ≒ CGCさわやか < 日野HEDミディアム < CGCゲロゲロ < 日野HEDハード < G-NET
だと思っています。次はCGCゲロゲロクラス!?
まとめ
日野ハードエンデューロに参戦してきました。
Photo by いっちー(@1997serow225we)さん
決して簡単ではなく、でもハードすぎて誰もクリアできないわけではないという絶妙な難易度でレースを楽しむことができました。
ハードエンデューロという特殊なレースですが、その分サポートも手厚いし参加して楽しいレースでしたのでこれからも発展するといいなと思っています。
また機会があれば、エントリーしてみたい!と思えるレースでした!
こんな感じ。