日野ハードエンデューロに初心者が参加した話

こんにちは。ぼっちバイカーです。

2017/12/09(土)~10(日)に開催された「HINO HARD ENDURO Round2(日野ハードエンデューロ ラウンド2) 」に参加してきました。

土曜日がミディアムクラス、日曜日がハードクラスという二日にわたる開催でした。僕はミディアムクラスへの参加。日曜日にどうしても外せない家族イベントがあったのでミディアムクラスだけの日帰参戦記となります。

1周できたぞ!!

結果から書くと、一周出来ました!!!

ちなみに1周に2:03:22もかかっています涙

速い人は一周45分くらいで4周していたりするのでもう天と地ほどの差があります。

さらに、迂回路が~とかヘルプしてもらった~とか周りの人の順位が~とか色々自慢げに話すには恥ずかしい事もあります。それに「ミディアムクラスを周回できたくらいで…」となるかもしれません。

それでも目標の1周をリザルトに刻むことが出来て本当にうれしかったです。

日野ハードの倒し方知ってるの?

今後コンビニでオフロードはいいぞおじさんから「俺が若い頃は山でうんたら」みたいなことを言われそうになったら

僕「…でも日野ハードEDを一周するやり方知らないでしょ?オレラはもう知ってますよ?

って言えます(言えません)

これはもちろん冗談ですが、レース中に集計所に到着した瞬間はそのくらい達成感がありました。やったぞー!って。

レース前までのオハナシ

いくつかレース前の準備でもあったので準備編。そういうのどうでもいい人は読み飛ばしちゃってください。

はじめてのハード系タイヤ

レース用に今回はスペシャルなタイヤを用意しました。それが

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DUNLOP GEOMAX AT81 EX !!!

AT81自体は結構定番のオフロードタイヤですがこの”EX”がついているのですぺしゃるなタイヤです。お値段もややスペシャル。

このタイヤにはとってもやわらかいコンパウンドが使われているので根っこや石に強いタイヤです。普通柔らか系タイヤはドロドロが苦手なのですがこのタイヤはブロックパターンはブロックタイヤなので泥の排出性も高い。つまりドロドロでもそこそこグリップするという代物。ライバルはIRC社のIRC iX-09W GEKKOTAという通称”ゲコタ”。AT81 EXとゲコタではどう違うかはよくわかってないですが信頼できる方からオススメされたので間違いないでしょ!

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ブロックパターン

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高いくてやる気満々

でもね…これは最終的に履きませんでした。

雪が降った

昔からこのブログを読んでくださっている方ならご存知かと思いますが、僕は割と晴れ男なのです。雨予報のはてなブログツーも見事晴天を勝ちとったりもするほど。

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雨予報に勝ったぞ!

でも250EXCくんに乗り換えてからというもの今年のレースは全て雨でした。

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今回こそは晴れだと思ってたのにまさかの雪予報。

天気予報の通り、東京は金曜日の夕方から土砂降りで現地でも予報道理雪が降ったそうです。

気象庁はいつも仕事しないくせにこういう時ばっかり仕事しないで頂きたい(当てつけ)

ということて雨男として今年最後のレースは集大成として雪を降らせてやりましたよ、ええ(涙)

マツケンさん家で前泊

土曜日早朝に会場へ向かう予定でした。

しかし、金曜夜にマツケンさんから連絡があり「タイヤはVE-33にした方がいいんじゃない?」とのこと。会場のコンディションが雪だと地面はぐしゃぐしゃでAT81exはやや不向きらしいのです。

アドバイスには従いたいけど新品のVEは持ってない。

結果的にマツケンさんが動いてくださり、バイク屋さんである”モトショップコウワ”さんにてストックしていたVEを譲って頂けることに!コーワさんとは直接やりとりしたことが無かったのですが、お世話になってるプロショップエディさん経由でモトショップコウワさんに聞いて下さったんだとか。さらにタイヤ自体はコウワさんの常連さんでありエディの常連さんでもあるT林さんか現地まで持ってきてくださいました。感謝してもしきれませんし、僕も今後似たようなことが知り合いで起きたら助けてあげたいと強く思いました。

現地でタイヤ交換する事になるのですが、正直レース前はなるべくバタバタしたくないなぁ。

と思っているとマツケンさんから「うちで前泊しつつタイヤ交換していけば?」とのこと。つまり、マツケンさんの家にストックしてある新品VEを頂いてタイヤ交換。レース会場で受け取ったVEをその場でマツケンさんへ返す流れ。

ということで急遽金曜日の夜にバタバタと出発準備しつつ、マツケンさん家に24:30頃到着。タイヤ交換を手伝って(というかほぼやってもらってしまった…)いただいたりフロントスプロケをハード用12Tへ変えたりして25:30には就寝したのでした。

レース前なのに深夜までバタバタとお邪魔してしまいさらに寝床まで用意してくださり感謝、感謝です…!

用意して頂いたシュラフに入って目を瞑ったら次の瞬間には朝の06:00でした。

・・・

…おはようございます!晴天です!

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デデン!

バイクを積み、マツケンさん夫妻と一緒に早々に出発します。車のガラスが凍っててびっくりした。運転中はラジオ”J-WAVE”を聴いていたのですが、「本日はとても寒く、例年の1月上旬の寒さが一日中続くでしょうw」とのこと。

一月…なんで…大事な日に限って・・・そして09:00過ぎに会場へ到着したのでした。

日野カンへの道は急坂で悪路でしたが凍結もなく、ノーマルタイヤの軽でも問題ありませんでした。

現地ではバタバタ

バイクを下ろして暖気しつつアイドルジェットを調整。そして残っている整備をこなしていると、前のヒノカン遊びで一緒に走ったゆきぽめ氏とちゃっぴ氏の姿が!ちゃっぴ氏は僕と同じミディアムクラスに出場するので一緒に頑張る仲間でありライバルです。熱い握手をして「お互い死にましょうw」と伝えました。ユキポメ氏はカメラ係とのこと。次回は一緒に苦しみましょう?

…なお、ちゃっぴ氏は彼女さん?を連れていましたねぇ?ハードED勢の前で女性を連れてると白井裁判所に出頭命令が下るという噂です。裁判官のみなさーん、ここに罪人がいますよ?!

とっても大事な下見

11:15からブリーフィングで11:45から集合→12:00レーススタートです。

10:45頃にはかえってくるイメージで下見へ出発!その時09:45頃だったので1時間ほどの登山です。

そこに雪はあるか。

・・・

あるよ(キレ)

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うわぁ・・・

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ここいくのかぁ…

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ここは難易度☆1

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ジョジョ立ちしてるのではなく斜度がすごくてこういう体制になってしまいます

12月ゲレンデ並の雪が山に積もっていました。開けた斜面とかみると完全にスキー場かなって。あと露出してる地面も日が当たらない場所は霜柱が貼ってたりカチカチ。日向はもう少しずつ溶けてどろっとしてます。これスタートしてバイクが5-60台通過したらドロドロになるのかな…(遠い目)

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ミディアムクラスマップ

全部は見きれないのでパドックに近い難易度☆3の坂を中心に下見。

気になったのは日野平のキャンバー。

“キャンバー”とは斜めになっている斜面を山に沿って走る場所。谷側に体やバイクを傾けないと谷底に堕ちる怖い道で気持ちがかなり萎えました。。。

あと気になったのは丸太アトラクション。丸太が5本並んだセクションでした。

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あああああああ!

マツケンさんは「まぁこのくらいならいけるでしょ」って言っているのを聞いて「ソウッスネイケルイケル」と自己暗示する僕。

正直ここまでの下見をしてきた時点でこの丸太までたどり着けるきがしませんでした。なのでこの丸太を見たときはもうどうでもいいというか、「こんな丸太クリアできるわけないけど何とかなるでしょ。これ以上考えるのはやめとこ」っていう気持ちになっていました。

その先の☆3のエンドゥヒルを見たところでタイムアップ。パドックにもどります。正直この登山だけで達成感が。このままバイクに乗らずにお弁当でも食べてピクニックだったら最高なのになぁ。

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現実逃避して写真を撮影してみる

…パドックに戻ると心の中でのライバルであるT林さんとT岡さん(二人ともプロショップエディさんのお客さまでミディアムクラス)が「下見どうだった?」と聞いてきたので「下見しなかったことをきっと後悔しますよ~」と情報攪乱。

…そう。勝負は既に始まってるのです(情報を制する者が戦いにry)

高度な情報戦を展開した後は、着替えたり残った準備を消化していきますが全部終わせられずにブリーフィングの時間がやってきました。

ブリーフィングで心も体も冷える

ブリーフィングでやることはこんなこと。

  • 1.レースの協賛企業の紹介(偉い人がしゃべる)
  • 2.主催の方がしゃべる(コース開拓団の紹介も)
  • 3.レースで助けて下さるマーシャルの方からのアドバス
  • 4.記念撮影

こんな感じ。

この一年間でいくつかレースにも出場しましたがこういう場所で「しゃべる予定の主催がいない」とか「トラブルでいない」みたいな事がよくあるなぁと感じます。そのへん自由で気楽な反面、「○○さんいますかー?」とか毎回やっているのを見るとちょっと内輪ノリというかグダグダな印象もあるなって思いました。何より待っていてとても寒かったですし草レースなので全然良いのですが気になったのです。

3は仙台のストレンジモーターサイクルというバイクやさんでかつG-NETライダーの和泉拓選手(通称tacさん)から、ミディアムコースの注意点や所感のお話が。

開口一番に「今回のミディアムは場所によってはかなり難しく、部分的にはG-NETで使われてもおかしくないセクションもあります。なのでこのコースを一周できた方は誇っていいと思います」とのこと。

この瞬間、レース出場者たちの間で「ザワッ」としたのを感じました。中には「ダマサレタ!」という声も聞こえた気も。。。ニゲチャダメダ。

最後に全員で記念撮影しつつ、解散。

「11:45にはスタート場所に集合してください」

とアナウンスがあり、時計を見るともう11:35。え、時間全然ないじゃん。。。

とりあえずパドックに戻るものの尿意が…トイレ往復して戻ってくると11:40。まだ上半身は着替えれてないし準備も全然できていない・・・。

とりあえずアワアワしながらハイドレーションパックを取り出し、ポカリと水を混合。チューブを装着しようとすると、チューブと連結しないといけない飲み口が見つからない!完全にテンパっており、1分くらい飲み口を探していましたが結局ハイドレーションバッグの中に念のため入れておいた事を思い出し、飲み口を装着したのでした。

バタバタ着替えて時計を見ると11:46。

「(やや遅刻気味ですがなんとか間に合った。。。)」

となり、ハイドレーションバッグに食糧を詰め込み、出発!完全にテンパっていて全然冷静じゃない状況です。

なおフューエルコックもOFFにしていたので途中でエンスト。幸い下り坂だったのでそのまま下りましたよ。

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※ぜんぶぼくのせいです

レーススタート!

スタート地点に到着すると、スターティンググリッドにはゼッケンの10番台ずつ並ぶことに。振り込みが遅かった僕は最後から2番目。グリッドに並ぶまでもまだまだ時間がかかりそうだったので、レース前はいつもしっかりやっていたストレッチをここでやったりしていました。

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ひっそり公式写真に写ってます

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スターティンググリッド

僕の番号が呼ばれたのでスターティンググリッドへ。一緒のグリッドには前に一緒に日野を走った知り合いや、過去のオフロードイベントやレースで同じくらいのポジションだったニシ君もいました。ニシ君とは今年の春のオフロードパーティからWEXまで結構一緒のレースに出ていたのでいい目標なのです(今のところ全敗w)

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右がニシ君。左も知り合い。安心w

今回のレースは

「全員が一斉に1分間くらいの暖気」→「エンジン停止」→「グリッドごとにスタート合図が出される」→「合図と同時にエンジンを始動してスタート」となります。

スタート合図の後以下に早くエンジンかけてダッシュするかとなりますのでキックは大変ですねぇ

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この後暖気スタートして視界の大半は白煙に・・・

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!?

とはいえ僕ら後方はスタートでいくら頑張ってもどうせ前は渋滞なので燃料の無駄。そして僕らがスタートする直前に最初のセクションであるウッズを眺めると、案の定既に外まで渋滞していました。

そしてスタート合図!!!

皆がバーッと出発かと思いきや僕と同じ考えでゆっくり出発する人も多い中、僕も転ばないように慎重にスタートしました。そしてウッズ前の渋滞最後尾に到着。ここからは渋滞を並びながらも隙あらば前へ進みます。。。

・・・こうしてレースがスタートしたのでした。

※ここからは時系列で書いてもハード系に詳しくない人以外は全く分からないと思いますのでかいつまみで<

レース動画

動画は今回も生データを置いてます。基本そのままなのでまずいシーンがありましたらお知らせ下さい。削除なりかっとなりします。なおWEXのようなクロスカントリーと事なり渋滞があったり長時間スタックすることがあるため途中でカメラを停めたりしています。後、途中コケタタイミングでカメラが横を向いてしまいややというかかなり見づらいアングルとなっていますがご了承ください。

www.youtube.com

つまらないミスの繰り返しだった前半

スタートして最初の難所が「二段ヒル」というヒルクライム。下見ではどうという事は無いと思っていましたが、前走者が掻いたのか、坂の途中が凸凹していた事もあり一発で直登できずでした。

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ダメみたいですね…

そのあともう一回トライするも轍にハマりクリアできず、冷静に降りて三回目でクリアできました。

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ヒルクライムでフロントが上がることにも慣れてきたよ

たぶん冷静に一旦止まって助走をしっかりとっていけば行けたのです。それをなんとなくノリで2回もトライして案の定登れない。体力や時間を無駄に消耗してしまいました。うまい人ならいけるのでしょうが僕レベルでは一つ一つ冷静にトライしないと登れないのです。

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下の人ごめんなさい!

ここでは正直「こんな場所で転んでしまった…」と焦燥感がすごかったのを覚えています。

・・・

「渋滞するぞ」と言われていた1stヒルはすでに僕が遅かったこともあり渋滞はなく、快適に上ることが出来ました。その付近にはプロショップエディの皆さんが!ブブゼラをプカプカ鳴らしており、気分は海外のエンデューロレーサーでテンションが上がったのを覚えています。

その先は細い道で渋滞していました。そして誰かが開拓した別ルートも渋滞している状況。少し様子を見ると開拓ルートの方が短かったのでそっちに並びます。

・・・これが判断ミスでした。

開拓ルートは地面がフカフカで斜度もやや急。場所によっては根っこも出ており、スタックしたりすると体力を使う道でした。しかも開拓ルートと通常ルートは途中で合流しており、皆さん交互に進んでいたのです。

結局合流で待つなら不安定な開拓ルートよりも標準ルートを進んで待って体力を消耗しない方が良かった。。。

案の定、開拓ルートの根っこにやられタイムロス。しまいにはスタック。幸い、後ろから来た心のライバルT岡さんが助けて下さいました。「先いってください!」って言ったのに「いいよ(にっこり)」とバイクを持ち上げたり押してくれたり…優しすぎて涙が出そうでした。

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ありがとうございました!

そのあとも、渋滞を回避しようと難しいコースへ。ここも「何となくノリで助走もあまりしないで突っ込む→失敗して体力を消耗」を2回もやってしまう。じっくり助走を取ってスタートしたかったですが後ろも渋滞しているのでこれ以上は・・とあきらめ迂回。迂回ですらキャンバーでやられてしまい転倒。最後はエディの皆さんがお助けしてくれて何とか脱出。この時既に30分が経過しており順位は最下位。「これはもうだめだ…おしまいだぁ…」と心が死んでしまったのを覚えています。

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レース中のイゴイゴで焦燥感がやばい僕

崖落ち寸前オーバーキル

助けてもらえたものの順位はだいぶ後ろ。

「ここから頑張って挽回しなきゃ!」と先へ進むと、今度は細いキャンバー(斜めの斜度の道)が。

キャンバー走行では谷側に落ちないように谷側へ体重を掛けて上げないといけないのです。注意しないといけないのに頭が回っておらず何も考えずに突っ込みます。そして案の定フロントがずり落ち、転倒。転倒してしまったのです。

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あっ・・・

・・・この斜面は地面がフカフカでバイクを起こそうとするとどんどんバイクが谷にずれおちるのです・・・

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持ち上げようとするとタイヤが逃げてどんどん谷に落ちていく・・・

2回バイクを引き起こしてリスタートを試みましたがタイヤが空転してリアタイヤがどんどん谷側へバイクが落ちていくのです。

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マズイマズイマズイ

「(…これ以上やったらだめだ。一人じゃもうむりだ)」

と判断しました。

そんな感じで最高にテンパっていると、心のライバルだったT林さんが後ろからやってきました。

T林さん「大丈夫?助ける?」

僕「いえ、大丈夫です!先いってください(この人もめっちゃいい人や…)」

T林さん「ソウ?ガンバッテネ(ブイーン)」

僕「(めっちゃいい人や…情報戦とかバカみたいな事しててすみませんでしたー)」

・・・なお、後で聞いたら

T林さん「一応”助ける?”って言ったけど助ける気は無かったよ(暗黒微笑)」

とのこと。危うく騙されるとこだった。やっぱりこの人はライバルだ。

・・・

…もうゴール、していいよね

この後5分くらいトライしてもダメ…もう最下位だし体力も精神力も限界だよ…時間も大分かかったしたぶんあと残り1時間くらいでしょ??まだ現時点で1/4位の場所だし1周はもう無理だろうな…

ゆっくり休憩してここからは行けるところまでゆっくりいこう。そしてまた日野ハードにチャレンジしよう。

僕「…もうゴール、していいよね」

僕「最後は・・・どうか幸せな記憶を」

・・・

・・

と思ってました。

レース中に助けを求めて歩き回る

ヘルメットを脱いで、バイクを放置して徒歩で行きます。

「・・・恥を忍んで助けを求めよう」

複数人で引っ張れればまだリカバリー出来ると踏んだのです。

僕「すみません。バイクが崖から落ちて一人じゃどうしようもない状況になってしまったんです(大げさ)」

スタッフさん「崖落ちかーじゃあもう下まで落とすしかないねー(無慈悲)」

僕「えっ(真顔)」

スタッフさん「まぁとりあえず見てみようか。どこ?(ツンデレ)」

スタッフさん2「おーい、崖からバイクが落ちたぞー(大声)」

観客の皆さん「え!?崖からバイクが落ちた!?大丈夫?!(ガヤガヤ)」

僕「アッアッ、崖というのは言い過ぎで斜面の下に行っちゃっただけかもです(小声)」

・・・

結局状況を見てもらい、ロープをもっていた方(後で見たらプロショップエディの皆さんやマツケンさんだった!あと和田屋のワタライさんもいた気がする)に引っ張ってもらいながらコースに復帰する作戦となりました。

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ロープを巻いて・・・

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フロントフォークやらにロープを巻きつけ山側に引っ張って頂きながら僕もアクセルを開けて登ります。

一人だとリアが空転してどんどん下がっていくのですが引っ張ってもらっているのでどんどん進み、安全地帯まで到着!!!

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みなさん後光が差してます!!!

この時は「助かった…」と本当に安堵と感謝の気持ちでいっぱいでした。

まだだ、まだ終わらんよ

マツケンさん「まだ30分しかたってないしここからでも冷静に行けば一周行けるよ!スタートは慎重にね!」

そう。体感では1時間位経っていましたが、まだレース開始から30分しか経っていなかったのです。

絶望を感じていたものの「まだ1周目指せる!!」と思うとみなぎるものがあり、1周目標だったことを思い出しました。

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遊びでやってんじゃないんだよ!

スタッフさんや観客の皆さんに見守られながら改めてスタートしたのでした。

そう…

冒頭で「1周できた」とか言ってますがこのお助けが無ければここでレースが終わっていた。本当に感謝しかないです。

ここまで何もいいところが無くてもう結果はボロボロ。体力もかなり削られていて息も上がっている。正直もう周回は無理かなと思いました。

でもね?

逆に「これ以上順位が落ちることは無いかな」ってリラックスできたのです。

…今から思うとここからようやく冷静に余計な焦燥感なく走ることが出来たと思います。もちろんうまく走れたわけではなかったですが、失敗した時も冷静に対処できたしいらないミスやコケはほぼなかったです。始めからこのくらいだったらたぶんもうちょっとよかったのになぁ。

丸太丸太丸太丸太丸太

ミディアムクラスは丸太1本で勘弁してくれないかな?とか淡い期待をしながら「丸太アトラクション」セクションにやってきました。

タイトルで丸太と何回書いたでしょうか。正解は5回。そう。5本の丸太がありました。

しかも、放射状!!

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デデン

観客は沢山でバイクが丸太に吹き飛ばされるのを見るたびに歓声が上がっています。

隣のEXCの人と顔を見合わせながら「ドーゾドーゾ」とやりあい、向こうが根負けして先に丸太へ突入。結果ものすごい距離をバイクが飛んでいくのが見えました。

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嗚呼

僕の番。ですが委縮してしまいあまりアクセルを開けずに丸太へ!

EXC君の素晴らしい300mmサスストロークに救われて何とかフロントは超えてくれ、リアは乗り越えられず持ち上げます。これで1本。

…ここからは勢いが付けられない丸太が4本続きます。

困っていると、観客の一人(彼とは一緒に走ったことがありメチャウマ)からアドバイスを頂き、さらにその知り合いの方からもアドバイスを受ける。

「丸太と同じ向きにバイクを置いて、フロントアップして丸太を超えさせるといいよ」とのこと。

言葉だとなんのことやらって感じですよね。観戦していた方の動画をみればなんとなくわかるかも?

僕の目の前に人がいたのでゆっくり進んでますがこの5ほんの丸太セクションは本当にきつかったです。。。もっとフロントアップをうまく出来るようにならないと…

トップクラスの人

別次元や…

なんとかクリア。かっこよくもなくぶっ飛ばしたりも無く地味に進む僕。ちょっと恥ずかしかった。

急な下りが延々と続く奥の細道がつらかった

今思うと、この急な下りが一番技術的につらいセクションでした。

兎に角、急な下りが延々と続くのです。しかもガレ場でタイヤが弾かれたりして降られるのです。早々にここでビビってコントロール失いバイクから離脱した結果木にフロントがハマり、一人では抜け出せなくなる状況になってしまいました。

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嗚呼・・・

困っていると後ろからバイクが。

???「大丈夫ー?手伝おうかー?」

僕「(あれ、この声は…)たぶん大丈b…やっぱダメみたいです涙」

???「今ロープ渡すので待ってて!」

僕「すみません。ありがとうございます!!!(ありがてぇ…アリガテェ)」

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後光が差しています

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ありがてぇ・・・

・・・

助けて頂いた方を見ると、なんと今日のブリーフィングでも出てたtacさんでした!

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TKOに日本の高橋・和泉が殴り込み! 惜敗を喫しリベンジを誓う: IRC TIRE モーターサイクルタイヤサイト NEWS & TOPICSより 左がtacさん。右が現チャンピオンのロッシさん

なお、tacさんの名前を初めて聞いたのは僕がEXCを買ってすぐの頃。

マツケンさんに「僕と同じくらい身長高くてうまい人って誰ですかね?フォームとか参考にしたいのです」と質問した時に教えて頂いた方でした。

その名前を聞いてからyoutubeでtacさんの動画を漁っていた時期もありました。なお肝心のフォームですが…まずBetaとKTMだとステップのポジションからして違うのであまり参考にならなかった(観察力がない)

話は逸れますが、アロンアルファのCMに出てたりもします。アロンアルファがどう関係してるかって?

こいつを見てくれ、どう思う?

www.youtube.com

なお彼のお店でBETARR2TかXtrainerを買えば「+交通費で現地納車&スクール、セッティングサービス」があるそうですよ!助けて頂いたせめてものお礼で自主的な宣伝ですw

ハードエンデューロライダーの誰に聞いても「ハード系ならBeta」と聞きます。今回の日野ハードEDのハードクラストップの殆どがBetaだったことからもそういうことなのか、それともうまい人は何に乗ってもうまいのか。

なお世界的なハードエンデューロレースではKTMが優勝することも多いのでやっぱり後者かな。

tacさんは「僕は今日はマーシャルで明日(ハードクラス)が本番ですよーw」との事。

僕は「頑張ってください!!!」と応援しましたが、後で考えるとこの状況で頑張るのは僕ですねw 斜度が急すぎてバイクにまたがることが出来ず、バイクをゆっくり押しながら坂を下ったのでした。

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1周したときは感動した

下りを終えたあとはまた昇ったり下ったり、ヒルクライムでやられたり、スタッフの人に「もう少しでゴールだよ」と励まして頂くも全然見えないゴールを求めて無心で走ります。このあたりからは既に1周できた人たちにガンガン抜かされていき、レベルの違いを見せつけられました。

途中渋滞している場所で知り合いに追いつけ、談笑しながら待っていたり適度に休憩したりとマイペースで走れたと思います。

…そして何とか、何とか!2時間ちょっとで周回することが出来たのでした。

スタッフの皆さんが「周回おめでとう」と拍手してくれた時は思わず泣きそうになってしまうほどうれしかった。

2周目にトライ

レースは3時間で既に2時間経過しており、普通に考えたらもう一周は無理。パドックに戻ろうと思っていました。何よりもう満身創痍。

でもゴール前からペースを落として僕に合せて走ってくれた”もりーさん”(彼は既に二周目)がさーっと3周目を目指して走っていきました。

それをみて僕も最後まで走り続けようとおもいUターン。コースに戻って2周目にトライする事にしたのです。どこまで行けるかわからないけど走り続けよう!

1周目はダメダメだった2段ヒルも人もおらず冷静にトライしてクリア。1ストヒルも巾着ヒルもクリアできました。一周目ではだめだった難しいコースも冷静に助走をつけて登ったらちゃんと登り切れてうれしかったなぁ。でも後ろからは誰も来ないしもうレースというよりはお山遊びしている感じ。そう考えると山遊びをタダでできてお得だなぁとか笑いながら走ってました。

…でも1回でも転ぶと体力が低下しているせいかすぐ息が上がり、身体が休息を求めます。のでクリアした後はコースわきでゆっくり給水したり、マツケン夫妻から頂いた”ふがし”を食べたりしました。山の中で食べるふがしは最高にサクサクで渇いたのどにはつらいw 口がぱさぱさになったのでハイドレーションでうるおしつつ、チョコレートを食べてたりしました。

途中、日野平の急な下りでバランスを崩して谷側にバイクを倒してしまって観客の方に助けて頂いたりしながらも、その後は大きなスタックはせずに淡々とコースを走っていきました。丸太も「フローティングターンしてリアは持ち上げる」作戦を5回繰り返してパスしたしヒルクライムは一息ついて一発でクリアできました。一周目でtacさんにたすけて頂いた激下り坂は割り切ってバイクを降りて、慎重に下りました。転ぶよりはこっちの方がカクジツです。

コースの3/4位のところにあるベーシックヒルというヒルクライムは登りきることが出来ず迂回コースでイゴイゴしたりしながらクリア。この時点で時計を見るとあと5分でした。

流石に残りを5分でゴールすることは難しい。2周目は記録に残らないけどそれでも最後まで走ろうと覚悟を決め、走りました。

でもこのあたりからは集中力が完全に切れ、どうでもいいとろで操作ミスしてバイクを倒してしまたり、足をついたのに踏ん張れなくて転んだり、足がつったり、どうでもいい坂道で何故かバイクを発射させたりともう限界。それでもなんとかバイクを引き起こしたり押したり走ったりして、二週目として集計所を通過できました!

勿論記録には残らないけど、拍手と共にマイク実況していた方が「また一人山から戻ってきました~」とゼッケン番号と名前を呼んでくださり、とても充実感のあるレース終了となったのでした。

手元の時計で見るとレース終了時刻から15分ほどオーバーしていました。あと15分短縮できていれば2周で来たのかぁと若干悔しい気持ちもありつつ、「1周するのに最初は2時間以上かかったが疲れてた2周目は1時間15分だった」という事実は少し自信につながりました。冷静に走るのって大事なのです。

当初の目標だった「日野ハードED一周」は達成できた。

このうれしさは確かにあって、身体は疲れていたけど達成感を感じるには今の僕には十分だったのでした。

レース後も楽しい時間を過ごした

パドックに戻るとプロショップエディ勢で一緒に走ったT林さんとT岡さんの姿が!二人とも時間内で1周できたとのこと(気が付いたら抜いていた)。

今回二人にリザルトで勝ててちょっとうれしかったのはここだけの話。まぁT岡さんには最初の当たりで助けてもらったりもしていたのでドヤ顔するのはちょっと違うのですが、結果は結果です(無慈悲)

レースの感想を話し合い始めたら無限に話出来る自信があったのですが、僕だけは日帰りなので急いで帰宅準備を始めます。

洗車上は既にみんな終わっていたのかすぐに自分の番が回ってきました。スタッフの方も一緒に洗車して下さったので一瞬でバイクが綺麗になりました。本当至れりつくセリで感謝しかないです。

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洗車を終えたEXC君

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リスくんは落ちる限界

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お疲れ様!EXCくん

洗車を済ませてバイクを積み込みます。T岡さんに手伝って頂きながらなんとか積み込み完了!そんなことをしていると翌日(ハードクラス)の下見を終えたエディ勢の皆さんが帰ってきて、皆で今晩使うテントの準備をしたりしました。

テントの準備が完了したら皆で温泉へ。

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渋滞。夜のこの道は怖すぎる…

髪の毛や皮膚の穴の汗や泥をすべてさっぱり洗い流す。オフロードバイクレースでのこの瞬間は何回やっても最高です。

そして焼肉!!

レースの感想を話し合ったり美味しいお肉を舌鼓を打つ暇もないくらいお腹いっぱいまで食べたり、”頑張った自分へのご褒美”でメロンフロートを頼んだりと楽しい時間を過ごしました。レースは一人で走りますが知り合いがいるとレース以外の時間も楽しい。趣味でレースやるなら知り合いと参加した方が楽しいですね!

レースの後の焼肉ってなんでこんなにおいしいんだろうか。

お腹を満たしたら、皆さんとお別れ。皆さんは山に戻り明日のレースに備えます。僕はハードクラスのお手伝いをできず心苦しくも、頑張ってくださいと硬い握手を交えつつ、お別れ。皆を見送った後、僕はゆっくりと自宅を目指したのでした。

思った事を書くよ!

レース中のことは書いたのですが、レースを終えてみて気づいた事や事件を書いておこうと思います。主に反省文。

リアの空気圧が1.1だった

オフロードバイクではタイヤチューブの空気圧を落とすことで地面との接地面を増やしてトラクションを増やします。特にハードEDレースだとリアタイヤは0.4とか0.2とか、人によっては大気圧(0.0)で走る人も。

で、

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

『おれは リアタイヤの空気圧を0.4にしてレースに臨んていたと
思ったら いつのまにか空気圧は1.1だった』

な… 何を言ってるのか わからねーと思うがry…

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・・・

時系列で書くと…

前日にタイヤ交換(空気圧1.5)

当日準備で空気抜き忘れた

スターティンググリッドで並んでいると、ふと「空気抜いたっけ?」とテンパり「確か0.5に抜いたハズ」という謎の記憶が

前前前走者がスタートする中、バイクを降りてタイヤをぐにっと押したら硬いけど凹んだ(気のせいだった)

「0.5に抜いていたんだ!でも硬いな…もっと抜いておこう(プシュー)」

「(これで約0.4のはず。レース頑張るぞ)」(空気圧1.1)

つまり、僕は0.4だと思っていたら1.1で走っていたってワケ。

レース中や事後に知り合いから「タイヤが空転してて土を食ってない」とか「タイヤがつぶれてない」と言われたのでした。

レース中に本来は確認すべきだったのですが冷静でなかったのと特に登れないということはなかった(鈍感)ので深く考えずに先を急いでいたのです。

もしかして、空気圧ちゃんと落としてれば2周できたのでは?(名推理)

これは後悔が残りましたね…。

できることはやっておこう

レースになるならリザルトは一つでも上の方がうれしいですよね?勝つためにはやっぱり「準備」が一番大事だと今回痛感しました。

大事なのは

先に出来ることはなるべく全部やっておく

これだけ。当たり前のこと。

「ゼッケンを貼る」「ハイドレーションを用意する」「空気圧を測る」「バイクの増し締めをする」「エアフィルターを交換する」「セッティング確認する」「チェーンの調整をする」「ブーツの中敷きをセットしておく」「カメラの充電はしておく」等。

これらはやろうと思えば5分で出来てしまう事ばかりです。でも5項目あったら25分もかかりますし、沢山あると漏れてしまう可能性もあるのです。事実、僕は今回空気圧のことを失念してしまいました。

出来ることはやっておく。そして当日はその分下見やダブルチェック、そして不慮の事態にも備えることができます。

出来ることはやっておこう(戒め)

レース中もツマラナイミスが多かった

今回のレースではつまらないミスが多かったのです。特に前半。

ヒルクライムは助走が大事。下手ならなおのことで助走を最大限取ってまっすぐ坂に入る。これをやれば今回のヒルクライムはどれもそこまで登れないものではなかったと思っています。

でも前半は焦ってたり、前の人を抜かなきゃ!と斜め横から助走もなしにヒルクライムにトライ→失敗。みたいなことも多かったです。そこで体力を消耗してしまったり後ろに迷惑を掛けてさらに焦ってしまったりと完全に悪循環でした。

更に失敗してしまった部分を挽回しなきゃ!と「先へ先へ」と焦っていたことで路面をしっかり確認せずに走ったことでキャンバーで転び、スタッフや観客の方にヘルプしてもらう事態にまで発展してしまったのです。

本番で普段通りの実力を出すのはオリンピック選手でも難しいという話なので僕には到底無理ですがそれにしても今回はいらぬミスが多かった。「冷静にマイペースで走る」ことは心掛けたほうがいいなと学びました。じゃないと今回みたいにミス多発するぞ?って。

スタッフや観客のヘルプが手厚かった!

今回のレースは「ヘルプあり」でした。なので知り合いがいたりすると合法で助けてもらえるチャンスがあるのです。

実際、僕も実際何度か助けて頂いたりアドバイス頂けたりしましたし、「崖落ちしたり大きなスタックをしても」安心してレースすることができました。

ハード系レース名物の渋滞が起こると率先して渋滞の元凶のライダー(僕含め)を助けたりして流れを良くしてくれたり、道を柔軟に変えてくれたりと初心者でも安心して出ることが出来るレースだったと思います。最後は洗車も手伝ってくださいました。

本当に手厚いサポートだったと思います。

ミディアムクラスは本当に楽しいレースだった

日野ハードEDは”ミディアムクラスのライダーには楽しみを、ハードクラスのライダーには苦しみを与えるシステム”とのことでした。

マップや下見、そして実際にその場に来た時は「騙された!」と思いましたが、本当にヤバい場所はエスケープできたりヘルプがあったりととても手厚いサポートのおかげで満身創痍だけど楽しく走ることができたのです。ハードクラスはどうだったか不明ですがミディアムは紛れもなく「楽しい」レースだったと思います。

コースの難易度的には上位の方々は4周していましたし後半はクロスカントリーみたいになってましたのでたぶんコース的には簡単だったのかな?と感じました。実際リザルトを見ると上位の方々に合わせると72人中65人が周回出来ており、15人が2周、20人が3周。6人が4周していました。

ハードEDレースで良くある「この坂がどうしても上れなくてレースが終わった」というひとはたぶん殆どいなかったんじゃないかな?もし技術的に少し足りなかったとしてもスタッフが助けてくれたりして登れた、って人も多かったんじゃないかなって。僕もそれ。体力と気力、あとメンテナンス出来ているバイクがあれば一周できたと思います。

個人的にもし次回日野ハードEDがあるなら、ミディアムは同じくらいの難易度だとうれしいなって思っていますが、多くの人は「もう少し難しくても良い」って思っている気がします。そういう人は早くハードへ逝ってドウゾ。

少なくとも僕レベルでもミディアムクラスは楽しめました。

もっと練習が必要

ミディアムクラスの皆さんはみんなうまかったりアタック精神がすごくてバイクを飛ばしたりしてもガンガンアタックする人が多かったです。僕も頑張りましたがビビってしまってダメダメでした。今回はそれでも何とかクリアできましたがこれ以上は全然なので課題を感じます。

練習あるのみですが、僕のバイクに乗れる頻度的には大きな成長は難しい。課題は意識しつつも楽しんで長く続けていきたいなぁと思います。毎回成長を感じれれるようチャレンジはし続けていきたいですが。

今回のレースも後半はうまくバイクに乗れた!って感じられた瞬間もあったし、その瞬間はやっぱり最高なのです。

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まとめ

関東屈指のハードエンデューロレースである日野ハードエンデューロのミディアムクラスに参加してきました。

コースは僕的には厳しかったが丁度良く、自分の準備不足や謎のテンパりもあり1周するのはかなり苦しかったです。それでも仲間やスタッフや観客の皆さんのサポートもあり何とか1周することが出来ました。楽しかったしまた出たい。

という事で日野ハードエンデューロは2017年のしめくくりにふさわしい楽しいレースでした。

年内であと一回くらいはバイク乗りたいすな~。あんまりハードな奴じゃなくて爽やかな奴。でも冬は寒いから適度にハァハァ要素があった方がいいかも?

・・・こんな感じ。

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