こんにちは。ぼっちバイカーです。
嫁からの突発的な出撃許可がでた為、週末に林道遊びをしてきました。
タイトルの通りアタックツーリングで結果は惨敗でした。
久しぶりのアタック
250EXCというアタックの為に有るようなマシンを所有している僕ですが、ここ3ヶ月でアタック遊びしたのはたったの2回だけだったのです。あとは入門者向けレースのWEXやJEC LITESで普通のコースを走ったり、フラット林道ツーリングした感じ。
今回は”ワケアリ”
今回はワケアリ。
“とある人”と”とある場所”を走ることになったのですが、そのあたり書くことが難しい…
今回かなり漠然とした記事になってしまう事を最初に謝らせてください。写真も撮影していないのでほぼ文字という・・・。
まぁ、半分以上激寒自分語り回ということで「へー」って読んでいただければと思います。
現地まではトランポで
現地まではご一緒した方のトランポに相乗りさせてもらうことになりました。
バイクで15分くらいのコンビニで集合だったので楽だった!集合地点近くのガソリンスタンドで給油も済ませちゃいます。給油ラベルがあるので満タンにできてラク!
トランポがやってきたら、僕のEXC君をささっと慣れた感じで積み込んで頂き、出発!
その際にブーツやプロテクターはすべて身体からパージ。借りたサンダルを装備してリラックスした服装で目的地へ向かいます。なお運転もお任せ。僕はしゃべるだけの装置。トランポの良さをひたすらプレゼンされながら向かいます。
・・・やっぱ、レーサーだとこれがふつうだよなぁ。とってもしっくりくるのです。
あ、ご飯もコンビニで調達です。
ワクワク3割ドキドキ7割
行く前から僕には割ときつい場所、と聞いていたので覚悟はしていました。
知らない場所を走れるワクワクが3割でそれ以外の恐怖心などのドキドキが7割って感じでしょうか。それでもだんだんEXC君にも慣れてきたと思っていたのでどのくらい通用するか、現状の自分を知りたいと思ってもいました。
・・・そして現地へ到着します。
ワクワクというよりはドキドキしながら降ろしてもらったバイクを受け取ります。バイクを下して一息ついたら淡々と準備。
装備をしてハイドレーション等荷物の確認をしたらバイクを暖気。まるでレース会場みたい。山の中という事もあり、多少心が痛まずにバイクを暖気することができました。
今日の予定は「午前中走ったら一旦トランポまで戻ってきて午後また出撃する」という流れ。トランポスゲー
いよいよ出発!
バイクで出発!
しばらく林道を走ったら支線へ。丸太を超えたり藪漕ぎをしたりして進みます。
丸太はEXCのサスが優秀だったのもあり何とかクリアできましたが、それでもナナメになっていて転びそうになったりもしました。本当そろそろ意図したフロントアップが出来るようにならないとな…。
なおここは移動通路。まだアタックは始まってないのにおかしいな。僕の身体はハァハァしてます。
…そしてある程度進むとあとはヒルクライムが待ってます。
ヒルクライムって結構好きです
唐突ですが、僕はオフロードバイクの楽しさの中の一つにヒルクライムがあります。
ヒルクライムって結構好き。
過去にはアクセルが足りずに途中で止まってしまいビビったり、登りきれずにそのままブレーキをしても止まらずにズリズリと加速しながら後ろへ下がって死ぬ思いをしたり、捲れたり、あと登りきれずに他の方に代走してもらったり押してもらったり引っ張ってもらったりと迷惑をかけることもありましたがやっぱり達成感というか登りきった時のうれしさがあって出来る限り挑戦していきたいと思っています。
で、今回の場所は今まで経験した中で自分の中では一番難易度が高かった。
斜度はもちろんあるのですがまぁ斜度はこういう場所はよくある。でもそれ以上に岩や根っこやワダチなど障害物のオンパレード。そして何よりビビるのがその坂道の長さ。カーブがあって先が見えないくらいずっと奥まで坂道なのです。
この坂を見て僕は「あー、”ヒルクライムが好き”なんて金輪際言うのはやめよう」と心に誓いました。もうビジュアルで圧倒されてしまっていましたね。
ヒルクライムチャレンジ
タイトルの通り惨敗でした。失敗ばかり。
スピードが足りなくて止まってそのまま谷側に倒れたり、スピードを出したら岩に弾かれてバランスくずしたり、スピードが遅くなったら発射したり、バイクに体がついていけずにとまったり・・・
でも沢山失敗したりアドバイスを頂くうちに、何が原因なのかがだんだんわかってきました。
原因1:アクセルが足りない
これは今までも良く言われていますが初速からアクセルが足りない。そのせいで障害物があるとそこで減速→失速して止まってしまうのです。
確かに2ストのパワーバンドに入いる前に斜面に差し掛かってしまう僕。どうしても加速するとバランスを崩したり怖くなってしまう。不安定な場所でも一気に加速できるよう練習が必要だなと感じました。
原因2:障害物でビビってアクセルを閉じる
ヒルクライムが沢山有るのでいろいろ練習できるのですがどれも途中に岩やワダチ根っこのような障害物があり、そこを通過すると車体がぐらつき、ビビってアクセルを閉じてしまうのです。その後バイクを立て直す頃にはかなり失速しており、そこからアクセルを開けてももう遅い。
・・・実はこれは今までも感じていた苦手ポイント。
ちょっとした段差とか車体がジャンプしたりするとビビってアクセルを緩めてしまうのです。短ければ多少スピードが落ちても何とかなりますが、斜度がある長い坂だと失速したらおしまい。ダメなのでヒルクライム中の障害物をなるべく失速しないように超えられるようにならないといけません。
車体の衝撃についてはスタンディングや腰を浮かすだけでも違いがあるようです。
未だにシッティングなのでスタンディングでヒルクライムできるようになりたい…
原因3:すぐあきらめる
ビビリな性格という事もあり、ダメかなぁーと思ったら諦めてすぐにバイクを離して発射したりしてしまいます。
あまり粘りすぎて怪我するのは嫌ですがもうちょっと粘ってあきらめずにリカバリーしたりも出来たんじゃないかなって。
ご一緒した方からも「諦めるの早い」と言われた。
原因4:途中でとまったところから諦めないで頂上を目指す
ヒルクライムは一気に登らないといけないですが、途中で止まってしまっても下まで降りずにそこから上を目指すことも場合によっては出来るのです。
地形をよく見て自分の頭で考えてどこからなら再スタートできるかな、とか考えることも大事なんだなって。
原因4:バイクを引いたり動かしたり
坂の途中で止まって締まっても上記の通りリスタートできる場合があります。
バイクのリアタイヤを引っ張り上げたり、フロントタイヤを動かしたり。この場合も腕の力でなく足で動かしたりしないと筋肉や体力がすぐそこを突きます。バイクを動かすのもコツが必要なのです。
原因5:クラッチが全然使えてなかった
僕は勝手に「急斜面のフワフワの土の上で、停止からの再発進は不可能だ」と思っていました。
実際、経験として地面を掻いてしまいズルズル空転してしまうのです。これはEDRでもEXCでも同じでした。
・・・でもこれは単に僕のクラッチワークが原因だったのです。
というのもどうしても発進できなくて代走してもらう機会が何度もあったのですが、その方だとタイヤがゆっくりでも空転することなく動いているのです。でも自分がやるとできない。このあたりがクラッチ操作が雑だったからなんだなってわかりました。
斜度や地面のコンディションによってクラッチの動かし方は変わりますが、「音」を意識すると良いようです。僕も何度か試したら数回うまく発進することができたのです。この点だけは唯一、褒めてもらえたポイントでした。
停車時からの発進だけではないです。
斜面を登っている時に速度が遅くなってくるとフロントタイヤがバンバン上がるので大変なのですがその時もアクセルは閉じずにクラッチをちょっと握って動力の一部をカットしたりと調整することで対処出来ることがわかりました。
またバイクが一定以上速度を失った時もクラッチワークで復活できることも分かりました。クラッチってすごい!!!
原因6:体力不足
何度も何度も転んだり失敗していると体力が持たず踏ん張れなかったり、スタートする前から失敗の二文字が脳裏をよぎるようになります。
そして一度失敗するとハァハァする息がなかなか戻らず、時間がどんどん過ぎていきます。汗もぼたぼたと零れ落ち、下着やヘルメット、プロテクター、バッグとすべてグッショリ。不快感も強くなり体力が余計に消耗されていきました。
ハイドレーションと塩タブレットでで水分と塩分は取っていたつもりでしたが、後半は経っていられずに地面に座り込んだり、立ち上がったら頭がふらふらして立っていられなかったり、足が何度もつったりもしました。どうやら体内の塩分が減ってくるとつりやすくなるとか…。
ハイドレーションは前半で1.5L飲み後半も1.5L飲みきってしまいました。
お昼も塩分多めのコンビニ飯でしたがそれでも足りなかった。
オフロードバイクって頭を使うものだなぁ
今回実感したのがこれでした。
地面の状況を把握しながらラインを選んだり、アクセル開度を決めたり、クラッチを操作したり、身体の位置を動かしたり、目線を変えたり、ハンドルを操作したり、足をしっかり踏んだり、スタンディングしたり、そしてバイクの挙動が変わった時にどうするかを判断したり…。
こんなの一気に出来るはずがないw
毎回ヒルクライム前に「○○をしよう」と決めて発進しますが、走り始めるともうすべて忘れてしまう程忙しく、結局発信前に決めた事すら守れないこともしばしばでした。
運動はある程度慣れや覚えゲーなのかもしれないけど、あまりに自分がダメダメで辛いですw
キックをdisったバチが当たった話
僕は過去記事でもキックをネタとしてdisってきました。
最近2ストキックオンリーレーサーを買ったカルケンさんへのdisり
(半笑い)とか書いた結果遂に罰が当たりました。
・・・きゅきゅきゅきゅきゅ・・・
・・・キュキュ・・・
…キューーーー
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
…安西先生!セルが、セルがかからないです!!!
あまりにもスタックしてリスタートしまくった結果、セルが動かなくなった…。セルが死んだのではなくバッテリが尽きたと思われます。
その結果、
???「キックあってよかったね!」
僕「(キックでエンジンかけた事)ないです。」
???「えw 上死点って知ってる?」
僕「ジョウシテン?」
???「僕がやるよ…(呆れ)」
結果急斜面でキックをやってもらう要介護状態。マジですみませんでした…
その後平地でも練習したけど一度もエンジン掛からなかったヨ。
…キック練習しなきゃ(真顔)
キックの神様。今までdisったり半笑いしててごめんなさい。もう二度とバカにしないから。どうかキックでエンジンがかけられるようになりますように…。
何一つ成し遂げられなかった…
今回はメインのヒルクライムはすべて途中までしか登れず、途中からの再スタートもすべてヘルプしてもらってクリアでした。
・・・つまり僕は一つも、何一つも成し遂げられなかったのです。
救いだったことも。
地面も割と岩盤が多かったのでバイク壊れるかと思いきやダメージがあったのは写真の通りナンバーとリアウィンカーのみ。シュラウドやチャンバーガード、各種ガードには傷が入りましたがはっきり言って気にならない。
…おそらくですがEDRだったらもっといろいろ壊れていたはず(震え)
やはり軽くて転ぶ前提で作られているEXCは頑丈で良く作られていると改めて感じました。
転んだ拍子に枝がフロントスポークの隙間に刺さったけどインナーチューブも傷なし
何も成し遂げられなかったけど学びは多かった
…確かに、今回確かに何も成し遂げられなかった僕でしたが、上に書いた通り自分の課題が沢山見つかりました。そして何よりEXC君のポテンシャルを感じる事ができたのです。
特に後半は部分的ではありますが何度かうまくいくこともありましたし、バテバテでしたが成長も感じられました。まぁ乗り手が下手な分バイクが補ってくれたからこそうまく乗れたのだと思いますが…
これ楽しかったなぁって思いながら書いてます僕w
ここまでを読んだ人は
「ぼっちさん相当大変な目にあったんだろうなぁ」
「楽しめなかったみたいだしヒルクライムはもう懲りたのかな?」
と思われるかもしれません。
でも今この記事は「楽しかったなぁ」と思い返しながら書いているのです。
勿論、ヒルクライムにやられてもうふらふらしていた僕は一刻も早く家に帰って休みたい、と思っていました。でもいざ終わってみると
「次はもっとあそこを注意してやってみたらどうなるだろう」
みたいな事を考えている自分がいるのです。うまく出来るようになったらもっと練習し楽しく山遊び出来るようになりたいなぁって。
ただこれハマると確実に怪我する気がする。怪我したらバイク降りないといけないので線引きをどこかでしないと本当に危ない。
どこかで味わったことのある感覚だな…
この感覚は初めてではありません。
そう、この時。
この時走った道も今ならたぶん普通に走れるはず。シランケド
いつか今回走った場所もそういう風になる日が来るといいなぁと思ったりしつつ、帰りもトランポにゆられていた僕でしたとさ。
これトランポじゃなかった家までたどり着けなかった自身がある…。
はてなブログシャツ大活躍!!!
前日に「着替えの服(上下)をもってくるように」と言われていました。山遊びしたら全身ドロドロになるのでそのままシートに座ったらトランポが汚れてしまうから。
ということでついに、ついに!はてなブログシャツを装備してみました!
ちょっと厚手ですがきごこちが良く、良かった。何より、汗でグッショリの服を脱いで帰ることが出来る喜びを味わう事が出来ました。
ありがとう、はてなブログTシャツ!
※ちなみにこのはてなブログシャツは一年前くらいに当選したラッキーアイテムです
https://www.botti-bk.com/entry/2016/06/28/115642www.botti-bk.com
まとめ
250EXCでは久々にアタックツーリングをしました。
内容としてはボロボロだったけど、EXC君と向き合えて走りにだけ没頭することが出来たいい一日でした。うーん、もっと練習したい!
こんな感じ。