こんにちは。ぼっちバイカーです。
KTM 250 EXCのガソリン残量が一目でわかるようにするカスタムを実施しました。
KTM 250EXCのガソリン関連の悩み
KTM 250EXCでのガソリン給油について紹介します。
まず、このバイクはFIではなくキャブレター式。そして2サイクルエンジンで混合給油方式です。
つまり給油ではガソリンと2ストオイルをミックスした燃料をガソリンタンクに入れてあげる必要があるわけです。
メーカー指定の混合比は60:1。6リットルのガソリンに対して100mlの2ストオイルを入れます。(6000割る60)
このバイクはレースで使うことを想定されて作られてるので、事前に大容量のタンクにガソリンと2ストオイルを指定の混合比で作っておき、それをバイクへ給油するわけ。
でもね?
公道も走行して自走で林道遊びをする場合にはこの方法がとれません。大容量のガソリンとオイルを持ち運ぶのは現実的ではないからです。
なので以下が懸案事項なのです。
- 給油量が毎回違うので2ストオイルをどのくらい入れればいいか計算しないといけない
- そもそもいまガソリンがどのくらい入るのかがわからない
給油量が毎回違うのはまぁ、面倒ですがしゃあなしです。給油した量から60を割ればいいのでどうということはない。
問題なのは後者。
どのくらいガソリンを給油できるかわからない問題
混合給油だとガソリンを入れる前にまず先に2ストオイルを入れないといけません。オイルが混ざらないですから。。。
つまり「2ストでは先にガソリン量に合わせた2ストオイルを入れないといけない」ってこと。
…みなさんって普段ガソリンスタンドで給油するときにどのくらい給油できるか考えたことありますか?タンクの中身は見れないので走行距離と走り方からおおよそはわかると思いますが誤差は1リットくらい出るのではないでしょうか。
いくらEXC君のガソリンタンクが半透明の樹脂だからってどのくらいガソリンが入るかなんてわからないよ?
卵が先か鶏がさきか的な話になってしまいますが、ガソリンを実際に給油する前にどのくらい入るかを誤差250mlくらいで知りたいのです。
ということで、「ガソリンタンクに目印を付ける作戦」を決行します!
人のアイディアを元にインスパイアしていくスタイル
僕は独創性が豊かではない為、人のアイディアはパク…オマージュでインスパイアなのです。
いつもお世話になってるたいちゃさんのこの記事をインスパイア(意味はよくわかってない)です
これを真似するゾ!
ガソリンタンクに目印を付ける作戦
今思えば、ディーラー納車時にやってもらえばよかった…。
ということで、目印は「1Lから9.5Lまで」を1L単位でつけていくことにしました。500mlだとちょっと細かすぎかなって。
やり方は単純明快です。
- ガソリンタンクを外す
- ガソリンをすべて抜く
- 1Lずつガソリンを注いで目印テープを張る
以上。
作業自体はとっても簡単ですがガソリンを抜くのでタイミングが大事です。
満タンにした直後にガソリンを抜くと容器が大きくないといけませんし抜くときも重くて大変です。出来れば燃料があまり入っていない時にやりたくて、タイミングを見計らっていました。
…そしてついにその日がやってきたのです。
ガソリンを抜く
家族が寝静まるのを待ってからが僕の整備タイム。
僕「ひ、昼は暑くて整備には向いてないし夜の整備の方が涼しくて最強だから…(震え声)」
で夜の作業では、どのご家庭でも必ずあるワールドインポートツールズの「300ルーメンCOBポケットLEDライト」を使います。
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たいちゃさんからの頂きもの!毎回重宝して使わせて頂いてます!
夜はどうしても光源が少なくてつらいのですが、これは欲しい向きで光を出せるので良い物です。ライトをつけるボタンの押し心地が軽いのすごく気持ちよくて無駄に何度もカチカチしてしまうのです。
バイクをチェックしてみると…
あとは以下3つを外します。
燃料コックをOFFにしたうえで下のホースも抜きます(ガソリンが漏れるので注意!)
ここまで3分でした。
ガソリンを造る!
のでここから2.5Lを増やして5Lの混合ガソリンを造ります。
はい!ここでどのご家庭でも必ずある、ハイオクガソリンで満たされている20Lのガソリン携行缶を持ってきます。
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2.5L注いてでから2ストオイルを41.67cc注ぎます。で蓋をしてからミックス!
念のためガソリンを本当の空にする
ガソリンタンクを空にしたら、ガソリンタンクを元に戻し、ボルトをとめてホース上下を結線します。
そして、念のためエンジンをかけてエンストするまで周囲を卍します。
ガソリンが切れてエンストしたら手で押して戻ることになるので遠くへは行っちゃダメですよ?
目印のテプラを作る
そしたら、どのご家庭にも必ずある「キングジム ラベルライター テプラPRO SR150 オフホワイト 」で作っておいたラベルたちを用意します。
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透明のテプラだとパクリになるのでインスパイアだから僕は白テプラ!
注ぐ前にバイクポジション確認
急いでガソリンを入れたくなりますがまだ我慢。
バイクが水平な場所であることを確認して、タイヤやサイドスタンドに乗っかっていない事を確認します。
ガソリン容量を今後チェックする時には必ずこの向きでチェックする事になります。これは別に真ん中でも右一杯でもよいです。
・・・さぁ、いよいよここからガソリンを1Lづつ入れていきます。
ガソリンを入れながら目印を付ける
メスシリンダーを用意して、1000cc注ぎます
で、ガソリンタンクに注ぎます…。
ここで注意点!
ガソリンタンクが左右で分かれており普通に乗っていると右側タンクにガソリンが溜まります。ここでガソリンを注いだらバイクを左右に振って右側にもガソリンが行くようにしましょう。その後水平にしてからスタンド側へバイクを倒します。こうしないと右側が空のまま測定する事になり、実際の目盛と齟齬が起きる可能性があります。特に1-3L位。
テプラの矢印の線を液面に合わせつつ、タンクに貼ります。タンクに貼る前にはパーツクリーナーで脱脂しておくとテープがはがれにくいゾ。
これは2Lいれた時の状態。見にくいですが奥の方にテプラが張られています。
こんな感じで、ガソリン1L注ぐ→水面に合わせてテプラを張る→ガソリン注ぐ→テプラ張る→ガス→テプラ…とやっていきます。
なおEXC君は9.5Lのガソリンが入ります。
一度に5Lしか作れないので、5L使い切ったら更に4.5Lの混合ガソリンを造りつつ、すすめます。
なお、4Lの水面はちょうどシュラウドに隠れてしまいテプラを張ることができませんでした。シュラウドを外して張ったところで見えなければ何の意味もないので4Lは貼りませんでした。
僕「あ、9.5Lテプラをつくり忘れた…」
ガソリンを9.5L入れたらおしまい!!フューエルホースのゆるみが無いか確認して、エンジンがかかることを確認しましょう。
ガソリンを作ったりとメイン作業以外が結構大変ですが1.5時間くらいで終わりましたよ。
まとめ
ガソリンタンクに目印としてテプラを張りました。
テプラを張るだけですが付帯作業が結構大変。でも1度これやっておけば今後はどのくらい入るのかが最低でもリットル単位でわかるので安心できそうです。
なおTwitterで写真をアップしたら、「高圧洗車で一撃じゃない?」と突っ込まれました。うん…高圧洗車時は気を付けよう…。あとは油性ペンで書いておくとかかな。
2スト混合で自走する方はこの方法は結構便利だと思いますのでぜひ!
こんな感じ。
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