こんにちは。ぼっちバイカーです。
実は最近、Garmin(ガーミン)のアクションカムである VIRBR-J XE を購入したのですが、タイトルの通り、ずぼらなバイク乗りにこそ特にぴったりだと感じた楽しいカメラでした。
ぜんぶ、ののくんのせいだ
そもそも何で僕がアクションカムを買ったのかから説明しないといけません。
経緯はどうでもいいよ!って人はさっと飛ばしてください。
最初に、僕はバイクに乗り始めた1年半前に散々悩んだ結果、GoPro Session4を購入。愛用しています。その辺りは以下記事に書いています。コンパクトでお手軽で軽くて最高に使いやすいのです!
じゃあなんで新強いアクションカムを買ったの?
・・・思い返せばこの記事を書いたことが間違いでした。
上記記事の最後に猿ケ島に関係ない話として「Amazonプライムデー」について紹介したのです。そしてその中で気になる商品としてこのGarminのアクションカムを話題に上げました。
「値段次第では買うかな」とブログに書いたにもかかわらずすっかり忘れていました。
そんな時、僕のブログ登場率ナンバーワンの のの (id:on-off-nono) 君からこんな連絡が…
欲しくなってとりあえずカートに突っ込もうとしたら、カートに入れることができない!カートに入れた誰かがキャンセルする待ち状態
くっそーー!
と諦めて悲しんでいると・・・
・・・察して?
しかも、WEXに間に合わせるためにうちまで届けてくれました。ついたのに僕はケータイを見ておらず20分ほどシカトするというプレイをかましてしまい、謝りながら僕の一押しのラーメン屋さんでラーメンをご馳走したのでした・・・
という事で僕がこのアクションカムを買ったのはぜんぶののくんのせい!ぜったいにゆるさいない!!
GarminのカメラってGoProと何が違うの?
たぶん読者のみなさんの殆どがこの疑問を持っているのでしょうか。実際僕も完全に把握せずに買ってしまったのです。勢いって恐ろしい…
全部を紹介すると大変なので僕なりにGoProと比較して気付いたことをまとめるよ
Virb XEを一言で言うと?
このVirb XEのポジションを一言で表すと
「必要十分のスペックでアウトドアスポーツ向けにラフに扱える商品」
と言えます。というのもガーミンのアクションカムは二つしかラインナップがありません。
左がハイスペック。右が今回買ったXE
GoProでいうと「Hero と Session」という関係に近いですね。
一応スペックも引用
- 本体サイズ: 77.0 x 40.6 x 36.8 mm
- 本体重量 :151.7 g(バッテリー含)
- 防水仕様 :50m完全防水
- 動作温度範囲:-20℃~60℃
- 外部メモリー:microSD(最大128GB)
- GPS:○
- 加速度計:○
- 高度計:X
- 手振れ補正:○
- レンズ歪み補正:○
- 自動録画機能:○
- ループモード:○
- 内臓マイク・外部マイク:○
- バッテリー:充電式リチウムイオン 約1.5時間(1080pで使用の場合)
- 対応動画:
1440p(30/24fps)
1080p(60/48/30/24fps)
960p(100/60/48fps)
720p(120/60/30fps)
480p(240fps)
タイムラプス(30fps)
http://www.garmin.co.jp/products/intosports/virb-j-xe/#specsTab
僕はSession持っているのでなおさら買う意味があまりないのでは?やっちゃった?とかなり心配になったのはここだけの話。
というかバッテリが1.5時間しか持たないって…
GoProにない最大の特徴がG-Metrixシステム
GarminになくてGoProにある最大の特徴を紹介します。
それが「G-Metrixシステム」です。
G-Metrixシステム
何かというと、要はカメラの中にセンサーがいろいろ詰まっていて動画の付加情報として記録してくれるのです。
ガーミンと言えばGPS
ガーミン社を僕が初めて知ったのはGPSメーカーとしてでした。というかAmazonのセールをやるまでガーミンがアクションカムを出していたなんて知りませんでした。
GPSの精度を初めセンサーの扱いに関してはガーミンの右に出るメーカーはあまりない。なのでこのセンサー関連はかなり期待できます。
カメラについているセンサーで以下がとれます。
- 位置情報
- 速度
- 距離
- 時間
- 高度
- 加速度
- 軌跡
さらに、社外品のアクセサリーで以下も取れます。
- 心拍計
- ケイデンスセンサー
- スピードセンサー
- 温度センサー
- パワー計
僕はあまり詳しくないのですが、メインは自転車ですかな。でも心拍計とか温度とかはいろいろおもしろそうですね。
センサーを使った動画って正直ピンとこないです。プロモーションビデオはかっこいいけど実際どんなんだかは使ってみないとわからない。日本のブログなどを見てもインプレしている記事は数えられるほど。人柱感が否めません。
トドイタゾー!
不安はあるけど、お願いしちゃったのでもう味わい尽くすしかない!
という事でとどいたぞー!
面白いのがマウントの形。
こういう穴に差し込んでぐりっと回して固定します。かなりしっかり固定されてる印象
ジョイントは6種類。左2つが90°向きを変えるやつ、真ん中2つがカメラの土台用、右2つがGarmin専用(?)のアタッチメント
ものはこんな感じ!
バッテリ交換
バッテリ交換方法を見てみましょう
バッテリを入れる場合にはこんな感じ
充電方法!
充電方法は、USBからカメラ本体を直接充電します。
乾燥剤を入れる
・・・面白いのが、乾燥防止としてこのカメラカバー内に乾燥剤を入れるのです!!
これどのくらい持つのだろうか…乾燥剤はあと3つ付属してました。
ヘルメットのどこにつける?
アクセサリー的には平面か局面の土台を付けて固定するか、90°方向を変えるアタッチメントがGoProと共用できるので既存の場所に取り付けるかできます。
今回時間が無かったので、後者である「GoPro Session君の土台に取り付ける」作戦を選びました。
結果・・・
カメラがややでかいですが問題なくつきました。
かぶってみるとSessionよりもカメラが重いのでちょっと違和感が。まぁすぐ慣れるレベルかな?
初期設定
初期設定はほぼありませんでした。かって充電したらすぐ使えます。
GoProと同じでカメラ本体がWi-Fiスポットとなり、自分のスマホから接続できます。またこれもGoProと同じでGarminと接続できるアプリがあります。
VIRBR Remote Control App
接続すると「リモート操作」「リアルタイムプレビュー」「撮影動画確認」「カメラ本体の設定」ができます。電池を食うので常時接続はよくないですがGoProより接続しやすかったです。
設定項目はこんな感じ。
Sessionよりは多いかな?結構細かくて好印象です。
でもね?
カメラ本体のファームウェアのアップデートはPCから
上記スマホアプリからファームアップのアップデートを取得・アップデートできると思っていたのですが、できず。ガーミンではPC用のツールを使ってアップデートをします。
スマホ上からアップデートするボタンを押すとこんなページが開かれた。
「登録・アップデート・同期はGarmin Expressでやってね!」
Garmin Expressのアイコン
Windows,Mac両方対応している
GoProだとスマホアプリ経由で出来るのでかなり便利でした。この辺はちょっと不満ですね~。
編集ツールも専用のものがある
GoPro同様ガーミン社謹製のビデオインポート・編集ツールがあります。
VIRBR Edit
直感的に使えたのでいい感じでした。
流れとしては
「動画をインポート」「メディアをタイムラインに配置」「動画のセンサー類の編集」「動画自体の編集」「エクスポート」
です。センサー類はそれぞれデザインを選んだり大きさを変えたりできるのですが結構面倒。その点ではテンプレートがあるのでめんどくさがりの人はテンプレートを選んであげればOKです。
今回はテンプレートは使わずに、「速度」「重力加速度」「距離」「高度」「GPS座標」を選んで配置してみました。
結構時間かかりましたが慣れればそれほどでもないかな?
複数の動画を編集するのはちょっと面倒くさかったので、あくまで「ガーミンのセンサー類を使った動画を生成する用」として割り切って、メインは普段使っている動画編集ソフトを使った方が幸せになれるかもしれませんね。
動画作ってみたぞ!
良くあるレビューが開封の儀ばかり時間を使って肝心の動画は
「やってみた」
みたいな感じで適当な撮影や編集のムービー。彼らはインプレメインであって動画クリエイターでないのでシャアなしですがあまり参考にならないのですよね。
バイクならバイクでどんな感じなのかを見てみたい!
ということで作ってみたぞ!
もろ「やってみた」ですが、ぜひ見てみてください。ほぼノー編集でセンサーのでデザインや配置だけこだわりましたw
なおこの動画はWEX爺が岳のレース前日の下見レッスン。下見ですが当日の雰囲気が伝われば幸いです…
個人的に面白いのがコースマップや速度。どのくらい正確なのかはわかりませんがなかなかいい感じですよね?
こうセンサー関連の数字がぐるぐる動いてると男の子なのでときめいてしまいます!
Garmin Virb XEファーストインプレッション
開封から初期設定、動画撮影、インポート、編集、エクスポート、アップロードまでやってみました。そのファーストインプレッションをしてみます。
画質やクオリティは問題なし!
少なくとも僕のような動画初心者には問題なかったです!詳しい方によるとGoProより視野角が狭いという事のようですが僕は特に気になりませんでした。
4k等は対応していませんが僕のようにスペックの高くないマシンで保管・編集するなら十分なスペックと言えます。
GoProより気が利かない!
これは慣れかもしれませんがやはり世界でも人気のGoProには一歩劣っていると感じる点が散見されました。これは性能というよりはユーザーインターフェイス。
例えばガーミン謹製のアプリがスマホ・PCと多岐に渡っておりメンドクサイ。
あと充電!
GoProだと「USB – microUSB」という汎用品で充電できますが、このガーミンはカメラ専用の充電器。無くしたりケーブルが壊れたら充電が出来なくなります。
“USB – microUSB”ケーブル(100円~)
Garmin Virb XE専用ケーブル(3400円)
今夏のWEXでもうっかりしててケーブルを忘れ充電できず悲しい思いをすることに…。
重さとバッテリの短さはちょっと考え物
スペック表は確認済みでしたが2時間持たないのは流石にきついですね。充電しながらも撮影できるようなのでモバイル充電器に接続しながら撮影するとかでしょうか。また重さもSessionに比べると重いのでちょっと気になります。
Sessionと同じ「スペックそこそこでスポーツ用途」なのでもうちょっと軽くしてくれても良かったかなぁ
手ぶれ防止や防水はうれしい
スポーツ用途なので雨や砂埃もへっちゃらです!この安心感はすばらしい。あとSession4にはない手振れ防止もあるので若干マシに見えます。あとは外付けマイクも使えるので音にこだわりたいときも安心です。この点はSession4を使っている僕でも買う価値がある点でした。
センサー類が面白すぎる!
バッテリが持たなかったり本体が大きくやや重いのはデメリットですがそれを飲み込んで余りあるメリットがセンサー機能だと感じました。
GoProの動画でも全然面白いのですが、こうやってGPSや速度が出たりするのが意外と面白く、動画的にも見ていて楽しいです。テンプレートもいろいろあるのでそれを変えるだけでもずいぶん印象が異なります。
既にGoProとSonyが独占状態のアクションカム界隈。そこに殴り込みをかけるにはガーミン社はセンサーしかないとも言えます。正直に書くと万人うけはしないですしたぶん商品的にはあまり成功しなかったのかな(だからAmazonでたたき売られたのかな?)と思います。値段も定価5万円弱。それならGoPro hero 5買うわwって感じ。
今回プライムデーで3万円を切る価格で変えたので買いましたがが定価でかうのはちょっと厳しい。
でも逆に書けばこういうセンサーがぐるぐる動いてる動画ってあまり見ないので結構目立つことが出来るんじゃないかなぁと思います。
使ってみて思うのですが自分の動画がこうやって数字でみれるの、すっごく面白い!
ズボラな人にこそガーミンのアクションカムは向いている!
タイトルの話。
イマドキだと中華製アクションカムを買えばすぐに車載動画が撮れます。なのでyoutubeを見れば車載動画は腐るほどありますね。
そんな中でハイクオリティな動画を作るのは時間がかかるし大変ですし苦労してまでしてアップしなくてもいいや、というひとが大半なんじゃないかなって。
その点、このガーミンのアクションカムはセンサー類のデザインだけ決めてあげれば結構こだわって作られた動画に見えます。
そういう点でズボラな人にこそこういうカメラはアリなんじゃないかなって。
あとレースやコースでグルグル走っている人にも向いてる
速度やGが出るのでコースを走る時には結構勉強になりますね。あとラップとかも計測できるようですのでクローズドコースでも真価を発揮しそう!
僕も今回爺が岳で使ってみましたがコースの再現度や速度等後から見ても勉強になりましたね(もっと開けろよとかわかる)
ガーミンで圧倒的成長!一緒にしようぜ?
まとめ
ののクンの策略でガーミンのアクションカム Garmin Virb XEを買ってしまいました。結果はSessionとは似て非なるもの。Sessionよりは機能が沢山ありネタ要素が強い印象でした。
単純な動画だけでいいならSession。ガーミンのこういう動画がハマった人ならSessionよりもガーミンのXEが手軽で楽しいと思います。
使い分けが非常に難しいですが既存のGoProマウントにも使えるので「もう一味」を求めている方やずぼらな人、あとコースグルグル勢にもいいかなぁという印象でした。
見事にAmazonプライムデーで散財してしまいましたが後悔してません。これから元を取れるくらい動画にも力を入れて立派なyoutuberに、俺はなる(真顔)
こんな感じ