こんにちは。ぼっちバイカーです。
???「オフロードバイクを買った時に一つだけカスタムするなら何をする?」
そう聞かれたら僕は迷わずハンドガードと答えます。
ハンドガードを今回初めて取り付けて見たので取り付け方をメモがてら残したいと思います。
ハンドガードの種類と特徴を30秒で説明
手順がメインなのでここでは軽く種類と選び方を紹介。
種類はオープンとクローズの2つ
大きく分けるとオープンエンドタイプとクローズエンドタイプの二種類あります。エンドとはハンドルの端っこの部分のこと。手を囲うようにガードがついているかどうかで判断します。
オープンエンド(樹脂)
クローズエンド(金属ガード)
クローズエンド(樹脂ガード)
オープンエンドは基本全部樹脂。クローズエンドのガードには樹脂と金属で選べます。
ハンドガードの選び方
オープンかクローズか、樹脂か金属かを選びますが、一般的には「モトクロスはオープンタイプ」「エンデューロはクローズエンドタイプ」となるようですが、「林道ツーリングなら迷わず金属クローズエンド」だと思っています。
- モトクロスでの役割「前の人が飛ばす岩や砂をガードする」
- エンデューロでの役割「転倒したり木につっこんだり岩ににあたった時に手やレバーを守る」
- 操作性は「オープン > クローズ(樹脂) > クローズ(金属) 」
- 安全性は「クローズ(金属) > クローズ(樹脂) > オープン 」
初心者や林道で遊ぶ人はバイクのレバーが折れたら困るし、手を怪我するのも嫌だと思うので(みんな嫌か)安全重視が良いかと思います。
・・・ただ一長一短あるようです。
以下の記事を読むとそれが良くわかります。
少しだけ引用すると
ハンドガードはクローズエンド派?それともオープンエンド派?
結構多くの人が悩む課題じゃないでしょうか。
最初は金属製のクローズエンドから入って、外した時の開放感を知ったり前転した際の怪我を切っ掛けにオープンエンドに、そしてレースで立木に激突したりしてまたクローズに戻ったりと行ったり来たりしていませんか?
私も金属クローズから樹脂のオープンエンドに、そしてマッドレースで地面に刺さるのを嫌って樹脂のクローズタイプに、その後公道エンデューロ(日高)に出るためにスイッチ類を装着しなければならなくなって金属のクローズエンドに戻ってと右往左往してます。
深い…
パソコンのお仕事なので手は守りたい。という事でオープンエンドは怖くて使えないです。ということで今回はクローズドエンドの金属ハンドガードを付けるていですすめます。
自分のバイクにつくかどうかを確認しよう
ハンドルガードでチェックすべきなのはこのくらいのようです。
- ハンドルの径
- ハンドルの形状(テーパー(バーの中心が太い)になってるか)
- グリップはオープンタイプかクローズタイプか
- マスターシリンダーやチューブ等に干渉しないか
- レバーが当たらないか
正直に書くと、僕はハンドルの径とハンドルの形状しか買わずに購入しました。レバーが当たるのかやケーブルやマスターシリンダーが干渉するかどうかはやってみないとわからないです。
あとグリップがオープンタイプならオープンエンドハンドガードの取り付けもラクショーですが大抵のグリップはクローズタイプかと思います。
オープン
クローズ
クローズタイプの場合穴をあけることになりますが手間が増えるだけでラクショーです。
一番間違いない選び方
一番間違いないのは自分のバイク車種でハンドルガードを付けている記事やインプレを参考にすることです。
人柱が取り付け記事を書いてくれていればそれと同じメーカーや同じ製品を買うので間違いない。
ただハンドガードはほとんどが汎用品なので、ハンドルの径だけわかっていればハンドルガードはたいていつくでしょ!くらいの気持ちで大丈夫だと感じています。
ハンドルの径は基本22.2mmだから安心
僕もあまり詳しくないのですがスタンダードなオフ車の径は22.2mm(7/8インチ)だそうです。なので自分のバイクの直径を図ってそのくらいならまず間違いないかと思います。
みんな大好きZETAの22.2mmハンドガード!Webikeでも120件もインプレついているしまず間違いなし。お値段も比較的お安い。ただプラのパーツとガードは別売りのようですね?
ハンドルバーはテーパー?
テーパーとはハンドルバーの中心が太くなっていること。テーパーにすることで衝撃により強く、かつ操作性が損なわれないようです。ファットバーとか言われたりします。
テーパーかどうかは中心部と端っこで太さが違うかどうかをチェック。
KTMではデフォルトでレンサル社のファットバーがついている
テーパー構造の場合、端っこは22.2mmで中心が28.5mmになる模様。ハンドルガードの説明文に「ファットバー対応」「テーパーにも対応」と書かれていれば大丈夫です。書かれていない場合にはやめておこう。
メーカーはどれがオススメなの?
メーカーごとにコンセプトがあるようです。耐久性があると今度はしならなかったりハンドル振動がすごくなったり…ただ、個人的にはガードなのでこけて外れたりするようだと困ります。
色々調べると、いつも勉強させて頂いている和田屋さんのブログにいい記事が。
これによるとバーエンドアンカーが弱いとハンドルバーがぐるぐる回ってマスターシリンダーやケーブルに干渉して二次被害を及ぼすようです…
ハンドルガードの質ではなくアンカー部分が大事なのか!!
この方のオススメとして挙げられている”アチェルビスのアンカー”。アチェルビスは防御重視という点で良いようですがお値段がお高かったりするデメリットもある模様。なおガード重視はサイクラだそう。むつかしい・・・
ふむ。
よく聞くメーカーはこんな感じかしら(順不同)
- ZETA:ジータ
- CYCRA:サイクラ
- ACERBIS:アチェルビス
- STEALTH:ステルス
- Barkbusters:バークバスターズ
- POLISPORT:ポリスポーツ
- Powermadd:パワーマッド
- MSR: エムエスアール
- Moose Racing: ムースレーシング
- Renthal: レンサル
正直どれでもいいと思うので時間がある人は上のメーカーを調べてみて見た目やバイクに似合うかっこいいハンドガードを選ぼう。見た目が好きな方がテンションが上がりますしね!
僕はアチェルビスX-Factoryにしました
色々調べた結果、見た目で選ぶことにしました。その結果選んだのがコレ!!
Acerbis X-Factory Handguards
選んだ理由はかっこよさとバリエーションの多さ。
選びたい放題www
「アチェルビスは値段が高い」とのことでしたが僕は海外から輸入しましたので$99.95でした。この値段ならZETAよりお安いです。
買ったのは下ですが正直お勧めしません。…だって送料が$60かかるから(小声)
AOMC.mx: Acerbis X-Factory Handguards
僕は上記サイトでしか買えないものを買うついでにこのハンドガードも買ったのですが、他のアメリカのサイトで送料安いショップを探すといいかと思います。ただ全般としてアメリカからの輸入は送料高いですね。
ハンドルガード取り付け方法
という事でようやく取り付け方の話です!
取り付け手順
ざっくりこんな感じ
- ハンドガードの確認
- グリップに穴をあける
- ハンドルバーの太さに合わせて使うパーツを選ぶ
- ハンドガードのエンド側を仮止め
- それ他2箇所を仮止め→本締め
順位見ていきましょう。
1.ハンドガードの確認
ということで・・・
パッケージがすでにかっこいい。アチェルビスのステッカーもついていました。
オレンジのガード部分がプラに見えますが実はアルミの芯の周りにプラがついてるものです。
写真だけ見ると樹脂製ガードだと思ってしまいますよね!
無骨な鉄もいいですがガード部分がオレンジってなかなかいいなぁと。黒い部分だけ外してオレンジ色のガードだけというのもアリ?
プラパーツ・マウンタ・ガードと全部ついてますので他に何も買う必要はありません
もちろん後からスペアパーツを買う事はできるようです。ちなみにハンドルバーがテーパーでもノーマルでもどちらにも対応しているアダプタがついてますので安心です。
アイテム確認はこんな感じですね。
2.グリップに穴をあける
実作業はここから。オープンタイプのグリップの方はすっ飛ばしてください。
クローズタイプの方は穴をあけます。
最初、クローズエンドってゴムだけなのかと思い、カッターナイフでスコスコ。縦に輪切りでサクット切り落とす事にしました。
・・・すると白いプラスチックが行く手を遮ることに。。。
ここで途方に暮れていたのですが、Twitterで色々な方に教えていただきリベンジ!!
取った方法は…
カッターナイフをバーナーで炙ってヒートナイフです!!!
さっきまで歯が立たなかった白いプラスチックも、ヒートカッターナイフの前では打つ手なし。ズブズブとナイフは奥まで刺さります。ん~きもちぃぃ。。。
どうせハンドガードで見えないからヘーキへーき。
気を取り直して反対側。さっきはあまり考えずにやりましたがこっちはもう少し頭を使う。真ん中で十字にナイフを入れてあげるとやりやすかったですね。
これでグリップに穴あけが完了です。ぶっちゃけライターとカッターがあればOKです。綺麗にやりたい方はネットで調べてみようね。
・・・ちなみに、オフ車界隈でのおばあちゃんの知恵袋的なメーカーであるモーションプロ社から、グリップに穴をあける専用工具が出ていますw
お高いけどきっちりやりたいならあり?
3.ハンドルバーの太さに合わせて使うパーツを選ぶ
アチェルビスのこのハンドガードはテーパーバーと普通のハンドル径両方に対応しています。
僕のEXC君のハンドルバーはテーパーなので中心側は太く外側は薄いパーツを選びます。
4.ハンドガードのエンド側を仮止め
まずはハンドルバーエンド部分を仮で固定します。
ちなみにこのナットが回れば回るほど真ん中のパーツが外側に広がっていき、結果ハンドル内部からがっちり固定されるのです。
手で締めれるところまで締めたら、ハンドガードをハンドルバーの穴に差し込み、工具でかるく締めます。
ここではまだあまり締めずにあくまでハンドルバーから外れないくらいでOK。後でポジションを決めてから本締めします。
・・・なお、僕はここでがっちり締めてしまった結果他のねじが締められなくなり、泣く泣く一度緩めてハンドガードを外さなければいけなくなってちょっとつらかった。ちなみに外す時にアンカーのナットがハンドルバーの中へ逃げてしまい、バイクを横に傾けて頑張ってナットを救出しました。
・・・バイクが軽いとこういうのも楽だなって思った(ポジティブ)
5.それ以外の2箇所を仮止め→本締め
他の二点もネジで留めますがそれぞれまずは仮止めします。
最後にハンドガードの高さを調節。位置を決めたらそれぞれを本締めします。
本締め後にハンドガードを上下に押したりしてもぐらつかないことを確認して、かんせい!!!
Acerbis X-Factory Handguardsインプレ
ハンドガードで大事なのは「ハンドルのパーツに干渉しないか」と「見た目がかっこいいか」の二つです(暴言)
右側。ブレーキレバーのフードがギリギリでしたがレバーを最大まで動かしても問題なかったのでセーフ。
EXCでは干渉は問題なかったです!
・・・
あ、EDR君にいたリス君はさよならしたくないと言って聞かないのでEXC君へお引越ししたらしいですよ(激寒)
リス君「かっこよさはどうかな?」
EXC君は大きいパーツの殆どがオレンジ。僕は最初見たときは「オレンジ要素多いなw」と思いました。
今回のX-Factoryハンドガードですが色や形が結構派手でハンドガードも大きいパーツ。これ以上のオレンジはくどいと思い、黒ベースのオレンジアクセントにしました。
結果は・・・
顔周りが全部オレンジだからオレンジメインでもありだったかも??
横から見ると・・・
やっぱりオレンジが多いので、あえて黒メインにしたおかげでよりオレンジが引き立っていい感じかな?
この辺は感性なのでお好みですが僕的には満足。
僕みたいにあまりセンスが無い人は無難にバイクのカラーに合わせてあげるのがよさそうです。
まとめ
ハンドガードの選び方殻始めて取り付け方までをまとめました。
自分のバイクによってはつくつかないがありますが、まず普通のオフ車なら今回の記事を読めばつくやつが見つかるハズ。オフロード走るなら個人的にはまずつけたいパーツかなと思ってます。
で、特にこだわりがないなら金属のクローズエンドタイプのハンドガードがお勧めです。
取り付けもグリップによっては加工も必要ですがやってみるとそんなに難しい手順ではなかったのでぜひやってみてください。一回やればいろいろわかって面白かったです。
・・・
さぁ、これで当面のガード準備はオーケー!
ガードの取り付けはこのくらいで一度一区切り。明日は飯能方面へシェイクダウンしに行ってきます!
2ストでのオフロードはどんな感じなのか…今から不安と楽しみがごちゃごちゃになってて吐きそうなほどドキドキしています。
・・・
こんな感じ。