こんにちは。ぼっちバイカーです。
この記事を書いてからあっという間に当日が来てしまいました。
自走で下道で新潟県まで走り、オフロードバイクパーティ、通称オフパに参加して帰ってきました。
本来は時系列順に書くべきなのですがやっぱり楽しかったことから書くことにしました!
あ、動画ですがSDカードが割れてしまい、コメリで買ったSDカードがゴミだったのか、GoPro Session君の調子が悪く、10秒しか動画撮影されない状況で、結局動画は全く取れていませんでした(白目)
そもそもオフパってなんなの?
名前からオフロードバイクのイベントであることはわかりますね。一言で書くと、新潟県の糸魚川シーサイドバレースキー場をバイクで走ってBBQするイベントです。
わざわざ東京から高速道路を使っても5時間かかる新潟県まで行き、知らない人たちとスキー場をバイクで走り知らない人たちとBBQする。人見知りの僕は聞くだけでも胃が痛くなってきます。これだけ聞くと全然楽しくなさそうですよね。
ふつーに考えたら友人や仲のいいメンバーで遠出しつつ林道走ってキャンプした方が楽しいんじゃね?って思います。実は僕、結構直前まで思ってました。だからこそ自走というツーリング要素のスパイスを加えたのです。
が、実際にはそんなのは杞憂。”このくらい楽しいかな”という期待をはるかに超える楽しいイベントでした!
オフパは二日間楽しめる!
イベント自体は1日だけですが、イベントの前日(土曜日)の午後はフリー走行することができます。普段は走ることができないスキー場をバイクで走るのって新鮮!そして夜はスキー場にキャンプすることができますし、近くのホテルで休むこともできます。前日だけでも結構充実の内容です!そして日曜日は15時ごろまでイベントづくし。イベント後も17時ごろまではフリー走行可能とのこと。
つまりオフパを最大限に楽しむなら土曜日の午前中に現地入りしてバイクの準備やキャンプサイトの設営をし、午後からはめいいっぱいフリー走行を楽しみ、その日は知り合いやその場で知り合った人とワイワイご飯を食べたりお酒を飲んだり、キャンプをしたりするのです。そして翌日は朝から夕方までオフパのイベントを楽しみ、最後体力が余っている人は17時までフリー走行で走る。これがフルコースです。
一緒に行動するメンバーを紹介するぜ!
今回一緒に参加したり行動したイカしたメンバーを紹介するぜ!
ウソハチさん FE250
Shinjiさん 690 ENDURO R
のの君 トリッカー
ネットペンギンさん KLX250
りゅうさん G650 X challenge
サトさん F800GS
僕 EDR
今回写真がたくさんありますがほぼ僕以外のもの。撮影してくださった写真となってます。オフロードパーティ公式の写真もありますが、それ以外にもシローさん、春犬さん、はるさん、こばやすさん、詳しくさんの公開している写真を勝手に使わせて頂きました。問題あればご連絡ください。削除します。
土曜日の朝はじいちゃんちへ
いきなりオフパ関係ないのですが実は僕のじいちゃんとばあちゃんが新潟県の糸魚川市に住んでいます。
なかなか会うことができないのでいい機会だと思い会いに行くことにしていたのでした。(正確には、嫁にはじいちゃんに会うついでにフロードイベントに行ってくる、と言うテイになっていた)
両親からは前日までには行く時間を電話連絡するようにと言われていたもののすっかり忘れており、そのまま家へバイクで直行!ピンポンもないので鍵もない扉を開けて家に入ると、そこには驚くばあちゃんの姿が。孫がたくさんいるので僕の顔を見ても思い出せなかったようだけど名前を伝えたらすぐに思い出してくれ、家に入れてくれました。
滞在時間は二時間半くらいでしたが子供の話をしたり糸魚川のレースイベントに出ると伝えたり、ご飯を振舞ってくれて吐きそうになるくらいたくさん食べさせてもらったり、あっというまでした。
「また来るよ」と伝えたものの、なかなか簡単にはこれない場所というのも事実。むこうもそれをわかっているので「きてくれてありがとうね」と何度も答えてくれました。
うん、またくるよ!
現地着したら威圧感がすごかった
近くの道の駅にて、ウソハチさん(トランポ)とこのブログではおなじみのの君とネットペンギンさんのトランポがきており合流。計10輪で会場へ向かいます!
そして11:00頃に現地到着。すでに多くの方が到着・設営完了しているみたいでした。うっ、威圧感がすごい…。
現地へEDRを停めてメットを脱ぐのをみて「ぼっちバイカーさんだ」と一番に声をかけてくださった方が。Twitterでちょこちょこ絡んでくださってるグンマーさん(めちゃウマ)です!
どなたかの写真。KTMの公式カタログに載ってそうなくらいかっこいいけど実物はもっとかっこよかった!
グンマーさんとは初対面でしたが、過去のオフロードイベントでお会いしたことがある方も数人いたことに気づき、さっきまで感じてたアウェー感が一気になくなりました。さすがTwitter。
のの君とペンギンさんを紹介して挨拶したり談笑しつつ僕は自分のバイクへ戻ります。
そう…僕にはまだやらなければいけないことがあるから。
地獄のタイヤ交換
皆はトランポからバイクを下ろして保安部品を外したりしておしまいっ!ですが僕はまずバイクのメンテナンススタンドをどなたかからお借りするところから。そう、タイヤ交換です!
スタンドはグンマーさんの知り合いのハスキー乗りの方(名前忘れた)からお借りすることができました。
すでに到着していたりゅうさんとサトさんにも手伝ってもらいEDRをリフトアップ。
僕がタイヤ交換してる姿を暇な皆がチャチャ入れにきたりアドバイスくれたり雑談しながら進めます…。何より許せなかったのは去年まではこっち側だったはずのウソハチさんはレーサーバイクにトランポ(サンバー)での悠々自適な余裕っぷりですよ!く、悔しくないぞ!それに、車にバイクと沢山散財してるんだしこんな時くらい許してあげよう。きっと家では大変なのだと思うから。。
…そして、進まない……
僕はシングルコアの人間で一つのことしかできないのです。タイヤ交換は毎回一杯一杯でやってるのですが、人と雑談とか相槌打ったりしてるとさっきまで何していたのか忘れちゃうのです。
あと割と僕は使う部品とか外したパーツをしっかり揃えてから作業したい派なのですが、人前という事でカッコつけてテキパキ素早くやろうとした結果、バルブキャップや虫、タイヤのカラー、そして工具があちらこちらに散乱。カラーなんて地面に落ちて砂だらけでしたからね笑
作業もビードクリーム塗り忘れたり、ビードストッパーがはまったかチェックをろくにしなかったせいで結局3回くらいやり直したりしてようやくタイヤ交換完了しました。大変だった。。。
タイヤ交換が終わって保安部品の取り外しやテーピング、着替えをする頃には、とっくに始まっていたフリー走行をみんな走っており、かつあらかた走りきって帰ってきた感じでした。返ってくるたびに「(こいつまだやってんのか・・・)」とあきれられる目線を感じつつ「もう終わるから・・・(震え声)」とつぶやくだけの装置になり下がり、結局この作業で3時間くらいかかったのでした。
終わった頃には炎天下の中での作業ということもありもうぐったり…。のちの”帰りはタイヤ交換絶対したくないマン”爆誕の瞬間であった・・・。
受付に行くも、僕がぐったりしてたせいで受付の話してる日本語の意味がよくわからず、オフパ参加者は走行料2000円でいいのに一般参加の3000円払うことになりそうになったり、本名欄にぼっちバイカーと書いてしまい真顔で「本名でお願いします」と言われたりでなんとか受付完了。
このステッカーをバイクのどこかに貼るようにとの事。
ここまで準備したもののお腹も空いたので皆を待たずにご飯を食べることに。お昼は事前にお弁当を買っていたので椅子と一緒に持ってグンマーさんたちのタープへ凸。そこで知り合った方とちょっとお話したりしてるとようやく体力が回復してきて、走る元気が出てきました!
自走は大変だぜ!
フリー走行たのしー!けどこわいー!
Shinjiさんがちょうど走り始めるとの事でご一緒させていただくことになり、いよいよ出発!スキー場のコースってどんなんだろ!
構成としては大きな周回コースがあり、そこに支線として1分くらいで周回できるミニコースが3つ(ここで当日時間測定する)、と周回コースのショートカット的な意味でのヒルクライム、あと観光用の高台への道アンド激下りがあります。
基本的な周回コースを走ってわかったことはこんな感じ
- 前半は岩や砂の斜面の登りが続く(スキー場だからね)
- そこにニンテンドーゲームキューブくらいの岩がごろごろ
- 砂も沢山で前走者の後ろだと砂埃がすごい・・・
- 横向きのワダチも多く、轍はジャンプして超えていかなければいけない
- アップダウンが多くジェットコースターみたいで楽しい
- 後半は林道のフラットダートみたいな感じのコースが続く
- こちらもカーブは下り道からのつづら折れが多く、オーバーランが怖い
伝われ!
アップダウンもあり楽しい林道レベルのいいコースでした。
初心者でも走れるコース?
コース自体は初心者でもゆっくりで走れると思います。
ただ基本斜面の道なのでアクセルをいつも以上に開けないといけなかったり、開けすぎるとすぐリアタイヤがスライドするのでちょっと大変かもしれません。大きな岩もごろごろしているので怖いと思います。また下りも急な斜面もあったのでちょっと怖いかもしれないかなって思った。(僕が怖かったなんて言えない…)
ゆっくりなら全然走れると感じたので安心して参加してOKですよ!
ヒルクライムヒルクライムヒルクライム
個人的にはコースは怖い(後ろから追いかけれれたりして気を使う)ので、基本コース半分とヒルクライム半分でした。
ヒルクライムスポットへ行くと…
伝わらないか…
いわゆるゲレンデの上級コースってやつ。下からみると壁に見えると僕がタイヤ交換している時にみんなが話していました。
実際に見てみると斜度的にはそんなにきつくなさそうでいけるかな、と初見では思いました。この前埼玉で連れ込まれた激坂(降りたら登って戻らないと帰れないやつ)に比べたら全然マシだなって。
という事でさっそくトライ!
その結果・・・・
…まずヒルクライムに入る前にエグイワダチをフロントアップしてよけることから始まります。僕はその存在すら気づかず、そして気づいていたとしてもうまくフロントアップできずにその時点で失速。そこから頑張って登るもどうもいつもみたいに登らないのです。今までのまっすぐな坂でなく、地面に轍があったり深いクレバスがあってフロントアップしてよけなければいけなかったり、斜度が突然きつくなったり。。。
今までの「とりあえず目をつぶってアクセルあけておけばOK」という先方では全くダメで、リアタイヤがジャンプしたり滑ったり轍で突然トラクションがかかったりともう振り回されっぱなし…
結果的に失敗した。
がんばって登ってる僕
ダメみたいでその場にいた方に助けてもらいながらなんとか復活した僕
見た目以上に難しく、他の方も半分くらいの人が失敗している感じ。
なお冒頭であいさつしたグンマーさん(KTM 350EXC-F)はヨユーって感じでジャンプしたりフロントタイヤを浮かしたままグワーッと走ったり、さらには途中で方向転換して更に急な斜面のラインを開拓して登ったり…
安定感がある…
「まぁ、あれはレーサーで僕のバイクは690ccという大排気量のトレールバイクだから…」
とあきらめる言い訳をつぶやこうとすると、したから太い排気音が…
???「ドドドドドドド」
やぁ(BMW HP2 ENDURO)
メーカー希望小売価格:2,415,000円
排気量:1169 cc
車重:208kg
前回のオフパの感想でも「HP2の人がやばい」というのは聞いていたけどヤバイなんてレベルじゃないです。というかHP2ではなく人がヤバイ。
僕のバイクの倍の排気量で重さも1.5倍くらい。そんなバイクで軽々とヒルクライムしては降りている姿を目撃して閉口。オフロードは乗り手次第、とよく聞きますがそれを体現しています。たぶん僕がEDRで高みを目指していったらいつかぶちあたる人の領域なんだなぁって。
話しかけたかったけど結局最後まで話すことが出来なかったですが、ぶっ飛んでいました。ほんとに!そしてHP2のリア周りが近未来感というかすごくかっこよかったのです。
すごいバイクだ…なんでも国内でも30台しか発売されなかったとか…。
・・その後僕も5回ほど挑戦。徐々に上まで行けるようになりましたがやっぱりリアがズルズル滑ったり進む方向が定まらずに失速してしまうのですよね。
ヒルクライムで失敗した時も、バイクを山側に倒してしまえばまだ起こすのは楽なのですが、3回も谷側に倒してしまい、引き起こしが地獄に…周りの人も助けてくださるのがまた申し訳なくて、あと体力が限界にきたので断念する事に。
くっそーーー!
KTM EXC乗りくらべ
グンマーさんから350EXC-Fを借りて走ってみました。
350ccなんて絶対ドッカンバイクだと思ったのですが低速ではグイグイ安定して走ってくれ、開ければ開けるほどガシガシ来る感じのバイク。人のバイクなのに吹っ飛ばしてしまったり、ヒルクライムに失敗してしまったりしてごめんなさい!!本当に乗りやすくていいバイクでした。本人曰はく重いとのことでしたがこれで重いのか…。
あと同じグループで顔見知りのSAITOさんから250EXC-Fをお借りして走りました。
350の後だったのでパワー不足感があるかな?と思って走り始めると、おかしいな…こっちの方がパワー感があってバケモノみたいな加速を感じます。アクセルのレスポンスがクイックでドドドーと加速するバイクで、350の方が乗りやすいと感じたほど。僕レベルの技量だと250でも十分すぎるほどパワーがあるなぁと感じました。
二台ともサスがすごくて、EDRだとちょっと構えてしまう路面もヌラーっと安心して走ることが出来ましたしやっぱりレーサーのすごさというか作りがいいなぁって思った(コナミ)
もっといろいろ聞きたかったけど時間が無さ過ぎる!
夜に向けて準備
16時くらいにはバイクを停めて、夜の準備です。
具体的には身体の穴という穴に詰まった砂埃を流しに温泉へ!そして夜食の買い出しです!僕らはShinjiさんとウソハチさんつながりの方々と夜ご一緒させて頂くことになっており、夕食はおまかせして、自分のお酒とオツマミや翌日の朝食だけ用意する事になりました。
その方々はBOGT(Big Off Guide Touringかな)繋がりの皆様。例のHP2の方以外にももう一台HP2がいたり、1000ccを超えるBMWのアドベンチャーバイクがいたり、もうわけがわからない。年齢も僕よりまた一回り程上って感じで遊びを知ってるオトナって感じでした。正直威圧感がすごすぎて話しかけれなかったけど本当はもっとビッグオフについて話を聞きたかった・・・
夕食時に自己紹介を一人ずつするシーンでは「えー、ぼっちバイカーと申します。ブログをやってます。」みたいなどこかで話した覚えがあることを伝えました。みなさんはHNなんてないので「ぼっちバイカー」はちょっとアレでしたね・・・。そしてほかの皆も「ぼっちさんつながりで~」とか「ぼっちさんに誘われて~」と言う感じ。ボッチボッチ言われてなんかとっても恥ずかしかったよ。
このあたりのギャップはすべてウソハチさんが埋めてくれました。結局最後まで楽しくお酒を飲めたり、若者だからとご飯を沢山食べさせてくれたりと充実した夜を過ごすことが出来たのでした。
地道に楽しかった初めての飲み会
今回一緒に参加したメンバーではバイクツーリングは何度もしてましたが、お酒を飲むことはありませんでした。今回、お酒を飲んだらまた違った一面が見えて楽しかった!あの人のあれとかあの人のあれとか。お酒の力もあるけれども、同じ体験をすることで信頼関係というか仲間意識がたかまったなぁと勝手に感じた瞬間でした。
この時点で「あぁ、がんばってきてよかったなぁ」って。
今日だけでも満足度が高いのに明日本番になったらどうなっちゃうんだろう…!そんな期待やワクワクが止まらない反面身体は疲れ切ってたようで、のの君と東西のどん兵衛食べ比べをやったり、いつもお世話になっているうなぎ工房さんにあいさつしたりしつつ、自分のテントへとひっそり入り気絶するように眠ったのでした。。。(草の上にテントを張ったせいか、もこもこしてて気持ちいいな・・・)
オフパ当日!
朝は暑さと息苦しさで目が覚めました。
目が覚めると話し声も聞こえており、爆睡していたことに気づきます。そしてテントの中が太陽に照らされてアツイ…。
テントを畳んで暑さから逃げるために日陰で朝食を食べます。今日は楽しい一日になるぞ~
ミーティング
受付をして紙皿のゼッケンやタイムテーブルを受け取り、バイクに貼り付け。ミーティングです。
昨日のフリー走行ではいなかった方がいたり、全員で顔合わせると結構な人数です。
今日の流れの確認と諸注意、あとお手伝いして下さる糸魚川のバイククラブの方やプロ目指している現地のバイクサークルの方が協力してくださることもわかりました。
オフパのざっくりとした流れはこんな感じ
しおりが事前に配られていたのですがいまいち良くわかっていなかったのですが、当日の説明で一発でわかりました。
まとめるとこんな感じです。
- イベントのエントリー順のグループで3つのテストコースを回りつつフリータイムは自由に走る。
- テストコースを一周してタイムを計測
- BBQ
- テストコースのタイムを元にチーム分け
- チーム対抗リレーレース!
- 景品ゲットタイム
バイク走るのは1,2,4です。
テストコースめぐり
2のテストコースでは一人ずつタイムを測定するので混雑回避のために「あなたのグループは何時にテストコース●にきてね」という指示がチームごとにきまっており、決められた時間にテストコースにいるようにします。
移動中も楽しい!
テスト終了から次のテストまでは30分くらいあるのでその間に眺めがいいスポットへ行ったり(そこでキンキンに冷えたコーラを頂いた)、メンバーと談笑したり、コースを走ったりできます。
のんびり写真を撮ることも!
テストの結果はタイムで出るのですが、このページから見ることができます。
http://seaside-ed.kdenki.com/20170521time.html
合計タイムを元にチームを作るので、早い人があえて遅く走ったりしなければかなり平等なレースになります。
テストのコースはどれも小さくてタイトなターンがあったり直線があったりと忙しい感じ。個人的にはガレ場が無かったのが残念でしたね←
タイムを見るとわかりますが総合タイムの2位、3位はなんとビッグオフ…。ビッグオフ妖怪はここにいたんだ。。。
僕は総合18位で一番うまく走れたT1では10位でした。40台近く参加していたのでまぁ真ん中くらいのポジション。なんていうか趣味でやっているとはいえ数字が出るのってうれしいですね。のの君は僕よりも感銘を受けたようで、このあともテストコースを何度もグルグル走って練習していたようでした。これがうまくなるコツなのだろうなぁ。
BBQ
テストを終えたらゲレンデに戻ります。するとみんなでバイクを一列にならべ、BBQしていました。僕は遅かったようでもう完全に始まっている感じ。
バイクがすごい・・・
実は事前のアンケートで食べたいものを聞かれていたのです。僕はニョッキが好きでダメもとで書いてみたのですが、ちゃんと用意してくださったようです。うれしい…ちなみに、トマトベースでしたができればバジルソースが好みだったので来年出るときはバジルソースと伝えるようにしよう。
勿論肉もいろいろなお肉があっておいしかったし、カレーや餃子、チャーハン、僕は食べてないけど家系のラーメンも出たとか…。甘党の僕も納得のおおきいマシュマロもあったりと舌鼓を打ちっぱなしでした。お腹いっぱいに食事を楽しんだあとは、いよいよチーム発表!
僕はテストコースの総合タイムで一番早かったやまぴーさん(Twitterでたまにからむのと一度オフ系のイベントであったことがある)率いるイカさんチーム!やまぴーさんは僕を覚えてくれていたようで知り合いがいて安心でした。
一緒にテストコースを回ったジェベル乗りの方やトラ車乗り、そして女性のKTM乗りもいました!(その方は昨晩世話になったBOGT繋がりの方)
このカオスなメンバーでレース。みんなに迷惑を書けないようがんばりたい!と思いました。
いよいよレース!
レース前にコースを一周下見して帰ってくると、既に第一走者はスタート地点に集まっていました。ちなみにスタート順は早い人順。僕は5人チーム中3番手。真ん中だし多少遅くてもばれなそうだ、なんて下心を持ちつついよいよスタート直前です。
かっこいい・・・
スタート時の緊張感はすごい。でもWEXとはちょっと違います。なぜならさっきまでわいわいみんなでBBQしてたからみんなちょっとした顔見知り。なのにレースモードになった瞬間にみんなで目がマジ。これのキャップが面白い!本性が出たというか、そんな感じ。
そんなことを考えてるとスタート!各チームの一番早い人たちが一斉にスタートすると残るのは砂埃。今まで見た中で一番高く上がっていた気がするほどの砂埃とともにすごい勢いで走って行く先頭集団。
なお先頭は例のHP2の人だった。砂埃を尋常じゃない程巻き上げて走っていてすごかった・・・
こんな感じ。プロモーションビデオかな?ww
あっという間に走り去って行くと会場にはソワソワとした独特の空気が漂います。全員が考えてることは、「誰が一番最初に帰ってくるか」ってこと。しばらくするとバイクの音が…姿を見せ、ゴール地点にやってきたのはうちのチームのやまぴーさん!!
一位だ!
リレーなので僕は山Pさんからタスキと、チームのゼッケンのお皿を回収し、次の方のバイクへ貼り付けます。
そしてあっという間にスタート!一位のままかっ飛んで行きました。あの人同じチームでテストコース走ってた時も早かったしこれは勝てるかも?!
いよいよ僕の番…
チームが一位なのは嬉しいけどこのまま彼が一位だったらプレッシャーやばい…
そんなことを考えつつスタート地点で待っていると、隣にはペンギンさんが。僕と同じ3周目。…正直負けたくない!
そんなことを思ってると同じチームの方はしっかり一位をキープして戻ってきました!すごい!これ一位狙えるのでは?!
緊張感もあったけど高揚感というかやるぞー!って自分のテンションがどんどんあがってるのがわかります。
・・・そして、タスキがやってきました!
…すると。
???「ペナルティーです!!」
…このリレーではゴールと次の走者まで間を徒歩で走る必要があり、ゴール地点にある線の前で止まらないとペナルティーとなるのです。
そのペナルティとは…
「コーラ一気飲み!」
そして飲むのは次に走る人、つまり僕!マジか笑
コーラを飲み切らないとスタートできないのですが僕はコーラ好きだしまぁそこまで辛くないかな思ってました。
が!実際に飲み始めるとさっきBBQで満腹になるまで食べた物がまだ胃の中にある状況でかなり苦しい…結局結構な時間をかけて飲み干し、スタート!
今までの人生の中で一番長いであろうげっぷをしながらアクセルをぶん回してダートを走る経験はきっとなかったはず。
自分的には普段以上にアクセルを開けて走ってるつもりだけど、先頭集団は遥か先。折り返しがある場所でようやく先頭の位置がわかったけど距離は結構あるし厳しそう…。前半はほぼ一人でペースもわからずに自分との闘いで走ることになりました。
頑張って走ってると後半の僕が苦手な下り道へ…下りは怖く上手く走ることができません。そう声してるうちに二人に抜かされ、二人目に抜かれる時はビビってカーブで曲がりきれず、そのままオーバーランして水路に落下…水路はすぐに復帰できるラインがあったので軽い沢渡をしつつ復帰!頑張って抜かされた方をおい、気づくとゴールまで来てました。
ゴール間近!
タスキとゼッケンを渡し、あとは邪魔にならないように移動します。
到着するとすぐに僕の前走者の方(オーバーランしちゃった方)が土下座ばりに謝りにきて笑いつつ、わざとじゃないしネタ的に美味しいですよ!と伝えました。ブログやってるとなんでも美味しいと思えるんだよ。
その後、僕のあとの二人も頑張って走ったけど、大きく順位を上げることは難しく、ゴール!!
ピンクのFOXいかつい!
あのレースの雰囲気に飲まれて無理して怪我することもなく無事ゴールできたので僕的には一安心!反省点もいろいろあったけど楽しかった!
なお、一番最後は一緒に参加したF800GSのサトさん。ゴール後にそのままコースをもう一周する勢いでオーバーラン。そのままコケてガッツポーズするというぶっ飛んだ感じ。まさにこのレースの終わりに相応しいなってなんとなく思ったのでした。
大きな事故もなく、木下電機さんがオフパ終了宣言をして無事閉会となったのでした。
何が楽しかったんだろう?
楽しかった理由を考えてみると、懐かしいというか、自分のチームを応援していることも含めて楽しかったんだと思います。
何を隠そう、僕は今までの人生で野球やサッカー等の応援をしたことが無く、バイクなどのモータースポーツの試合を見た経験も0。これは機会が無かったのもありますが、一番の理由は「何で自分の貴重な時間とお金をかけて知らない人を応援しなければいけないのだろうか」という純粋な想いがあったから。
でも、そんな僕でも他人を応援した経験はまったく0ではないのです。
それは、学校のうんどうかいや球技大会。あの時はクラスメイトが一丸となって、勝ちに向かって頑張っていましたし僕も真剣に応援しました。
…今回のオフパのチーム対抗リレーの楽しさは、運動会のそれなんだと思うのです。
チームには遅い人も速い人もいて、それぞれが全力で頑張る。みんな真剣だから結果は二の次で応援する。頑張ってる人に応援できる機会ってなかなかないですがこのリレーではそれが出来る。これこそが楽しい、ってことなのかもしれないな、と思ったのです。
出来ればもうちょっとチームで交流する時間があったらうれしかったなぁ~。あまりゆっくり話せなかったことだけが心残りでした。
最後にチームメンバーでパシャり!
チームメンバーで写真を撮影してもらい、あとは閉会式!優勝したチームにはカニとか干した魚とかあったようですが、入賞できなかった僕らにもプレゼントが!
好きなのを選んでいいそう
いろいろあった中から僕は、うなぢるタオルを選択!なんだかんだ二枚いただけました。これはネタになるな。
最後にフリー走行
新潟から帰るのであまりゆっくりせずにさっと帰る予定でした。でもみんなあのアツイレースを経験したせいか気持ちが昂ぶっていました。もちろん僕も!
レース前は「早く帰る」と宣言していたりゅうさんも「フリー走行、いかないんすか?」とノリノリ!僕は昨日からずっとクリアできなくて悔しく、夢も見たあのヒルクライムを攻略したかったので二つ返事。
ヒルクライムスポットに着くとりゅうさんがチャレンジ!いいところまで行ったけど、急斜面でやられてました。
そして僕の番。
頭の中でイメトレもしていたのでイメージ通りにアクセルを開けたりしつつ、なんとか一番の急斜面をパス!あとはフロントがばこばこ浮きながらなんとか耐え、、、
・・・クリア!!
もう絶対無理だと思ってたけど、あとちょっとだと思ってたヒルクライム。最後にうまくクリアできて本当によかった!
これがEXCならーとかセローナラーとか言い訳しないでEDRでクリアできて嬉しかったし、もっと練習すれば軽々と行けるパワーがEDRにはあることを再認識。
もうここがクリアできれば思い残すことはありません。その後登ってきたグンマーさんから「もう一回行かないんですか?(にっこり)」と聞かれ、「今日は気持ちよく帰ります!またいつか会いましょう!」と爽やかにさよならをしました。ほんといい人に会えてよかった!
…その後ゲレンデ目指して真面目に走ってると横からグンマーさんにゲキ抜きされ、ゲレンデに着くと「あれ、さよならして行ったはずなのに後ろに…(ニヤニヤ)」と…
…訂正。この人わるいやつだ!
会った時は注意しつつまた遊んでもらおう…
帰宅
えー自走で参加して自走で帰ると決めていましたが、えー自走で帰ると言っていたのですが、えータイヤ交換をですね、しないと帰れないのですが。。。
タイヤ交換もメンドクサイし満身創痍でバイクで自走は大変なのでのの君に載せてもらって帰りはトランポで帰ることにしてす、してしまったのですが!
トランポに三台乗せることが出来るの。その方がガス代もレンタル代も高速代も3分割でいけて更に僕も自走しなくて済むのでいいの。WinWin的な感じなの。
二人とも行きの道を乗り越えてきたことでツーカーな感じで僕が付け入るすき間もありません。少ない本数のタイダウンで効率的に三台をがっちり固定してくれました。僕も一人で出来るようにならきゃなぁ…
三人でバカ話をしながら温泉に入ってゆっくりしてご飯を食べたり三交代制で頑張って帰ってきました。二人は僕の家を経由する事で遅くなってしまい、申し訳なかった…。特にペンギンさんは僕の不慣れな運転をサポートしてくれ結局一度も寝ずに付き合ってくださいました。ありがとうございます…。
またいい思い出ができたね!
オフパについて思ったことをざっくばらんに書く
ここからあと少しだけ思ったことをざーっと書きます。
新潟県は遠い!
車で5時間くらいでしたがやっぱり帰りはきついです。18時に出てちょこちょこ休憩挟んで24時到着。ゆっくりご飯でも食べて帰るようならヘーキで26時です。
これは変わらない事実なので、僕らが打てる策は二つ。
- オフパの翌日はお休みにしておく
- オフパの後のフリー走行はあきらめてさっと帰る
この二つです。早く帰れば何とかギリギリ、遅いと確実に翌日に響きます。僕も出社しましたが眠気がすごく、たまに気を失って夢の中でシーサイドバレーを走っていました。
本当に初心者にオススメのイベントだったのか?
最初の方でコースは初心者でも大丈夫、と書きました。ただこれはあくまでコースのレベルの話。
個人的な感想ではありますが、例えば知り合いもおらず一人で参加、というのはかなり厳しい戦いだと感じました。勿論スタッフの方は親切でいろいろ教えてくださいますが、それはこちらから質問しに行く前提での話。僕は今回知り合いが多数いても結構な威圧感を感じました。
そしてこれも大事なのですが、初心者の人向けのコースガイド等の案内もなかったように思います。ただ「好きに走っていいよ~」って感じ。
初心者の方だと結構困ってしまうじゃないかなぁと感じました。もちろん誰かに「コースの案内してくださいお願いします!なんでもしますから!」って言えば8割くらいの確率でOK貰えると思いますが、やっぱりそこは公式で初心者向けのコース案内ツアーをやった方が良かったんじゃないかなぁって思っています。(既にあって僕が見落としていたのだったらすみません…!)
パーティ要素が大きい
結局知り合いの方以外とはあまり絡むことができませんでした。
そしてこれが一番大事なのですが、このイベントはパーティという事です。過去に、参加予定だったパーティでドタキャンされて一人で参加した経験や結婚式の二次会パーティがアウェイだったり、僕はぼっちでのパーティ参加の何度かありますが、みんなが楽しそうなのに僕は話す人がいないのは結構キッツーなんですよね。(辛い思い出が…)
そういうの気にしないよ!って人や、知り合いはその場で作ればいいでしょ!って人は問題ないですし、たぶん話しかければ楽しく会話できる方ばかりですが、話しかけたりお世話になるのが苦手な方はできれば知り合いと参加することをオススメします。
このイベントは走るのと半分くらいがこういうワイワイなので、ワイワイが楽しめないと楽しみは半減。結構きついと思いますぞ。
オススメはTwitter等で事前に参加する人と絡んで起き、当日一緒のタープで過ごさせてもらう事でしょうか。そうすれば初対面でもみんなで行動する中で仲良くなってりできるはず。
オフ車界隈ではこの最初の一歩が異常に高いといつも思っています。一旦乗り越えればあとは誰かしらがつながっていて狭い業界だと感じるのですが…。
勿論僕が参加する事になったなら僕に連絡くれてもオーケーです。知り合いがいた方が楽しめるイベント、ということだけはお伝えしておきたいです。
ところで初心者っていたの?
僕が参加して感じたのは、初心者なんていないじゃないか。って事。僕が見た限りでは本当の初心者はおらず、みんなトランポで来ていた印象でした。
オフ車だけでなく車も持っている人、という初心者なんてそういないので、そういう事なんだと思います。
初心者はいないですが、皆さん初心者には優しい人ばかりだった、という事も付け足しておきます。僕がヒルクライムでこけたらすかさず助けに来てくれましたし、わからないことは誰に聞いても優しく教えてくださいました。
なので自分は初心者だって人も勇気を出して参加してみましょう!初心者同士できゃっきゃする機会は少ないですがその分いろいろ教えてくれる経験者に知り合えますよ!
2017/05/25追記
ぐんまーさんからこんなリプが…
どうも悪い人です
ちょっと補足させてください当日トランポで複数台持って来てもらいオフ車初めて走行という方も何人か見られました
ちゃんと初心者もいるイベントですw— グンマーバッグ (@mr2aw11) 2017年5月25日
知り合いの紹介で一緒にトランポしてきた初心者の方もいたそうです!という事で初心者でも安心ですね。できれば初心者向けの走行レクチャーもやってほしい!お願いします!
ビッグオフ勢がすごかった
今回Shinjiさんとウソハチさんの紹介で知り合ったBOGT繋がりの皆さんはみんなビッグオフ。
僕はこのブログで散々「ビッグオフは重すぎでコースのようなところは走れない」と書いてきましたが嘘だと認めざるを得ないくらいの圧倒的な方ばかりでした。
今回のタイムアタックでも上位2,3位がビッグオフってどういう事?
ガレ場等コケル要素が少ない場所ならビッグオフは全く他の小排気量バイクに引けを取らず、乗り手次第ではアドバンテージにすらなる、という新しい現実を目の当たりにしたのでした。
ビッグオフの走った後の砂煙のすごさは圧巻でした。
あ、そうだ(唐突)
オンロードだとよくある「排気量ヒエラルキー」もこちらにはありませんでした!オンロード勢みたいに自分のバイクをドヤガオで自慢するひとはまずいない。もちろん聞けばいろいろ教えてくれるけど、バイクのカスタムよりも乗り手が大事だし走りを見れればうまいかどうかはすぐわかる。だからこそみんな自然体なのかなぁって。
めっちゃ腰が低いのに走り出すとバカみたいに早い人が多くて本当にビビるのもオフローダーならではw
オフ車乗りでよかった・・・
オンロードメインの人もぜひ一度はオフのこういうイベントを体験してほしい…
写真をたくさんの方に撮っていただいた
自分がバイクに乗っている写真ってあんまりないですよね?
それがこのイベントに参加するだけで沢山撮影して頂けます。
感謝しかないですし、こういう写真はいい思い出になるので本当にうれしいです。
また参加したい?
YES!
緊張感のあるレースもいいですがもう少しリラックス要素やお楽しみイベントを混ぜたオフパはいいものでした。
唯一の問題としては、楽しすぎて翌日からの仕事が死ぬほどきつい事くらい。楽しい分現実はきつい。。。。
オフ車を、ひいてはバイクに乗らなかったら絶対に体験できなかったことばかりで、やっぱり自分の知らなかったことをやってみる事で味わえることってたくさんあるんだなって思うのです。
このイベントは間違いなく楽しかったので、知り合いがでるならまたぜひ参加したいと思っています。来年も出来れば…。
長くなってきたのでこの辺で。
この記事を読めばわかるとおり楽しくてボリュームがすごいことに。写真もたくさんあって贅沢な悩みを抱えながら記事を書き終えました。
この記事を見て興味が出た方。来年はぜひ出てみましょう!
こんな感じ。