こんにちは。ぼっちバイカーです。
最近はKTM 690 ENDURO Rのカスタムが進んでいないというか次の方向性を決めないといけないなぁと考えています。
バイクのカスタムの目的はいろいろですよね。「ドレスアップで見た目をかっこよく」「チューンアップでバイク性能を上げる」。忘れてはいけないのが「不具合対策」です。
という事で今日はKTM 690 ENDURO Rの不具合対策についての記事です。お値段は1000円以下で出来るのでオススメカスタムとなります。
KTM 690 ENDURO Rのエアーフィルターについておさらい
突然ですが、オフロードバイクだと大体がスポンジタイプのフィルターですよね。
KTMのEXCシリーズのスポンジエアフィルター
ですがKTM 690 ENDURO Rはメーカー的にはオンロードバイク扱いの為、ストックのフィルターはビスカス式のペーパーフィルターです。オンロードで走る分には十分なのでしょうがオフロードを走ると砂埃であまり役に立たないとか・・・。
KTMのカスタムパーツにはスポンジフィルターもラインナップされています。
KTM POWER PARTSKTMパワーパーツ/フォームエアフィルター 690
という事で1年点検の際にペーパーからスポンジへ交換しました。このことに関しては以下記事に書いてます。
紙のままダートを走りすぎてエアーインテークフランジに砂がたくさん入っていたとか・・・
こちらの方が目は荒いですが洗えば繰り替えし使えるのでトータルでは安いです。
茶こしフィルターカバー
上記エアーフィルターを覆っているフィルターカバー(通称:茶こしフィルターカバー)もノーマルから開放型へ変更しています。
このカスタムはETCを付けるために実施。買って1か月程で実施したカスタムですね。見返すとバイクが綺麗で・・・(うっ、涙が霞んで写真が見えないよ)
一応パーツリストでお見せするとこんな感じ。
赤いしかくがエアーインテークフランジ、上の箱がエアーフィルター、その上が茶こしフィルターカバーです。
エアフィルターの何が問題なの?
久々登場。ぼっち画伯がパワーポイントで頑張って作ってみました。
でd。。。
これはエアインテークフランジの断面図だと思ってください。それぞれ説明すると、、、
- アーチみたいなのは茶こしフィルターカバー
- 黄色い■がスポンジフィルター
- 矢印の色はゴミの大きさ
茶こしフィルターカバー、スポンジフィルターのふたつのフィルタでごみをやっつけます
だれか絵を描いてくれ・・・頼む・・・
なんとなかく空気の流れがわかりましたか?フランジの先はエンジンですのでフランジにごみが入る→エンジンに優しくない、となんとなく察してください。
でで、この通り動作してくれるなら問題はないんですよ。フィルターが仕事をしてくれていますから。
でもね?
フィルターを通らないで通ろうとする輩がいる
僕の書いた絵だと雑なのか図りかねてしまうかもしれませんが、上記画像を見ると若干すき間が空いてますよね?これは僕のパワポスキル不足というのもありますが一応わざとです。
実はフィルターとフランジの間に若干の隙間が空いているらしいのです。ちなみに茶こしフィルターにも隙間があいています。
ここに若干隙間が空いている模様
これは製造の質が良くないんだとか。
なのでどんなに強固なフィルターを設置しようと、横から入ってしまうガバガバ仕様らしいです。僕の絵と同じくらいガバガバじゃないですか~
きっと僕がアクセルを開けるたびにこんなやり取りが繰り返し行われているんです・・・
エアーインテーク「お前は誰だ」
砂埃「フィルターを通ってきた綺麗な空気です」
エアーインテーク「よし、通れ」
・・・
よし、通れ!(アカン)
世界の知見を調べろ!
KTM 690 ENDUROシリーズは約十年作られて改良されてきたちょっとした歴史を持つバイク。日本ではマイナーですが海外まで視野を広げればたくさんのオーナーがいるのです。
そして海外の690オーナーのフォーラムやEDRのwiki
でもこの問題は共通認識でした。対策はグリスを周りに塗って空気の穴をふさいだり、コーキング剤で隙間をシールする等がメジャーの模様。
この赤い部分をシールすればOK
でもグリスじゃあ不安だし、コーキングしたらフィルター掃除できないんじゃ・・・(名推理)
スポンジでシールする作戦
同じEDRの知り合いの方に相談したところ、いい方法を教えてもらいました。
それがコレ。
防水テープ!
これを上記赤い部分に張り付けて茶こしフィルターで上から圧縮すれば目をふさぐことが出来る。しかもコーキング剤みたいに取り除けなくなるわけでもない。これはいい方法です!
ちなみに、同じはてなブロガーの なまもの (id:namamono04)さんオススメはコレだそうです。
エプトシーラー。業務用って感じですがアマゾンプライム対応しているので送料もかからないしよさそうです。
・・・・
という事で・・・
トドイタゾー!
やったぜ
ホムセンでも売ってるみたいですがamazonの方が安かったのでamazonで購入です。ごめんよビバホーム!
という事でさっそく作業開始!
スポンジ取り付け作業
難しいことは何もないので、全国のEDR乗りはみんなで挑戦してみましょう!
まずは茶こしフィルターカバー(エアフィルターカバー)を外します。
このフィルターの横の隙間からゴミが入るんですね。写真をみてもちょっと歪んでるし・・・
という事で・・・
スポンジに両面テープがついているような製品です。が、触った感じだとテープはやや貧弱に感じますね・・・
とりあえず貼っていきます。
手前と右側も貼っていきます
接地面が少ないこともありテープだけだとダメみたいですね。幸いフィルターカバーで上からしっかり潰すので問題ありませんが、次に買うならもっと強力なやつが欲しいですね。
そして、ボルトで取り付けます。
厚みが出来た分取り付けがやや大変でしたがごみが入るよりはましなのでしゃあなしです。ただ厚さ9mmもなくてよかったかもと思いつつ、取り付けることが出来ました。
うんスポンジのゆがみがつぶれている感を演出していていいですね。これでごみが入らないこといいなぁ。
ちなみに、ノーマルのフィルターカバーだと問題が起きない気もしますがETCを付けている以上どうしようもないですね。
まとめ
まとめるとこんな感じ。
- KTM 690 ENDURO Rはエアフィルターとカバーがガバガバなので砂埃が舞うような場所をガシガシ走る人は対策をしましょう
- グリスを塗布したりコーキング剤でシールする手もあるけどスポンジを使うのもあり
- スポンジの取り付けは簡単ですがカバーがやや取り付けにくくなるかも?
こんな感じ。