【どれが買い?】CRF250Rally、V-Strom250、Versys-X 250をスペックから比較した結果

こんにちは。ぼっちバイカーです。

昨年、「2017年は250ccアドベンチャーが来る!」と書きましたが予言通りで自分でもびっくりしています。

2017年は250ccアドベンチャーが流行る!と思ったら既に昔ニーハンアドベンチャーブームがあったらしい

この記事では3台のアドベンチャーバイクの紹介とスペックから見るバイク達の性格の比較やどのバイクを買えばいいのかを勝手に考えてみます。既に発売されているバイクもありますし実際のインプレは見た方がいいですが、カタログスペックを見るだけでもかなり性格の違う3台です。

2017年注目されている3大アドベンチャーバイク

2017年に発売されるのがこの三台です。

ホンダ CRF250Rally(ラリー)

プロトタイプは結構前に出ており、昨年のモーターサイクルショー2016でもモックが飾ってありました。

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ティザーサイト画像

www.honda.co.jp

おすすめ動画はこれ!!

Honda CRF250RALLY

三連系のビートに軽快な感じ!150kg以上あるバイクを自由自在に操っています。いいね!

細かい情報は他のサイトを見た方がいいですが、何よりこの二灯がいいですね。天空の城ラピュタのロボット兵の顔にそっくりなのも好感が持てます。

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ロボット兵

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CRF250Rally

パリダカスタイルというかラリーを意識したバイクですね。アドベンチャー系のように馬鹿でかいタンクは積まずに細いけど重装備っていうスタイル。

2017年2月に発売され、街中でもちょこちょこ見るようになってます。知り合いでも何人かオーナーですね。写真以上に高級感があると感じました。

スズキ V-Strom(ブイストローム)250

2016年に突然発表されたスズキのオフロードバイク。

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V-Strom250

何と言っても”V”-Stromの名前を持っているのにエンジンはVでなくパラツイン。という自己矛盾を持ちつつもこの名前をつけた開発担当者を僕は賞賛していです。

もともとの意味はエンジン由来かもしれませんが、僕からすると「V-Strom」という名前から連想するのは”長距離ツーリング・アドベンチャー”。

スズキが250ccのアドベンチャーバイクを出したことが、この名前を見るだけでわかります。

【ジェベルXCを彷彿とさせる】V-Strom250をスズキが出した意味

250cc。ビックタンク。スズキ。昔のバイクを知っている人はジェベルXCを彷彿とさせることでしょう。

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車重も重くキャストホイールなのでオフロードバイクとしてはあまり期待せず、オンロードをアドベンチャースタイルで楽しめるバイク。という位置付けが良さそう。

V-Strom 250/ABS official promotional movie

スペック紹介だけの動画ですが観るとテンションが上がります。

カワサキVersys(ヴェルシス)-X 250

V-Stromがスズキのツアラーなら、ヴェルシスシリーズはカワサキのツアラー。ヴェルシス650はV-Strom650のライバルと言ってもいいと思います。

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カワサキVersys-X 250

2017 Kawasaki Versys-X 250

カワサキインドネシアの公式動画。アーバンな都会から峠道、そしダートまで走っちゃう感じ、良さがあります。

調べてみるとこのバイクは昔のパリダカブームで流行っていたカワサキ KLE250アネーロというバイクと似ています。

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と云うか子孫?

タイヤはスポークタイヤなのでオフロード走行を想定していると思われます。

3台が比較されてる雑誌も!

やはり皆がこの3大アドベンチャーバイクでの比較が気になっているようです。

オフロードバイク雑誌の大御所ガルルで比較記事が読めます。私も読みましたが細かいところまでチェックしてくれていたので本当に悩んでいる人は一読する事をオススメします。

三台をスペックから比較してみる

それぞれのバイク紹介は他のサイトで細かく書かれているので僕はこの三台のスペックを比較しながら、オフロード経験者からみたこの三台がどういうバイクなのかを書きます。

一番軽くてオフロード性能がありそうなのは?

三台の車重はこんな感じです。(みんなが褒める現行セローも比較対象にしてみました)

車種 車重 その他
CRF250Rally 155kg スポークタイヤ、F21/R18インチホイールなので好きなタイヤが履ける、最低地上高も270と高いです。シート高895mm(!)。車重以外は今までのトレールバイクレベルにオフロードも走ってくれそう。
V-Strom250 192kg 車重が重すぎでタイヤはフロントリア共に17インチなのでビッグオフ向けタイヤなら選べる?ただキャストホイールで見た感じチューブレスのようなのでオフロード走行はV-Strom650と同じくらいと思っておいた方が良さそう。
Versys-X 250 170kg? タイヤはスポークタイヤでF19/R17インチホイールなので数は少ないがブロックタイヤも履けそう。あとは車重によるがセンタースタンドもついているようなので既存のビッグオフと同じ扱いになりそう。
セロー250 130kg セローがあればなんでもできる(至言)

アドベンチャーバイクでオフロード性能を求めることが正しいかどうかは難しいところですが、僕がスペックだけを見る鍵はこんな感じです。

オフロード性能はCRF250Rally > Versys-X 250 >>>> V-Strom250

CRF250Rallyは今までのトレールに近いですがそれ以外の二台はアドベンチャースタイルです。正直、CRF以外はオフロードは重いし怖くて入れなそう。入るならフラットダートまでにしておいた方が良さそうです。

アドベンチャー系とはいえオフロードも楽しく走るならCRF250Rallyが間違いなしです。ABSが付いていますがキャンセルできるスイッチも付いているのでリアをロックしてブレーキターンもできます。うん、デュアルパーパスの基本を押さえています。

ただお車重はそれなりにあるのであまりオフロード性能を期待せず、どちらも楽しめる、という感覚の方がいいですね。これ以上オフロード性能を望むのならCRF250Lを買いましょう。こちらの方が軽くオフロード向きです。

長距離ツーリングをたくさんするなら?

アドベンチャーといえば長距離です。

長距離で有利なのはパワーがありかつなるべく長距離巡航できるバイクです。250ccバイクは燃費がいい(30km/lくらい?)のでロングツーリング向きです。果たしてロングルーリングにふさわしいバイクは?

車種 タンク容量 馬力 その他
CRF250Rally 10.1L 24.74PS タンク容量はCRF250Lよりは多いですが巡行距離は300kmくらい。風除けが付いているので楽そう(適当)。エンジンが単気筒なので高速走行では振動がすごくなりお尻にも影響がありそう・・・。
V-Strom250 17.0L 24PS 見た目や車重が重いだけのことはありタンクもでかい。17Lだと510kmくらい走れます(!?)。1給油でそんなに走れればまず文句はないですね。もちろんパニアケースも付けれるのでキャンプツーリングもお手の物だろうなぁ。並列二気筒、パラツインエンジンなのでお尻には多少優しいはず。
Versys-X 250 17L 34PS V-Stromとおなじ17Lなので燃費が同じなら510kmくらい走れます。ですが馬力はセローの倍以上あります。このパワーがあれば車線変更も楽勝。ツーリングパッケージにすればパニアケースも付いてくるので長距離も向いています。正直V-Stromでできることはヴェルシスでもすべてできる印象です。V-Stromと同じパラツインなので長時間乗っても辛くないはずです。
セロー 9.6L 18PS セローがあればなんでもできる(至言)

長距離ツーリングするなら V-Strom250 > Versys-X 250 >> CRF250Rally

となりますね。やはりエンジンがツインでタンク容量も大きい二台の方が快適性が優れていますし、重くてカウルが大きいV-Stromの方が長距離走行は有利となりそう。ただ長距離がてらフラットダートを楽しむような使い方の場合にはVersys250の方がいいかもしれませんね。そしてパワーはVersysの方があるので高速の加速などでもVersysは有利。

V-StromとVersysどちらもパニアケースが純正で出る模様。パニアケースを装着して旅にでる。バイク乗りなら一度はやってみたいですよね。

CRF250Rallyは車体が小さく高く細いので横風の影響や高速道路を長時間走行すると他の二台よりは疲れそうです。

今までにないポジションのバイクがやってくる!

このポジションは今までありませんでした。

セローをツーリングできるようにしたパッケージもありますがやはりアドベンチャーというにはタンクが小さかったり防風という意味で長距離ツーリングには向いていませんでした。単気筒だしね。そこを埋めるのが今回の3台だと思います。それも外車でなく国産でです!

なお個人的にはCRF250RallyとV-Strome,Versysの間には深い溝があるように感じました。CRF250Rallyはオフロード性能が十分ありますがそれ以外の二台はあまりない。逆に長距離ツーリングではCRF250Rallyは今までのセローのようなトレールバイクとあまり変わらないような気がします。

個人的な三台の印象

微妙なポジションの違いではありますが「今までのトレールよりちょっとオンロード性能に振ったのがCRF250Rally。さらにオンロード性能に振ったのがVersys-X250。オフロード成分をほぼ無くしたのがV-Strom250。」だと感じました。

もちろんバイクはデザインやフィーリングもあると思いますのでデザインも大切です。自分がかっこいいと思ったバイクを買うのが一番なのです。

【2019年】一年経ってわかったオフロードとオンロード両方を楽しめるバイクとは

僕がもしKTM 690 ENDURO Rを持っていなくてこの三台のどれかを買うとしたら・・・

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やっぱりCRF250Rallyかな。「オフロードもオンロードも」という中途半端さがEDRと似ていますしフロントマスクのデザインが僕は気に入っています。他の二台よりも昔から発表されていたコンセプトということもあり、しっかり作り込まれている印象もあります。

どれも日本車なのに日本以外で発売開始するらしいですがその間に不具合や知見を貯めてもらい、日本で発売される頃にはいい感じになっていることを期待しましょう!

今年のスモールアドベンチャー界隈がどうなるのか。これからも静観していきたい所存です。

こんな感じ。

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