こんにちは。ぼっちバイカーです。
EICMA(ミラノショー)が今日からということもありネットでは新しいバイクがたくさん発表され盛り上がってます。
僕のTwitterフォロワーさんの反応を見てる限りですが、今日はこのバイクが一番注目されてる感じでしたね。
Honda CRF250L ラリー!!!
今年の東京モーターサイクルショーにコンセプトモデルが展示されていたので、ついにきたか…という感じですね。
2017年は250ccアドベンチャーブームがくる!
アドベンチャーブームがくるかも、というのは以下記事で書きました。
suzuki V-Storm250 が突然発表され「今後は大排気量でなく250ccクラスのアドベンチャーがくるんじゃない?」という記事です。
そこにきて今回のEICAM(ミラノショー)2016ですよ!
もうね、各社揃って250ccのアドベンチャーバイクを出していますw というのは言い過ぎですが、明らかにオフロード成分が多いです。
明らかにオフロード成分が多いミラノショーだった
オフロードのテイストがあるバイクが多いです!
いくつか例を出せ?
たくさんアリマス。
X-ADVというオンオフ両方楽しめるスクーターテイストのバイク。
・・・アフリカツインの小さいスクーター版?
と思った方。
実はこんなに大きいんです(右)
NC750Xと同じ 745ccのパラレルツインエンジンのDCT(オートマみたいないやつ)という結構異端なバイクです。未来のバイクというよりは街中を走るだけがスクーターじゃないぜ!って感じですかね。NM4との差別化としてオフロードを走れるので今後はフラット林道でこいつが爆走しているところを見ることができるかもしれません。
そして
BMW G310R
250ccではないですが、313ccのシングルエンジン!ついに中免でもビーマーとしてアドベンチャーバイクに乗れます!
個人的には
Honda Africa Twin エンデューロ スポーツコンセプト
これかっこいいです。コンセプトモデルですがかっこいい!
そしてこれも注目度が高い一台。
Yamaha T7 コンセプト
700ccのTenere (テネレ)のリビルドって感じですかね。かっこいいし本気度の高いラリーマシンです。
まだあるよ!
Ducati Scrambler Desert Sled
Ducati スクランブラー君にオフロードテイストを加えたバイク。さすがDucati。レトロなテイストを残した優雅なオフ車って感じです。
そして・・・
スズキ V-Strom250
中国でとのことでしたが来年2017年の夏頃に販売開始されるようですよ!黄色もいいね。売れそう。
まさかのカワサキも!!
Versys-X 250 ABS
ヴェルシス-X250です!
お前、KLX終わらせてオフ車撤退じゃなかったのか!(歓喜)
まだまだあるかもですがひとまずこんなところで。僕のブログは速報を発表したかったのではないです。
オフロードの流行が来てる
これが言いたかっただけのエントリなのですが、来てます!
オフロードの流行が来てます!
と言うことで間違いなく来年以降しばらくはオフロードテイストは消えないでしょう!(オフロードバイク乗りの僕歓喜!)
オフロードといってもモトクロス・エンデューロ・トレール・ラリー・アドベンチャーとジャンルはいろいろ。
今までは250ccのトレールか大排気量のアドベンチャー(ビッグオフ)が主なジャンルでした。
それがビッグオフじゃなくて250ccのアドベンチャーバイク!これは新しいジャンルです!!
実はかなり昔に250ccアドベンチャーブームが起きていた
ここ数年でバイクを始めた僕は知らなかったのですが、実は昔に250ccのアドベンチャーバイクが流行っており、国産メーカーはこぞって新型マシンを出していた時期があったらしいです。
そのときのバイクがこれ。
近所で発見したバイク
なんだこれは。(褒め言葉)
HondaのAX-1というバイク。ガンダムみたい。
色やデザインは壊滅的ですがコンセプトは今でも通じます。というかまんま。
今みたいなオフロード・トレールバイクというよりはカウルが多く、ラリーを意識しています。どちらかというとアドベンチャータイプに近いですね。これが流行っていたのです。
これはパリダカールラリーなどのラリーブームが影響していた模様。80年代のお話です(僕生まれてない)
ラリーの歴史
ヤマハのWebサイトにこんなものが
テネレというヤマハの出しているアドベンチャーバイクがあります。テネレは厳密にはラリーバイクらしいのですが、テネレに関するラリーの歴史年表があり、当時の空気感が感じられます。
ラリーの流れから来ているので今のような細いシュラウドというよりはハーフカウルが主流だったのですね!!
Yamaha TDR
これ、2ストで並列2気筒で45馬力で車重は134kgしかないらしい・・・化け物かな?最高速は170km/h overとか・・・フレームやタイヤはブレーキがやばいのによくやる・・・
他にも
Honda NX250
Honda SL230
XLR250バハ
いろいろなバイクがあります。見た目古いし足回りや設計も古いのでしょうが、各メーカーでコンセプトがはっきりしており、変わったバイクがどんどん出てきていた時代のようですね。さすがバブル時代!!
バブリーに作られているせいかスペックは昔の方がいいっていう・・・。昔は良かったOJSNの気持ちも今ならわからなくもないです。ただデザインはちょっとアレですね・・・。
歴史は繰り返すのでしょうか。昔からバイクを楽しんでいる人からしたら嬉しい流れでしょうね。
KTM 690 ENDURO Rもラリー化できる
僕のKTM 690 ENDURO Rは50万円ほど積めばラリーマシンに改造できます。
やったぜ!
実は一時期、本気でラリー化を検討しました。
ラリー仕様にすることでタンクの容量が増えたりカウルが増えるので長距離移動が楽になりますしGPSやコマ図をセットするマップケース、夜道でも遠くを明るく照らすフォグライトもあります。別に今の装備に不満があるわけではないですが、かっこいい!と。
でもね?
ビッグオフは日本では持て余す
ここまで書いておいて軽く手のひらを返します。
「狭い日本 そんなに急いで どこへ行く」
ちょっと意味は違いますが、要するに日本は狭いのです。狭いが故にほとんどの道路は舗装路化が完了しています。昔はたくさんあったらしい林道もどんどん舗装されており、この一年でも走れなくなった林道があるくらいです。
それに加えてガソリンスタンド。本州なら200km走れれば十分ガソリンスタンドを見つけられますよね。なので大容量のタンクやダートを長距離走ることができるマシンがあっても発揮できる場所はほぼない気がします。大陸ではないので土地には限りがあるのは仕方のないことですね。唯一北海道はまだまだたくさんの長距離林道があり、ラリーをするなら北海道に行くのが良いようですが・・・
アドベンチャースタイルをやるためにシュラウドキットやらパニアケースやらキャンプ道具やら準備すると100万円超えてしまいます。僕はそこまでお金をかけてまでしてやりたい事ではないと思ったのですよね。
ビッグオフのアドベンチャースタイルはかっこいいですし長距離巡航できるバイクは魅力的ですが日本では持て余す、この辺のミスマッチが日本でアドベンチャーバイクがイマイチ定着しなかった理由なのかなぁと思っています。
250ccのアドベンチャーバイクは日本に向いている
しかし、250ccとなると話は別。
おそらく車両価格は比較的安いはずですし250ccなら燃費も良いので大きなタンク容量がなくても十分300kmくらい無給油で走れそう。これだけ走れれば日本では十分です。しかもアドベンチャー系ならある程度高速も快適だし積載も簡単です。何よりバイクが大きいので所有感も大きいです。
ガチオフロードではなく旅を楽しむのに特化して作られているアドベンチャーバイクを安く普通免許で始められる。
これは結構嬉しい人が出てくるんじゃないかなぁと思っています。
250ccアドベンチャーはバイク人口増加にはつながらないと思う
バイクに乗らない人に乗ってみたいバイクを聞くとたいていの人がアメリカンバイクやネイキッドバイクと答えるのではないでしょうか。少なくとも僕はそうでした。そしてオフ車をかっこいいと思う方はかなり少数派なのではないかとも思っています。
実際僕もバイクに乗っていろいろなバイクを知る中でようやくオフ車やアドベンチャーバイクがかっこいいと思えるようになりました。
非バイク乗りで「オフ車がかっこいい!乗りたい!」という人に未だかつてあったことはありません。
・・・
つまり250ccとはいえアドベンチャーバイクを買う人は基本バイク乗りで乗り換えです。
つまりバイク業界の人口が増えることはなさそう、という事。パリダカブームを経験した方でリターンする人はお金も持っているだろうしビッグオフで既にリターン済みだと思います。
かといって若い人がアドベンチャーバイクをかっこいいと思うのかどうか・・・相変わらずバイク業界は厳しいのです。
早く”オフローダー芸人”出てきてくれ!頼む・・・
ひな壇芸人1「え~僕なんか毎週KTM 690 ENDURO Rで秩父でアタックしてますわ~ (ドッ 笑)」
みたいな・・・
新しいジャンルというわけでないですが久々に250ccのアドベンチャーバイクがたくさん発売される事でバイク業界がどうなるのかは要チェックですね!
アドベンチャーが流行ったら僕も断念したラリー化してアドベンチャーヒエラルキーの上位に目指したい!
↓CRF250RALLY,V-Strome250,Versys-X 250を比較した記事も書きました。こちらも合わせてお読みください。
こんな感じ。