こんにちは。ぼっちバイカーです。
前回に続き、整備・カスタムネタです。後編といえばいいのでしょうかね。
おさらいをすると、いつもお世話になっているたいちゃさんの家に乗り込み整備のアドバイスを頂きながら、ハンドルが曲がっていた件を修理しました。
前回の最後に乗せた画像がこれ。
「なんのカスタムでしょうか!?」
KTM Front Strap
カスタム内容はこのパーツの取り付けでした。
KTM Front Strap
殆どの人は「なんだコレ。紐?」かと思います。
これはKTM公認カスタムパーツであるパワーパーツの一品。「KTM Front Strap」です。(お値段は1,993円(税込))
これを何に使うかというと・・・・
引きます!!!
スタックしたり坂の途中で止まってしまった時に、ほかの人に引っ張ってもらえるようになるお助けアイテム。
名前もフロントストラップと書かれていますが、スタックベルト なんて名前でも呼ばれるみたい。
名前の通り主にアタックと呼ばれる道なき道を走る時やヒルクライムする時、そしてドロドロの道を走る時に、バイクが再発進できなくなってしまう状態(通称スタック)になったた時に使用します。
僕はよくスタックするので今までも後ろから押してもらったりしますがこれで前からも引っ張ってもらえます。
スタックがはかどりますね←
なお、このKTMのストラップには2種類あります。
具体的には紐の長さが違います。フロントマスクが大きい場合には長い方のストラップを購入しましょう。
商品説明欄に対応しているバイク車種が書かれていますが、当然のように僕のEDRの名前はリストに載っておりませんでした。KTM的にEDRはオンロードバイク扱いなので仕方がないですね。
↓↓がEDRにも対応している方のパーツです。EDR乗りの方は参考にしてみてください。
KTM POWER PARTSKTMパワーパーツ/ストラップ(フロント) 125
取り付け
ストラップ自体の詳しい取り付け手順は先人のたいちゃさんのブログを読んでいただけばと思います。
僕は上記手順ではできませんでした。
要約すると、ただの2000円の紐をつけるだけなのに、フロントタイヤを外し、フロントブレーキキャリパーを外し、結局ダメで最終的にはフロントフォークも一本外しました。(真顔)
このストラップはベルトのように輪っか状にして縛るのではなく、初めから輪っか状になっているのフォークの下から通します。しかしFREERIDEと違い、EDRはフロントフォークが太く両方のフォークの下からストラップを入れることが困難でできませんでした。なので1本のフォークは下からストラップを通し、もう片方はフロントフォークを外してフォークの上からストラップを通しました。
写真が無いとなんのことやら、ですね…。
今回。作業に熱心になるあまり写真があまり取れておらず、全体的に残念な感じになってしまいました。
・・・
ということで作業概要のダイジェストどうぞ!
タイヤを浮かしたらフロントタイヤを外します。
続いてキャリパーを外します。
キャリパーのボルトを2つ外すとキャリパーがぶらーんとなってしまいます。ぶらーんとするとケーブルに負荷がかかるので、キャリパーを適当な場所に固定します。
今回はラジエーターガードにタイラップで留めました。
その前に、フロントフォークの銀色の部分、いわゆるインナーチューブも綺麗にしておきます。普段触れないですがここも綺麗にしておかないとフォークシールがやられちゃいますね。
フォークの下からストラップを通そうと思うもギリギリダメでした。下からストラップを通すのが難しいのでフロントフォークを外し、フォークの上から取り付けることに。
ひとまずストラップを片方にセット!チューブガードの穴を使って片方はなんとか通すことができました。反対側はフォークを抜かないといけないので準備しましょう。
フォークを外す前に突き出し量を計っておきます。
そして、トリプルクランプのボルトを緩めます。ネジを緩めてもなぜかスポッと抜けず、結構な力でグリグリしながら外しました。解せぬ…。
ストラップをフォークの上から通し、ここからは戻し作業。
フロントフォークをセットして規定トルクでフォークをセット。クランプに直接トルク値が書かれています。きっと破ったら絶対にいけないんだろうなぁ。
フォークをセットしたら、ここで特殊アイテムが登場します。
オフロード関連の便利グッズを作っているモーションプロの Fork Tru です。
これはフロントフォークアラインメントツールと呼ばれるもので、取り付けた二本のフロントフォークがねじれたりずれたりしていないかを測定するツールです。
このツールの使い方はフォークの上の部分あてがってフォーク二本の幅をセットし、そのままスルスルと下まで下げてみるだけ。ここで”ねじれ”がある場合には平行になっていない為、音がなったり抵抗があるので修正する。という流れのようです。”芯だし”なんていう作業のようですね。
結構いいお値段するツールですがフォークを頻繁に外す人には嬉しいツールですかね!
Fork Truでチェックすると特に問題なしで一発合格!
ヨカッタヨカッタ!!!けど、すんなりいくと本当に問題なかったのか不安になりますね…。
フォークが取り付けられたら、あとはブレーキキャリパーをネジロックつけつつ取り付けて規定トルクで締め、ホイールを取り付けて完成です!
もっと安く簡単につくれるよ!
僕がスタックベルトについて情報収集している期間、たくさんの方が教えてくださいました。
「こんなのホムセンで紐と金具を買えば数百円で作れるのにわざわざ2000円も出すのなんて無駄だよぉ」
確かに。それなら取り付けもフォークどころかタイヤも外さずに取り付けられます。しかもパワーパーツ届くまで時間がかかります。
でもね?
実はKTMが好きという以外にもパワーパーツを選択した理由があります。高いだけあって引っ張る感触がとってもGOODなのですよ。それに輪っかになっているので取れることもまずありません。気になる方はぜひお会いしたした時に引っ張ってみてください!これはとてもいいものです。
今後は?
スタックベルトを付けましたがなるべくならお世話にならないことを祈りつつ、もしもの時には威力を発揮してもらいたいですね。
既定トルクで取り付けたとはいえフロントフォークを外したので、しばらくは走る前や走った後にフォークのねじが緩んでいないかをチェックしようと思います。こういう時に謎のトルクレンチだと本当に適正トルクなのか信じられません。これではトルクレンチの意味がなくなってしまうため、多少お値段が張っても信頼できるメーカーのトルクレンチを買うべきだなと再認識したのでした。
今週末は千葉でダート走るのでまずはそこでですね。今週はずっと雨だったので「水はけの悪い房総半島」のダートはドロドロの予感。。。
スタックしないようきをつけようネ
こんな感じ。