【林道ツーリングで使える】ハイドレーションについて調べてみた

こんにちは。ぼっちバイカーです。

前回のアタックツーリングを経験した結果、軽く脱水症状になってしまいました。そして、チビチビこまめな給水が必要だと再認識しました。

ビッグオフロードバイクでガレ場アタックに挑戦した結果wwww

水分補給の際には毎回「バッグを下ろしてチャックを開けてペットボトルを取り出しキャップを開けてグビッと飲んでキャップを閉めてバックに戻してチャックを閉めてバックを背負い直す」をやることになります。

普段ならなんてことない動作ですが、林道(特にアタック)で疲れているとバッグを下すために腕をあげることすら苦痛なんですよね。

苦痛なのでチョコチョコ給水できない→脱水症状まっしぐらってワケ。

愚者は経験に学ぶということで、愚者はハイドレーションを導入する事に。オフロードバイク乗りの目線で商品選定してみましたよ。

ハイドレーションって何?

ハイドレーションとは何かというと、液体が入ったプラスチックバッグからチューブが出ており、そのチューブ経由で水分補給できるシステムです。点滴みたいな感じ。お手軽に給水できて良さそうだと感じました。

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本来は飲み口を噛みながら吸いますが口に入れるタイプも

オフロードバイク乗り目線では以下3タイプから選べば良いと思います。

ハイドレーション付き軽量バックパック

レース用にハイドレーション機能だけがついたバッグが欲しい。逆にハイドレーション以外は不要。という場合にはこのハイドレーション付きバックパックがよさそうです。

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CamelBak: K.U.D.U.? 12

ハイドレーションパック自体2000-7000円くらいが相場ですが、ハイドレーションパック付きのバックパックが3000-10000円で買えてしまいます。

レースなどでは余計な荷物は必要ないですし小物くらいは入りそうですし、素直にこれ選んでおけば間違いないですね!普段ツーリングでバックパックは背負わないという方にもいいかも知れません。

実際レースに出るとこれを背負っている人の多いこと多い事。

ハイドレーションパック+ハイドレーション対応バックパック

ハイドレーションパックとハイドレーションシステムに対応しているバッグを別々に購入する方法。

バックパックは上にあげた通り3000-7000円。さらにバックパックはサイズやデザインにもよりますが3000円から20000円くらいでしょうか。

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Hydrapak: Shape-Shift? 2L Reservoir

+(プラス)

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Deuter – Speed Lite 10L

みたいな。

メリットとしてはハイドレーションシステムもバッグも自分の好きなものが選べることです。

バッグによってはハイドレーションシステムが自社製品のみ使えるようなものもありますが、”世間一般的なハイドレーションパック”が入るよう大抵のバッグは考慮されて作られているようです。目印としては ハイドレーション対応 のマークですね。

ハイドレーションだけでなくお昼ご飯とか工具とかお土産(大事)とかのスペースも欲しい方、またかっこいいバッグ、好きなハイドレーションブランドがあるならこちらの方が満足度は高いです。

あと既にバッグを持っていて、ハイドレーションパックだけ買えば解決するパターンもあります。

ネックブレースに引っ掛けるハイドレーション

プロテクターメーカーで事実上世界一なのではと個人的に感じているLEATT(リアット)社では、ネックブレースに直接ぶら下げるハイドレーションパックが作られてます。

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HYDRATION ULTRA 750 HF

750mlのパック。エンデューロレースでるならこれで決まり!(勝手に決めるな!)

レースでバックパックを背負いたくない、という方はリアットのネックブレースとハイドレーションを利用するといいですね。

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デザインもかっこいいぞ!

他社もあるのかな?

僕のチョイス()

僕は「ハイドレーションパック+ハイドレ対応のバックパック」にしました。

レース用とならいざ知らずツーリングにも使うならある程度荷物が入るバッグが欲しいからです。

この手の商品は、バイクだけでなく登山やトレイルランニング、アウトドア全般とかなり幅広いジャンルで取り扱いがあるため検索大好きな僕ですら何度も

「その辺、テキトーに見繕ってくんさい」

としたくなる気持ちを抑え、色々と探してみました。

今回はハイドレーションだけにフォーカスして書きます。

ハイドレーションパック

ハイドレーションパックについて色々と調べましたがオフロードバイクだけでなく登山やマウンテンバイク、トレイルランニングなど幅広いユーザーに向けに昔から作られてきたようです。

技術も枯れて(?)おり会社ごとの特徴もあまりないものが多いように感じました。

どのメーカーでも謳われているのがこんなところ

  • ビニールの匂いがしないので水本来の味が楽しめる
  • 分解できるので清潔に保てる
  • チューブは噛みながら吸うと飲める
  • パックへの給水が楽

このくらいでしょうか。

容量はどのくらい必要?

これは個人差もあると思います。「大は小を兼ねる」といいますが、水は重いのでなるべくなら目的に合った容量を選びたいですね。

調べた結果こんな感じのようです。

容量 用途
0.5L – 1L レースや1-2時間くらいのアクティビティならこれ。コース等パックに給水できる環境がある場合もコレがよさげ。
1L – 1.5L 子供のスポーツ、短距離のランニング・サイクリング(数時間)・半日のツーリング等、ほどほどに軽さを重視したい場合コレ。
2L 山登りやハイキング・トレイルランニング・一日のサイクリング・一日のツーリング等、たぶん一番人気。重さと飲む量のバランスが一番取れている
3L のどが渇きやすい人や探索等どのくらい移動するかが明確でない場合には多い方がいいかも。登山や自転車等では重すぎて逆に効率が落ちるらしい。

僕のようにツーリングメインなら2Lが無難かな。不安があれば追加でペットボトルを携行して、途中で継ぎ足せばいいし。

なお、ハイドレーションパックメーカーのCAMELBAK(キャメルバック)社のウェブサイトで自分が必要な容量がわかります。

Hydration Packs, Water Bottles, Tumblers & Travel Mugs — CamelBak

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僕の身長と体重がばれてしまう///

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結果、2.1L !!

オートバイの場合の選択ができなかったりとバイカー向きのサイトではなかったですが面白いのでやってみるといいかもしれません。

メーカーごとの違いは

メーカーごとに違うなぁと感じたのはこの辺

  • どこまで分解できるのか
    結構細かいパーツもあるためどうしても水が溜まりやすい場所ができてしまいます。(特に口で咥えて噛む部分等) 分解がしやすくまた細かく分解できるといいなぁと。
  • 清掃キットはあるのか
    チューブはどうしても水が残りやすく夏場はカビが生えたりするそうです。掃除ができれば多少は安心して使えます。
  • 乾燥時にパックを裏返せるか
    ビニールの都合上どうしても隅の方がくっついてしまうようです。パック自体を裏返せれば水分を蒸発させられて安心ですね。
  • 予備パーツはすぐに手に入るか
    商品の性質上一生モノではなく汚れ劣化していくものなので遅かれ早かれチューブ等は予備パーツを買うことになります。国内に流通てないと予備パーツのために海外通販する羽目になる
  • 飲みやすいか
    飲みやすさもチューブの太さによって変わります。実物が見れると安心ですね
  • デザイン
    人にはあまり見えないものですが、メーカーによってデザインは違いがあるので気に入ったものを選ぼう。
  • 食洗機対応してるか
    製品の中には暖かい飲み物を入れることを想定されているものもあります。高温にも対応してるなら食洗機が使えますし食洗機で洗えれば一番衛生的です。

上記を加味しつつ商品を調べいくつかのブログの感想をチェックしてみました。

# 商品名 画像 ヒトコト
1 Platypus(プラティパス) アウトドア 給水用 ボトル ビッグジップLP 容量2.0L 25129 【日本正規品】 Platypus(プラティパス) アウトドア 給水用 ボトル ビッグジップLP 容量2.0L 25129 【日本正規品】 昔からハイドレーションを作っておりお値段は比較的安いです。ゴムのにおいが少しするようですね。飲み口に縦横の方向があるので正しい向きで噛まないと水がでてこないようです。
2 ハイドラパック シェープシフト 2.0L リバーシブルリザーバー 16500123 ハイドラパック シェープシフト 2.0L リバーシブルリザーバー 16500123 パック自体をひっくりかえせるので洗浄しやすい。お値段は高めだが車に踏まれても破裂しないとか。
3 [サロモン]リュックサック SOFT RESERVOIR 2L None [サロモン]リュックサック SOFT RESERVOIR 2L None サロモンというとスノーボードとかでよく見るメーカーですね。レビューを見るとゴムのにおいが気になるというコメントが多いですね。お値段もそこそこ。裏返して洗えるようです
4 OSPREY(オスプレー) LT レザヴォア 2.5L/ワンカラー OS56107 OSPREY(オスプレー) LT レザヴォア 2.5L/ワンカラー OS56107 パックへの給水がキャップ式なので楽ですね。あと飲み口にマグネットが付いているようでブランブランしないそう。デメリットは形が変わっているせいで洗いにくい模様。お値段はお安めです。
5 SOURCE(ソース) ハイドレーションパック ワイドパック2.0L SC-2060220202 SOURCE(ソース) ハイドレーションパック ワイドパック2.0L SC-2060220202 分解についてはこのメーカーが一番のようで飲み口の部分も分解できるのはうれしい。ダートシールドが付いているのもGOOD。値段は真ん中くらいでしょうか。デザインもかっこいい!

色々調べた結果、,、、

僕は5番のSOURCE社の商品を選択しました。

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SOURCE社

構造はシンプルでかつ細かいところまで考えられていると感じましたね。購入したのはこの商品。

Widepac? Hydration System。容量は2Lを選びました。いわゆる一般的なハイドレーションパックの形だと思います。

細かく分解できるというのはうれしいですし、デザインもオレンジでかわいい!!予備パーツや洗浄パーツもあるのも安心ですよ。

なお、個人的に一番良いと思ったのはこれ。

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飲み口の黒いキャップ

これはダートシールド。

走行中の砂埃やバッグを地面に置いたときに飲み口が地面に触れてしまうと当然砂や泥がついてしまいます。しかしこのシールドがあれば飲み口は絶対に汚れないのでかなり大事なアイテムです。

アクセサリーについても、川や沼の水をろ過するフィルターやアンチフリーズのチューブカバー・紫外線から守るブーツカバー、マグネットクリップ等いろいろあるので選んでも楽しいです。

そしてイスラエル製というのもいいですね。軍事関係でも使われてたり??

調べてみた結果、裏サイト(?)を発見!!

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ミリタリー用のサイトが!!

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CBRNハイドレーションテクノロジってなんすか

調べてみた

CBRNE(シーバーン)は、化学 (chemical)・生物 (biological)・放射性物質 (radiological)・核 (nuclear)・爆発物 (explosive) のアクロニムである[1][2]。これらによって発生した災害をCBRNE災害[3]と称する。主に民間防衛の文脈において使われる言葉である。
wikipedia.org

ミリタリーのナレッジがきっとハイドレーションにも応用されてるはず。

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ブログのイメージ画像が完全にCoDな件…

今思ったけど、アウトドアスポーツで重いものをしょってハァハァするサバゲーとかでもハイドレーションは需要ありそうですな。実際迷彩のハイドレーションもたくさん売っている模様。

という事で(?)このメーカーにしました!

一番欲しいハイドレーションパック

予算オーバーで買えなかったですが、実は欲しいハイドレーションがありました。

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GEIGERRIG(ガイガーリグ)

説明は抜きにし、こいつを見てくれ。どう思う?

Reversible Reservoir – GEIGERRIG – Pressurized Hydration – Benefits

普通は飲み口をかみながら吸わなければいけないのに、この商品は口をつぶしただけで水がぴゅーと発射されます。

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こんな感じで空気をポンプで入れてあげる必要がありますがかなり便利ですね。転んだ泥を落としたりもできるし、ハイドレーションの枠をはるかに超えた商品です。

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しかもチューブも細くてかっこいい!

さらにクリーナー付きフィルターを間に噛ませてあげれば金魚が泳いでいる水槽の水も濾過して飲めるようになったりするという、これもう災害時にも役だつレベルの優れもの!!

一家におひとついかがでしょうか。

番外編

ハイドレーションパックを背負うほどじゃないけど、チューブでお手軽にハイドレーションを利用したい。という方にはこれをオススメしたい。

これ何かというと、ペットボトルに接続できるチューブなんです。

ハイドレーションパックを衛生的に保つのは難しいですがペットボトルなら常に新品のボトルなので気にしなくていいですよね。チューブだけ保管してればよく使い勝手がよさそうです。若干飲みづらいのと最後まで飲みきれないというレビューも見ますが、お手軽ですしオオアリですよね。

実は「ハイドレーションパックじゃなくてこのチューブだけで十分なのでは?」と最後まで自問自答していましたw

衛生面が気になる方はお試しあれ~。


早速購入したSOURCEのテストがてら、林道を走ってきましたので次回はハイドレーションの感想を書いていきますね。

こんな感じ。


装備について以下ページにまとめています

3年以上林道を走ってわかった林道ツーリングで必要な装備はコレだ!

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