こんにちは。ぼっちバイカーです。
ナイトライフでお茶を濁しつつ、ようやく後篇です。
概要
既に前篇でも書きましたが以下なルートを走りました。
Day:2
# | 時刻 | 名称 | ヒトコト |
---|---|---|---|
11 | 08:00 | ホテル | 出発! |
12 | 08:15 | 郡山市街地 | 朝の通勤ラッシュ。道も風景もありきたりでストレスが貯まる… |
13 | 08:30 | 福島の山道 | どの道も景色が良くストレスがウソのよう! |
14 | 09:30:30 | 道の駅つちゆ | 眺めもよく休むのにぴったり。ここで朝食。 |
15 | 10:00 | 磐梯吾妻スカイライン | スカイラインの名にふさわしく絶景の中を走る |
16 | 10:30 | 浄土平 | スカイラインの中間地点ですが現在はスカイライン通行止めにより終点。火山荒原かっこいい! |
17 | 12:00 | 赤湯温泉 好山荘 | 鉄くさいマニアックな温泉でダートを走らないとたどり着けない |
18 | 12:30 | 磐梯吾妻レークライン | 裏磐梯を2つの湖沿いや橋がるマイナスイオン道路 |
19 | 13:00 | 桧原湖 | これまた広い湖沿いを走れる。道は狭くカーブが多く緑多めの道 |
20 | 14:00 | 西吾妻スカイバレー | ヘアピンカーブが連続しておりコーナリング好きにはたまらない? |
21 | 14:30 | まるいち食堂 | こてっこてな地元ソースかつ丼が食べれる。醤油ラーメンもおいしいらしい |
22 | 15:30 | 福島の道 | 最後の福島の道を楽しむ。名前は知らないが走っていて気持ちのいい道ばかり! |
23 | 16:00 | 東北自動車道 | ただの高速道路 |
– | 19:00 | 自宅 | 無事帰宅 |
– | 22:00 | 地元 | 無免許の鈴木君にお土産とコーヒーを振る舞う |
トータル大体500kmくらい
走った場所は多いですが、割と勢いよく走り抜けていきましたよ!
出し惜しみするのもアレなので、よければ動画だけでも見ていってください!
ツーリング日記はポエム多めで書いていきます!
ぼっちツーリングの二日目は遅い
朝は早起きして山へ行って日の出を見ようと思っていたのですが、昨晩の飲み屋で予想以上に盛り上がってしまったのと前日も四時起きだった事がたたり、目が覚めたら7時でした。
日の出は残念ですが、またの機会ですね!
今日は○○ライン関連をたくさん走ろう!と思っており、ホテルで走るルートを考えます。
オススメスポットとして一番人気があったのが「磐梯吾妻スカイライン」。ここは絶対に行きたい場所です。
福島市からは知らないと途中で通行止めになっていると教えていただいていたので福島市にいこう!と思ったのですが、念のためWebサイトをチェック!
その結果…
デデドン
5 / 8 よ り 通 行 止 め ! !
ゴールデンウィークまでは福島市から通行できたようですが、5/8(先週)からは両方向から通行止めになってしまったようです。
残念ですが、事前にリサーチしておいてよかった。。。
ゲート侵入なんてできないので今回は南側の浄土平側だけ見に行くことに。
スカイラインの手前にオススメスポットとして教えてくださった赤湯温泉があるじゃない!ここで朝ブロをすることに。
ホテルの朝食は早朝に出る予定だったので用意無し。
おやつ300円分として用意したパイナップルのグミを食べてお腹をだましつつ、スカイラインの途中で適当にお店に入ることにして8:00ホテルチェックアウト。
駐輪所へバイクを引き出しに行くと、自転車通勤の皆様の列が…。
写真はないけど、なんていうか、東京と何も変わらない風景がそこにありました。
うん、みんなストレス社会を生きているんだなぁ(しみじみ)
そんな通勤中の皆さんを見ていると、有給で福島まで遊びに来ている僕もつい仕事のことを考えてしまいます。
「(今日仕事休んじゃったけど大丈夫かな…何かあったら連絡してくださいとメールしておいたけど…)」
アガっていた気持ちが少し萎えつつ、何とかバイクを駐輪場から出庫。バイクを暖気しながらサイドバッグやシートバッグを設置し準備完了!!
さぁ、二日目のスタートです!
道の駅つちゆ
ということで、スカイラインは目と鼻の先!の道の駅つちゆにやってきました!
道中について軽く振り返ると…
郡山市は通勤ラッシュで渋滞気味…。幸い道幅が広くバイク用道路があったのですいすい進めました。やっぱり人が多いとストレスがたまってしまいますね…。
アガっていた気持ちがまたダウン…。
しかも空も曇り空で肌寒いし…
そして朝ごはんを探してみてもチェーン店ばかりでなかなか入る気が起きません。
うーん。
気持ちは停滞しつつ、ようやく幹線道路からおさらばして山道に入りました。
その結果…。
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両脇にミドリ!!そして快晴!!
最高かな?
せっかくなので一眼レフで写真を撮ってみたり!
自然とEDR君はよく似合う!
しばらくパシャパシャしてもイマイチ同じ構図ばかり…。
すぐに写真パシャパシャよりも走りたい欲がウズウズしてきてしまいました。
今日は峠を攻めるつもりだから仕方ないです。
という事でスカイラインを目指します。
山道に入ってから雲もどんどん減っていっていい天気に。さらに平日だからか観光客はほとんどいません。この瞬間この道は僕のものなんじゃないかと思ってしまうくらい最高の道でした。峠道は今まであまり好きではなかったのですが今日ばっかりは本当に楽しくて仕方ありませんでした。
こういう時に事故しやすいような気がしたので自戒しつつも、地平線まで続く直線を見ると思わず体が前のめってしまいます。テンションはすでに最高潮です。
そして、道の駅つちゆへとうちゃく!
結局朝ごはんを食べ損ねたのでここで朝食を摂ることに。
ちょっとお高いですが具だくさんだし何より景色が素晴らしいので美味しいです!
雲が少しあるけど風でどんどん飛ばされていきます
ペロリと平らげて景色を見ること1分。。。
よし、そろそろいこう!(せっかち)
正直道の駅に寄るか迷うくらいバイクに乗るのが楽しく、道の続きが気になる!もっと走りたい!という想いがワナワナしていたのです。
という事で出発!
当初の予定では、スカイラインの手前にある赤湯温泉で朝ぶろをしてからスカイラインへ行く予定でした。
しかし、赤湯温泉で停まること5秒。
「あとでこよう!」
もう、スカイラインが走りたくて仕方がない感じだったのです。
磐梯吾妻スカイライン
という事でスカイライン到着!!
スカイラインに入る前には係員の方に通行止めになっていることを教えていただきました。
そしてスカイラインに入って最初のカーブを曲がった時に見えた景色をみて、僕は泣いてしまいました。
ここ一年を振り返っても泣いたことなんてなかったんじゃないかな。
僕は感情の起伏は少ない方(少なくとも表には出さない)で、風景をみて泣いた事なんて人生初めての経験でした。
何で涙が出たのかも分かりませんが、ここに来るまでにすでにテンションは最高潮だったのにそこに更にトンデモナイ景色が現れたことで感極まって泣いたのかなぁと後からなんとなく思いました。とにかく体全身が震えてましたね。
そんな感じで震えながら最初の写真スポットで停車。写真を撮ります。
すごさが伝わらない…
もっと写真練習したいね
ここでも、写真なんか取るより道の続きを走りたい欲求が強く、すぐに発車。
発車してすぐに、なんとお猿さんがたくさんいましたよ。
みんな道路で日光浴しており、バイクが来てもしばらくはそのままなのを見ると、結構人間慣れしているのかもしれませんね。
一応動画撮りましたよ?
そして最高のワインディングを楽しみます。
スカイラインすべてを走ったわけではないですが、カーブは緩やかで景色が良くそして直線も長いので僕の690EnduroR君では最高の道でした。
祝日はわかりませんが、この時間帯は誰もおらずこのスカイライン自体僕しかいないんじゃないか?と思わせるほどでした。なので速度を出そうとゆっくり走ろうと僕の自由。とにかくストレスフリーで気持ちの良い道でした。
道を楽しんでいると、終点が来てしまいます。浄土平ビジターセンターです。バイクは100円駐車料金を取られます。
ここには火山荒原があり、岩がゴツゴツとしているちょっと浮世離れな場所。地上とは違う独特の空気が感じられました。
せっかくなので写真チャレンジ!!
大きい岩と一緒にとるとなんかいい
ちょっとよってみたぞ
リス君と山と空
うーん、何を撮りたかったんだろう…(あえて載せる)
すごさが伝わらず…
別の場所でもとってみましたよ!
写真はまだまだ勉強が必要。でも設定をちょこちょこいじっている時間なんてもったいない!なんて1時間くらい格闘しながら楽しんでました。
・・・
カメラで精神がやられたので店内に入り、嫁さんへのお土産と鈴木君へのお土産を購入。
そして、ついにライダー定番のアレも買ってみました。
純白のソフトクリームに濃厚なリンゴ蜜がアクセントとなり、なかなかンマイソフトでしたねぇ。
でも、ソフトを食べていても目線はこっちに…
そして、スカイラインを帰りも楽しみつつ、来た道を戻ったのでした。
赤湯温泉
そしてお湯が赤みたいな温泉が楽しめる赤湯温泉に来てみました。
始め、道を間違えたのかと思うほどの砂利道の急坂があり焦りつつ、到着!
到着して宿に入ると愛想の良いおばあちゃんが迎えてくれました。
日帰りは500円というと狸を指差すおばあちゃん。500円を渡します。
なんでもここは内湯(館内)と外湯(丸見え)がありどちらも楽しめるとのこと。
外湯はさっき覗いたら虫がたくさん浮いていたので内湯を攻略することに。
オフロはこんなとこ
見た目もですが、何より鉄の香りがすごい!!鉄くさくて指輪も錆びるんじゃないかと思ったくらい。
軽くインプレすると、
入るとそれほど熱くなく、ヌルヌルとして感覚。鉄くさい感じが最高に体に効いている気がします。
15分ほど入ってから、そとに出てみると…。
こんな最高の天気で大自然の中を裸で仁王立ちできるなんてなかなかできない経験ですね!
こちらも虫が大量に浮いていたので遠慮しておき、体をあっためて出ることに。
宿の方と少し談笑。
宿「東京には女の子がたくさんいるんだから一人や二人つれてきなよ~」
僕「東京にいると女の子たくさんいるのでたまには女の子抜きで一人になりたいものなんですよね(大嘘)」
という相変わらず適当な返しをしつつ、宿を出ます。
いいお湯でした!
この砂利道のすごさが伝わるか不明ですが、動画撮ってみました
こりゃ、傷つけたくないバイクでは来ることができない、ある種の秘湯ですな。オフ車でよかった!
レークライン
そのまま今度はつながっているレークラインを走ります。
さらにお腹が空いて来ましたが道が楽しいので停まることを忘れて走ってしまいます。
レークラインは写真撮れていなかったのですが、スカイラインとは打って変わって緑。木に囲まれつつも時たま川や湖が見えるストーリー性のある道でした。
これまた道も直線が多く走っていて楽しい道です。
レークラインというと大きな橋が有名なようですが、観光客がいたのでスルー。観光より走りたいお年頃なのです。
写真はこれくらい?
直線が多いのですがちょっと飽きてきたカモ?(贅沢)
桧原湖(ひばらこ)
レークラインを終え、少し走ると今度は大きな湖が!
ひばらこも猪苗代湖に負けない湖です。むしろ猪苗代湖より湖沿いを走れるためより湖の大きさがわかります。猪苗代湖はなんていうか大きすぎてよくわからないのですが、桧原湖はぎりぎり理解できる大きさなのでこっちの方が大きいようにすら感じます。
予定ではこのままなんかして大内宿という町を見学して帰る予定でした。何よりいいかげんお腹が空いて仕方ないのです…
と思ったらバイカー集団が走っていました。
バイカーを見たら無性についていきたくなりストーキングしてみることに!
昼時だし美味しいご飯やさんに案内しておくれ!
・・・
西吾妻スカイバレー
5人くらいのバイカーたちは湖沿いの道から山へ向かいます。かなり面白そうな道だったので引き続きついていくことに。
後で調べたらこの道は有名な「西吾妻スカイバレー」でした。
この道はなんと、当初行こうと思っていた米沢に通じる道だったのです。
軽い気持ちで走り始めたものの、山を越えて下り始めても一向にゴールが見えません…。バイカーたちはどこまで行くのか…。
...
ここで、今までずっと最高潮だったテンションが突然プツンと切れてしまいました。
いままでアドレナリンが出続けていたので感じなかったのですが、一気に空腹感と疲労感そして軽いめまいと、あとのどの乾きも。
うわー、俺何で見知らぬバイカーのあとをついてきちゃったんだろう…
残念ながらおやつはすべて食べてしまっており、残っている食料はフロントフェンダーの水だけ…。
とりあえず水を飲んでごはんスポットを探すことに…。米沢牛を食べようと思っていましたが、米沢までは11kmも先。かといって桧原湖までも9km先。この時点でお昼の二時。東京に戻るためには夕方になる前に出なければいけません。
10秒ほど考えた結果、米沢牛は諦めてもう一度「西吾妻スカイバレー」を走ることにしました。
この西吾妻スカイバレーは「ヘアピンカーブ – 短い直線 -ヘアピンカーブ」が続く道でヘアピン好きにはたまらないかと思います。
しかしテンションが低く空腹状態の僕には苦痛でしかなく帰りの道はかなり苦行でした…。
意識がもうろうとしながら峠を走り、桧原湖沿いを無心で走ります。
こんな気持ち…
・・・
お昼をネットで調べて、猪苗代湖付近のソースかつ丼やさんに決めました。
・・・
走っていると燃料警告ランプが点灯。あれ、ここから何キロくらい走れるんだっけ?
10km程走ったところにあったガソリンスタンドで給油。
給油して少し元気が!目的地までもあと5分という、もう着いたも同然です!
この油断のせいでアクシデントが…。
まるいち食堂 到着!
まるいち食堂にきましたよ!
エンデュリスタンのシートバッグが一回転して世紀末的な感じでリアタイヤの餌食になってます!?
そう。ガソリンスタンドで給油を終えたときにシートバッグのバックルを留め忘れてしまったのです…。
やっちまったな。
この時の僕の気持ち
とりあえず考えるのをやめて、ご飯にすることに。
もう疲れたよ、パトラッシュ。。。
ソースかつ丼はとてもおいしく、元気も多少復活。
シートバッグは二重構造の外側は溶けてしまいましたが内側の素材まではタイヤが届いておらず何とか穴は開いていませんでした。
ショック過ぎて写真も撮れず…。
色々あったけど、ご飯も食べたし、後は高速ばびゅーんして東京に帰るだけです!
無心で帰るよー!
ばびゅーん!
ひたすら高速を無心で走ります。走ります。
PAで休憩中に同じエンジンの690Dukeに出会いちょっと復活。
そして何とか東京に帰ってきました。
モーぐったり…。
家に一度帰ったのですが、鈴木君にお土産を渡そうと再度出発!
鈴木君に今回の旅を写真を交えながら話します。そしてバイクの旅はいいぞぉ~と教えてあげました。
彼は「俺の方がバイク旅好きだぞ」と言いたそうでしたが、免許更新し忘れたヤツにはそんなこと言えない雰囲気も出しつつ一方的に言葉攻めをしてご満悦の僕。ドタキャン食らったんだしこのくらいはいいよね?
近くの公園でお土産を渡しつつ、コーヒーを淹れてあげることに。
東京の空は曇っていて星はあまり見えなかったけど、旅の達成感や心地よい疲労感を噛みしめるのには最高の一杯でした。
鈴木君は半分のんで捨ててたけど御口に合わなかったのかしら?
そんな感じで僕のぼっち一泊福島ツーリングは終わりです。
みなさんに教えていただいたスポットや道はどれも素晴らしく、大変充実した旅にすることができました。
行くかどうか直前まで迷っていた自分に言ってやりたいです。
「絶対楽しいから安心していって来い!でも、エンデュリスタンのシートバッグの閉め忘れには気をつけろ」
今後もちょこちょこ福島ネタでエントリを書く予定ですがツーリングエントリはこれにて終了。
今回のツーリングですっかり旅の味を占めちゃいました。
これからも峠もダートも旅も全部楽しめるバイクライフを送れるよう一生懸命働いていきましょうかね。
こんな感じです。