福島へのロングツーリング ナイトライフ篇

こんにちは。ぼっちバイカーです。

バイクの話はほぼ出てこず、写真も少ないのですがまぁこういうエントリもたまにはいいかなと。福島ツーリングの前編と後編の間のお話

ホテルにチェックイン

チェックインしたのは20:00ごろ。僕にはやることがまだ2つ残ってます。

  1. 夕飯!
  2. 温泉!

福島の温泉に入りたい。というのは旅の当初からやりたいことリストの上位にありました。

が、林道を楽しみすぎたせいで日中に温泉に入れなかったのです。ビジネスホテルのオフロは流石に嫌だ!!

今から出てバイク駐輪場の門限に(22:00まで)間に合わせないといけない。駐禁を取られたらつらいし…。

という事で磐梯の温泉はあきらめ、ネットで調べた郡山市内のレビューが高い温泉に行くことにしました。

せっかく50円払って止めたのにすぐに出庫。再度停めるのには追加で50円がかかるとの事。

バイク置き場からホテルまで押してきたので、ホテル前でパシャり。

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近代的な建物にもEDR君はよく似合う

さて、郡山市街地レーシングの始まりだぜ!

お ん せ ん !!

そして、ついたのはここ。

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天然温泉 極楽湯 福島郡山店

オイイィィ!!

思いっきりチェーン店です。

でも極楽湯は大好きだし背に腹は代えられない!ホテルからバイクで20分くらいで到着しました。

駐車場には郡山ナンバーばっかり!うん、地域で大人気の温泉だ!

中に入ると店員さんもお客さんも方言がすごく聞き取れないことが多い!でもこういう地元の人がたくさんいる場所の方が旅って感じがして好きなんですよね。

嬉しいことに極楽湯はチェーン店の温泉施設だけど、郡山八山田温泉という天然温泉が湧いております。天然温泉が楽しめるってことはつまりここでしか入れない温泉だったということです。

やったね!

少々肌寒い夜空の下で天然温泉を満喫・・・

知らない土地にひとりで来て温泉に入ったりすると、その非日常感を強く実感します。そしてこのまま高速ばびゅーんして自宅に帰らずに、近くに泊まれる、という事実が本当に最高。

何度か他のお客さんから話しかけられたものの聞き取れず、東京からきました、とだけ返す僕。会話が弾まないのは地域のせいってことにして、ぼっちシンデレラは22:00までにバイクを返すことにしました。

オフロから出て定番のコーヒー牛乳を飲み、休憩スペースで現地のお客さんたちを眺めていると、やっぱり話しかけられる僕。ヘルメットも持っていたので今度は”旅人”として話しかけられます。どこからきたの~とか、どこいったの~とか、そんな話を適当にしていた気がします。

翌日は仕事という事でお疲れ様ですと言いつつお別れ。大自然福島でもサザエさん現象ってあるんだねぇ~。

外に出てバイクを暖気。

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写真撮り癖が…

さぁ、ホテルに帰ろう!

郡山駅

途中、郡山駅が見えたので駅前で撮影!

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郡山記念!

僕のことを誰も知らないし、他人の目線なんて気にせずケータイカメラでパシャパシャしたよ!

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夜はあまりバイクで出かけないから楽しい!

ご は ん !!

バイクを再び駐輪場へ入庫してホテルに戻ると22:00前。さすがにおなかが空いたのでホテル近くの飲み屋さんでご飯とお酒をたしなむことに…

飲み屋さんがホテルの近くにあるのでそこで飲み屋のこてこておつまみを食べつつ下戸なのでちびちびビールをたしなみつつ、今日撮影したデジカメの写真やiPhoneの写真を見返したりしていました。

写真がイマイチでちょっとテンションさがりつつ、失敗した写真を消したり…ね。

すると…。

お隣の席には同い年くらいの女性が一人、ぼぉ~と携帯を眺めながら僕と同じようにおつまみを食べながらビールはたくさん飲んでいるのに気づきました。

僕は自分でぼっちと名乗る程度には初対面も苦手で話しかけたりするのも苦手なのですが、この日の僕はテンションも高く、人と話したい欲があったのでしょうね。

思い切って話しかけてみることに!!!

し、シタゴゴロは微塵もないですヨ?男の人が一人で飲んでいてもきっと話しかけていたと思いますヨ?

なんと話しかけたか覚えていないのですが、一人で飲んでるのかと聞いたんだと思います。最初は怪訝な顔で見られましたが、左薬指の指輪をみせたところ安心してくれ、向こうも一人だったようでせっかくなので一緒に飲むことに。

容姿的な感じでは、背は170くらいかな?顔は鈴木君に見せたら紹介しろ!といわれるくらいには美人さん。お酒たくさん飲んでるけど強いのかな?顔に全く出てない(。-_-。)

そいえば女の子と二人でお酒を飲むのなんてかなり久しぶりで年甲斐もなく緊張してきちゃったぞ?

初対面の人に自分のことをべらべら話すのが苦手で、最近仕事を辞めて今は休職中。仕事も決まっていないのでバイクで日本中を旅している、という設定で話すことにしました。(イメージ像はダムでちょんまげのアノ方…)こう伝えれば仕事のことは聞かれないよね★

彼女は福島県の小さい町(名前忘れた)出身で今は郡山市でサービス業的なお仕事をしているそう。郡山は栄えているので若いころからあこがれの町だとかで高校生のころは親から1万円をもらって友達と郡山に遊びに行くのが楽しみの一つだった、とか。実際に住んでみるともっと都会に住みたくなったとか、でも東京は怖い、とかいろいろな悩みを持った結果やっぱり郡山で落ち着いた、のだとか。

なお彼女は標準語を話しており最初は東京出身なのかな?と思ってしまったほど。よくよく話すとイントネーションがおかしかったり方言が出たりしたのでわかったくらい。

方言の使い分けについて聞いてみると、仕事中や必要なときは標準語だが、地元や親族と話す時は方言と使い分けているとのこと。なんでも、地元の友人と会った時に標準語を話すと「こいつ調子に乗ってんな」とか「都会かぶれてるな」と思われてしまうとか。ほぇ~。

でも最近はテレビとかネットで標準語に触れる機会が多いのでそういうのも減りつつあるのだとか。個人的にはなまってるこの方がなんとなくいいけどなぁ。

ちなみに年は僕より少し年下。しっかりしているのでわからなかったよ。

いい感じに擦れておらず、このご時世珍しいなぁなんてことを思いながら、今度は今日走った道について僕が話します。

その中で、郡山はあまりオモシロクナイ町だと思う、と何気なく本音が出てしまう。

ここで面白い話を聞いた。

どうやら福島の県庁所在地を福島市から郡山市に移そう!という取り組みがあるようで、端的に言うと郡山市と福島市はバチバチやっているのだとか。

衝撃的だったのは、観光シーズンの大きなイベントを郡山と福島で同じ日にぶつけたりするらしい…。日付をずらせば福島県としてはトータルでトクなのに…。負けられない戦いがここにあるのでしょうね。

確かに郡山市は栄えており便利で人口も多いですが、観光客からしたらツマランですね。ビジネスの中心は郡山なのかもしれませんが、なんとなくチェーン店ばかりがうごめく郡山より自然豊かな福島市の方が好きだなぁ、なんて福島初心者は思うのです。自然を毎日見ている地元民からはそんな甘いものじゃないと怒られそうですが…

彼女も福島は自然を押した方がいい派で饒舌にいろいろ話をしていましたが結構偏ってるようにも感じたかな。争いはよくないからお互いが譲歩できる道が見つかるといいね!という日和野郎ですまんね。

なお極楽湯について評判を聞いてみたところちょっと高いけどいい温泉とのこと。やっぱりいい温泉だったか!!!

その後もホスピタリティとはなんぞやとかサービス業についての心構え的なお話とかそういう仕事の話を聞いたりしていたらもう24:00。お店も店じまい。

彼女は明日はお休みとのことで行きつけのバーに飲みに行くとのこと。

ここで僕がイケメンで未婚彼女無しだったら一緒にバーに行くか、

「このホテルに泊まってるんだけど…」

とか言ってたのかもしれませんね。

でももしそのバーに行ってご馳走することになって、しかも実はそのバーがぼったくりバーだった日には目も当てられません。

おこづかい制度を採用している僕にはそのような追加予算は無いのと、眠さもいい加減限界。

またどこかであったら面白いですね!東京に来るときはぜひ連絡してくださいね!(連絡先教えてない)

と酔っ払ったふりをしてお会計を済ませお店を出たのでした。

五月とはいえ、福島の夜はまだかなり寒い。

ホテルに戻りベッド沼に吸い込まれて抜け出せずにそのまま気絶したのでした。

今日はこんな感じ。後篇に続く。

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