【オフ車・モタード必見】オフロードバイクの積載について本気で考えてみた

こんにちは。ぼっちバイカーです。

オフ車やモタードは積載が少ないですが荷物を沢山運びたいことってありますよね?今回はオフモタで本気で積載するための方法を調べてみましたのでご紹介!

オフロードバイクの積載について考えてみよう!

僕のオフ車であるKTM 690 ENDURO Rで長距離走行したいと思いました。いわゆる”アドベンチャー化”!!!

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積載レベル:Lv.100

アドベンチャーといっても大がかりなものではありません。ここでいうアドベンチャーとは以下な感じ。

  • 1泊以上の泊まりツーリング
  • 林道もある程度走りたい
  • キャンプもいずれしたい(まだ)

アドベンチャーなのにまだキャンプしないの?

とツッコミが入りそうですが、キャンプ道具はまだ全く揃えていないのです。夏用なら安く済ませられるようですがせっかく買うなら色々と調査した上でちゃんとしたもの(高くなくてもいい)を選びたいのです。選んだり悩んだりするのって楽しいですよね。

要するに、それほど大荷物を積む予定はないけど積載増やしたいよ!というお話です。

オフ車で積載

オフロードバイクで積載を増やすとしたら以下スポットがあります。

  1. タンクの上
  2. リアドシートの上
  3. リアフェンダーの横
  4. ハンドル周り
  5. フロントフェンダーの上
  6. サイドフェンダー横

頑張ってこの辺でしょうか。このくらいフル装備すれば、オフ車でもかなり積載量を増やせます。

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今回は2番のシートバッグや3番のサドルバッグで探してみようと思います。というのも1番のタンクバッグは運転の際に邪魔になりそうですし積載容量にも少し不安が残ります。

あとあと!690エンデューロR君はフロントにタンクがない分シートがレーサーのようにまっすぐなのでそれを邪魔したくない。というのもあります。

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セローはタンク部分が膨らんでいる

シートバッグかサイドバッグ(サドルバッグ)をメインに考えます。

シートバッグとサイドバッグ

シートバッグだとこれなんかが有名ですよね。

「安い!汎用性がある!たくさん入る!」の田中製作所、もといタナックスさんのリアシートバッグ。キャンプツー等積載たくさんする場合のバッグとしてはド定番ですが、リアフェンダーが細く小さいオフ車だとこういうバッグは使えないようです。サイドバッグや市販のラックを設置すればそれに載せる形で行けるようですが、あまりスマートではありません。

あとはコレ

イタリアのGIVI。便利なのは認めますがオフ車にこれは…NG!!

あとは…。この人(id:corocoma)筆頭のアレ。

corocoma.hateblo.jp

主として日用雑貨や住宅設備に関する商品を販売する小売店にて販売されているボックス。

そう、「ホムセン箱」!!

この手の話題は宗教戦争なので各自信じた道を進むのが幸せになれます。間違っても人を勧誘したり意見したりしてはいけません。思想が異なれば価値観も違うのです。僕は無宗教なので自分の直感を信じて慎重に検討させて頂きました結果、ホムセン箱については遺憾ながら採用を見送らせて頂くこととなりましたので、ご通知申しあげます。

・・・

やっぱりリアフェンダーの横の積載をメインにしつつ、さらに積載が必要になったらリアシートの上、というのが一番かっこいい気がします。

バイクの用品メーカーはたくさんありますし、オフ車用のラゲッジを作っているメーカーも沢山ありましたが、僕がいいなぁと思ったのは以下4社でした。

GIANT LOOP(ジャイアントループ)

アメリカのメーカーで丸いデザインが特徴。色もカラフルで”G”という文字が目立つ感じ。ポップで結構好きなんですよね。

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アドベンチャーっぽい!

僕が690EDRを購入した当初、旅のお供にするならこのメーカーでした。

Giant Loopのサドルバッグですが、僕が狙っている(た)のはコレ。

GIANTLOOPジャイアントループ Coyote サドルバッグ

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なんだこの形!?って感じですよね。

丸みがある有機的なデザイン。丸いおかげで荷物がかなり入りやすいようです。ビニールなので完全防水ですし、ライディングの邪魔になることはなさそう!カラーバリエーションにオレンジがあるのは明らかにKTMを意識していますよね。

690ENDURORで世界をアドベンチャーしている方はこれを装備している事が多い。信頼性もありそうです。

ちなみに、もしタンクバッグを装備するならコレ。

39L積載できます。

このタンクバッグは690を購入した当初狙っていたんですよね。Gがかっこいい。でもシートがまっすぐなので今は積載を増やさない限りはつけないかなぁ。普通のオフ車なら絶対かっこいいと思います!

ジャイアントループについてはハスクバーナ東名横浜さんにて丁寧にまとめられているページがあるので興味ある方はぜひ見てみてください。

hqv-yokohama.com

Kriega(クリーガ)

クリーガは英国イギリスのブランドで、オフロード以外にもオンロード用にタンクバッグやシートバッグを販売しております。

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モノトーンが印象的

オンロードでは主にトライアンフの代表的なSSであるDaytona675R向けに作られていることもあり値段が高いですかかなりかっこいい。

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いいよね

SSに乗られている方で積載に悩まれた方はコレいいんじゃないでしょうか。

もちろんオフロード用のアイテムも充実しています。ヨーロッパでは陸続き縦断するアドベンチャーは盛んにおこなわれている関係でアドベンチャー需要が結構あるのです。ダカールラリーも確かフランスですもんね!

僕が欲しいサイドバッグはコレ。

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Kriega Overlander クリーガ オフロードモデル用パニアシステム オーバーランダー30

これもステーなど不要でバイクの側面に取り付けることができます。

 

30L積載できます。

これもジャイアントループで紹介したのと同じでシートにひっかけるタイプ。

ジャイアントループが5万円なのに対し、こちらは3.6万円。デザイン的にもシックでかっこいいですよね。

積載量も多くかなり良さそうです。

ただしオーバーランダーではリアフェンダーに穴あけ加工をする必要があります。あと、バッグが長方形なのでライディングの邪魔に多少なりそう。

デザインや機能もかなり良さげ。実はこのバッグはここ数ヶ月狙っていたのですよね。候補の一つです。

こういう小さいバッグも含めると結構いい積載が出来ます。

防水ですしこのラックシステムに組み込めることもできるのでかなり汎用性が高そう…。

クリーガ、カッコいいし欲しいぞ?

ENDURISTAN (エンデュリスタン)

上記二つで悩んでいた時に、流星のごとく突如現れた(誇張)のがこのメーカー。メイド イン スイスです。

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エンデュリスタン。意識高そう

海外では2008年から販売されていましたが日本では代理店がおらず輸入するしかなかったバッグでした。しかし2016年3月に、海外バイク用品を数多く輸入されている代理店ジャペックスさんにて正規取扱いが開始されたのです!ほんの一か月前ですね。

ブログなどを調べましたがPR記事とジャペックスさんの記事以外ではまだどこにも情報はありませんでした。海外だとありますね。

購入するとしたらこれです。

24Lの積載。

値段が3万円とクリーガより若干お安くかつデザインも悪くありません。というかオフロードバイクとの一体感ではクリーガより似合っているように感じます。四角い場合どうしてもシートの上にバッグが来ますが、エンデュリスタンはそのあたりをしっかりと考えられており、ライディングの邪魔にならない造りとなっています。

そしてこのバッグにはアタッチメントで燃料ボトルケースや拡張バッグがつけられるのでやろうと思えばさらにリアフェンダー周りの積載を増やすことができそう。

リアシート用のこれ、いいなぁ。


ここまでの3社とも防水防塵防砂など機能的にはどれも申し分なありません。価格、荷物の出し入れのしやすさやデザイン、積載量で決めるのが良さそうですね。

魅力的な部分がそれぞれあるのでどこを重視するかが大事になってきますね。

ちなみにお値段で考えるならもっと安いメーカーがあります。

Wolfman(ウルフマン)

ウルフマンはアメリカのラゲージメーカですが、日本でも昔から取り扱いがあるようです。

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Webサイトは古め

かうならこの子です。

22Lの積載。

気になるのは防水性能が無いこと。

雨が降っても気にせず走るなら防水性能は欠かせませんが、かばんは濡れても中身をビニルで覆っておけばよい、というような感じであればこの選択も大ありです。

防水性能が無いのでその分お値段も安いですし、同じ金額で積載をもっとも多く増やせるのはウルフマンになるでしょうね。

昔からあるのでよく考えられているデザインですし、大きなマイナスが無いからこそ長く販売されているのだと思います。

アルミパニアラック

忘れてはいけないのが、690EDRにはKTMパワーパーツのラインナップにアルミパニアケースシステムがあること。

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こんなの。

僕の知り合いでも何人かはこれを着けており、パニアケースを装着しない時もラックがガード代わりになるらしくお勧めなようです。なおTOURATECHのOEMで僕も690EDRを購入当時につけるか最後まで悩んだのですよね。

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690関連の積載パーツ

積載量は合計で76Lも積載できます。沢山詰めてかっこいいのですが、ネックなのは重さとお値段。

1ケース4.6kgありますのでステーも含めると10kgほど。ラックとパニアケース2つでも結構なお値段になります。具体的にはアルミパニアケース1つで43,063円。パニアラックは34,428円です。合計で【120,554円】。

ヒェッ…

不要になればオークションに出品するなどすればそれほど大きな出費にはならなそうですし、ヤフオクだとトータル8万円くらいで落札できそう。

しかし、690EnduroRでパニアーケースを頑張って組んでもKTM 1290 SUPER ADVENTURE でフルパニアには見た目的に絶対勝てないんだよなぁ。

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デデドン!!

この迫力!!

…アルミパニアに難癖をつけていますがすべて貧乏人のひがみです。ええ。お金があれば…。

アルミパニアに勝つための装備

アルミパニアの76Lレベルの積載をパニア無しで実現する方法を各メーカーごとに考えてみました。

つまり76L積載する場合の構成ですね。

Giant Loop

タンクバッグを使わないで実現するとなるともう一つ上のサイズのサドルバッグを選択することになります。

これで60L入り¥63,180。

GiantLoopだとこれ以上リアシートに積み重ねることは難しいので、これ以上積載をリアだけで増やすのはこのメーカーではあまり向いていないかもしれません。

小さいポーチ等はあるようなのでそれを付けたりするくらいでしょうか。素直にタンクバッグを追加した方がよさそうです。

初めから車載したいものが決まっていて、必要十分なサイズを買うのに適しているかな。

Kriega

サイドバッグはこれ以上大きいものはないので、シート上の荷物を増やします。

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こんな感じで30Lと10L×2の計50L

なお、オーバーランダー30(30L)+シートバッグ US-20 (20L)×2でもいけます。これだと70L増量なので92Lまでリアだけでイケちゃいます。

50L増量なら37,500円、70L増量なら45,500円プラスですね。

トータルで7.5万で80Lの積載が可能になります。

クリーガはそれぞれ結構いいお値段するので増やせば増やすほどお金がかかっていく感じですがその分バッグ同士の親和性や拡張性は高いですね。何よりかっこいい!

ENDURISTAN

24Lのサイドバッグにも多少追加パーツを付けることもできますが、リアシートバッグも充実しているのでクリーガと同様そちらで考えます。

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こんな感じで載せれる

必要なのはコレ。

サイドバッグ(24L)

シートバッグ(12L)

これで118Lまで行けますね。上記2メーカーより明らかに安く合計でもおおよそ48,000円です。今後拡張することを考えたらこのメーカーはありですな。

※ドラムバッグを固定するためにはロックストラップのようなロープが別途購入が必要です。

Wolfman

このメーカーは流石長くやっているだけあって、いろいろな形のバッグがあります。

今回の要望ならこのベータプラスを買っておけばよさそうあ。少し満たないですが。。。

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45L 25,000円。

それ以外にもドラムバッグも47Lで20,000円がありますし、まだまだたくさん積むことができます。

今回ベータプラスを買い足すだけなので合計\48,760で67Lが積載できることになります。

安くはないですが高くは無いハズ。

積載性や金額を比較してみよう!

ラゲージシステムを比較してみます。

サイドバッグのみを比較

メーカー 価格(税込) 積載性 重さ 耐性
GiantLoopCoyote \50,544 39L 2kg 防水防塵防砂
KriegaOverlander30 \36,720 30L 1.5kg 防水防塵防砂
ENDURISTANBLIZZARD \31,968 24L 1.5kg 防水防塵防砂
WolfmanE12 \23,760 22L 1.2kg 防砂
KTMアルミパニア \120,554 76L 10kg 防水防塵防砂耐衝撃

こう見るとアルミパニアケースの積載性は明らかに違いますね…。

ジャイアントループはかなり容量が多いですが、これはシートの上のスペースも使っているから。良いと思っていたENDURISTANは意外と収納できないなぁ。これを見るとクリーガがかなり攻守ともにバランスがとれているように感じます。

70Lあたりまで積載する際の比較

メーカー 価格(税込) 積載性
GiantLoopCoyote \63,180 60L
KriegaOverlander30+US-20+US-10*2 約\75,000 80L
ENDURISTANBLIZZARD+XS12L+TORNADO2 \48,000 84L
WolfmanE12+Beta Plus \48,760 67L
KTMアルミパニア \120,554 76L

これを見るとたくさん積むならENDURISTANが群を抜いて安い。(他が高いという噂も…)

こう考えると、増設の積載ではタナックスさんの59Lで12,000円のバッグを追加というのも魅力的ですね…。

まとめると

この手のラゲージシステムは同じメーカーだと重ねられたりできる仕組みがあるので、メーカーを決めたら後から変更することはなかなか難しそうです。

あとから積載を増したくなった時に資金切れになるとニッチもさっちも行かなくなりますので先を見越したうえで購入を決断するのがよさそう。

まとめると以下だと思います

  • 奇抜なデザインが好みで必要な積載量がほぼ決まっていて要件を満たすならジャイアントループ
  • デザインがシックで防水性能があり拡張性を持たせたいならクリーガかエンデュリスタン(たくさん増やすつもりならエンデュリスタンの方がお得)
  • 防水性能いらないので安くたくさん積みたいならウルフマン
  • アルミパニアがつけたい!→KTMパワーパーツのアルミパニアシステム
  • やっぱりDIYで安く済ませたい!→ホムセン箱(ボソッ)

こんな感じでしょうか。

四季豊かなニッポンに住んでいる限り、雨はいつか浴びる運命。個人的には長距離走行では防水性能は必須かと思います。

という事で僕はクリーガかエンデュリスタンになりそう。。。

どこまで拡張するかが見えないのでエンデュリスタンかな~。

ところで、積載したい荷物なんて何も決まっていないのですが、僕は本当にバッグが必要なのでしょうか…。

うーん、煩悩は止まらないです。

今日はこんな感じ。


そして僕は結果的にエンデュリスタンを選択しました

サイドバッグ↓

ラック・フレーム不要のエンデュリスタン ブリザードサイドバッグをオフロードバイクに取り付けた

リアバッグ↓

林道用にエンデュリスタンのシートバッグXS ベースパックを購入したので早速装着した


装備について以下ページにまとめています

3年以上林道を走ってわかった林道ツーリングで必要な装備はコレだ!

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