こんにちは。ぼっちバイカーです。
もう3月に入ってしまいましたね。そろそろ暖かくなってバイク乗りとしてはなんとなくワクワクとしてきますね。
オイル交換に初挑戦!
バイクを自分でメンテナンスすると、なんていうか更に愛着が湧きますよね。
という事でバイクのエンジンオイルを人生で初めて交換してみようと思います。
オイル交換の全貌をGoProで撮影して自分用のメモとして残しておこうとしたのですが、自分の準備不足で作業が思ったように進まず、後半は対処するのに必死で動画を撮影し忘れてしまいました。
前半は自分で言うのもアレですが結構キメキメで撮影出来ていたので残念ですが動画ファイルはお蔵入り、もといゴミ箱に移動。なかなかうまくいかないものです…。
ちなみに、オイル交換については初回点検の際にディーラさんの作業を見学させて頂いたので概要はばっちり!オイル交換と併せて書くネジの増し締めもやっちゃいます!
なお、オイル交換は1回目は初回点検(メーターは950kmくらい)にて行い、今回はメーター2650kmくらい。交換から1600kmくらいです。
作業手順?
作業手順はこの動画見れば間違いなさそうですね!
僕は作業に夢中で写真撮り忘れてしまったので、例によって写真を元に一言添えるスタイルで書いていきます。
準備編
という事でオイル交換に必要な部材は以下です。
廃油処理ボックス
オイルパンの方がかっこいいのですが近くにガソリンスタンドが無いのと管理する場所も無いので素直に廃油処理ボックスを購入。
Webike Garageウェビックガレージ/廃油処理BOX 2L
モトレックス:CROSS POWER 4T
KTM指定のモトレックスです。粘度は”10W-50″を選びました。頻繁にオイル交換するので大きい4Lを購入。
MOTOREXモトレックス/CROSS POWER 4T 4サイクルオイル 汎用
オイルジョッキ(1L)
オイルをエンジンに注ぐ際に必要です。じょうごでも良かったのですが、不器用な僕には難しそうだったのでジョッキにしました。1Lを選択したのは保管スペースを減らす為。ふた付きにすれば埃が侵入することも無いので安心!ですかね…。
KTMの690 ENDURO R用オイルエレメント
KTMディーラーにてお取り寄せ☆ フィルター(大・小1つづつ)とOリングとかワッシャーとか。ところで何故”エレメント”なんて英語が使われているんだろう。普通にフィルターとOリングと書けばいいのに…。どうでもいいか。
後はパーツクリーナーとか工具があればOK!(この”工具”というざっくりとした認識が後であだとなる…)
作業編
翌日のツーリングが控えており、日中に時間が取れなかった為夜間に作業することに。夜は暗いし作業はやめた方が吉ですね。まだ朝作業の方が良い。
冒頭に書いた通り、作業手順は書かず要点のみで…。
基本的には必要なボルトを緩めて中のオイルを抜いて、フィルターやOリングを交換して、またネジを締め直せばOK。
注意点
予想外の出来事がいろいろあったのでそれを書いていきます。
うまく廃油処理ボックスに入らなかった…
ドレインボルトを抜いたらオイルが勢いよく飛び出してきて、廃油処理ボックスの外に出してしまいました…。念のため敷いておいた段ボールも飛び越えて地面に若干染みちゃったよ…。
廃油処理ボックスが小さいので次回は勢いも計算して設置しよう(戒め)
オイルを抜く場所が複数ある…
ドレインボルト以外にもオイルフィルターと茶こしスクリーンが計4箇所あり、全ての穴を一度にカバーできる程廃油処理ボックスが大きくありません涙
ドレインボルトのオイルはいくら待ってもポタポタオイルが落ち続けているし、フィルターの穴からも結構な量のオイルが出てきます。
結局、ウエスを下に設置+段ボールで対処できましたが、これどうすれば正解だったのだろうか…。やっぱり大きいオイルパン必要なのか…。
オイルフィルターが抜けない…
これが今回の最大の罠
ユーザーマニュアルのオイル交換手順にはこんな感じで書かれています。
Removing the oil filter
オイルフィルター(大)を抜くのに”Circlip pliers Reverse”が必要らしい。
僕「こんなの車載工具のペンチでいけるやろ」
と思い、”Circlip pliers Reverse”が何かすら調べずに作業にあたったのでした…。
結果…
てっきりつまみか何かをニッパーで挟んで引き抜くかと思ったのですが、つまむ場所は何処にもなく”Circlip pliers Reverse”で凹みにひっかけて引き抜く必要があったのです!
ニッパーでトライしてみましたがまったく引っかからず…
ちなみに、”Circlip pliers Reverse”(サークリップ プライヤ リバース)とは”止め輪プライヤ”。日本だと”スナップリングプライヤ”が一般的みたいです。
止め輪とはこんなやつ。
画像:http://www.ochiai-if.co.jp/
これを停めたり外したりするのに必要な工具なんですね!
もちろん持っておらず、夜はホームセンタもやっていない…。
“有識者”の方へ相談したところ
「ドライバでフィルタに穴開けて引きずり出せる」
という裏技を教えて頂く。
という事で頑張って穴を空けてフィルタを引きずり出す。
国産バイクはきっともっと引っ張りやすいフィルターなんだろうなぁ…(遠い目)
写真見ると下のダンボールにオイルがボトボト落ちてますね…。
写真
例によって写真でお茶を濁します
フィルター(中)を抜いたところ。こっちはペンチで引き抜けました。汚いオイルが貯まっています。
茶こしフィルターや使用済みOリング。茶こしフィルターはパーツクリーナで吹いて綺麗にして再利用。ディーラーでもこのパーツはオイル交換では交換していないそうです。oリングは念のため全部交換しちゃいましょ。
ドレインボルトと茶こしフィルターを抜いた場所。いくら待ってもポタポタとオイルが滴っていました。
廃油処理ボックス。箱の外までオイルまみれ。使用済みフィルターもドロドロでした。お疲れ様!
作業はこんな感じでした。結局あたふたして2時間くらいかかってしまったよ。
フィーリングは変わった?
実は2週間程前に試乗したハスクバーナの701エンデューロに試乗した時に、エンジンフィーリングがかなりしっかりしていて気持ちよく走れると書きましたが、690もオイル交換したら同じくらい吹け上がりが良くなりました!
というか今まで低速中速であまり加速しない!と思っていたのはオイルのせいだったっぽいです…。
タイトルの通り効果絶大!アクセル開けるとそれに応じてバイクが加速する感じが戻りました。というか今までどれだけオイル少ない状況で走っていたんだろう…。エンジンにもよろしくないのです。
良くなった点は以下
- バイクがアクセルに合わせて思い通り動く感が復活した
- ギアチェンジがかなりしっかりキメられるようになった
- ラジエータファンが回るまで時間がかかるようになった
※オイルが新しいので温まりにくくなっているのかな?
という事でオイル交換やるとフィーリングがまるで違います。LC4エンジンのバイクオーナーさんはこまめなエンジンオイル交換をしましょう。
作業後、アマゾンで”サークリッププライヤー”をポチりましたとさ。
こんな感じ。
2016/03/02 18:22追記
ちなみにLC4エンジンのオイルの流れはこんな感じになっております。