利根川の秘密の河川敷コースを体験してきた話

こんにちは。ぼっちバイカーです。

テレビやネットを見ていると、10年に一度の寒波で大変な様子が出ておりますが、東京は少なくともまったく雪が降らずただただ寒い日が続いている状態です。

雪の予報だったので週末は家でゆっくりヌクヌクしてようかなぁと思っていたのですが…

埼玉県羽生市へ

土曜の夜、雪はやはり降らないようなので羽生市に住んでいるセロー乗りの友人に声をかけてみると「たまたま暇」ということで、利根川の河川敷にある長いフラットダートへ行ってみることにしました。

河川敷は羽生市から一時間くらいの場所のようで彼は「近所」と言っていましたが、僕はまずは羽生市まで行くのに2時間弱かかるのです…。

ナビだと高速も下道もあまり時間が変わらなかったので下道で行くことに。

これが正直苦行でした。

朝出発すると、10年に一度の寒波だけあって雪こそないものの気温がかなり低く、水分が無いカラッカラの風が吹き荒れてました。というか風が強すぎて横風を受けるとバイク2二台分くらい流されます。法定速度で走っているのに高速道路を速度オーバーで走っているかのようでした。

後で調べたところ、埼玉県の羽生市あたりは関東平野に含まれるらしく冬はいつも強い乾燥した風(からっ風)が吹いているらしいです。怖すぎ!

風の凄さを動画撮影したのですがアップまで時間がかかるのでまた別の記事でレビュー追加する予定です。とりあえず結論としてGoPro Sessionは風の強い日はマイク性能ダメダメだったことだけをご報告します。

(マイクがダメ!というよりは、人間の耳で聞こえる通りに録音してくれる、という方が正しいかも…。)

F800GSも参戦

待ち合わせの場所につくと、セロー乗りの友人であるF800GS乗りも来れることに。BMWでは軽いと言われているF800GSだけど大きいなぁ。(写真撮り忘れ)

工具屋さんへ

集合場所のすぐ近くにいい感じのライダーズカフェ、と思われる店を発見。セローさんに聞いたところカフェでなく工具屋さんとのこと。

勘違いか。

www.abit-tools.com
ABIT Tools さん

せっかくなので工具屋さんへ立ち寄ってみることに。

店に入りオーナーさんとお話。話しかけやすく、工具のアドバイスからオフ車の話まで色々な話が出来ましたね。前はKTM乗りだったとか。

https://www.abit-tools.com/wp-content/uploads/2015/04/hanew_tenp_new02.jpg
店内の風景(公式ページより)

そしてなんと、これから行こうとしていた利根川のフラットダートはその日全域閉鎖されている事がわかりました。野焼き、だそうで。ほぁ~

ダート難民を見かねてか、ローカルのダートスポットを紹介して頂けることに。

「トレールも走っているから初心者向けですよ!」

この言葉はオフ車の乗りの「さわやかで大丈夫な林道ですよ」と同じで警戒すべきだった…。

F800GS、逝く

工具屋さんに教えて頂いたスポットへ向かって走っていると、F800GS乗りの彼がインカムで不穏な事を呟く。

GS君「なんかリアサスのフィーリングが明らかにおかしい。ってかショック吸収できてないくさい」
僕「(後ろから見てみるか。GS君の後ろへ移動)」
GS君「うん。っていうかなんかタイヤが濡れてるw」
僕「濡れているというか、リアフェンダー・タイヤ・ホイール全部ずぶ濡れになってるねコレw」

後ろから見て明らかに段差でリアフェンダーががったんがったんしているのでこれでダートはダメだと判断。

GS君はダートスポットの場所だけ確認して、BMWディーラーへ走っていきましたとさ。保障で治るといいね!

羽生近くのとあるダートスポット

GS君を見送り、ダートスポットへ近づくと、、、

トランポが大量に止まっておりやる気マンマンな方たちが大勢いらっしゃる事が一目でわかりました。

だれもナンバープレートもミラーもついていません。(KTM車両が大量で目の保養になりました^^)

僕「というかトレールうちらだけだね」

セロー君「確かに…」

・・・・

・・・

・・


そして数時間後・・・

バイクはこんな感じに…。

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フロントフォーク…

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マフラー…

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チェーン…

現地入りしてすぐに走り慣れていると思われる方に話しかけると親切にもコースを案内して頂けることに。もちろんレーサー所有。YAMAHAのレーサー、名前なんだろ。

紹介して頂いたコースは細いコースでアップダウンが激しくたぶん走れる人からすると結構楽しいコースだったのだと思います。

寒さで霜が降りた土が溶けてドロドロになっており、そんなドロドロスポットにタイヤを取られ転倒。引き起こししようとするとバイクが泥でズルズルすべり全然起こせない!

手伝ってもらいつつどうにか引き起せたものの、今度は坂道を登りきれずズルズル滑る…。カーブも全て壁になっていてどうやって走っていいのかもわからず…。さらに、先導してくれた方が何やら指で合図してくれるも全然わからず…。

終始こんな感じでした(T . T)

というかついていく事で必死!何とか一周するころには筋肉が完全にやられていました…。

オフに慣れた方であれば楽しいコースだったのでしょうが、初心者にはきついコースでした。

最後に八の字が練習できるところやひたすらカーブを練習できる場所を教えて頂きました。本当に親切な方々でよかったです。

小一時間ほど練習しましたが、セローの彼は装備無しだったのと飲み物も持っていなかった為離脱したいとのこと。まだまだ練習したかったのですが後ろ髪を引かれる思いで離脱することに。

お世話になった方たちにお礼をしてコースをあとにしました。

「またね!」

と声をかけて頂いたが、東京から練習しに来るのにはちょっと遠すぎかなぁ。近くにいいスポットが無いか探そうと本気で思いました。それかトランポ欲しい。

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楽しかったなぁ

そして気づいたのは、もう夕方になっていた事。夢中になりすぎて朝から食事も水分補給もしていなかったので帰りは急激に空腹感・疲労感に襲われつつ何とか帰宅。お風呂で子どもの体を洗いながら寝落ちしたりとバッテバテ。

ダートを走るという事

バイクがレーサーじゃなかったりタイヤがオン用だったという事も言い訳にできますが、同じバイク(640Enduro)乗りの方はフロント浮かせてガリガリ走っていたのでやはり練習だなぁと。

一度転ぶとアドレナリンが出てきてかなりの興奮状態になるので転んでも平気だったりするのですが、後で冷静になって考えるとこのまま思いつきの練習や走り方だと身体がバイクがダメになる気がしています。

こういうコースを走るなら、一度マシンを借りれるスポットで初心者向け講習を受けて基礎を身に着けた方が上達が早いですし無駄にマシンを壊さなくて済む気がしています。

バイクに乗って何がしたいのか

これをはっきりさせないとダメかなぁと実は最近よく考えてしまいます。

オフ車に乗っているからにはある程度コースを楽しく走れるようにはなりたいですし、林道もいろいろな道を走ってみたいですし、もちろんオンロードで有名スポットのツーリングもしたい。長距離も走りたい。

自分の中でどれが一番比重が高いのかを決めておかないとあれもこれも全部はとてもできないのです。お金的にも時間的にも。

という事でブレブレな僕ですが、こんなブレた僕に690EnduroRは全て1台で応えてくれる夢のマシンなんだよなぁと、再認識。

690君。これからもブレブレな僕を宜しく頼むよ。

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2か月前

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