僕がインカムの中からB+COM (ビーコム)を購入した理由

最終更新日:2020/02/28

こんにちは。ぼっちバイカーです。

バイクツーリングを豊かにする三種の神器の一つにインカムがあります。

インカムとは

バイク用のインカムというとBluetooth で接続する無線機の事です。ヘッドフォンとマイクが付いているインカムが他のインカムと通信することで会話ができます。

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ヘッドフォンはヘルメット内耳近くのクッションの隙間に事前に仕込んでおき、マイクもヘルメット内の口元に仕込んでおきます。なお、ジェットヘルメットの場合は口元が空いている為白バイの隊員がつけているような長いマイクのものを選びます。

インカムのメリット

インカムがあると嬉しいことは以下です

  1. スマホのナビアプリの音声が聞ける
  2. スマホの音楽が聴ける
  3. バイクに乗りながら電話できる
  4. 同じメーカー同士なら複数人で会話できる

普通は4が一番最初の理由になると思うのですか、ぼっちな僕は基本的にはソロツーリングが多いのでナビの音声を聞けるメリットの方が大切です。勿論マスツーに備えてインカムを揃えるのも良いでしょうね!

デメリットも

デメリットもいくつかあると思います。

  • 値段が高い
  • ナビや音楽、会話に意識が持っていかれるので運転に集中できない
  • バイクや周りの音が聞きづらくなる
  • ナビが便利すぎてツマラン

音楽や会話はいつでもできますがバイクに乗って道を走るのはその時しかできません。それに道を間違えたおかげで発見することも多いのがバイクだと思っています。(僕は以前静岡に行くつもりが間違って富士山五合目に行ってしまったことがありますが雲の上からみる景色は最高でした)

初めて行く場所で待ち合わせ等している等、悠長なことは言ってられない場合には積極的に活躍する事になりますが、自由気ままに走るのもバイクの良さなのでどちらが好きかを良く検討しておきましょう。不便が嫌なら車が正解です。それでもバイクに乗っているのはきっと不便が楽しいからなんじゃないかなって思っています。

各種メーカーを調べてみた

各種メーカーの機能やデザインを調べてみました(2019/02/28現在)

なおメーカーが異なる場合も通信はBluetoothで行うので互換性もある程度はあるようです。ただ保障はないようですのでインカムの性能より自分の仲間が持っているメーカーに合わせて購入したほうが無難かと思います。仲間がいない人は好きなの選びたい放題です。やったね!

主流は以下のようです

B+COM (ビーコム)

ネットで調べるとまずこれが出ます。デザインもシンプル。値段は高めです。

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B+COM SB6X

ボタンは3つでわかりやすいですができることがやや少ない。同時接続数は少ないがメディアサーバを建てるなどすると大人数にも対応します。あとデザインが野暮ったくなく、軽量というのも何気にポイント高い。かっこいいメットを買ってもカッコワルイインカムだとモッタイナイですし、なるべくデザインがいいものを買いたいところです。

あとインカムで煩わしい点を挙げるなら「ペアリング」。たまにしかペアリングしない僕は3人でペアリングするのに15分くらいかかります…。ビーコムの最新モデルのSB6Xだとメッシュネットワークを使った新技術「B+LINK」機能がありこれを使えばなんと簡単操作でペアリングできる。ヘルメットしたままペアリングできると謳われているので迷う事はもうなさそうですね。

僕は2015年にSB4Xを購入し、2年間ほど経過しましたが問題なく使えていますし、iOS側のアップデートにも追従してファームウェアのアップデートも配信してくれているのでお値段は高いですが安心して長く使う事が出来ると思います。

SENA (セナ)

たぶんいま一番勢いがあるインカムメーカーと言えばSENA。未来の車みたいなデザインでジョグを回す操作感が最初は難しそうですが慣れでしょう。僕の知り合いでもコレ使っている人は多いです。

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Sena 30Kは最大16人までつながるし、同じ30K同士ならすぐに通信できる。RideConnectedアプリというスマフォアプリを使えば無限に人数追加できます。たとえば自宅に居ながらツーリングメンバーと通話する事も出来るのです。

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Sena 30K

ビーコムとお値段は互角なので機能性がすぐれているSENAか、シンプルでデザインがシュッとしているビーコムを選ぶかといったところでしょうか。しかしSENAは専用アプリを使う事で簡単にペアリングできたりとイマドキですね。この感じであればOSのアップデートによる不具合対応もしっかりやってくれそうです。あとビーコムとセナの両方を使った知り合いによると「SENAの方が音量が大きい」との事。ただSENAの知り合いで「最近インカムの調子がわるい」という話を良く聞くので商品の耐久性はちょっと気になっています。

MIDLAND (ミッドランド)

ビーコムやSENAと比べると価格帯が安くそこそこ使える。ボタンもシンプル。という印象なのがミッドランド。

デザインも過去モデルと比べてもかなり洗礼されてますし、Gを感じてインカム自体がブレーキランプを光らせるとか面白い機能もあります。

またアプリを使った人数制限なしの環境も僕が知る限りミッドランドが最初だったはず。新しい技術も取り入れていて野心的なメーカーだと感じています。

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デイトナ

バイク用品をたくさん出しているデイトナのインカムです。バイク乗りとしてはデイトナのインカムと聞くだけで安心ですね。

そしてなんといっても二個セットで2万円を切る超お買い得な価格が魅力です。

ビーコムやSENA、ミッドランドのように「高音質」「多人数」「スマフォアプリ」「気の利く機能」「デザイン」を気にしないのであれば正直これがオススメです。

僕は使った事が無いですがAmazonレビューを見る限り多くのユーザーが使っており概ね問題なさそう。

バイク乗りの友達が一人だけでいつも一緒ならコレ買う事でバイクライフがかなり捗ります。ただ最大通信距離が200mとちょっと短いかなと感じます。

interphone (インターフォン)

デザインは奇抜ですが信号待ちの時に間違わずに操作できるのか疑問が残りました。値段もそんなに変わらない。

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そして一年前からWebサイトや製品情報が変わっていないように見えます。更新する必要がないという事なのか、、、ちょっと不安ですね。

LEXIN

中華インカム。「安かろう悪かろう」かと思いつつここ3年間程静観していましたが、いつの間にかAmazonベストセラーとなっていました。レビュー数も500ユーザー越えで評価もおおむねよさそうです。

安いデイトナですら1万円弱のところをこのLEXINは更にその半額。昔は「お金が厳しいけどインカムデューしたい人はぜひチャレンジして頂きたい。」と書いていましたが今ならもう「会話できればなるべく安いインカムを探してるならLEXINはアリ」と書きたいです。

最大通信班員も1kmとデイトナの5倍。最大通話人数も6人。防水でウィンドリダクションもある。この値段はちょっと疑ってしまうレベルです。デザインは控えめです。ややボタンを押しづらかったですが一度セットしてしまえばもう触ることは無いので許容範囲です。

コスパ最強ですね。

僕が選んだインカム

結局タイトルの通り「B+COM (ビーコム)」を選びました。商品はSB4X Liteです。

僕がビーコムを選んだ理由

タイトルにもある僕がビーコムを選んだ一番の理由は「数少ないバイクに乗っている友人がビーコムだったから」というのは正直あります。が、それ以外にもいくつか理由があります。

ユーザー数が多いので安心

電子デバイスは不具合やアップデートが最近では当たり前です。完璧なシステムよりも不完全でも早くリリースしてもらう方がうれしいですし理解できます。

僕がiPhoneを選んでいる理由もそうですが、電子機器はユーザーが多いほど故障したときの対処方法やカスタマイズのナレッジがネットに溜まります。しかしユーザー数が多くないと不具合報告がなかなか集まらず、アップデートも遅い可能性が高いです。

ユーザーが多ければそれだけユーザーの声がたくさん上がり、その結果早く対応されます。なのでユーザーが多いというのは大切な要素です。

実際、過去にiPhoneのiOSのバージョンをあげたところビーコムに接続されない現象が発生しました。しかし比較的早くアップデートをリリースしてくれたので本当に助かりました。

iPhoneがビーコムに接続できないのはビーコム側の不具合だった

ビーコム自体はそのままでも他は相対的に進歩していくのは昨今の世の中では仕方のないこと。この辺の対応スピードや情熱も大事な判断基準です。

デザインがシンプル

これは好みですが僕はごちゃごちゃしたものが好きでなく、一番デザインが良かった。という理由でビーコムを選びました。音楽を聴いたりする普段使いの時に軽くシンプルなほうがいいなぁと感じていたからです。ボタンもちょうどいい大きさだしワイヤーマイクもシンプルで使いやすい。

そしてこんなカスタムパーツが出ているので自分好みにいじるのもまた楽しそう。値段も割と安いしビーコムのカスタムにも手を出してみたい。

SB4X Liteで十分だった

当時のフラッグシップモデルよりも1万円程安くほかの大手メーカーの製品と比べてそこまで変わらない為購入しました。

使っていて困ったことは一度もないですし音楽を聴きながら会話をしたい人や以外はSB4Xで十分だと感じました。

でももし周りがSB6Xを使っているなら絶対SB6X買った方が幸せになれますよ。あのペアリングの楽さを知ってしまうともうSB4Xには戻れませんので。

オフロードヘルメットに早速取り付けてみた

開封の儀などは他のブログで山ほど書かれているのでここでは書きませんが、オフロード用のヘルメットでもしっかり設置することができたことを報告します。

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FOXのヘルメットにも取り付けることが出来ました。ただちょっと耳に抵抗を感じます。このあたりは国産のツーリングヘルメットの方が不快感が無いかもしれません。

ただ現時点(2020/2/28)ならLEXINで十分かな

当時はビーコムかSENA以外は不具合も多く「最低限会話できればいい」というレベルでも高かったです。があれから3年程経過し、安くて安定したインカムが出ていると感じています。上記でも紹介したLEXINはまさにそれ。

高性能インカムは一人だけではだめで通信相手も高性能でないとパフォーマンスが100%発揮されないことから、よほどお金持ちグループでないとハイエンドインカムを買うメリットは薄い。逸れであれば安くて最低限使えるインカムで最低限意志疎通出来ればいいなじゃないか、というのが僕の結論です。

たくさんバイク乗るので「より快適にインカムを使いたい」なら有名メーカーのハイエンド商品を。「使う機会が少ないし最低限話せればいいし話せなくてもいい」という場合には安い中華インカムで十分だと思います。

まとめ

インカムについて僕が調べたことをまとめると・・・・

  • インカムはぼっちでも有用性がある
    音楽を聴くのはもちろん、ナビで使える。そしてハンズフリーで電話できたりできるのは地味に便利
  • インカムには中華インカムからお高い海外製品まである
    お高いインカムは特に失敗できないので知り合いが使っているメーカーに合わせるのが幸せになる
  • なるべく人気のあるメーカーのインカムを買おう
    音楽を聞くときはスマフォと連動する必要があり、スマフォのOSのバージョンアップで使えなくな事がある。その時の不具合対応はユーザーが多い製品ほど素早く対応される
  • インカムを一度使うと手放せなくなる
    意志疎通ができる楽さを一度経験するともどれません
  • 買うならハイエンドでなくても十分使える
    最新のインカムは多機能ですが高い。基本的な通話やスマフォ連動が出来れば十分便利です。
  • ビーコムはオフロードヘルメットにも問題なく取り付けられた
  • 「快適なインカム」か「最低限意志疎通できるインカム」かを考えよう
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